2014年4月まとめ

2014年4月の読書メーター
読んだ本の数:21冊
読んだページ数:2954ページ
ナイス数:122ナイス

私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い! (6) 初回限定特装版 ねんどろいどぷち付き (SEコミックスプレミアム)私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い! (6) 初回限定特装版 ねんどろいどぷち付き (SEコミックスプレミアム)感想
新たなぼっち小宮山の登場によりもこっちのクズさが際立って、ぼっちと言うよりはDQNの痛い人物像に仕上がって来たが、心情、心境にはまぁ、ほんとこんなもん(それを他人にぶつける事は私は無かったが…)。でも、お陰で知り得たことはこれもひとつの青春であったな。自分を捨てきれず、諦めきれず、どうにもならない状況をどうにかしようともがく。青い。実に青いぞ。が今考えるとそれも良かったり…しないか(笑)物語的にはかなり正念場になってきたが、もこっちにも、著者にも頑張って欲しいとこです。
読了日:4月1日 著者:谷川ニコ
もやしもん(13)限定版 (講談社キャラクターズA)もやしもん(13)限定版 (講談社キャラクターズA)
読了日:4月1日 著者:石川雅之
キルミーベイベー (6) (まんがタイムKRコミックス)キルミーベイベー (6) (まんがタイムKRコミックス)感想
キルミーベイベーを認めよ
読了日:4月3日 著者:カヅホ
僕らはみんな河合荘 5 (ヤングキングコミックス)僕らはみんな河合荘 5 (ヤングキングコミックス)感想
言わなくとも言わずもがない面白さ。青春あり、恋愛あり、笑い(下ネタ)ありと様々な個々の面を持ちながらもそれが全体を崩すことなく、上手く絡み合い、キャラ設定、キャラの役割りが活き活きとしていて楽しませる。宇佐と律との焦れたい距離感に浮かび上がる徐々に近づきをみせる先輩の可愛さの破壊力たるや。それを底押しする画力の美麗さ。本当にカラー絵が巧いです。それに輪をかけての周りのメンバーの愉快さが二人の仲に茶々を入れつつも、賑やかにしていて笑いながらも、恋愛ものとして愉しませて貰えました。
読了日:4月4日 著者:宮原るり
みどりの星 4 (ビッグコミックス)みどりの星 4 (ビッグコミックス)感想
いけ好かない感が漂うダメダメな主人公だった高市が、異世界の星で愛を見つけて守るべき存在の為に向かって省みない衝動に乗せ突き進み、終盤に掛けてビートを刻み上げてきたうねりとともに収束を目指して、ぐいぐいと引き込み迎える展開は見応えがある話であるものの落ちつくところに捻りがないので少し物足りなさが残った。でも、そこが残念ではあるがそれを期待するものでは無いかも知れない。堰き止められない昂ぶった感情の衝動や爆発を疾走感を持って駆け抜けていく爽やかな心地よさを描くのがやはり巧いな。あと、太眉の女性好きだな〜。
読了日:4月6日 著者:真造圭伍
るみちゃんの事象 5 (ビッグコミックス)るみちゃんの事象 5 (ビッグコミックス)感想
保健の先生が妄想するけん玉の下衆な下ネタに爆笑www常人には思い浮かばない酷さだこと。インパクトのあるキャラクターを主人公に置いている分、巻数を重ねる程弱まるのが目に見えるが、まだまだ笑えるものが幾つもあるのは嬉しい。今後は周りの支えが重要になってきてはいるな。その中で生活指導の先生との絡みは安定している。
読了日:4月6日 著者:原克玄
桜の樹の下には桜の樹の下には感想
桜の樹の下には屍体が埋まっている!」この一文で掴みはオッケーですね(*′ω`)b゛日本人の感性というのか国民性とも言えるのか。表層だけに囚われない奥行きを感じ取ろうする繊細さ、豊かさが時として狂気になってしまう危うさの怖さが在りますよね。新たな芽吹きとして咲き誇る桜に美しさ、移り変わる生命の力強さを愛でるはずが、底に潜む死を魅入る感受性。武士しかり、特攻隊しかり。生き方からよりは逃れない死から生きることへの在り方を考える死生観。死に様を生き様に転化させてしまう恐ろしさも心をに響いてしまう怖さもよりね。
読了日:4月7日 著者:梶井基次郎
幻想ギネコクラシー 1幻想ギネコクラシー 1感想
初めて沙村広明を読むのには優しい作品となっております(適当)エログロ、ナンセンスギャグ、おっぱい、ぶっ飛んだオチ、突拍子もない話が諸々と、おっぱいとおっぱいが多めになっております。奇想天外な発想から様々なジャンル(古典、SF、幻想、コメディetc)と縦横無尽に往来する短編は飽くなき短編集となって読者を楽しましてくれるのではないでしょうか。
読了日:4月8日 著者:沙村広明
檸檬檸檬感想
ふん、成る程。お陰でより一層「ザ・ワールド・イズ・マイン」のトシが実像を浮かび上がりやがった。抜かしよるわな。ここではないそこでもないどこでもない処に連れ立ってしまう鮮やかな存在。
読了日:4月8日 著者:梶井基次郎
もやしもん(13)<完> (イブニングKC)もやしもん(13)<完> (イブニングKC)
読了日:4月12日 著者:石川雅之
けんもほろろ 2 (バンブーコミックス)けんもほろろ 2 (バンブーコミックス)感想
一つのユニゾンから個々の差異を浮ばせ、掘り下げてみせる漫画ですかね。
読了日:4月13日 著者:ハトポポコ
うぶうぶふうふ (アクションコミックス(コミックハイ!))うぶうぶふうふ (アクションコミックス(コミックハイ!))感想
っ!!なかよしだと…通信兵!!通信兵!!これを打電せよ!!−・− −−− −・− −−− −・・・ ・−・ ・−・・ −− −−・−・ ・−−− −・・− −・−−− −・−・ −−−− ・・− −−・・ ・・・− ・・・− −−・ ・−・・ −・−−− −−−・− −・− −−− −・− −−− −・・・ ・−・ ・−・・ −− −−・−・ ・−−− −・・− −・−−− −・−・ ・−・・ ・−・−・ ・−−−・ ・・ ・−・−・ ・−・ −・−−・ −・・・ ・− −・・ ・・ ・・・−
読了日:4月13日 著者:かがみふみを
DVD付き 進撃の巨人 (13)限定版 (講談社キャラクターズA)DVD付き 進撃の巨人 (13)限定版 (講談社キャラクターズA)
読了日:4月14日 著者:諫山創
十八時の音楽浴十八時の音楽浴感想
古典科学小説だけども今でも面白く読めました。時代が幾千と経とうとも、何時何時になろうとも人がともない織り成う物語は人の心を掴んで止まない本質に訴えかける力がありますね。洗脳音楽によって国家の安寧秩序を努める独裁国家の栄枯盛衰が書かれる話は、一瞬の時をもってして過ぎ去るのだが、そこにあるのは人が築き上げ成り立った国があり、それが人の些細な感情によって崩落し、狂騒とともに終焉を迎える再生と破壊はお粗末な滑稽さと怖さがありました。
読了日:4月14日 著者:海野十三
『十八時の音楽浴』の作者の言葉『十八時の音楽浴』の作者の言葉感想
科学小説について自身の考えや作者の著書から編集者についての見解をあーだこーだと並べつられている文章だけなのだが、その時のSF小説の待遇やら境遇が窺い知れて為になる作者の叫びでした。
読了日:4月14日 著者:海野十三
巨悪学園(2) (シリウスコミックス)巨悪学園(2) (シリウスコミックス)感想
金と権力を持て余した巨悪どもの悪ふざけも2巻となりましたが…この漫画の何が凄いってまだまだ続くってことだろう。ネメシス編集部の漫画家に好き勝手やらせる度量の大きさ好きです。
読了日:4月17日 著者:長沢克泰うどん
恋につきもの (リュウコミックス)恋につきもの (リュウコミックス)感想
ジェンダーに限らずマイノリティが持ち得る苦悩、葛藤を際立ったものとはせず普遍的な感情として想起させ、感応させる。理解しうる苦悩、葛藤だったものが、ちくりちくりと胸を突き刺す息苦しさと切ない情景がまとわりつき、締めつける感じがやーねと思いながらも呼応していく不思議。こういう物語は相変わらずだが、今巻は人外もの、妖怪もの、エッセイものもあってあんまり見受けられない題材だったので新鮮で面白かった。河童がとってもキュート。というか「女の穴」読んでなかったのでいずれ読みたいと思う。
読了日:4月17日 著者:ふみふみこ
名探偵マーニー 7 (少年チャンピオン・コミックス)名探偵マーニー 7 (少年チャンピオン・コミックス)感想
あとがきに書かれるゆりかちゃんに対する作者の見解が一番面白かった。彼女はいったい何処に向かっているのだろう。
読了日:4月19日 著者:木々津克久
百姓貴族 (3) (ウィングス・コミックス)百姓貴族 (3) (ウィングス・コミックス)感想
試される大地北海道。荒川弘さんが凄いのか。荒川家が凄いのか。道民が凄いのかわけがわからないよ。土地も人もスケールがデカくて。でも、確実に言えるのは荒川弘さんは真理の扉を開けてしまったね。「寝なきゃいいじゃん!!」という多忙極まる中で余暇を産み出す為に辿り着いた答えがそれって…常人にはとても真似できないよ。彼女らは本当に人なのか?いや、まさか、それは無いと思うが…まさかな。もしかして人造人間じゃないのか。いや、それは流石に考え過ぎだな。おや、背後から気配を感じる…あ!第三子のご出産おめでとう御座います。
読了日:4月22日 著者:荒川弘
さようなら、オレンジ (単行本)さようなら、オレンジ (単行本)感想
異国の文化、言葉、境遇の壁を乗り越えた時に見晴らせる光景は大地を踏みしめて、直向きな意志を持ち自身の足で歩み続け、辿り着いたものにしか見れないものがあるのではないでしょうか。でも、何も特別なことはなく、生きていれば誰しもが不可解に、理不尽なことがあり、困難な壁にぶつかり辛苦を噛み締めている。「選択」と「決断」があり、自分自身の手によって未来は拓かれるが、周りの支えもまた貴重だ。人と人が触れ合う暖かさ、思いやりが存在するこの世界が美しく、心との「繋がり」がありふれてはいるがやはり尊く、愛おしく、大切だな。
読了日:4月25日 著者:岩城けい
ミュージアム(2) (ヤングマガジンコミックス)ミュージアム(2) (ヤングマガジンコミックス)感想
出て来るハンバーガーの肉の産地が何処のものかが気になって気が気でない2巻でした。意外と早めに畳み掛けられているようで次巻が最終巻らしいので緊張感が保たれたままなので良かったです。どういうラストを迎えるかも気になる。
読了日:4月25日 著者:巴亮介

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