2013年11月まとめ

2013年11月の読書メーター
読んだ本の数:40冊
読んだページ数:6257ページ
ナイス数:140ナイス

波打際のむろみさん(6) (少年マガジンコミックス)波打際のむろみさん(6) (少年マガジンコミックス)感想
鳥がぞくぞくと増えだした巻。みんなピーチクパーチクしていて可愛いなぁ。あと、あとがきで作品を自虐的に皮肉って解説してきているが、この自虐が笑えなくなったら本当に終わりだろうねぇ。でも、型が出来上がりながらも、物語を派生させているから、鮮度はまだまだありますね。
読了日:11月1日 著者:名島啓二
P.S.すりーさん (GAME SIDE BOOKS)P.S.すりーさん (GAME SIDE BOOKS)感想
コンシューマーの擬人化漫画。ゲームの情報が濃密で、?となるものもあるが、欄外で説明されていて助かる。すりーさんの境遇の不遇さからくる厳しさを、ひたむきな健気さで頑張る姿が泣ける。そして、見守るつーさんの姿勢にも涙腺を刺激させられる。何で擬人化もので健気さが推し出される作品は、こうも良いのだろう。「びんちょうタン」もそうだが、あんまり読まれないけど、こういう作風は良い打率を打つな。
読了日:11月1日 著者:IKa
宮田書店へようこそ!  水あさと短編集 (フラッパー)宮田書店へようこそ! 水あさと短編集 (フラッパー)感想
クソワロタwww「帰れない二人」は、本当は笑うような作品じゃないのに…なのに…学園祭の出し物に全て持っていかれた。クソwwwwそれ、プロ仕様だと40万円もする代物で、使用用途が不明なやつだぞ(笑)何、造ってんだよ。あと、宮田書店の元は、宮脇書店かな?全体的に言えるのは、丸っこく描かれた泣き顔や恥ずかしがる顔が、表紙からも判るように印象的。それと、勢いよく進めてテンポ良く畳むからサクサク読める。
読了日:11月1日 著者:水あさと
富士山さんは思春期(1) (アクションコミックス)富士山さんは思春期(1) (アクションコミックス)感想
中学生の等身大の恋愛がこそばゆいながらも心地よく読める。ヒロインの健康的に振り撒くエロスとそこについつい目がいってしまう彼とのいい距離感と流れる空気が甘酸っぱい。「高校球児ザワさん」に似た時折、見せるフェチな描写もこの作風に拍車を掛けていて、ますます、素晴らしいものにしていて何とも。しかし、富士山さんかわえぇぇぇぇぇぇぇぇ
読了日:11月1日 著者:オジロマコト
幼姫姦々 (XOコミック)幼姫姦々 (XOコミック)感想
手に入らなければ…いそ、壊してしまえば良い。振り回されたことへの執拗な愛憎と暴力の入り混じった起伏がおどろおどろしい。攻撃性、残虐性、独占欲、偏執、優越感。冷めた目線に希薄した感情と激情した感情の揺り動かしの歪みが凄まじい。そして、受ける側の声ならぬ声、叫び、許しを乞う姿に関係なく暴力は粛々と遂行され、心身は蹂躙され、何もかも奪われた先に待っているものには暴力的表現よりも、あまりにも報われない救われなさの残る容赦ない絶望の末路にゲロが出る。だが、この作品には被害者は居ない。そこは明確にせねばならない。
読了日:11月2日 著者:つくすん
コイナカー恋膣 (メガストアコミックスシリーズ No. 336)コイナカー恋膣 (メガストアコミックスシリーズ No. 336)感想
そこから、そこへ、そして、繋げて、繋げて、そこに決めますか!!くぅーーっ!やりますね。試合展開、試合流れ、finishがビューティーフゥーです。ムムッこれ初単行本何ですか?いや〜初単行本とは思えない作品です。素晴らしいポテンシャルを持っていますよ。評価が高いのも頷けます。いや〜次回の作品も楽しみです。射精しちゃっていいんですか?いいんです!!くぅーーーっ!!抜きすぎ注意なんです!!なにこれエキサイティングして川平降りてきたよたぶん、昨日観た楽天カードマンのせいだ
読了日:11月4日 著者:らんち
スーホの白い馬―モンゴル民話 (日本傑作絵本シリーズ)スーホの白い馬―モンゴル民話 (日本傑作絵本シリーズ)感想
理不尽な力にも消え失せる事なく、変わる事もなく、想いを寄せられること、受けられるということへの大切さ。切り裂かれても、白馬のスーホーに対するひたむきで想う姿は人々の心に響く。スーホーの馬頭琴が子から子へと弾かれ続かれることに想いを馳せながら読了。
読了日:11月5日 著者:大塚勇三
暗殺教室 4 (ジャンプコミックス)暗殺教室 4 (ジャンプコミックス)感想
私は、ただのビッチには興味ありません。抵抗し、抗おうと身を奮い立たせるが、屈辱を味わい、現実に負け、あまつさえ実情を享受し、卑しくも受け入れてしまう。だが、負けじと立ち向かって、おねだりをねだり、最終的に恍惚した顔を晒してしまうビッチには大いに興味があります。イリーナ先生はビッチの鏡だ。良い表情をしている。どれ、おじさんがアメをあげよう。えーあとは、殺せんせーの弟登場で、シリアスな展開ながらも伏線を多分に含ませ、続きに緊張感を保たせながら次に繋げる展開が良いですね。それと野球開幕しました。
読了日:11月5日 著者:松井優征
暗殺教室 5 (ジャンプコミックス)暗殺教室 5 (ジャンプコミックス)感想
第一段階では、子どもが興味を持って連続的な活動を行うように経験的状況を設定します。第二段階では、その状況の中に子どもの思考を刺激する問題が現れるようにします。第三段階では、子どもがその問題を解決する為に必要な情報を獲得し、事態を観察するようにします。第四段階では、子どもが解決策を思いつくように示唆を与え、その解決策を適切な仕方で子どもに責任をもって展開させます。そして最後の第五段階では、子どもが自分の解決策を実際に適用して意味を明らかにし、解決策の妥当性を発見する機会を持つようにします。
読了日:11月5日 著者:松井優征
アイアムアヒーロー 13 (ビッグコミックス)アイアムアヒーロー 13 (ビッグコミックス)
読了日:11月6日 著者:花沢健吾
よんでますよ、アザゼルさん。(10) 限定版 (イブニングKC)よんでますよ、アザゼルさん。(10) 限定版 (イブニングKC)感想
左様でございますか
読了日:11月12日 著者:久保保久
匿名の彼女たち(1) (ヤンマガKCスペシャル)匿名の彼女たち(1) (ヤンマガKCスペシャル)感想
煩わしさ、しがらみを覚えてまで付き合うよりは、割り切った関係のままに欲求を満たしてくれる風俗の繋がりが端的にタイトルに表れているのではないでしょうか。嬢たちから見え隠れする実像に深く踏み込まず、深入りはせずに消費される装飾に飾られた虚像たちは、侘びしさを窺えさせながらも男性を癒してくれる関係性は、なくてはならない産業ではないでしょうか。とりあえず、地方へ出張が多い方には、出張のお供に風俗街マップは心強い存在にはなるとは思いますよ。童貞はこれ読んでソープに行け!
読了日:11月12日 著者:五十嵐健三
孤独のグルメ (扶桑社文庫)孤独のグルメ (扶桑社文庫)感想
都会に住まう者たちにとって大きく共感が享受出来うる作品だと感じた。都会に於ける豊潤な種類と幅広い選択肢の中から選べる喜び。それを得るには、行動が伴い、勇気がいる行為ではありはするが、食する前の期待を巡らせる胸の高鳴り、そして、それが期待通りだったり、以上だったりした時の勝ち得た悦びを噛み締めながら、幸せな一時を食す姿を擬音とワザとらしい解説を織り交ぜながら食物を戴くということへの楽しさが良く描かれているものだから、此方も釣られて食欲をそそられる。
読了日:11月12日 著者:久住昌之,谷口ジロー
私はフーイー 沖縄怪談短篇集 (幽BOOKS)私はフーイー 沖縄怪談短篇集 (幽BOOKS)感想
妖怪でも幽霊でもなくマジムン(魔ノ物)に畏怖の念を抱いているような印象を受けた。石敢富、シーサー、サングワーしかり魔除けが沢山、存在するからね。夜に筋道、畑道を歩くとウジーのざわめく感じや鬱蒼とした包み込む雰囲気や少し道からズレたら、そこかしらに転がっている異境に引きずり込まれるような何とも言い難い空気が、よく顕されていて、しにひびりながら駆け抜けるように読んだ。しかし、日常が地続きに繋がっているからやっけーだね。あと、囚われた人の暗澹とする人の暗部がやはり怖いねー。沖縄の排他的な部分もそうだけど
読了日:11月14日 著者:恒川光太郎
さよならソルシエ 2 (フラワーコミックスアルファ)さよならソルシエ 2 (フラワーコミックスアルファ)感想
すべてはソルシェのシナリオ通りに。史実のイメージ像を逆手にとった発想の転換。私は嫌いでは無いが駆け足気味に幕を閉じらせたのは少し不満かな。才能に嫉妬心を抱きながらも、誰よりも惹かれ、好きだったんだね。テオは。生前中に評価を受けないままに不遇な生い立ちで世の中を去ったフィンセント・ファン・ゴッホ。その史実のバックグラウンドの事情と創作上で披露される自らも葬る覚悟で挑んだ一世一代の魔法のタネ明かしは、史実のバックグラウンドと併せると鮮やで、どこか切ないね。
読了日:11月14日 著者:穂積
失踪日記2 アル中病棟失踪日記2 アル中病棟感想
読まないと思い立ち読了。アルコール依存というよりは精神疾患の観点から読んでしまった。まぁ、アルコール依存にその側面が十分に含まれるが…。
どういうプロセスを経てこの視点が養われたんだろう?
断酒により依り何処を無くし、アル中によって漫画すら描けなくなった状況は、著者を多分に構成していたものへの喪失=アイデンティティの消失。それは「自分が自分である」ことに違和感を生み出し、自分がどういう社会的立ち位置、役割を担うにしろ、無理をしている感覚を伴ってしまい、
読了日:11月15日 著者:吾妻ひでお
ペコセトラ (Feelコミックス)ペコセトラ (Feelコミックス)感想
ダ・ヴィンチで知った。3年の積読を経て読了。えらく妬いてしまう。羨ましく思っちゃう。私にこういう青々しい青臭さが無かったから嫉妬するのかしら。すかしていて、ドロッとしていて、様々な欲望がありありと胸を蠢いているのに…でも、胸に秘めていたり…と。別に劇的な変化は無く、淡々と流れているのに、そういう情緒を含んだ感情が脈々と波をうっているんだよね。大波小波と。いろいろめんどくさいが、どれもこれも、それもこれも、あれもこれも、何も彼もひっくるめて生きているんだよね。
読了日:11月18日 著者:渡辺ペコ
富士山さんは思春期(2) (アクションコミックス)富士山さんは思春期(2) (アクションコミックス)感想
くゎーーーこいっわは堪んねえなぁ〜。なんという初々しい甘酸っぱさ。2巻でも富士山さんは絶好調に可愛くて、富士山さんを愛でる目線も踏まえながら、その彼氏の上場の必死に背伸びして格好をつけようと健気に頑張る姿も、これまたいじらしいですなぁー。あぁーもう、あぁーもうさぁ〜こういっうさぁ〜、こういった青春を過ごしたかった………。傘のシーンがやはり良い。
読了日:11月20日 著者:オジロマコト
名探偵マーニー 3 (少年チャンピオン・コミックス)名探偵マーニー 3 (少年チャンピオン・コミックス)感想
時たま、んっ?となったまま、終わっていく話が見受けられるが、この作品もとい著者の才覚を信じてます。
読了日:11月20日 著者:木々津克久
友達100人できるかな(5) (アフタヌーンKC)友達100人できるかな(5) (アフタヌーンKC)感想
友達を作る→また友達を作る。この流れは長期連載には保たなかったか。だが、堅実な締め括りは素晴らしい。やっぱり、愛ね。愛が一番尊いわ。原動力の根幹。人は完全無欠のスーパーヒーローになれないし、無性生殖する生物でもない。誰もがやり切れない思いで悩み、葛藤し、向き合っている。弱さで間違えるけれども、それを超えて変わろうとする、変われるという事実。ないものを埋め合わせようと、求めるようにたぐい寄せ、掴み取ろうとする。それを、繋げて世界はまた広がって育まれていく。
読了日:11月20日 著者:とよ田みのる
友達100人できるかな コミック 全5巻 完結セット (アフタヌーンKC)友達100人できるかな コミック 全5巻 完結セット (アフタヌーンKC)感想
限りなく2400冊目登録本に近い作品。
読了日:11月20日 著者:とよ田みのる
フミコの告白+メイキングブック(DVD付)フミコの告白+メイキングブック(DVD付)感想
2400冊目登録本。この登録本は、しゃぁない。本当に思い出深い作品。これ観て一息し、「けいおん!」で区切っていたな。調べたら「けいおん!」26:35〜で。二期だったわ。17時間勤務かい。ほぇ〜
内容は、YouTubeに公開されているので、別段述べることはなく尺2分ちょいで観れるので、各々に感じとればと…。より深く、より詳しく世界を知りたい方には、本はお勧めですかね。同じ監督の作品「陽なたのアオシグレ」が上映されているみたいだが、地方の上映は無さそうだなぁ(T_T)
読了日:11月21日 著者:石田祐康
ジゼル・アラン 4 (ビームコミックス)ジゼル・アラン 4 (ビームコミックス)感想
久しぶりに読むものだから、思い出しながら読了。ジゼルのころころ変える天真爛漫な表情、人を引き込む瞳の力強さ、お人好しと呼ばれてしまうお節介な部分が「どうしたらみんなの為になるのか?」「それを実現するには」の前向きな姿勢の描写がよく映えていた。それでも、力が及ばずに上手く立ち回らずに人を傷つけたり、傷つけられたりしながらも、周りに助言を得て、諦めずに強欲に尽くす姿勢は気持ち良く読めました。本当、愛おしい子。こんな素敵な太陽のようなお嬢さんならエリックも簡単に照らしてくれることを感じながらこの引きを見る。
読了日:11月24日 著者:笠井スイ
活字倶楽部 ’03秋号活字倶楽部 ’03秋号感想
乙一目当てで購入
読了日:11月24日 著者:
青春と読書2007年12月号青春と読書2007年12月号感想
乙一の為に購入
読了日:11月24日 著者:
ラブやん(19) (アフタヌーンKC)ラブやん(19) (アフタヌーンKC)感想
パンツ&ストッキングに年端も行かない子どもを任して、跋扈させるこんな町イヤだよ(笑)まぁ、話も二人も相変わらずだが、ラブやんの女の部分を触れられるようになったり、同窓会に参加したりとフサさんなりに齢を重ねて進歩しているのかなと思ったら、己の乳首同士を闘わせる姿には変わらんなと。恋人というか、もう長年連れ添った妻を娶った感を完全に醸し出しているので、あとは、就職したら終止符だが、まだ、このマンネリを見ていたいと思えてしまえることが、この作品として凄さを如実に語る。
読了日:11月25日 著者:田丸浩史
アーサー・ピューティーは夜の魔女 (MFコミックス フラッパーシリーズ)アーサー・ピューティーは夜の魔女 (MFコミックス フラッパーシリーズ)感想
作品自体でも面白いのだが、最後の最後に思わぬゲストの登場に度肝を抜かされた。それが、ストーリーを損なわせることも、白けさせることもなく、絡めとったような導入は、見事としか言うほかない。
読了日:11月25日 著者:木々津克久
聲の形(1) (少年マガジンコミックス)聲の形(1) (少年マガジンコミックス)感想
既視感を誘う根付かれた空気とリアリティ。
この作品に出て来る聴覚障がい者に限らずに、異物を作り出して、祭り上げて、除外し、排除する行為。そこに、一貫性があるものでは無く、次に誰が誰に牙を剥けられるかもわかり知り得ない不安感。標的を変える悪意ある移り変わりが、起こす不安定な空気と空間。女子の粘着質な仲間外れと連帯感がなかなかどうしてか気持ち悪かったが、それ以上に、先生の対応の方が胸くそ悪くなる。人の汚さ、黒さをこうも忠実に表し、克明に描きあかしたのは、一種の才能でしょう。そん中で西宮硝子の優しさが……。
読了日:11月25日 著者:大今良時
マンガ死ぬこと以外はリスクじゃない!!!与沢翼物語ー平成の肉食主義ーマンガ死ぬこと以外はリスクじゃない!!!与沢翼物語ー平成の肉食主義ー感想
最近の「闇金ウシジマくん」で見たような奴が出ていて、ファミマで見たこの漫画だったことを思い出し、人なりを知る為に読んだが、絵に描いたようなクソデブ成金野郎だった。この漫画で得るものは大したものは何もなく、あるのは金を持ったもん勝ちであるということだけ。
読了日:11月25日 著者:与沢翼
波打際のむろみさん(7) (少年マガジンコミックス)波打際のむろみさん(7) (少年マガジンコミックス)感想
この巻からアニメ化の話が出ていたのか。物語に進展がそれ程見受けられないのだが、キャラたちを多角的な方向から魅せながら、キャラの根幹は変わらない安定性があるからブレがない方向性で安心して読み込んでいける。イエティの師匠のサイクロプスが登場したが、また面倒くさいキャラ(笑)この作品に出てくるキャラたちは、どこかしら面倒くさい部分があるキャラクターが多いけど、みんな愛着があってみんな良いな。
あと、気になったのがむろみさんが銀紙噛んで「ウェッ」ってなっていたけど、銀歯あるんかい。
読了日:11月25日 著者:名島啓二
失恋ショコラティエ 7 (フラワーコミックスアルファ)失恋ショコラティエ 7 (フラワーコミックスアルファ)感想
告白に返事を得られないまま、去ったサエコ。迎えたホワイトデー。諦めた爽太は、えれなの元へ向かおうとするが、サエコが目の前に現れて、その夜から…えらいこっちゃ、ええええらいこっちゃ、サエコ無双の幕開けだ。男女のそれぞれの関係性に、難癖もあっとて、解けるのかよっていうぐらい複雑に絡み合っていて、その読者に突きつける嫌な展開は、あああぁぁぁ!もぅーっ!と叫ばずにはいられないぐらいめちゃくちゃ面白過ぎる。
読了日:11月25日 著者:水城せとな
花と落雷 2 (マーガレットコミックス)花と落雷 2 (マーガレットコミックス)感想
勘違いから八千代を避けてしまう海美帆。そんな状況を変えるべく想いを告げた先に待っていた八千代の過去。語られる内容は恩師のことであったが…後悔はどうやったってするものであってしないようにしても生まれてくる。けれども、後悔は人を悩ませ、苦しめるけど何者も強くする。前を向かせる力になる。でも、それを乗り越えるのは難しい。1人では、難しいかも知れないけど、1人が2人、2人が3人と。支える人、支えてくれる人が居る事の尊さと心強さが、切なくも眩しく描かれる綺麗な作品であった。
読了日:11月26日 著者:渡辺カナ
恋愛ラボ (9) (まんがタイムコミックス)恋愛ラボ (9) (まんがタイムコミックス)感想
どうりで前巻から刊行ペースが異常に早いわけだわ。4コマと恋愛ラボは箸休めの体裁ではあるが、このクオリティの高い出来を維持しながら、コンスタントに、こうも仕上げられるものなのか。心底、著者のその才覚に慄く。内容は、キャラを引き立てる組み込み方と組み立てが抜群に秀でていて相変わらず惚れ惚れする。杉原先生、水嶋の彼氏(山崎)、園部ヒナ、リコのじーちゃん、モブ三人衆、「みそララ」しかり、あの子もその子もどの子も、どれもかしこも取りこぼす事もなく、誰も彼もが、係わりあって、惹き立てられ、結びあい、紡がれていく
読了日:11月26日 著者:宮原るり
ひとりぼっちの地球侵略 3 (ゲッサン少年サンデーコミックス)ひとりぼっちの地球侵略 3 (ゲッサン少年サンデーコミックス)感想
ロシアから来た転校生・アイラ。薄いながらもエラメアの血をひく彼女は、オルベリオとして先輩と、岬一との関係を警戒するが…来た!ロシア娘!貧乳を気にするオプション付き。よろしい。でも、先輩の可愛さが際立っていた。クールだったのに明るく振る舞う為に奮闘する健気さをアピールしたり、地味眼鏡娘に嫉妬したりとデレだして可愛いのなんの。そして、侵略する宇宙人との戦闘シーンも躍動感があって良いし、そこで、吐露される先輩の想いが、このほのぼのする青春模様、恋愛模様を引き締める役割を果たして良かったです。
読了日:11月26日 著者:小川麻衣子
侵略! イカ娘(15) (少年チャンピオン・コミックス)侵略! イカ娘(15) (少年チャンピオン・コミックス)感想
国家権力登場。新キャラ・婦警の古川蛍子の頼りないドジな活躍が良い味を出してる。また、それをフォローしていくイカちゃん(笑)侵略者として頼りなくても、街の治安を守る保安官としての頼りがたさよ。その侵略者として良いのかという立ち位置の悲哀と、2人のほんわかしたやり取りが癒されつつ、笑えました。それと、たまに弱いオチはありはするけど、時たま凄いのがあるから不意を突かれる。その中でも、第275話、278話のオチが好み。
読了日:11月27日 著者:安部真弘
ちはやふる(22) (Be・Loveコミックス)ちはやふる(22) (Be・Loveコミックス)感想
挑戦権を賭けた名人位・クイーン位挑戦者決定戦。西の代表に逢坂恵夢、新。東の代表には、元クイーン猪熊遥、原田先生。3本勝負を制して切符を手に入れるのは、果たして誰なのか…成長を増す芽吹きの勢いある息吹きと、経験を幾重に重ねた老練が重ね合わせる試合が本当に熱い。その試合は、まばたきすら惜しく、吐く息すらも煩わしく、その熱気に吸い込まれる。胸の高鳴りが抑えられないぐらいドキドキするんだ。その中で語られる原田先生の胸中の
読了日:11月27日 著者:末次由紀
おとめくずし (WANIMAGAZINE COMICS SPECIAL)おとめくずし (WANIMAGAZINE COMICS SPECIAL)感想
これは…エロい(確信)出し殻になるだろう(更なる確信)
読了日:11月28日 著者:ひげなむち
ひとりぼっちの地球侵略 4 (ゲッサン少年サンデーコミックス)ひとりぼっちの地球侵略 4 (ゲッサン少年サンデーコミックス)感想
両親を亡くした10年前の事件。両親を殺したのは、本当に凪の言うとおり先輩なのか。答えを求め過去に遡る岬一。そこで、見たものとは…この巻で語られる過去編によって、作品がグッと押し上げられ、キャラには深み、物語には奥行きが出来て、俄然と面白さが増してきた。昔、読んだ古き良きの良質なSF青春ボーイ・ミーツ・ガールを書いたライトノベルを読んでいるようだった。しかし、本当に面白さが増したな。驚いた。まさか、こうなるとは…
読了日:11月29日 著者:小川麻衣子
俺様ティーチャー 8 (花とゆめCOMICS)俺様ティーチャー 8 (花とゆめCOMICS)感想
バカな子ほど可愛いものはないと、この漫画を読むほどに良く分かる。由井と番長も、やっぱり可愛いやつらやの−。
とりあえず、次巻から波乱が起きそうで、ギャグ少な目にならなければ良いんだが…あと、キャラが増えすぎて、キャラの判別が煩わしいのでこれ以上は勘弁、勘弁。
読了日:11月29日 著者:椿いづみ
脳内ポイズンベリー 3 (クイーンズコミックス)脳内ポイズンベリー 3 (クイーンズコミックス)感想
元婚約者から連絡が来て、早乙女との仲がギクシャクし始める。そん中で、まさかの越智からの告白に…主体性のない人物造型が良くも悪くも表れている主人公だなと。「良い人」で一緒に居て安心感はあるけど、魅力が湧かない。魅力があって、胸がときめくんだけど、将来性が見えない年下男性。「結婚」か「恋愛」か。妥協はしたくないが、理想ばかりは追えなくなりつつあるアラサー女子のシビアさが加わって迷いが、悩みが、打算が心の中を渦巻くのが、疲れるし、凄くリアルだ。どの人物も決定的なもの足りなさを感じるのも、またリアルだ。
読了日:11月30日 著者:水城せとな

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