2016年6月まとめ

2016年6月の読書メーター
読んだ本の数:55冊
読んだページ数:3443ページ
ナイス数:304ナイス

+チック姉さん(9) (ヤングガンガンコミックス)+チック姉さん(9) (ヤングガンガンコミックス)感想
前巻は国木で今巻は新キャラの投入や佐々木の話でどんどんと模型部というか今は書道部だけどその面々の出番が減ってきている。新キャラが面白ければいいのだがそこまでは無いし、佐々木は笑いというよりもはやホラーに近い。ギャグ漫画は才能の擦り減りが激しいが作者には踏み留まって欲しいが、スパッと終わらせる覚悟も必要ではないだろうか。正念場ではある。
読了日:6月2日 著者:栗井茶
アオイココロが地球を割る(削る)(1) (ビッグガンガンコミックス)アオイココロが地球を割る(削る)(1) (ビッグガンガンコミックス)
読了日:6月2日 著者:栗井茶
自分がツインテールのかわいい女の子だと思い込んで、今日の出来事を4コマにする。: 1自分がツインテールのかわいい女の子だと思い込んで、今日の出来事を4コマにする。: 1感想
女の子って何でできてるやろうか、思い込み、ちょっとしたスパイス、すてきなものをいっぱい。全部混ぜると、ツインテールの女の子が出来るやんけ!という着想の女体化ともずれた漫画。なぜ、おじさんのどうでもいい日常ないし4コマどころか3コマ漫画を買ってしまうのか。謎の中毒性があるからしゃーない、電子版に切り替えていく。然し、面白いわけでもなく起伏があるわけでもないのに読めてしまうのか。ついつい読めてしまう敷居の低さがいい。かわいいは正義
読了日:6月2日 著者:ルーツ
自分がツインテールのかわいい女の子だと思い込んで、今日の出来事を4コマにする。: 2自分がツインテールのかわいい女の子だと思い込んで、今日の出来事を4コマにする。: 2感想
見た目はかわいいツインテールの女の子なのにしっかりと中身はおじさんと認知させる造り込んだ異空間が癖になるといえば癖になる。寒いギャグや独り言を呟いたり、酒の呑み過ぎで健康を気にしたり、金玉掻いたりなどと親近感を覚えつつも見た目がツインテの女の子なので不思議な感覚を味わいながらも読んでいられる。2巻も本当にたわいのない日常ではあるが、オチの「おわり」のバリエーションが増えたので新たな楽しみが増えた。あと、トイレで大する話の多いことよww
読了日:6月3日 著者:ルーツ
ガールズ&パンツァー リボンの武者 1<ガールズ&パンツァー リボンの武者> (コミックフラッパー)ガールズ&パンツァー リボンの武者 1<ガールズ&パンツァー リボンの武者> (コミックフラッパー)感想
戦場において逃げ出さない奴はよく訓練された兵士だ!笑い出す奴はイカれた兵士だ‼ホント戦車は最高だぜぇぇぇぇ!ヒヤッホォォォウ!!感想を続けてよろしゅうございますか?重量制限を設けているから戦車戦というより騎馬戦に近いかも知れない。どうしてもアニメでの想起してしまうから機動力を活かした動きや重戦車では現わせる音響の迫力をアニメだとどう補って軽戦車のぶつかり合う音や砲撃音を表現するのかとついつい想像してしまう。内容は基本終始あら^〜主従百合タマリマセンワー御御足美味しゅうございました。
読了日:6月5日 著者:野上武志,鈴木貴昭
夏風〔上〕夏風〔上〕感想
前にげんしけんの本も存在するが、私にとっては此方の方が原点に近しい同人誌かな。関西オレンジなので純愛路線ではなくダークで陵辱な重めなジャンル寄り。穢れてしまった自身の身を洗い流すが如く売春を重ね、インモラルな泥濘に沈みゆく風香を主軸に手を引く首謀者や周りの人達との関係性が幾重に重なって進み出す物語の層が出来上がっていく厚さは読み応えもありながらも原作の画風に忠実に則した画面の威力が相乗効果を発揮している。
読了日:6月5日 著者:関西オレンジ
僕らはみんな河合荘  8巻 (ヤングキングコミックス)僕らはみんな河合荘 8巻 (ヤングキングコミックス)感想
無自覚と自覚の差は大きい。宇佐の事を意識していたがそれがどういった感情のものなのか、どうして意識が向いてしまうかと無自覚であった律ちゃんが自覚した時、律ちゃんの可愛さは勿論の事、今後の展開へ期待は鰻登りに上がる。この恋路、あとは宇佐がヘタれることなく周りの妨害を跳ね除けて突き進む気概あるのみ。然し、自覚していないのに他に対して嫉妬心丸出しなのにこれで自覚したら律ちゃんの可愛さはどうなることやら、其処も楽しみ。それとギャグや個性的なキャラを安定して供給出来る手腕は流石である。今巻も大いに笑わさせて頂きました
読了日:6月6日 著者:宮原るり
ひにひに つらら(プチキス)ひにひに つらら(プチキス)感想
「人に頼るより全部自分でやったほうがずっと楽だもの」家庭を放り投げ出ていった父親の帰りを待ち続ける母親とそれを疎ましくも思い職場の軋轢に苛立ちを抱える娘。其処にお人好しの男性が現れるくるのだが、其処には激情が駆け巡ることはなく、ただただ静かにほんとうに静かに流れ、らしさ、存在意義、触れ合っていく温かみがじんわりと染み渡っていく。短いお話ながら効きますなぁ〜こいつは。
読了日:6月7日 著者:池辺葵
λ-Cityλ-City感想
クリアファイル、アドベンチャーノベル、土地空間権利書同封。魚眼レンズを通して見たような先にある微細に描き込まれた込み入った街並みの景観が癖になる絵師。実物を手に取り読んでみたかった背景絵師の一人なので念願叶って良かった。あとは六七質、帝国少年だが手厳しいかなぁ。
読了日:6月7日 著者:JH科学
やがて君になる (2) (電撃コミックスNEXT)やがて君になる (2) (電撃コミックスNEXT)感想
二人の好意が対角線上に存在するのではなく好意の平行線上であるが故に成り立つ恋。好意は平行線を進みながらそれを許さない心情の揺らぎが複雑に絡み合い、そして、二人を雁字搦めに絡め取ってゆく。決してその想いが交わらないからこそ保たれ、届かないからこそ結ばれる関係。「好き」という感情が二人を近ずけてまた遠ざける。この恋愛が悲恋になるのか、それとも諸恋となるかは未だ読めないが刮目して相待つべく正座待機。
読了日:6月8日 著者:仲谷鳰
プリンセスメゾン(1) (ビッグコミックス)プリンセスメゾン(1) (ビッグコミックス)
読了日:6月8日 著者:池辺葵
プリンセスメゾン(2) (ビッグコミックス)プリンセスメゾン(2) (ビッグコミックス)感想
光差し込む陰影で表されるものであったり、台詞少なに削がれた余白と流れる余韻であったりと、最少の情報量でも心を揺さぶるようなシーンが見せびらかすわけでもひけらかすでもなく迫る柔和な凄味が心地好い。でも、要さんの眉毛まで消さなくても(笑)強かさというよりは逞しさ。取捨選択のある人生の中で選び取った潔い生き方だと思う。
読了日:6月8日 著者:池辺葵
富士山さんは思春期(7) (アクションコミックス)富士山さんは思春期(7) (アクションコミックス)感想
ぎゅっとしたいしぎゅぅぅぅとされたいなぁ……そんな私も今ではおじさん…あれ、目から血が…
読了日:6月9日 著者:オジロマコト
富士山さんは思春期(8) (アクションコミックス)富士山さんは思春期(8) (アクションコミックス)感想
「それ食わず嫌いでしょ 好き嫌いしていると大きくなれないよ」「長寿のお守り これおばあちゃんに買ってあげたいな」の台詞、2コマで滲み出る富士山さんの人柄さがもうね。良い彼女で良き嫁ですよ。あと、最後の最後で階段の駆け上がりが同着になったので身体的にもカンバの成長を感じる。でも、身長が…となるが、もうお似合いの立派な蚤の夫婦。本当に今で有り難うございました、お疲れ様でした。然し、双葉社ってかがみふみを先生や甘酸っぱい青春ものを描かしたらというイチャラブの名手を育成、輩出するの上手いな。
読了日:6月9日 著者:オジロマコト
僕のカノジョ僕のカノジョ感想
74点。今の所どころかかなり端折られて終了しているので評価に困る。関西オレンジなのでシリーズ化したら…と思うと興味半分怖さ半分の怖いもの見たさだが、原作が原作だけにあんまり気が乗らないなぁ。富士山さんならきい先生が描くものを読んでみたい。
読了日:6月9日 著者:関西オレンジ
夏風〔下〕夏風〔下〕感想
性交を重ねに重ねて穢れの上書きを図ろうにもついぞ洗い流すことも消すことも出来なかった風香を優しく諭すように抱く小岩井さんと抱かれるよろこびと繋がる幸福の微睡みが情交を通してエロく儚くやっぱりエロく描かれていてとてもいい仕上がりな下編でした。シリーズものとしては名を改めて再スタートしているのでそれもいずれ読みたい。
読了日:6月9日 著者:関西オレンジ
ドリフターズ  5巻 (ヤングキングコミックス)ドリフターズ 5巻 (ヤングキングコミックス)感想
巷では黒王の正体で大川隆法ジョン・レノン説が出ていて爆笑。好い。MajiでKaisenする5秒前の5巻。歴史を紡いできたもの達がまた新たな歴史を築く。その瞬間、刹那、廃棄物が蠕動し漂流者が躍動す。様々な方向に向かっていた思考、思惑が、散り散りに飛び交っていた技術、戦術、戦略の差異に流れていたものが、今、まさにひとつになろうとしている。支流から本流へと、奔流となり、清流が濁流となり、何もかも呑み込まんとす。それらに呑み込まれていく幸福なことよ。何よりも血が滾り胸が高鳴り心が踊る。楽しい楽しい。何んとも愉快
読了日:6月11日 著者:平野耕太
残酷な神が支配する(1) (小学館文庫)残酷な神が支配する(1) (小学館文庫)感想
今更ながら読む。愛を囁きながら暴行し、愛していると言いながら縛り付ける。愛という名の暴力に吐き気を催す。愛ってなんでしょうね。
読了日:6月12日 著者:萩尾望都
残酷な神が支配する(2) (小学館文庫)残酷な神が支配する(2) (小学館文庫)感想
グレッグの性的虐待によってジェルミの心身が徐々に蝕まれていく様が丁寧に執拗に描かれていて読んでいるのが息苦しく、救いもない先の見えない理不尽さに苛立ちが募る。心を壊され、体を傷付けらてもなおも、母親の幸福を祈るために献身を捧げるジェルミは健気ではあるが憐れでもある。それが悲劇的で悲愴感を誘う。そして、黒々と塗り潰されて芽生える殺意が、憎悪が、吐き出される「死ね」という呪詛が、心を抉り突き付けてくる。
読了日:6月12日 著者:萩尾望都
残酷な神が支配する(3) (小学館文庫)残酷な神が支配する(3) (小学館文庫)感想
「母親を不幸にすることそのため母親に見捨てられること恐れているために耐えている」「耐えている患者が心から愛する者を得たとき事態は変化する」「愛する者とは子供 恋人 いろいろだが」「"アビー"も母親ではない別の女性に出会えれば母親の呪縛から解放されるだろう」見捨てられる不安、恐怖、二律背反。救済、救援が摘まれるレベルではなく芝刈り機で刈り取られていくレベル。何よりもイアンのバカ。明確な殺意は刃となりグレッグに向かう。
読了日:6月12日 著者:萩尾望都
ドリフターズ 5巻 アニメDVD付特装版 (コミック(YKコミックス))ドリフターズ 5巻 アニメDVD付特装版 (コミック(YKコミックス))
読了日:6月13日 著者:平野耕太
パラダイスバードパラダイスバード感想
なかせよしみKindle作品を見ていたら関連本でこれが出て来て、軽く調べるのちにpanpanyaのようなものかなと推し量ったが、当たらずと雖も遠からずとも言える系統の漫画ではあった。此方は見つける、見つかる、路地裏を覗いた先に、秘密の扉を開けた瞬間に其処に拡がる不思議な乱雑に層をなした建造物とヘンテコな世界観に吸い込まれて行くような楽しさ。俯瞰した景観と登場人物の掛け合いを分断した構図のコマ割りがぼーっと眺めていられるのも面白い。物語は掴み所のない日常/非日常を行き交う捕らえどこのない説明不可なジャンル
読了日:6月13日 著者:佐藤明機
新世紀エヴァンゲリオン ピコピコ中学生伝説 (3) (カドカワコミックス・エース)新世紀エヴァンゲリオン ピコピコ中学生伝説 (3) (カドカワコミックス・エース)感想
ちょいちょいアニメの台詞を入れてくるから腹立つ。新劇の葛城ミサトと比べるとまだ可愛げはあるものの別の方向性で汚い大人は隠せないのが辛い。リツコはもう隠す気はない。使徒を倒した後に開かれる酒処地下帝国ドグマの打ち上げの話は狂おしいほど好き。まさかミサトの「ごめんナス」から発展した許してんぷらがもういろいろ酷い。でも、笑えるけど読んで体力も削られるのが傷ではある。あと、本巻とは関係ないがエヴァ展の販促コーナーにこの作品があってギャグかなと思いました。
読了日:6月14日 著者:河田雄志,行徒
残酷な神が支配する(4) (小学館文庫)残酷な神が支配する(4) (小学館文庫)感想
一巻の冒頭に繋がる4巻。脅威はなくなり、安寧なる日々に戻るかと思ったら新たな呵責がジェルミを襲う。まだ巻数が控えているがどうなるのだろう、先が読めない。1巻から泣き顔がデフォだったジェルミだったが、やっと見せた笑顔がやり切れない。それも束の間だったし。然し、ここからサイコサスペンスみたいな装いなるのかなぁ。
読了日:6月14日 著者:萩尾望都
残酷な神が支配する(5) (小学館文庫)残酷な神が支配する(5) (小学館文庫)感想
なんという引き。堪らず次へ。
読了日:6月15日 著者:萩尾望都
残酷な神が支配する(6) (小学館文庫)残酷な神が支配する(6) (小学館文庫)感想
本当の孤独とは支える人、信頼出来る人が居ようとも居なくとも、自身すらも信頼できない心の在り様ではないだろうか。ジェルミの性暴力によって受けた傷は心の奥底まで深く根を張り、グレッグの影に怯え、苦しみ続け、犯罪の呵責が罪悪感としてジェルミを責め続ける。そして、何度もの裏切りにより深く閉ざされた心に果たして声は届くのだろうか?人は人によって傷付けられるが、人は人によって救われる。矛盾した人の心。残酷で醜い世界があるように慈愛に満ちた美しい世界があるはずだ。信じ、許し、他者を委ねられるように、救済があらんことを。
読了日:6月15日 著者:萩尾望都
ガールズ&パンツァー リボンの武者 2<ガールズ&パンツァー リボンの武者> (コミックフラッパー)ガールズ&パンツァー リボンの武者 2<ガールズ&パンツァー リボンの武者> (コミックフラッパー)感想
展開が荒々しくて端折られている部分の不平はあるが、その分スピーディに物事が動き、邪の道を征する楯無高校がアニメで描かれた無名校であったを大洗女子学園を優勝校までに押し上げた王道スポ根風味として、ジャイアントキリングとしての大洗と相見える時の化学反応は期待。そこに加わる乱戦に発展し易いルール条件下にある共同戦や裏切り、それに生じる混乱、混戦、奇襲戦に起こる臨機応変に変化する戦局と先の読めないアクシデントが起こりやすい戦場は正に群雄割拠の下剋上が楽しみを撹乱させる。そして、アンツィオの扱いはもう様式美である。
読了日:6月16日 著者:野上武志,鈴木貴昭
残酷な神が支配する(7) (小学館文庫)残酷な神が支配する(7) (小学館文庫)感想
こんなに苦しいのなら・・・ こんなに悲しいのなら・・・ 愛などいらぬ!!!!!なジェルミに片思いするイアンに明日はあるのか。巻数が進むにつれ、性的虐待、売春、同性愛、ドラックなどのテーマ性が登場人物とも複雑化してきた。ナディアの此れ迄見せてきた側面から窺い知れない女性の嫉妬、独占欲がより一層混迷を極める。
読了日:6月16日 著者:萩尾望都
あげくの果てのカノン 1 (ビッグコミックス)あげくの果てのカノン 1 (ビッグコミックス)感想
読メと帯に惹かれて。先ず書いて置きたいのはとんでもない引っ張りを持ってきたなっと、これはどのようにしても次巻は読まざる終えない引き込みがドラマティックでやられましたの一言。引きもさることながら未だ明かされない不穏さと散りばめらた伏線と共にヒロイン・かのんのキャラクターの特性が持つ際立った異常性が魅力的であり、先輩を想い続け、突き進む恋愛は不毛で、乱暴で、歯痒くも、痛々しいけど、抑え止めることの出来ない純粋、不純の入り交じる思い通りにいかない想いには一瞬たりとも目が離せない。あと、表情が特に惹かれた。
読了日:6月17日 著者:米代恭
ガールズ&パンツァー リボンの武者 3<ガールズ&パンツァー リボンの武者> (コミックフラッパー)ガールズ&パンツァー リボンの武者 3<ガールズ&パンツァー リボンの武者> (コミックフラッパー)感想
アニメでは内しか映っていなかった大洗の面々を外から見るとどう映るかということがスピオフらしく現されているけど、みんな凶悪な顔ばっかりで笑う。その中で西住殿のその姿は正に軍神そのもの。西住戦車隊長の歌が制作されるレベル。前半は大洗戦で後半はボンプル対プラウダ戦の構成で物量戦より遊撃戦の優位性が働く。劇場版ではオールスター戦の装いだったが、タンカスロンだと個々の高校が揃い踏みで大規模な戦いが描けそうだし、描きようによっては滅茶苦茶面白くなりそう。
読了日:6月17日 著者:野上武志,鈴木貴昭
hなhとA子の呪い 1 (リュウコミックス)hなhとA子の呪い 1 (リュウコミックス)感想
読メと激ヤバから知る。飽和した漫画が出版される中でも久し振りに読んでいる最中になんだこれとなり読み終えた後もなんだこれとする漫画はまだあるんだなというのを甚く実感する怪作に相応しい怪作。たぶんもクソもなく一般には絶対売れないであろうが、作者に云いたいことを云わせるだけ云わせて結んで欲しい、そういう気概を出版社には見せて貰いたいですね。表現、絵柄、台詞、物語、どれをとって特殊性溢れる個の塊。然し、膨らむチンコを無理やり鎮める話かと思ったら真実の愛を彷徨い求める話でした。いやー実に阿呆らしく馬鹿真面目で好い。
読了日:6月17日 著者:中野でいち
NシップNシップ感想
ドキッ!女だらけの潜水艦戦記。ポロリもあるよ!でも、丸ごととはいかずあと半分は空中戦を描いた物語となる構成。歴史改変で架空の国を描いたものだが、其処に息づく架空のフェアリーランド王国の歴史や内情それに伴う文化が練られていて、かつ潜水艦の中での日常は姦しく愉快でドタバタしていて陰鬱とした空気を一切感じさせない明るさで面白く読める。女性だらけの中で艦長の気遣いの気苦労が伝わってくるのもなかなか可笑しかった。空中戦を描いたサーカス物語は引き裂かれた恋情と教官と訓練生の絆が巧くのっていてこれも楽しく読ませて貰った
読了日:6月18日 著者:M.WOLVERINE(えむ・うるぶりに)
歌うキーボード ポケット・ミク (大人の科学マガジン特別編集)歌うキーボード ポケット・ミク (大人の科学マガジン特別編集)
読了日:6月19日 著者:
契りの家 (WANIMAGAZINE COMICS SPECIAL)契りの家 (WANIMAGAZINE COMICS SPECIAL)感想
肉質的な肢体の下に隠れた秘めた淫靡さが発散とされる淫らに乱れる女性の漏れ出る野性味溢れる嬌声に溺れ堕ちて浮かべる牝々しい恍惚とした表情が唆り、それを貪り求める男性とぶつかり合い発する互いの匂い立ち込める汗滴り、体液まみれにべったりともぬらりともしたむっしりとした蒸せたHの描写がとても卑猥でよろし。苦言を呈するのなら顔のバリエーションがもう少し多いと嬉しい。
読了日:6月19日 著者:駄菓子
発情ラヴァーズ発情ラヴァーズ感想
Kindle版のエロ漫画はもう購入しないと決意。消しの驚きの白さ。
読了日:6月19日 著者:まばん
幕張 1 (highstone comic)幕張 1 (highstone comic)感想
電子版にて再読。小中学生時分に読んで以来なんだが、意外にジャンプネタが多いことに気がつく。スラダン、るろ剣ドラゴンボール忍空、男塾などとジャンプ黄金期からのネタが事欠かない。でも、死んでくれにいさんのなかにし礼は流石に通じないと思うぞ、少年には。それと電子版だとあるネタが姉歯建築士の名前に差し替えられていてもやもやが残る、高校生の飲酒はまだ差し替えられてはいないが…致し方なしなのかな。然し、ガキの頃に読んでいた漫画のロリコンにまさか自分がなるとはな。
読了日:6月20日 著者:木多康昭
幕張 2 (highstone comic)幕張 2 (highstone comic)感想
広末涼子ポケベルはじめる!!に時代の流れを感じる。広末涼子似という名の赤木キャプテンことゴリことゴリ子の登場。ゴリ子とヤった宣言をする度に死ぬ塩田には笑う。28歳でかめかめ波を出そうとする鬼瓶が出ててくるが、これ以上に弄られていたテンテンくんの作者をふっと思い出す。最近新刊出す予定だったったけ。
読了日:6月20日 著者:木多康昭
幕張 3 (highstone comic)幕張 3 (highstone comic)感想
有名人をイジるネタは続いているが、それにも増して作者のジャンプ編集部の人達を茶化して登場させることが激化してきた。 担当編集を女装キャラに仕立てたり、編集長のマシリトをカツラにした上につるっ禿げ頭にドラゴンボールのサインを書く所業。 これにOKが許される大らかな時代ではあるが、やりたい放題である。 なおこの後作者は許されなかった模様。もし本当にガモウひろしとコンビ組めていたらデスノートはどうなっていたんでしょうね。
読了日:6月20日 著者:木多康昭
幕張 4 (highstone comic)幕張 4 (highstone comic)感想
ポケベル時代短し、もう携帯電話になってる。吉六会の召集から世界最優秀高校生大会への展開するスピード意味がわからない(笑)その中で歌われる作者のもう休ませてほしいという懇願と近所の人へるろ剣和月の名を偽り語る作者の謝罪、月島薫先生への陳謝という呈した歌詞が悲しく響き渡る。何処まで本当なのかわからないのが怖い。
読了日:6月21日 著者:木多康昭
幕張 5 (highstone comic)幕張 5 (highstone comic)感想
ガチャピンかと思っていたけどガチョビンなのな。ジャンプの洗礼かバトル物に変貌するが、塩田が強過ぎて無双するが流石おっぱいに勝てない。おっぱい星人の鑑である。あと、この漫画ホモネタ多くないですかねぇ。大体出て来る男性キャラがホモ化ないしホモ扱いにされていく。今巻ではぬ〜べ〜のパロネタ、地獄のチンポがとっても良かったです。
読了日:6月21日 著者:木多康昭
幕張 6 (highstone comic)幕張 6 (highstone comic)感想
バトル展開も終わりいつも通りに戻る。シノラーとか加藤家、家訓に懐かしさを覚える。桜井可愛かったはずの記憶だったけどよく見ると絵上手くはないな。ゴリ子は性格もあるがあんなにも殺意を覚えるほどのフェイスなのに…。ブスを描けるギャグ漫画家は強い。
読了日:6月21日 著者:木多康昭
幕張 7 (highstone comic)幕張 7 (highstone comic)感想
奈良が剥けたり小栗君が掘られたりとオトナの階段登る巻であった。作者はジャンプ作品が好きなのは伝わるがそれが良い関係性に結んでいないのは哀しい。まぁ、つの丸の名を語りナンパして貶めたり、和月の偽サインを流布したりしてるからしょうがないといえばしょうがない。あと、ワイルドハーフの懐かしさに震える。懐かしさの余りGoogle先生に聞いたら一応まだ活動はしていた。それと気になったのは裏ビデオのAV女優が落合夫人ではなくなっていること。フクシくんサイドから抗議があったのだろうか。
読了日:6月22日 著者:木多康昭
幕張 8 (highstone comic)幕張 8 (highstone comic)感想
オトナの事情で小栗かずまた退場。何が凄いって怒られているのに更に弄りだすから凄いね。関係ないけどトランプマンの正体はいったい誰だったのだろう。「気をぬくと皮かぶっちゃってテンテンくんなだけに」「仮性なだけだろう」「お前ちょっと大きくなっとるやん」「年頃なだけに テンテンくんといえども女の子の前だからちょっとね」「そう言えば寒くないのにサイダネ袋がちぢんでおりますなー」「いやはやめんぼくない」
読了日:6月23日 著者:木多康昭
幕張 9 (highstone comic)幕張 9 (highstone comic)感想
やってられるかボケ解散。主人公不在のままで終了。様々の人を怒らせ、呆れさせ、傷付け、何よりも瓶子吉久に傷痕を残し散っていた。ひとえに笑いを取るため、敢えて各方面に喧嘩を売ることで一人でも多くの方に笑って貰いたがためにこの姿勢を貫き通したのは褒められる事ではないが、私は面白かった。有り難う木多康昭。そして、バイバイジャンプ
読了日:6月23日 著者:木多康昭
性活週間 (キャノプリCOMICS)性活週間 (キャノプリCOMICS)感想
3500冊目登録本。「禁欲部」と「姉体験週間」を収録した作品。禁欲部も悪くはないのだが、それ以上に姉体験週間の出来が秀逸な為に主にそれの感想になる。絵柄は表紙のクオリティであり、描かれる女の子も柔肌の沈み込む抱き心地良さを感じさせて好い。そして、構成が殊更に良し。ある事情で兄妹の兄がショタ化し、おねショタものとして展開し、ショタ化が解けた後にも妹たちとするという抜け目のない抜かせるシチュの姉もの(おねショタ)と妹もののを味わえる一粒で二度美味しい構成が単純にエロかったです。妹達の性格づけも各々で好い。
読了日:6月25日 著者:みちきんぐ
性活週間性活週間
読了日:6月25日 著者:みちきんぐ
楽園通信社綺談 ビブリオテーク・リヴ楽園通信社綺談 ビブリオテーク・リヴ
読了日:6月25日 著者:佐藤明機(さとうあきとき)
黒─kuro─ 3 (ヤングジャンプコミックス)黒─kuro─ 3 (ヤングジャンプコミックス)感想
終始漂う不穏さから意外に早い幕引きには拍子抜けはしたが、終わってみればいい物語であった。夢から醒めた後に残る見た不可思議な悪夢の恐怖や浮遊感は、確かにそこに居て側で守ってくれた頼もしい存在が浮かび上がっていき、心に明確な灯火として込み上げては溶かしていく。それは安堵として安らぎが包み込む温かな余韻の残る読後であった。猫耳のココ可愛かったなぁ。
読了日:6月25日 著者:ソウマトウ
ひとり暮らしの小学生(カラー4コマ135P)ひとり暮らしの小学生(カラー4コマ135P)感想
導入部は無料にして集客を募る形式だが薄い。頁数ではなく物語が薄い。導入部しか読んでないので今後の展開次第で評価は変わるかも知れないが私はもう良いです。魅せ方が悪いのか設定のつくり込みが甘いのかどちらにせよ同情でお金貰えるなら苦労は無いでしょう。サイバラや「びんちょうタン」を読みましょう。
読了日:6月26日 著者:松下幸市朗
アホガール(7) (講談社コミックス)アホガール(7) (講談社コミックス)感想
途中まで4コマでないことに気づかんかった。4コマでなくなったせいか締まりのない落ち着かない漫画になってしまった。週刊ではなくなったので密度が上がるかと思ったが、本当に勢いのみになってしまったが主人公が主人公だけに逆にパワーアップはしている。果たして僕はついていけるだろうか加速し続けるよしこのアホさに。
読了日:6月26日 著者:ヒロユキ
人間椅子人間椅子感想
VR人間椅子を出しましょう
読了日:6月26日 著者:江戸川乱歩
空が灰色だから 4 (少年チャンピオン・コミックス)空が灰色だから 4 (少年チャンピオン・コミックス)感想
朗々としていたら急に暗闇の奥底に沈み込んだりと感情の揺れ動くジェットコースターな揺り返しがチクチクと心を痛めつけられる。強迫観念、逼迫した精神の現れや擦り減った不安定感が鎌首をもたげる瞬間を切り取る巧さはどこからくるのだろうか?精神構造を知りたい。阿部作品を読むと空灰でも描かれてはいるが、創作ではない私小説、自伝の含みや意味合いを色濃く残した阿部共実なる人の家族観、家族像を読んでみたいと心の内から純粋たる純然たる欲求が湧き上がる。長編で描いてくれないかなぁ。阿部共実をたらしめるものを。
読了日:6月26日 著者:阿部共実
あいこのまーちゃんあいこのまーちゃん感想
出版される前に色々と取り沙汰されていたけど、女性器の擬人化、生理時の吐血といった表現が奇をてらっているだけで内容は至って真っ当。思春期時代の女性が抱える心と体の不一致、成長の戸惑いが危ういバランス上で成り立っていて、そして、それが順応し成長へと繋がっていく姿が描かれているだけである。読んでいて何が問題でそういう経緯に至ったのかは疑問符しか残らなかった。絵柄が想像していたより可愛らしく描ける人みたいなので奇をてらわずしても描けそうなのだが、そこんとこどうなんでしょうね。然し、まーちゃんの肉食女子たるや(笑)
読了日:6月30日 著者:やまもとありさ
リプライズリプライズ
読了日:6月30日 著者:佐藤明機
特殊清掃 死体と向き合った男の20年の記録特殊清掃 死体と向き合った男の20年の記録感想
風呂場でぶよぶよに膨らんだ水死体画像は見たことあるが、それは辛うじて人の形を留めているものであった。それはまだ画像を通してるが故に、緩衝されている部分があるが、現実にそのものと対峙することを考えると著者の経験には頭が下がります。平易な文章で読み易く、書かれることは意外とおどろおどろしくない。寧ろこざっぱりとしている。著者の人柄の善人ではないが悪い人でもない日々の仕事に対して憤りや不平を感じたり、悩んだり、故人または遺族に対して想うことを想い時には涙する。
読了日:6月30日 著者:特掃隊長

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