2014年5月まとめ

2014年5月の読書メーター
読んだ本の数:35冊
読んだページ数:5869ページ
ナイス数:117ナイス

+チック姉さん(7) (ヤングガンガンコミックス)+チック姉さん(7) (ヤングガンガンコミックス)感想
股間吹き出しの位置を何で上に持ってこなかったのか?膨らましてなんぼやろ。その件に関しては誠に遺憾を感じずには居られない。って言うかヒソカパロネタじゃないの?それはさて置き、長期連載でキャラ性に慣れたからか序盤ほどの狂気さや勢いが感じられなくなって残念。ギャグマンガ家の絵柄向上はあんまり好きじゃないんだよな。絵だけでもある程度読めるし、技術の小手先で安定して読めるけど…「+チック姉さん」はそうなっては欲しくなかったな。でも、次巻も読みますけどね。あと、女性陣(一部を除く)が可愛くなってきたのはイイね!!
読了日:5月2日 著者:栗井茶
かばやし 3 (ビッグコミックス)かばやし 3 (ビッグコミックス)感想
ドラえもんに抹殺はされないと思うが忍者ハットリくんには暗殺されると思うよ。
読了日:5月3日 著者:原克玄
蟹に誘われて蟹に誘われて感想
芯がしっかりとした一貫性が保たれた作風は、慣れてしまうと飽きが来るのが早そうだがそんなことを心配する必要性はなさそうだ。前作よりは最後に着地するオチがユーモアに富んでいてピリッとしたスパイスが読みやすく、またそれが篦棒に可笑しく面白い。そして、この漫画もそうだが合間に掲載されている日記から窺われる作家性がまた。この方が普段見受けられているものや景色が見れないことが妙に悔しくて哀しくて羨ましいのだ。その穴埋めに何度もページを捲り、何度も読み返すだろうな。
読了日:5月3日 著者:panpanya
リューシカ・リューシカ(8) (ガンガンコミックスONLINE)リューシカ・リューシカ(8) (ガンガンコミックスONLINE)感想
読み終わった後、帯の「くうそうが、あふれそう」がくそがあふれそうに見えてしまったので糞先生に毒されているなと思いました。やだよ、そんなスカトロ漫画。話は骸骨のやつが良かった。
読了日:5月12日 著者:安倍吉俊
友川カズキ 歌詞集 1974-2010 ユメは日々元気に死んでゆく友川カズキ 歌詞集 1974-2010 ユメは日々元気に死んでゆく感想
友川カズキを最初に知ったのはナイナイのラジオで、その音源の歌には笑ってしまったのですが、動画サイトで視聴した「生きてるって言ってみろ」を笑いものにする為に物見遊山に見に行ったのが逆に功を奏したのか。視聴途中から胸を衝かれるなんて生易しいものではなく、こう、ぐわっと心の臓を握り潰される感覚で「うわーうわー」とざわめきを覚え、居ても立っても居られない想いを抱え、最終的には暫くは何も考えられない程に打ちのめされていました。あれ、本の感想関係なくね。まぁ、そんな感じです。
読了日:5月12日 著者:友川カズキ
ヤコとポコ(1) (少年チャンピオン・コミックス・エクストラ もっと!)ヤコとポコ(1) (少年チャンピオン・コミックス・エクストラ もっと!)感想
やらしさも汚れもない。また、めりこみも存在しない。「花のズボラ飯」でお馴染みの水沢悦子の新境地な作風ですが、慣れ親しんだ懐かしさがじわっと染み入る詰め込まれた素敵な話の数々は、正直取りに来ているなと感じたが如何せん読まれてないみたいだね。残念だよ。大分、ある面は薄く、ある面は濃ゆくしているが滲み出るうさ…いや、うさくんは関係無いか。関係ないですけどもっといろんな方に読まれて欲しいですね。この作品は入りやすいと思いますし、実際。
読了日:5月13日 著者:水沢悦子
おもいでだま 3 (BIG SPIRITS COMICS SPECIAL)おもいでだま 3 (BIG SPIRITS COMICS SPECIAL)感想
いろいろな示唆を促しながらも物語的にはミステリアスな展開でひきずられるままに次の最終巻に。なかなかドス黒い闇が蠢いていますな。怖い怖い。
読了日:5月14日 著者:荒井ママレ
おもいでだま 4 (BIG SPIRITS COMICS SPECIAL)おもいでだま 4 (BIG SPIRITS COMICS SPECIAL)感想
最近、3Dプリンターで銃の製造をしてニュースになっていたが、革新的な技術、道具は恩恵も齎すが一歩間違えると危うさが伴うという。この漫画も記憶を操れるという技術、道具をオムニバス形式で多様な眼差しから傾け進めながらも浮き彫りにされる人の醜さ、愚かさなどの暗澹たる暗部も描きながらも主人公の変化と共に着地した話は思索を受け渡され、堅実に纏められた印象で最後まで楽しく読むことができました。
読了日:5月14日 著者:荒井ママレ
おばぁタイムスおばぁタイムス感想
Amazon取り扱ってないのね。「沖縄タイムス」に掲載されている4コマ漫画なのだが、地方紙の特色が発揮されたテーゲーな空気から産み落とされたどこにオチるかもわからない、どう飛び出すのかも予想出来ない独特なシュールや不条理とも違った空間の味わい深さが癖になる。それを大きく起因するおばぁのパワフルで人生を謳歌する奔放な行動、言動やチャーミングな一面も窺わせる姿はまさに沖縄のおばぁそのものであり、時折織り交ぜられるローカルネタにもまたついつい口元が緩みます。というか出版されるの遅かったね。新聞紙掲載の漫画なのに
読了日:5月15日 著者:大城さとし
ちーちゃんはちょっと足りない (少年チャンピオン・コミックスエクストラもっと!)ちーちゃんはちょっと足りない (少年チャンピオン・コミックスエクストラもっと!)感想
うわーえげつなー尋常じゃないわ。始まりは仲良し3人組だったはずが、あることをキッカケに変わっていく関係の対比とアンバラスな不安定感の提示にその光景は誰しもが持ち得る既存感を呼び起こす風景はエグすぎ。誰も彼もが自身と他者との境遇を比べ、その差異に蔑み、嘲笑を浮かべ、喜びを感じ、そのひと時の安息に安心する。だが、その逆も存在し、私に無くてあの子にはあるという現実。巡る不平不満に、募る劣等感、取り残されてしまう不安と恐怖が侵食する焦り、羨望、嫉妬、疑念、憎悪が周りを塞ぎ、そして、
読了日:5月15日 著者:阿部共実
大好き 吉村さん! 完全版 (少年マガジンコミックス)大好き 吉村さん! 完全版 (少年マガジンコミックス)感想
たまにふら〜と行く本屋が在るんだが、その本屋はあんまり大きくないんですわ。でも、其処のコミック担当の品揃えの仕方がなかなかに自由に富んでいて、宮崎夏次系がヴィレバンにも置いてなかった時にも5冊入荷するという酔狂ぶりが楽しくてね。それから時折、顔を覗かせるになったんだが、小さくて貴重な売り場面積にこの漫画が平積みに置かれていた日にゃ、そりゃ、手に取りますよ。で、肝心な内容は簡単に言うと頭がおかしいと言う他無いね。担当もこの漫画も。
読了日:5月17日 著者:三代目吉村翼
卒業式まで死にません―女子高生南条あやの日記 (新潮文庫)卒業式まで死にません―女子高生南条あやの日記 (新潮文庫)感想
慶応大生自殺教唆事件の流れから存在を知る。文章の上手さに目が行くよりは、「南条あや」という存在そのものが怖ろしく感じ取ってしまった。肯定を受けるという行為そのものがこうも否定に繋がってしまうのか。それがあまりにも怖い。安堵感を呼び起こし、赦される。取り込まれてしまっては駄目だと思いながらも、受け入れてはいけないことだと知り得ながらも、それが、いとも容易く境界線を飛び越えてしまう魅力の危うさとそれが呼び水となる脆さが燦然と輝き続けさせる今も尚な実情がある種の戦慄を覚えてしまうのだが、
読了日:5月18日 著者:南条あや
わたくし率 イン 歯ー、または世界わたくし率 イン 歯ー、または世界
読了日:5月20日 著者:川上未映子
沈底魚沈底魚
読了日:5月20日 著者:曽根圭介
四人の兵士四人の兵士
読了日:5月20日 著者:ユベールマンガレリ
よつばとひめくり2012 ([カレンダー])よつばとひめくり2012 ([カレンダー])感想
めくるめくるかけめくる楽しみ
読了日:5月20日 著者:あずまきよひこ
よつばとひめくり2011 ([カレンダー])よつばとひめくり2011 ([カレンダー])
読了日:5月20日 著者:あずまきよひこ
よつばとひめくり2010 ([カレンダー])よつばとひめくり2010 ([カレンダー])
読了日:5月20日 著者:
ブラックギャラクシー6 (少年チャンピオン・コミックスエクストラ)ブラックギャラクシー6 (少年チャンピオン・コミックスエクストラ)感想
落差www躁鬱みたいな作品を扱うなwww読み始めのうちは、いつあのゾワゾワと心をざわめかせるやつをぶっこんでくるんだと内心ビクビクしていたけど、青春のドタバタコメディのままに終わっていった。でも、あの畳み掛けるようなまくし立てるハイテンションな様は笑いよりは怖さの方が上回っていた。そして、コメディ寄りに寄ろうとも登場人物の切り取り見せ方の、阿部共実ティストの消えなさはある種の形式美があるなぁ。素晴らしい才能。
読了日:5月20日 著者:阿部共実
ミュージアム(3)<完> (ヤングマガジンコミックス)ミュージアム(3)<完> (ヤングマガジンコミックス)感想
不足の蛇足。原因が著者のせいなのか編集部なのかは分からないが、3巻になって急ブレーキな印象。1巻では蛙男と事件に惹き込まれ、2巻では引きつけられるスリリングを漂わす展開に来てからの今巻は正直、2巻にまとめたほうが良かったのではないか?と思わずには居られなかった。でも、次回作も読んでから評価しても良いかもしれない力量はあると思うので次回作に期待!!!
読了日:5月21日 著者:巴亮介
ぷらせぼくらぶ (IKKI COMIX)ぷらせぼくらぶ (IKKI COMIX)感想
また素晴らしい痛い系青春ものに出会えた。こういう青春を扱った漫画は散漫と見られるが、既存の「あちら」と「こちら」の線引きから渦巻く暗部の情景を踏まえつつも、読了後の後味はじわじわと込み上げてくる温かさに、つい目頭が熱くなった。傷付け、傷付けられ、誰もそうはなりたくないし、ありたくもないけどそこはどうしても摩擦が起きてしまう。その摩擦や変化の戸惑い、焦燥感の解消がこの漫画ではほんと些細で、その些細さがほんとに心に染み渡る。そのさりげなさがそっと背中を押されたようで、あぁ、もう、ありがとう。それしかないです
読了日:5月21日 著者:奥田亜紀子
満ちても欠けても(2)<完> (KCデラックス)満ちても欠けても(2)<完> (KCデラックス)感想
ラジオは好きですか?と問われれば好きですと胸を張って言えます。この漫画のお陰でその想いはより一層と感じるようになりました。ラジオという媒体を漫画に落とし込めるのは難しかったと思いますが、その想いは届きました。ラジオというメディアは声だけという他のメディアからしたら不充分で不確かな面もある。でも、だからこそ、みなで支え、助け合う人達の意志と一生懸命な熱意がこの漫画には溢れていて、愛情ある造りがすっーと染み渡る気持ち良さのある良作でした。一つ心残りなのは、天羽と伊庭の今後の進展をもっと見ていたかったですな。
読了日:5月24日 著者:水谷フーカ
ストレッチ 1 (ビッグコミックススペシャル)ストレッチ 1 (ビッグコミックススペシャル)感想
検索して疑惑が確信に近づいたよ。有難う。謎は解けたよ。東山翔先生だったんだね。うさくん先生を検索すると水沢悦子が出て来る形式だね。とりあえず、モヤモヤが晴れました。内容は、意外にも実用的なストレッチを実生活の為に参考にしたり、アングルにニヤッとしたり、百合的な要素にもにゅもにゅしたりする漫画です。あと、振りまかれる2人が抱える問題にも要注目だ!!
読了日:5月25日 著者:アキリ
ハクメイとミコチ 2巻 (ビームコミックス)ハクメイとミコチ 2巻 (ビームコミックス)感想
読んで楽しむ漫画は数あれど観て楽しめる漫画となると途端に数が少なくなると思う。その上で観て楽しめて、読んでも楽しめるとなるとまたその数はかなり絞られるれると思うが、この漫画は両方の面白さが確立されており、その世界観には酔いしれる。小人の日常が描かれたファンタジーな世界なのだが、その息ずく営みは等身大となって迫るものがあり、それがほっこりとする癒しだったり、考えを及ぼす場面があったり、ある日見た忘れ去った風景だったりと多様な面が含みを持ってして心行く迄に愉しませてくれた。
読了日:5月25日 著者:樫木祐人
てるみな 1てるみな 1感想
電車文化に然程触れることなく生きてきたので鉄道の要素分は、残念ながら楽しむことは出来なかったので、この作品を十分堪能出来なかったということだが、降りた立った先、窓から窺いみる風景は幻想的で、たまに顔を覗かせる窺い知れない恐怖を呼び覚ます、狂気というか、猟奇的な禍々しい覗いてはいけないが、好奇心に打ち勝てず覗いてしまう風情は分かります。そして、それは十二分に堪能出来ました。
読了日:5月25日 著者:kashmir
ハートをうちぬいて!ハートをうちぬいて!感想
主催:川崎直孝 氏の普段見受けられるギャグテイスト調から繰り広げられる明るさは何処えやらの胸糞なレイブもの。エロ漫画特有の快楽からの悪堕ちは一切無く、咳を切らすかのような息遣いが感じられるその場の妙な生々しさがやらしくもエグくかったです。
読了日:5月26日 著者:TransientMelody
アナーキー・イン・ザ・JK (ヤングジャンプコミックス)アナーキー・イン・ザ・JK (ヤングジャンプコミックス)感想
ただの人間には興味ありませんって言ったら、すげぇー面子がぞろぞろと集まったような漫画。なんか、不意打ちから飛び出す瞬間的に湧き上がる笑いやら萌えポイントが堪らなく嵌る。そこにきますかーーという予期せぬ裏切りが気持ちの良い塩梅よ。あと、改めて見るとアオハルのラインナップのめちゃくちゃさと放り投げ感が凄いね。
読了日:5月26日 著者:位置原光Z
近所の子がショートパンツを履いて俺を誘惑してくるんだが (TENMAコミックス LO)近所の子がショートパンツを履いて俺を誘惑してくるんだが (TENMAコミックス LO)感想
サークル名Hot Pot この時、この瞬間を待っていたぜ!!あとは黒本君先生とかにゃぴぃ先生の作品を早く出してくれ。茜新社よ。
読了日:5月26日 著者:Noise
ネメシスの杖 (アフタヌーンKC)ネメシスの杖 (アフタヌーンKC)感想
読み終えた後、感じたことは手堅いながも巧いなと思いました。一冊に詰め込められた纏まりを感じさせるスートリーの流れ、登場人物の見せ方、テーマの織り交ぜ方が滑らかに、そして、切々と訴えかけるものがあり、満足のいく読後感を得られる漫画でした。隠蔽体質の組織と立ち向かおうとする主人公と内部の対立から、それに入り組み絡まる事件の裏に隠れる人の愚かさと脆さを明かしながらも、提示される人の感情に伴う齟齬から生まれる矛盾にハッとし、事件に蠢く人間模様は嫌に人間臭くて、それが魅力的であり、魅了されるヒューマンドラマでした。
読了日:5月27日 著者:朱戸アオ
あれがいいこれがいい (Feelコミックス)あれがいいこれがいい (Feelコミックス)感想
スイの話が特段に良い。
読了日:5月27日 著者:いがわうみこ
黒─kuro─ 1 (ヤングジャンプコミックス)黒─kuro─ 1 (ヤングジャンプコミックス)感想
想像を掻き立てる独特の雰囲気を醸し出された空間が次巻への期待を膨らませる。そこは非日常と日常が明確に区切られ、共存する世界はおどろおどろしい恐怖とともに小出しに明かされる主人公が今の境遇に至った身辺、状況、まだ明かされない主人公に巻き起こった匂わせる過去の事故、飼い猫のクロが見せる不可思議な生態と本来ある猫らしい生態など随所にメリハリが効いているのとその混ぜ込み方が読ませるなぁと思うた。カラーも良いけど、モノクロも味のある発色。
読了日:5月29日 著者:ソウマトウ
花喰幻燈機花喰幻燈機感想
久しぶりに再読。最新作を読んどらんから読みたくなってきた。
読了日:5月31日 著者:三浦靖冬
夢から覚めたあの子とはきっと上手く喋れない (モーニングKC)夢から覚めたあの子とはきっと上手く喋れない (モーニングKC)感想
2600冊登録本。過酷なこの世の中で私たちは擦り減らし、軋ませ、聞きたくないものも目を背けたいものも耐えながらも見なくてはならない。寂寥感、嫌悪感、厭世、煩わしさ、淋しさ、息苦しさも綯い交ぜに君が抱えている諸事情をささやかに、リリカルに、時にはユーモラスにして、色鮮やかに、過剰でもなく、かと言って大袈裟でもなく、一筋の希望がか細くもあるが力強く差し込むその優しさが、切り拓かれるその情景が、それでも世界は美しいものなんだねと気付かせ、立ち直らせるこの去来する思いが訪れるこのひと時の幸せが心嬉しい。
読了日:5月31日 著者:宮崎夏次系
アイの物語アイの物語
読了日:5月31日 著者:山本弘
黒いラブレター 1 (ジャンプコミックス)黒いラブレター 1 (ジャンプコミックス)感想
久しぶりに読んだが面白いな。ハイテンションで繰り出されるツッコミと変態とまた変態とおっさんが弾けておる。もう、漫画家辞めたと思ったら地方で活躍しているのね。
読了日:5月31日 著者:東谷文仁

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