2016年7月まとめ

2016年7月の読書メーター
読んだ本の数:38冊
読んだページ数:4510ページ
ナイス数:221ナイス

キルミーベイベー (8) (まんがタイムKRコミックス)キルミーベイベー (8) (まんがタイムKRコミックス)感想
Smoke Weed Babyを爆音で聞きながら。あれ、アニメ再配信されたみたいですね。キルミーベイベーは何度でも甦るんだ。そして、殴られても蹴られても折られてもボコられても突き落とされても絞められても何度でも蘇ってはソーニャを煽り続けるやすなはサイコ野郎であり、そんなやすなあって、ソーニャが居て、そんな2人のコンビプレーが巻数進むにつれ、より完成されていくお約束は素晴らしい。完璧なバディだな。
読了日:7月2日 著者:カヅホ
総集編フルセット総集編フルセット
読了日:7月2日 著者:JohnHathway
私の少年(1) (アクションコミックス(月刊アクション))私の少年(1) (アクションコミックス(月刊アクション))感想
聡子の抱える孤独や渇いた心が真修との交流を通すことで徐々に潤い融けていく触れ合いが微笑ましいと同時に2人が内包する年齢差、立場、環境、現実の隔絶された溝が阻む息苦しさにやきもきしながらも目が離せなかった。作者がどう物語を結ぼうともかけがえのないものへと築かれていく2人の関係性が絵柄と相まって美しいものに思えた。利害関係だろうがオネショタだろうと。女性読者層は真修が見せる純粋無垢な子どもっぽさと男らしさに萌えるのだろうか。あとどうでも良いのだが、最近の子の名らしいので結構なのだが、何故かマシュー南がちらつく
読了日:7月3日 著者:高野ひと深
彼とカレット。4<彼とカレット。>彼とカレット。4<彼とカレット。>感想
私にとって「彼とカレット」は昼休みや休憩の合間に読める数ある中で気軽に読める漫画であって、そうであり続けた。途中で著者が多くの連載作品を抱えるにつれて更新ペースはガタッと落ちたが、それでも更新は待ち遠しいものであった。更新が終わり、何処か抜けたような日々を過ごしていたが、今、先程通しで読んでみて、改めて、あぁ終わったのだなと明確に自覚し、それともに去っていた。いやはや、長い間にかけて本当に有り難う御いました。お疲れ様でした。イケダの変態は死んでも治らないし不滅であった。
読了日:7月3日 著者:tugeneko
The Indifference EngineThe Indifference Engine感想
創作上の良さを味あう醍醐味もあるが、読書をすることへの歓喜が彩られている。読書をすることはある種その人との対峙であり、その差、異、なるもの。他者の思考を一度自分の中に落とし込め、根を下ろさせる行為としての喜び。膨らむ想像の余地に拡がるその先への誘い、思い馳せられるその先へと巡り、辿る想像を掻き立てる興奮であったり、好奇心擽る未知との遭遇であったり。著者が遺したもの、そして、喪われてしまい、もう得ることが出来ない事実が残酷に横たわり、その先を見ることが出来ない事実が喚起される嘆き、希求よ。実に惜しい、残念だ
読了日:7月4日 著者:伊藤計劃
ダ・ヴィンチ 2016年5月号ダ・ヴィンチ 2016年5月号感想
一介の乙一フリークから補足させてもらうと載せないのは余りにも勿体無いという意味で作品解説をチョイスすると「ライトノベルを書く!」には密着メイキングとして書き下ろしの小説であるUTOPIAがあり、プロットから作品へ仕上がっていく姿が見れるので創作について興味もあるなら押さえておくのも手である。あと、若干被るが、クイック・ジャパンvol.54で冲方丁と対談で好きなラノベについてより語っている。Uーcafeオツイチ特集号はその他の影響を受けた作品について載っているので今との変遷を比べるのも乙であろう。
読了日:7月4日 著者:
さびしすぎてレズ風俗に行きましたレポさびしすぎてレズ風俗に行きましたレポ感想
タイトルはあれだが、描かれることはアダルトチルドレン(他の精神疾患も含む)を抱えた著者の葛藤や苦悩を赤裸々に綴ったものであり、レズ風俗を通して得た経験とそれによって自分を見つめ直すことで歩み出す姿は、人の心を写す人間性が色濃くと残り、それが真に迫ってくる。親との関係性の影響で語られる、p56「自分で自分を大切にしたい 自分の気持ちをわかるようになりたい…!!」の独白、p77「私が私の為に考え行動できるようになるという事は自分の行動を決める権利を勝ち取り続けるということなのか」から受ける葛藤は、
読了日:7月5日 著者:永田カビ
純潔の終わる日々… (WANI MAGAZINE COMICS SPECIAL)純潔の終わる日々… (WANI MAGAZINE COMICS SPECIAL)感想
汗や唾液、愛液でぐちょぐちょに混ざり合って目合ひあう男女の身体から発せらる蒸せ返る濃密な絡みを描ける裁量と相重なりあって、さりげなくでもあり、あからさまに台詞で時間経過が読み取れる演出や背景で臭わす日常の風景というか日常感から溢れる情事の一時が生み出す匂い立つ空間がエロいというかくそエロい。登場人物らの何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も幾度となく行われたであろう交わりの篭った熱気にあてられ、下卑た想像の脹らみとも果てた。ぬっぷしエロい。ヒロインが気持ちよさそうで良かった。純潔なんて存在しなかった。
読了日:7月7日 著者:駄菓子
だがしかし 5 (少年サンデーコミックス)だがしかし 5 (少年サンデーコミックス)感想
間が空いてから読んだからかアニメ化の影響下なのかはわからないが、終始読んでいてテンション高ッって思いながらだった。駄菓子から溢れた玩具の話もそうだが、ばあちゃんちで出される微妙なお菓子が印象に残る。駄菓子に馳せるワクワクとした昂揚感とは逆の方向性のうーんこのと落胆させられるチョイスは子どもとはまた違った形で菓子文化が形成されていたな。私の場合のばあちゃんちで出される飴はカンロ飴より黒糖飴で出されるせんべいって雪の宿一強でしたね。たぶん今食しても微妙だろう。あと「お前の父ちゃんユーチューバー」は最悪な悪口な
読了日:7月7日 著者:コトヤマ
マコちゃんのリップクリーム(11)<完> (シリウスKC)マコちゃんのリップクリーム(11)<完> (シリウスKC)感想
打ち切り女王の奇蹟、打ち切られずに完結。「この漫画は打ち切り漫画ですが、描いてる最中は打ち切られないようにと思って描いていたので、打ち切られる漫画のように面白くなくはないと思われます。」という屈指の言葉を残し、打ち切られ続けてもそれでも漫画家を辞めず、漫画を描き続けた尾玉なみえ。これ迄は打ち切りの仕打ちに対して、打ち切りを晴らすべく好きなように描き殴り、散り去る、どデカイ打ち上げ花火をぶち上げては消えたが、今回は侘び寂びの趣を感じされる線香花火のような散り際だった。やっと心から言える、本当にお疲れ様でした
読了日:7月7日 著者:尾玉なみえ
はじめての認知療法 (講談社現代新書)はじめての認知療法 (講談社現代新書)感想
療法とあるが、訓練という肌触り。自動思考、スキーマとなる=その人がもつ思考の偏り、ものの考え方や受け取り方のズレてしまった「こころのくせ、こころの法則」となる物差し、現実を悪く、嫌だと捉えられた悲観的にも悲劇的に歪められた真実、思い込み・決め込みで出来た狭められてしまったそのものの世界。これら捉えられた内的にある価値観や判断基準を修正し、問題となる物事を主観だけではなく、客観的に捉えて問題となっているものをバラして、現実に擦り合わせて問題の解消と繋げるのが認知療法の役割であり、現実と向き合わせる方法である
読了日:7月9日 著者:大野裕
うわようじょつよい みんなのコミック ちょびっとうわようじょつよい みんなのコミック ちょびっと感想
3話まで。OTAと呼ばれる異生物を女子小学生が仕留めるスプラッタアクション漫画と思っていたらマグロを食すことを推奨する漫画だった。頭のおかしいというか脳が溶けるような意味の分からない一線を画す独特な世界観は相変わらず健在で好かった。OTAのクリーチャー造形の対比で描かれるデフォの効いたJSが繰り出すモズグスなちゃおを使ったギミックの効いたつかみはインパクト大。「宇宙の…真理?」「イエスロリータ ノータッチ」「イエスロリータ ノータッチは………宇宙の真理」「全世界・全宇宙共通ユニバーサル真理だ」
読了日:7月11日 著者:派手な看護婦
トクサツガガガ 7 (ビッグコミックス)トクサツガガガ 7 (ビッグコミックス)感想
好きという狭間に揺れ動く迷える子羊たちの好きに内包される試練の洗礼を受けながらもそれでも突き進む茨の道で見出す好きなものを好きだと言える熱意や想いの心胸に宿る慕情はかくうつくしきことよ。週間のペースである程度物語は積み重ねられてきたけど、それでも一定のラインの質を損なわずにちゃんとオタクに纏わる悲喜交々や理想や現実に対して描いていることに惚れ惚れするというよりは感心してしまう。作者がここまで出来る方とはお見それしました。巻数を重ねて仲村さんより吉田さんの方がめんどくさい人に成長しているのが個人的にツボ。
読了日:7月12日 著者:丹羽庭
兎が二匹 1 (BUNCH COMICS)兎が二匹 1 (BUNCH COMICS)感想
読メで知る。他の作品から引き合いに出すのも何であるが、「夕凪の街 桜の国」の「しあわせだと思うたび 美しいと思うたび 愛おしかった都市のすべてを 人のすべてを思い出し すべて失った日に引きずり戻される おまえの住む世界はここではないと誰かの声がする」の平野皆美の独白がすずの姿と重なる。不老不死な体に取り残される心疚しい軋みが蝕む追憶とちらちらと揺らめくヒロシマの影。もう結末は1話で提示されているので、これからどう綴じるのだろうか?かなり技量のいる構成であり、新人ではあるがかなり野心的である。
読了日:7月12日 著者:山うた
兎が二匹 2 (BUNCH COMICS)兎が二匹 2 (BUNCH COMICS)感想
先立たれる悲しみと取り残される疚しさ、それに付き纏う孤独は不老不死のテーマとして1話で完結しているが、そこから続くすずのバックグランドが明るみに出すことでより克明により明確に浮き彫りとなる孤独と影を落とす分かち合えないすれ違い合うことになる想いが痛々しくも悲しくなった。最終話の一縷の望みに縋り、寄り添うことになる呈示は希望とも絶望ともいえる続き続けるであろう果てのない道は非情で残酷ではあるが、終わりあとなき後に知り得た喜びや温かさが淋しさをもってして、そして、彼女の指輪から強い意志を感じさせる見事な着地だ
読了日:7月13日 著者:山うた
夏の前日 1 (アフタヌーンKC)夏の前日 1 (アフタヌーンKC)感想
電子無料版。恋風を読みたかったのだが如何にもこうにも見つからないので様子見という事で手に取る。「気が強い年上の女にやさしく叱られたい」という願望を抱く青木に思わず、叱られたいんんだけど優しくなんだよねーってなる。そして、年上の女性として登場する晶がエロいというよりは艶めかしい。この作品は前日譚とwikiで読んだが、将来的に晶にずぶずぶに溺れたヒモになりきった爛れた生活を送る青木の姿しか浮かばない。金の無心をする青木、うるへーと言いながらよそへ家出する青木、それでも私が居ないとあの人はダメになると泣く晶。
読了日:7月13日 著者:吉田基已
Gのサムライ (torch comics)Gのサムライ (torch comics)感想
童貞漫画という皮を被った獣姦、ホモネタ満載のイカイカしいお下劣な下ネタ満載のイカした漫画だった。男は剥くのを止めた時に、そして、童貞卒業をあきらめた時に年老いていくのだと思いました。この道をイケばどうなるものか 危ぶむなかれ 危ぶめば道はなし 踏み出せばその一足が道となり その一足が道となる 迷わずイクよ イケばわかるさ イクぞ〜!!!!!1、2、3、パフォワッ!!!!!前向きに熱り立つ力を与える謎のパワーは心のバイアグラみたいな漫画でした。ありがとうごいました、ウッス。
読了日:7月13日 著者:田中圭一
死んで生き返りましたれぽ死んで生き返りましたれぽ感想
擁護するわけではないが、作者に対して温かく投げ掛けらた言葉の数々もあれば、蔑め、貶められる言葉の数々もある。この素晴らしき世界。この世は無常。 暴力の かくうつくしき 世に住みて ひねもうすうたふ わが子守うた
読了日:7月14日 著者:村上竹尾
よい子のための尾玉なみえ童話集(1)人魚姫 (シリウスKC)よい子のための尾玉なみえ童話集(1)人魚姫 (シリウスKC)感想
なみえにはあるまじきの座りの良さを見せる良い話で纏めるもむずむず感を残していくあたりは流石ですわ。ダメ人間やはみ出し者を救うのは愛じゃなくてやはり情なのかも知れないと思う。なんって☆
読了日:7月14日 著者:尾玉なみえ
彼女はろくろ首(1)彼女はろくろ首(1)感想
電子無料版。面白いか面白くないか以前に物語の方向性、ろくろ首が存在するという付属する世界観、独特なテンポがいまいち掴めない。中高生の青春や恋愛模様を描いていきたいのか妖怪を扱った亜人ものを描きたいのか、一体全体どの部分を楽しめば良いのか良く分からないまま読み終えてしまった。これ、ろくろ首設定いるのか?本作より巻末のやっつけな四コマの方で笑ってしまった。汁椀って、汁椀ってなんだよwwwwwww
読了日:7月15日 著者:二駅ずい
発達障害の子どもたち (講談社現代新書)発達障害の子どもたち (講談社現代新書)感想
発達障害が取り巻く見識の誤解を紐解きながら発達障害とはどういったものなのかを教えてくれる良書。発達障害を単一な障害と思っていたが、PDD、自閉症アスペルガーADHD、LDや発達障害による周りとの間に生じる齟齬、虐めによる他者とのコミニュケーション不全、挫折体験などや親子関係の虐待によって起こりうる愛着形成の不備、情緒的な拗れ、追害体験などの問題に発生する悪循環に陥る内情や知的障害を含むか含まないかと多岐にわたり、個人によってまちまちな形態を模様す為に個人間レベルの対応が必要であると分かった。
読了日:7月16日 著者:杉山登志郎
バーナード嬢曰く。 (REXコミックス)バーナード嬢曰く。 (REXコミックス)
読了日:7月17日 著者:施川ユウキ
midnight animationmidnight animation感想
漫画を読んで思い出してはたっと開いた本。「任意の点P」を読んでそのギミックにふーしーぎーとなって心を奪われ、時間を忘れるまでにボロボロになるまで読み込んで嵌っていたけど、この作品はそこまで奪われるものはなかった。テレビにDVDをセットし、暗闇の中で赤緑に点滅する明光に翳すことで本の絵柄が動き出すのだが、長時間は流石にキツいという事でより読むことへのハードルを上げる代物であった。
読了日:7月17日 著者:佐藤雅彦,ユーフラテス
バーナード嬢曰く。: 2 (REXコミックス)バーナード嬢曰く。: 2 (REXコミックス)
読了日:7月18日 著者:施川ユウキ
いろつき (SPコミックス クリベロンコミックス)いろつき (SPコミックス クリベロンコミックス)感想
値段はお高いがフルカラーで高品質の紙を使用しておる。お話自体が短く、また特殊なシチュエーションも多いが為にエロ漫画として見るのではなく、溌剌としたHシーンも含まれるエロラブコメやエロギャグ的な漫画のインパクトでした。作者の中で男性器に光の表現でキューピィィンって感じで白丸に十字をあてるのが流行っていたのだろうかと思うぐらい多かったけど、何だろうこの表現。あと、もうちょいおっぱい眼鏡を出して欲しかったです。
読了日:7月18日 著者:ZERRY藤尾
喧嘩稼業(1)喧嘩稼業(1)感想
電子無料版。作者は冨樫先生を親愛して止まないので様子見ということで石橋VS十兵衛の試合終了までを読了したはいいが、これがくっっっっっそ面白いので正直困る。完結して読んだ方が心情的にも悶々としなくてもいいとも思うが、読み始めたら止むに止まれずな没入感がありありとある。格闘漫画としての仕立てられる滾らせ、試合に引きづり込ませる殺伐としていながらも熱狂の渦にトリップさせられる魅了は最早文句無し。然し、作者の怠け癖がなぁ……。其処だけが悔やまれる。あと、前作と比べるとかなり絵柄が変わって違和感を感じる。
読了日:7月22日 著者:木多康昭
一九八四年 (ハヤカワepi文庫)一九八四年 (ハヤカワepi文庫)感想
憎悪より愛をこめて。全体主義体制を敷く監視管理社会の恐ろしさを書くディストピア小説。 第1章は監視管理社会でのパラノイア(偏執病)を蝕む人や社会が包み込む息苦しさを 第2章では構築する社会システム、思想の教授、そして、愛し合う2人の一時を交えつつ 第3章はオブライエンによる拷問、尋問にかけられ、徹底に破壊される主人公の思考矯正を冷徹に書き綴る。 舞台となる社会、概念を多彩に彩るガジェットの中で特筆べきものは、二重思考であり、ニュースピークと歴史の改竄による不都合な真実を葬り去ることであると感じた。
読了日:7月22日 著者:ジョージ・オーウェル,高橋和久
大人の科学マガジン エレクトリック・スチールドラム (Gakken Mook)大人の科学マガジン エレクトリック・スチールドラム (Gakken Mook)感想
スティールパンの奏で出す音色、メロディを聞いてからというもの夏になると必ずといっていい程掛ける。その成り立ちもドラマティックで興味深く、本当のところは「祝祭と暴力―スティールパンカーニヴァルの文化政治」が欲しかったのだが、なかなか手に入らないので此方で補おうとしたら、スティールパンを知るには情報量として少ないと感じた。付録付き雑誌なので付録と楽しみながらには丁度いい塩梅なのだろう。あと、ガムランの写真があったのは良かった。欲を言えばチャラパルタも見たかったなぁ。
読了日:7月24日 著者:
だから神様、ボクにしか見えないちいさな恋人をください。 (GOT COMICS)だから神様、ボクにしか見えないちいさな恋人をください。 (GOT COMICS)感想
ミレニアム。執念と業。怨念とも違う執念をここまで絵から滲み出させる作家性もないのではでしょうか。これもまた一つの才覚だと思う。描く、描く……描き綴ってやるという意志がそうさせるのかぶっ飛んだ設定、世界観の構築だが、その中に自ずと吞み込ませられる鬼気迫る勢いと細かく描き込まれた絵にしても埋め尽くされた文字にしても尋常じゃない気迫が魂を削ってでも一滴残らず絞り抜かさせてやる粉骨砕身の拘りな出来でずば抜け続けられる逸品となるだろうという予感ではなく確信である。寡作な漫画家になると思うが、死ぬ限りまで追い続けたい
読了日:7月25日 著者:御免なさい
みつどもえ 17 (少年チャンピオン・コミックス)みつどもえ 17 (少年チャンピオン・コミックス)感想
300話突破、10周年と長期連載に至って円熟の雰囲気漂う馴染んだ安心感がある。キャラ達のキャラ性は確立されているので、キャラ同士の掛け合いやキャラ性に寄与した定番ネタが笑いを誘う。その中でも今巻は三十路が大活躍だった。面白かったし可愛かったです。あと、人気投票企画で3票しか獲得出来なかったみつばが一位を取っていて笑う。投稿者の一言で枕にしたいってあったが、もちろんうつ伏せで寝るんだよなぁ?
読了日:7月25日 著者:桜井のりお
第七女子会彷徨 9 (リュウコミックス)第七女子会彷徨 9 (リュウコミックス)感想
突如として起きる現実が崩壊する感覚や現実の浮遊感がある七女で将来の漠然とした不安や進路について思い悩む姿に違和感を感じるのに可笑しみと怖さを感じる摩訶不思議な感覚。高木さんは金やんから卒業出来るのか?そして、彼女達に待ち受ける未来の姿はどのようなものなのか?次で完結みたいなので77話で手打ちかな?
読了日:7月25日 著者:つばな
自分がツインテールのかわいい女の子だと思い込んで、今日の出来事を4コマにする。: 3自分がツインテールのかわいい女の子だと思い込んで、今日の出来事を4コマにする。: 3感想
アメリカ旅行を収録したアメリカ編もあるが、ルツインテの日常は変わらずのビールを飲んだりジョギングしたりのやたらトイレでのシーンがあったりと脚色なくおっさんの自然体の姿、日常が描かれている。ただ姿形がツインテールの女の子の姿であることを除けばではあるが。ゲップかと思ったらゲロだったって4コマあるけどおっさんあるあるなのかね。私もたまにあるわ。\逆流性食堂炎/ 単行本は他の海外旅行エピソードの描き下ろしもあるのでお得ですよ。あと、まだ少ないが、電子版も表紙の下にあるおまけ漫画を収録するような漫画が増えて嬉しい
読了日:7月27日 著者:ルーツ
セトウツミ 6 (少年チャンピオン・コミックス)セトウツミ 6 (少年チャンピオン・コミックス)感想
絵しりとりの比類なき完成度の高さにスタンディングオベーション
読了日:7月27日 著者:此元和津也
つうがくろ : 1 (アクションコミックス)つうがくろ : 1 (アクションコミックス)感想
バカかと、もうほんとバカかと、一生やってろと言いたくなる程の甘々なニヤニヤしてしまう甘酸っぱい漫画。もうね、2人とも可愛いって反則であり凶器であり、一つ一つの挙動が可愛ってもんじゃないよ。冗談じゃないよ。2人してあわあわと赤面を浮かべ、もうもうと湯気を立て意識しあう初々しくていじらしい通学路はなんんなんすか、もう殺せよ、いっそ潔く殺してくれよっと。この焦れったさはもうね、もうもうもうぐふぅぬぅ最高かよ。もう本当に有難うございました。佐東の笑顔が齧歯類系の女の子ででわたのれの雪風思い出す。
読了日:7月30日 著者:かがみふみを
ハイスコアガール(6) (ビッグガンガンコミックススーパー)ハイスコアガール(6) (ビッグガンガンコミックススーパー)感想
感想はない。私から言えるのはただただお帰りなさいという言葉とよくぞまた筆をとって頂けたことへに対しての作者への感謝があるのみである。
読了日:7月31日 著者:押切蓮介
喧嘩稼業(6) (ヤンマガKCスペシャル)喧嘩稼業(6) (ヤンマガKCスペシャル)感想
最強の格闘技は何か?もあるが、強さは何に起因するのか、そして、真の強さは何なのかという醍醐味がふんだんに詰まっている。したたかなる強さや生き抜くため、出し抜くための術である強さであったり、成し遂げるためのしぶとき食らい尽くす諦めない強さ、学ぶ強さもある。強さ一つとっても多種多様の強さがあり、物語としての面白さがある。生い立ち、境遇から絡む力の源、バックボーン。そこから成り立つ濃密な人間ドラマとそれが絡み合い、ぶつかり合う試合。梶原vs工藤、結果は予測できたが、試合運び、展開は息もつかせない熱い試合だった。
読了日:7月31日 著者:木多康昭
喧嘩稼業(7) (ヤンマガKCスペシャル)喧嘩稼業(7) (ヤンマガKCスペシャル)感想
陰陽トーナメントにおいて十兵衛は最弱。だが、勝つためには何でもする貪欲な強かさは最強とも言えるが、その卑劣なやり口は主人公なのにほんとえげつない。然し、自身の弱さを自ら自覚し、故に講じられるリング内外に張り巡らされる策略、知略、トラップ、思考誘導による心理的揺さぶり、策に次ぐ策、幾重にも用意された罠で場を支配する十兵衛に対して揺るがない佐川徳夫の強さが怖い。佐川徳夫もそうだが、十兵衛の卑怯な手を只の弱さと捉えず、弱さを受け入れた強さとして評価する三種三様の評価が面白い。最新刊まで読んでしまったがどうしょう
読了日:7月31日 著者:木多康昭
休日ジャンクション: 真造圭伍短編集 (ビッグコミックス)休日ジャンクション: 真造圭伍短編集 (ビッグコミックス)感想
良くも悪くもサブカルクソ漫画家な印象になった。最後の「家猫ぶんちゃんの一年」はネコ漫画としてとてもよかった。
読了日:7月31日 著者:真造圭伍

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