9月まとめ

2013年9月の読書メーター
読んだ本の数:17冊
読んだページ数:2365ページ
ナイス数:88ナイス

とよ田みのる短編集 CATCH&THROW (ゲッサン少年サンデーコミックススペシャル)とよ田みのる短編集 CATCH&THROW (ゲッサン少年サンデーコミックススペシャル)感想
心。それを通じ合わせることは難しい。だから、言葉だったり、気持ちだったりを伝え、理解する為に考えたり、行動に移したりする。この短編集は通じ合わせる綻びの瞬間や通わせた瞬間の美しさをそれは、それは瑞々しく綺麗に切りとっていてその一瞬一瞬が眩くも美しい世界だった。また、登場人物達が何だかんだいって心の根が、真っ直ぐなので読んでいて気持ちの良い読後感を与える。そんな中で「何もしなかった」と言う片桐に金子の「逃げんな!!」の台詞は、読んでいる此方も活が入れられる台詞で、前向きになれる作品が沢山詰まった短編集でした
読了日:9月1日 著者:とよ田みのる
みつどもえ(13) (少年チャンピオン・コミックス)みつどもえ(13) (少年チャンピオン・コミックス)感想
週刊ペースではなくなった為に発行ペースが遅くなっていて残念だとは思っていた分、それを裏切らない面白さに、密度が凝縮されている読み応えは、更に増して堪能出来る造りは嬉しかった。あと、エロの密度も濃縮され驚きながらも、注目してしまった(笑)水増し事件とは打って変わってこれまでのネタに、登場人物のキャラ造形を踏まえつつも、深さ、厚み、濃さは巻数を重ねても薄まらずに掘り下げられきた話は、精度の落ちないギャグ漫画として安心して楽しむことが出来ました。いやー面白かった。おや、誰か来たようだ……
読了日:9月1日 著者:桜井のりお
ねこぐるい美奈子さん 4 (ヤングジャンプコミックス)ねこぐるい美奈子さん 4 (ヤングジャンプコミックス)感想
猫漫画の皮を被ったオヘ顔しかない狂気な漫画であると同時に、誰よりもねこの可愛さを愛でて、堪能している猫漫画でした。この著者、好きという感情を異常な熱量で、偏執的に描ききることでおかしみにするのが巧いですね。
読了日:9月6日 著者:青稀シン
マコちゃん絵日記 6 (FLOW COMICS)マコちゃん絵日記 6 (FLOW COMICS)感想
騙されたと思って読んでみようよ。LO編集部も言っているよ。それからだよ。まずは。それほど遠くない未来に「お前、昔からうさくん読んでいたな。すげー先見の明があるな」って言われると思うよ。たぶん…だって、こんなにも面白いだもの。どこが、なにが、どういう所が面白いかなんて言葉で並べたてなくても読めばわかるから、手にとってみようよ。それでも、多くの人に読まれなくてもこの巻から抜粋の台詞「細々とでもいいから……ずーっと続けられるように」「応援するから」の気持ちでいっぱいです。そういう気持ちにさせてくれる作品です。
読了日:9月11日 著者:うさくん
ギャグマンガ日和 14 増田こうすけ劇場 (ジャンプコミックス)ギャグマンガ日和 14 増田こうすけ劇場 (ジャンプコミックス)感想
お馴染みのネタもさることながら飽きをこさせないような試行が凝らさていて、マンネリ化せずに相変わらず笑えるネタが何個もあることに驚きながらも、実験的なネタも投入されていて、それも面白いものだから困った。ギャグ漫画の寿命は短いのが多いが、この作品は、まだまだ安心して読める息の長い作品だと感じた。特にお気に入りの話は「さるかに合戦」「アメリカンヒーロー」「伝説のターザン」。
読了日:9月13日 著者:増田こうすけ
予告犯 3 (ヤングジャンプコミックス)予告犯 3 (ヤングジャンプコミックス)感想
あっさりした結末だったので、少し物足りなさを残すのはこの作品が実に面白かったからであろう。間延びをされて緊張感が中だるみするよりは、この締めの方がリアリティを多分に孕んだ作品なので良かったと思う。時事、ネットをガジェットとして巧くすくい上げ、絡めとった物語は、まさに"今"この瞬間を目にし、体験しているからこその凄みとして非常に活用され、醍醐味として楽しめる作品だった。これ程、すぐ読んで欲しい作品はないので多くの方々に今、読んで欲しいです。
読了日:9月15日 著者:筒井哲也
metro(2) (エデンコミックス) (マッグガーデンコミックス EDENシリーズ)metro(2) (エデンコミックス) (マッグガーデンコミックス EDENシリーズ)感想
キャラも増えながらも、出て来る濃ゆいキャラばっかりでいいのだが…変人ばっかりになっていて、鉄道ネタがおざなりになるのが不安。でも、あんまり鉄道関係なく読めて、笑えるから気にならないかな。あとは、そんなキャラ達の量産で食傷気味にならないかが心配。
読了日:9月21日 著者:石川チカ
午後のグレイ(1) (ヤングマガジンコミックス)午後のグレイ(1) (ヤングマガジンコミックス)感想
宇宙人に人体実験され、能力を得てあれやこれやする話なんだが…結末といい、能力が残念な方向に進む感じと宇宙人との交流がテンポよく展開され、面白おかしく、軽快に読める漫画なので肩肘張らずに笑える良質なギャグ漫画でした。あと、ソルの父親の駄目さが好きですね。しかし、なんでヤンマガなんだろう。リュウコミックやアフタヌーン、シリウスの方がしっくりくるけど…関係ないけど沙村広明で読んでみたい題材。
読了日:9月21日 著者:活又ひろき
サルチネス(4)<完> (ヤングマガジンコミックス)サルチネス(4)<完> (ヤングマガジンコミックス)感想
少し涙ぐみながら文字を打っている。良かった。本当に良かった。笑える哲学であった。タケヒコのねじ曲がった個性、過激な行動のエスカレートで笑わせながらも見えてくる人生への問答に焦点を絞り込んでいて、その問答、台詞に虚を付かれハッとなってしまうのに、滑稽さが同居し、笑いに昇華され、非現実と現実の境界線の曖昧さが滲み出る不条理なメタ的な世界観に彩る言葉選びの卓越したセンスが隅々まで行き渡った空間は、ただのギャグ漫画として片付けられない傑作でした。人のために生きずに、自分のために生きてか。
読了日:9月24日 著者:古谷実
サルチネス コミック 1-4巻セット (ヤングマガジンコミックス)サルチネス コミック 1-4巻セット (ヤングマガジンコミックス)
読了日:9月24日 著者:古谷実
ばらかもん(8) 初回限定特装版 フィギュア付き (SEコミックスプレミアム) (ガンガンコミックスONLINE)ばらかもん(8) 初回限定特装版 フィギュア付き (SEコミックスプレミアム) (ガンガンコミックスONLINE)
読了日:9月25日 著者:ヨシノサツキ
ホームレス大博覧会ホームレス大博覧会感想
笑うのは不謹慎かもしれないが…笑ってしまった。すげーなぁ、人って。そして、いろいろあるな。著者とホームレスとの距離感が、憐憫な思いで接してる訳でも嘲笑してるわけでも無く(茶化してはいるが…)、こういう現実が直ぐ傍に横たわっている事に対して淡々と綴られていて、ありのままの活きた情報として非常に楽しめた。体を張り、長い年月見つめてきたからこそ成し遂げられたルポ作品だと強く感じた。あと、読メに著者が居てうぉってなった。
読了日:9月27日 著者:村田らむ
変ゼミ(8) (モーニングKC)変ゼミ(8) (モーニングKC)
読了日:9月27日 著者:TAGRO
るみちゃんの事象 4 (ビッグコミックス)るみちゃんの事象 4 (ビッグコミックス)感想
生活指導の先生とのやり取りは鉄板で面白いな。あとは、当たりはずれはあるものの面白いやつは爆発的に面白い。ごっつぁんです…
読了日:9月27日 著者:原克玄
敗走記(1)関ヶ原~大阪「島津の退き口」を辿る (イブニングKC)敗走記(1)関ヶ原~大阪「島津の退き口」を辿る (イブニングKC)感想
ログで知る。「島津の退き口」の敗走経路を辿り、追体験するエッセイ漫画。著者の年を重ねての漫画に対する夢、現実、己の人生と鬱屈とした苦悩、葛藤が切実にまざまざと書かれていて閉塞感漂う不穏な空気の中に、道中で出逢った人、出来事と島津軍に想いを馳せたエピソードが重なり、絡み合って辿り着いた先に窺われる主人公の姿は吹っ切れたような爽快感があって読み終わった後、清々しい気持ちになれる作品でした。あと、所々に挿入される女性と美少年が可愛い。それと、島津軍怖えぇぇ…でも、すげー−
読了日:9月27日 著者:しまたけひと
リューシカ・リューシカ (7) (ガンガンコミックスONLINE)リューシカ・リューシカ (7) (ガンガンコミックスONLINE)感想
世の中は常にあらゆることに溢れていて、投げかけられている。それをどのように感じとるかで世界は一変する。その世界の扉を開くには、未知な存在、体験、知識などが必要不可欠だと感じましたよ。
読了日:9月29日 著者:安倍吉俊
3月のライオン (9)  おでかけニャーしょうぎ付限定版 (ジェッツコミックス)3月のライオン (9) おでかけニャーしょうぎ付限定版 (ジェッツコミックス)
読了日:9月30日 著者:羽海野チカ

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