8月まとめ

2013年8月の読書メーター
読んだ本の数:30冊
読んだページ数:5792ページ
ナイス数:161ナイス

宝石の国(1) (アフタヌーンKC)宝石の国(1) (アフタヌーンKC)感想
PVアニメ観たけど…アニメでいいじゃん。
読了日:8月1日 著者:市川春子
椿荘101号室(1) (エデンコミックス) (マッグガーデンコミックス EDENシリーズ)椿荘101号室(1) (エデンコミックス) (マッグガーデンコミックス EDENシリーズ)感想
朝日さんで知る。同棲していた彼氏に振られて勢い良く飛び出した先で知り合った椿荘の個性豊かな面々との交流を描いた作品。主人公の春子の能天気で常識知らずさは、多少イラっとするが周りが優しく接するほんわかした空気、絵柄の柔らかさも手伝ってテンポ良く読み進められた。が、2巻を読みたいというまではならないかなぁ…個性豊かな住人や主人公に私的に嵌らなかったなぁ。
読了日:8月2日 著者:ウラモトユウコ
わたしは全然不幸じゃありませんからね!わたしは全然不幸じゃありませんからね!感想
〜でしょか…、ですよ…!!の問い掛けと三点リーダーの活用、「私が惨めな4コマを誰かに頼まれたわけでもないのに描いている間…」「昔の恋人は新しい彼女と幸せに日々を過ごしているのだろう…」という自虐的な思考は、福満しげゆき大先生を少し彷彿させ、自意識過剰さと被害妄想の共通性あるものの共感というよりは違いを楽しむ印象が強かった。女性と男性では全然違うな。見え隠れする見栄かな。う〜ん。自分が嫌いなようで根本的に自分が好きだったり、捨てきれなかったりするのでそれが良いことなのか、悪いことなのか……かじゃないですか。
読了日:8月3日 著者:谷口菜津子
TiTiKEi 【初回限定版】 (WANI MAGAZINE COMICS SPECIAL)TiTiKEi 【初回限定版】 (WANI MAGAZINE COMICS SPECIAL)感想
母上父上この本が手元に届いたことにより非常に厳しい闘いが予測されるのは必至でしょう。私は同胞の死と共に石恵の為に限界を超えた熾烈な闘いに征くつもりです。今までことへの感謝を述べたいとともに不甲斐ない息子をお赦し下さい。では、いってまいります。
読了日:8月4日 著者:石恵
天地明察天地明察感想
エンターテイメントに富んだロマン溢れる小説。ライトノベル出身ともいえる魅惑的なディテールを持った登場人物で進む物語は、歴史ものでありながも娯楽性が高く、読み終わるのが惜しいと感じるまで真っ向に面白かった。文系とは違って理数系は、一つの答えだけを求める為に狭義的な世界と感じていたが、その正答に辿り着くまでに幾つもの誤りを繰り返しながらも、研鑽して辿り着く美しさを主人公に見た。間違えながらも、後悔しながらも辿り着くまでに色んな人から励まされ、叱責をうけ、想いをうけとって、全うして得たそれは、正に明察。
読了日:8月6日 著者:冲方丁
ヘレンesp 1 (少年チャンピオン・コミックス)ヘレンesp 1 (少年チャンピオン・コミックス)感想
三重苦を背負ったヘレンが、不思議な能力に目覚めて盲導犬のヴィクターともに紡ぎ出す物語。一読した印象は、むぅ…としか出なかった。主人公が前向きな為に救われる。
読了日:8月6日 著者:木々津克久
ヘレンesp 2 (少年チャンピオン・コミックス)ヘレンesp 2 (少年チャンピオン・コミックス)感想
ふん、認めたくないねぇ、実に、嘆かわしい。だが、いい名残欲しさだよ。まったく…もっと見ていたかったと想わせるこの憎々しさが、私の一部として埋められたからであり、消失した喪失感をまざまざと突きつけてくる。認めたくない現実だよ。けれども、此処ではないどこかに連れ立って貰えたことは、非常に嬉しい事だよ。ヘレン、ヴィクターありがとう。そして、木々津克久先生有難う御座います。
読了日:8月6日 著者:木々津克久
進撃の巨人(11)特装版 (プレミアムKC)進撃の巨人(11)特装版 (プレミアムKC)
読了日:8月9日 著者:諫山創
聖なる怠け者の冒険聖なる怠け者の冒険感想
3年ぶりとなる作品。作家人生10周年とあり、今まで積み上げてきた作品との繋がりでファンをニヤリとさせながらも、お馴染みの京の都を舞台で展開される物語は、森見ワールドでした。主人公でありながも、怠け者故に動かずに怠惰を貪る小和田、京都の街を躍動する正義の味方・ぽんぽこ仮面、探偵の助手だが尾行は下手っぴで方向音痴な玉川さんなど個性豊かな愛しき登場人物が織り成す物語は、行き交いながらも駆け渡り、巡り、時に迷走し、ぽんぽこ仮面を巡る追走劇には、珍奇な組織、珍妙な人が暗躍し、黒幕に次ぐ、黒幕が現れ、どこに辿り着く
読了日:8月9日 著者:森見登美彦
すっきりわかる! 超解「哲学名著」事典 (PHP文庫)すっきりわかる! 超解「哲学名著」事典 (PHP文庫)感想
これとは違う本と間違えて購入してしまったが…まぁ、読んでみた。私に教養がないのか、とっきにくいやつは、本当に理解の範疇を逸脱して判りにくかった。でも、頭に入るのもちらほらとあるので教養になりました。かみ砕くことで意味が大きく変質してしまう哲学を良くまとめたなという感じ(適当)
読了日:8月10日 著者:小川仁志
箱庭図書館箱庭図書館感想
素人のボツになった投稿作品を乙一がリメイクした作品集。これは、賛否が別れる作品だとは思った。この作品が出版された当時は、乙一名義での作品ではかなり間を置かれて出版された作品がこの企画本だった為に、完全な乙一のオリジナル作品ではないのことには、ガッカリしたのは覚えている。これを、意欲的に取り組んだ全く新しい作品と取るか、プロの作家が素人の骨子を拝借した作品と取るかは読者次第で、ファンであればあるほど普段とは違い、違和感を覚えるだろう。
読了日:8月11日 著者:乙一
flat 6 (マッグガーデンコミックス アヴァルスシリーズ)flat 6 (マッグガーデンコミックス アヴァルスシリーズ)感想
海藤君の悩み、苦悩は結局自分本位のことなので、平介に執拗に絡んでくるのに少し苛立ちを覚えるが、平介がさらっと受け流しながらも、それが刺激になっているようなのでこの存在も必要かと。でも、不器用までに素直で誠実なのに見え方が違ってくるのも面白いな。あっくんも思い悩んでいるのに他人を敬いながも押しでがましくなく、変えようとはせず、自分に出来ることはと悩む。内に籠もるのでもこうも、違うかと。あと、いちいち立ち止まって確認もせずに、すぐそばに居てくれる存在がいるというのは幸せですな。仲良しな三人組を見て思いました。
読了日:8月12日 著者:青桐ナツ
flat 7 (マッグガーデンコミックス アヴァルスシリーズ)flat 7 (マッグガーデンコミックス アヴァルスシリーズ)感想
嫌いな食べ物あったなぁ〜。給食で出された納豆を下校時間まで食わされて殺意しか湧かんかったよ。お陰で食べれるようにはなったが…(笑)無理強いはしない、あくまでも自発的に背中を押す良い環境だな。あと、祖父母のアグレッシブなパワーと「楽しみはある」の一言は、笑いもありつつ、含蓄もあるので非常に楽しめた。こういったエピソードも含めて気持ちがふわっと軽くなれる読後感ですな。こういう気持ち大事だね。あと、海藤君が早くも若さ故の過ちになっていて悶えている姿には、不覚にも笑ってしまった。
読了日:8月12日 著者:青桐ナツ
デストロ246 2 (サンデーGXコミックス)デストロ246 2 (サンデーGXコミックス)感想
女の子たちがかわいい−−(w>艸読了日:8月13日 著者:高橋慶太郎
アランの戦争――アラン・イングラム・コープの回想録 (BDコレクション)アランの戦争――アラン・イングラム・コープの回想録 (BDコレクション)感想
戦争は一介の個人がどうこう出来るものではなく、動いてしまえば多くの人を濁流の如く巻き込みながらも大きな流れとして進んでいってしまう。この漫画は、大きな流れに飲み込まれた若者の回想録だが、烈しい戦闘はなく、滔々と描かれてあるのは、そんな中で出会った人、起こった事とともに心の機微を丹念に掬いとった、それは淡々と流れていき、過ぎ去っていく。人の人生が不意にみせる綻びの深遠を垣間見せるが…それは、言葉にはし難いもので説明出来るものではない。だから、読み終えた直後に強烈な尾を引いた。
読了日:8月15日 著者:エマニュエルギベール
カフェでよくかかっているJ-POPのボサノヴァカバーを歌う女の一生カフェでよくかかっているJ-POPのボサノヴァカバーを歌う女の一生感想
ラジオで知る。登場人物の自意識を肥大化させた痛々しい言動、行動で笑わせるように見えて、登場人物のねじくれた個性に描写される絞り込まれたリアティに、抽出されたディテールから窺いしれる著者の鋭い観察力の妙味が深みを増して、何ものかに憧れながらもなれなかった方々の心を揺さぶる著者の造詣深い視線が非常に映えた作品だと思った。
読了日:8月16日 著者:渋谷直角
神聖かまってちゃん の子詩集 るーるるらーら神聖かまってちゃん の子詩集 るーるるらーら感想
「ロックとは、かわいさ、あとバランス感覚。」ですが、どちらかといえば、「神聖かまってちゃん」であるの子を現したような表現だと感じた気がします。境界性パーソナリティ障害の人を魅惑する綱渡りの危うさ。内に秘める葛藤、渇望、欠落は、それは、生きづらさを生み出しながも、莫大なエネルギー源を作り出すのです。非リアとリア充、もたざるものともっているもの。そこにたどり着きたいけど…たどり着いたら失われるであろうバランス。狂気と正気。保ちながらどう出すか。その中でも「ロックンロールは鳴り止まないっ」は象徴的に美しいのです
読了日:8月17日 著者:の子
タケヲちゃん物怪録 3 (ゲッサン少年サンデーコミックススペシャル)タケヲちゃん物怪録 3 (ゲッサン少年サンデーコミックススペシャル)感想
新キャラ・山田姫なる敵対する人物やタケヲに巣くっている空亡の登場と話が明確に動き始めた印象。空亡なんて妖怪聞いた事ないから調べたら化け物だね。みんな成長してる分、どう立ち向かい、どう決着を着けるかが楽しみだよ。独特な絵柄でありながら、総じて愛らしいキャラ描く巧さがあるなとは感じていたけど、特に特徴的な口の〜〜〜やωの女の子が可愛いなーと思ったけど、山田姫って「FLIP-FLAP」の山田さんなの?Wikiで調べたらスターシステムについて言及されてるし…むむむっ
読了日:8月18日 著者:とよ田みのる
しょたせん(3) <完> (シリウスコミックス)しょたせん(3) <完> (シリウスコミックス)感想
あのさぁ……こ↑こ↓までヒドい漫画…なかなかお目にかかれないよ。別の悪い道を歩んんでいた西尾のベクトルは、この巻を迎える事によって完膚なきなものまでに貞操は蹂躙され、ガツガツと犯されてパーンってなりましたね チンコが。まったくパンパンだぜ!!更生した姿は、ある種の突き抜けていった清々しさを残しながも、背負った業の深さが滲み出る顔立ちに…。紳士淑女の皆様読まないか
ところで完穴したしょたせんを見てくれこいつをどう思う
読了日:8月20日 著者:内々けやき
ファミ通と僕 1998-2000 (ファミ通BOOKS)ファミ通と僕 1998-2000 (ファミ通BOOKS)感想
世界中の子供達の為に命を懸けたデスゲームで、何度も危うい目にあいながらも懸命に立ち向かう伊集院光さんの勇姿には涙なくしては読めませんでした。そして、この本を多くの読者に届ける為に、ファミ通編集部から支給されたカーボン用紙を用いて不眠不休で奮闘する姿にも胸が熱くなりました。ばーか、ばーか、ちゃんと感想書け!何書いても良いんじゃないんだぞ!真実が一個もねぇよ!では、伊集院光さんが、大好きなパワプロのコラムが多く、奇妙奇天烈な名の選手については勿論のこと、思いの丈を綴ったコラムは好きで好きで堪らないと
読了日:8月20日 著者:伊集院光
波打際のむろみさん(4) (少年マガジンコミックス)波打際のむろみさん(4) (少年マガジンコミックス)感想
大体、あとがきで著者自身が、自虐を入れつつもきっちりと自身の作品を分析されているので今後のことをしっかりと見据えた姿勢が窺い知れて好印象。あと、著者の博識に裏付けされた知識がネタに昇華され、それが笑いになっているのも感嘆してしまうが、たまにかなりブラックよりなネタには笑いつつも…消されてしまわないか心配(笑)あとは、本当なのか誇張なのか真意がよく判らないが、担当との関係に軋轢が見える文章にも心配してしまう。
読了日:8月22日 著者:名島啓二
みそララ 3 (まんがタイムコミックス)みそララ 3 (まんがタイムコミックス)感想
一巻を読み返してこの巻読むと絵柄の上達には、舌を巻く凄さ。尋常じゃない。バーベキューの話はコメディ要素が多分に含まれていて、笑えて、さらりと恋愛ラボから絡みがありながらも棚橋兄と妹達の関係性については気になる展開。まぁ、今後触れていくとは思うが…何よりもこの巻は、ケーキ屋・エスリープのパンフ制作に取り掛かる穀物トリオの物語が凄く惹きつけられた。あと、台詞の「セオリーはあっても正解はない」何気に印象に残っている。
読了日:8月23日 著者:宮原るり
みそララ 4 (まんがタイムコミックス)みそララ 4 (まんがタイムコミックス)感想
笑いを織り交ぜつつも緩急がついたライターとして経験を着実に積んでステップアップする物語の流れにリアリティが混じった塩梅の造りは癖になる面白さがあるな。この巻では言葉の扱い、客観、主観についてのことは思惟に溢れていた。漫画などを読んで感想を書いていると日本語の広大さと奥深さは感嘆すると同時に難しいなと感じてたから為になる話であった。あと、客主観は前から漠然とは感じてはいたが、客観性=伝える為に必要な力、主観性=訴えかける為に必要な力という風により解釈された。
読了日:8月23日 著者:宮原るり
みそララ(5) (まんがタイムコミックス)みそララ(5) (まんがタイムコミックス)感想
一番面白かった。何が、面白いって著者自身の経験が存分に漫画に活きてるからだ。人から引き出すその人なりのストーリーがこの漫画だけではなく、著者の作品達に活用され、漲って生かされてるから。キャラ造形を記号の塊にはせず、向き合ったキャラ1人1人にはストーリーが含まれていて、実像がくっきりと浮かび上がる。それにイベントを通じて成長させ、着地点の先に広がる景色が、また素晴らしい。そんなキャラ達を見ていたら無駄なことだと思ってるものだって力になると背中を押して貰える。
読了日:8月23日 著者:宮原るり
みそララ (6) (まんがタイムコミックス)みそララ (6) (まんがタイムコミックス)感想
人と人の繋がりと成長が印象に残った巻。米子の成長は、人は変われることへの素晴らしさがよく表れた姿だった。自身も変わろうする姿勢もそうだが、周りの後押ししてくれる環境も良いな。人は一面的ではなくて多様性と多面性を持った生き物だと深く感心したが…大人になるというのは、色んな側面を獲得し、自己に繋げて、更にコミュニティーを広げて大きなネットワークを形成するのが本来あるべき姿ではないかなんて思いました。
読了日:8月23日 著者:宮原るり
ヴォイニッチホテル 2 (ヤングチャンピオン烈コミックス)ヴォイニッチホテル 2 (ヤングチャンピオン烈コミックス)感想
喜びと悲しみのごった煮風味(入れちゃいけないものを隠しで入れているけど…)
読了日:8月27日 著者:道満晴明
サーバント×サービス(3) (ヤングガンガンコミックス)サーバント×サービス(3) (ヤングガンガンコミックス)感想
ふへへへへへ!!!!!かわいなぁ…
読了日:8月27日 著者:高津カリノ
僕は問題ありません (モーニングKC)僕は問題ありません (モーニングKC)感想
「多くを語りたいが語らせて貰えない」作品。素晴らしい作品ほど言葉は溢れ出て、雄弁に語りたくなるが…この著者の漫画でしか味わうことが出来ない純粋培養されたこの感性には、ただ、ただ圧倒されるばかりで、口は噤ぐみ、言葉を失ってしまった。はっきり言える事は、一生大事にして手元に残して置きたいということ。あぁ〜また次回作を待ち焦がれる日々だ。あぁ、何て幸せなことなんだろう。
読了日:8月28日 著者:宮崎夏次系
俺物語!! 4 (マーガレットコミックス)俺物語!! 4 (マーガレットコミックス)感想
一本気で直球な揺るがない意志を持っている猛男に柔和でありながらも心はしっかりと一途に想いを寄せる大和の世界はかなり確立されてるので、猛男に想いを寄せる別角度からのアプローチを当てた始めた印象を持ったが、猛男は変わらない。猛男の中で、大和の存在が膨らむ事でふつふつ湧き上がる幸せを噛み締めながら日々を過ごす猛男の姿は読んでいて笑えて、微笑ましい光景だが、それは周りに影響を与えてしまうのだが…猛男は山の如く悠然に聳え立って構えているだけにやはり格好いいけど、物語の軸としたら大きく変化はさせづらい完成された主人
読了日:8月28日 著者:アルコ
ヒストリエ(8) (アフタヌーンKC)ヒストリエ(8) (アフタヌーンKC)
読了日:8月31日 著者:岩明均

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