2015年12月まとめ

2015年12月の読書メーター
読んだ本の数:25冊
読んだページ数:63612ページ
ナイス数:2526ナイス

日常(10)<日常> (角川コミックス・エース)日常(10)<日常> (角川コミックス・エース)感想
素晴らしき日々をありがとう。続くであろうと信じて願わなかった日常が終わる時、それはかけがえのない日々の名残り。原点回帰に戻り、殊更にカオスでシュールな幕引きであった。
読了日:12月30日 著者:あらゐけいいち
南極点のピアピア動画南極点のピアピア動画感想
Listen to Livetune - Tell Your World (Nor Remix) by Nor https://soundcloud.com/nor_sc/livetune-tell-your-world-nor-remix
読了日:12月30日 著者:野尻抱介
日常(10) 特装版 (カドカワコミックス・エース)日常(10) 特装版 (カドカワコミックス・エース)
読了日:12月17日 著者:あらゐけいいち
百足 1 (少年チャンピオン・コミックス)百足 1 (少年チャンピオン・コミックス)感想
読メで知る。痛快明晰。100人対1人との戦い。ただ恩人で好い人の救出の為に。100人相手に圧倒的、圧巻的に千切っては投げ、千切っては投げとする主人公の豪胆な強さに討ち取られていく密度の濃い敵・百足のスピーディーかつ止まりなき戦いの爽快感が堪らなく気持ちがいい。そして、合間に差し込まれるヒロインのお泉が振りまくぽわぽわした可愛さで緩急が出来上がっているのも好感触。このままのテンポ、濃度で完結にまで駆け抜けてしまえば大作になるのではないだろうか。
読了日:12月17日 著者:フクイタクミ
からかい上手の高木さん 3 (ゲッサン少年サンデーコミックススペシャル)からかい上手の高木さん 3 (ゲッサン少年サンデーコミックススペシャル)感想
こんな青春過ごしたかったこんな青春過ごしたかったこんな青春過ごしたかったこんな青春時代を過ごしたかったこんなこんなこんな……あぁ、せめて、一握りでもこんな甘酸っぱい青春時代を過ごしたかった…過ごしたかった過ごし…もうやだぁ…また劣情を抱かされた。もう嫌!イヤイヤイヤ他人と比べるのは嫌なのになんで私の隣に高木さんは居ないの私の青春はどうして私はこんな青春の一握も送れなかったのよ 怒り 羨望 否定 焦燥 穴 煩悶 空虚 反動形成 投影同一化 自己愛性 回避性 寂寞 接触 怯懦 喪失感 渇望 疎外 シ 憤死
読了日:12月16日 著者:死にたくなるしょうもない日々が死にたくなるくらいしょうもなくて死ぬほど死にたくない日々(2)(少年チャンピオン・コミックス・タップ!)感想
いやはやここまで来てしまうと寧ろ気持ち悪さを感じるな。紛うことなき天才と思えた。此処まで才覚を見せしめ、変貌を遂げ続ける漫画家も珍しい。然し何処に向かうのだろうなぁ、阿部共実。そして、如何にして辿り着くのか。また其処には何があり、どういう形が残るのか。デフォルメの効いたポップなキャラ造形も描け、高野文子を感じさせる蚊の視点(蚊瞰)の表現技法から持ち得る言語センスで詩的に散りばめれた台詞、独白に彩られた内面世界を情緒的、感傷的に映し出す描写が言葉でも言い尽くせない絵ですら語り尽くせない境地にまで昇華されてる
読了日:12月13日 著者:阿部共実
ダ・ヴィンチ 2016年1月号ダ・ヴィンチ 2016年1月号
読了日:12月13日 著者:
進撃の巨人(18)限定版 (講談社キャラクターズA)進撃の巨人(18)限定版 (講談社キャラクターズA)
読了日:12月13日 著者:諌山創
ポプテピピック (バンブーコミックス WINセレクション)ポプテピピック (バンブーコミックス WINセレクション)感想
POPOUTEPIPICK-THEME聞きながら。みんな〜ポプテピピックはっじまっるよ〜!わあいポプテピピック あかりポプテピピック大好き この漫画のなにが面白いって装丁を小石川ふにが手掛けてることでしょう。いい仕事してますねぇ〜手の凹凸が気持ち悪いほど表れています。内容に触れるとポプテピピックの半分はコピペで出来ています。そして、他は竹書房に対す怨念と恥知らずなパロネタ、風刺ネタ、趣味丸出しの訳がわからないよなシュールネタのとびきりのクソ4コマなんでこんなの読んでないでミッソンインパッセボーゥを読もう!
読了日:12月12日 著者:山本崇一朗
乙嫁語り 8巻<乙嫁語り> (ビームコミックス(ハルタ))乙嫁語り 8巻<乙嫁語り> (ビームコミックス(ハルタ))感想
来ました、待ってましたという訳で表紙からわかるようにパリア編に突入。根は優しくも率直なのだが、お転婆で感情表現を表に現すのが不器用で語弊を生みやすい為に周囲と自身の女性らしさを比べて気苦労を抱えたりとしながも不得意であった刺繍をチクチクと編むパリアの乙女チックさ!そして、前回描けなかった分、刺繍の描写には気合が入っていますね(笑)パリアの性格上、歯痒さやまどろっこさも覚えるが、辛いことも想う人が居ることで出来る。そして、前に進める喜びがぎゅぎゅっと伝わる。手間の掛かる子ほど本当に可愛くて去る時はいと悲しき
読了日:12月15日 著者:森薫
木曜日のフルット(5)(少年チャンピオン・コミックス)木曜日のフルット(5)(少年チャンピオン・コミックス)感想
ホラーテイストが多いものの何気ない日常の平行線上にあるって感じ。故に肩肘張らずに読めるというのは石黒正数では新鮮に思える。
読了日:12月15日 著者:石黒正数
大川ぶくぶ
こんな軆でいいのなら (キャノプリCOMICS)こんな軆でいいのなら (キャノプリCOMICS)感想
君は知っているか!九井諒子の「現代神話」「はたらけ、ケンタウロス」が持て囃されていた時、私の中でZトン(SHIS)のケンタウロスの薄い本も密かにきていた事に!そして、最近馬姦しようと68歳の米国人が逮捕されたことに!人間の飽くなき性欲!今後そのパトスを、経験をお馬さんではなく、紙の上にぶつけて欲しいと願う。閑話休題。今は前程では無いものの人外ものが流行っていたが、御多分に洩れずその時流に乗って来た本著だが、人外、亜人に対する直向きな情熱と綿密に練られた考察、設定のデティールから伝わる愛情が本当に素晴らしい
読了日:12月11日 著者:Zトン
宵山万華鏡宵山万華鏡感想
「きつねのはなし」のうすら寒さを覚えるホラーチックティストの宵山様を巡る闇の部分と著者お得意の無駄なことに全力を、無駄のことにも情熱を、これこそ青春と言わずとして何という滾る阿呆どもが練り歩くティストの明の部分が妙味一体となって宵山を舞台に展開する物語は宵山万華鏡の名の通りにコロコロとその様を変え、惑わし、ふっと気付いたらどっぷりとその幻想的リアリズムに誘われ浸かっていた。祭りの喧騒に胸躍る高揚感と終わり後のうら寂しい寂寥感残る読み心地、読後感であった。6年も積んでいたのか(愕然)
読了日:12月10日 著者:森見登美彦
誘爆発作(5) (シリウスKC)誘爆発作(5) (シリウスKC)感想
「オロナインない?」「それちょっとオロナインでは追いつかないんじないかしら…」「いや悪い悪い ちなみに俺はスラッガータイプで年56本打つけど どう?」「年棒いっさい払えないけど来てくれるなら…」
読了日:12月10日 著者:岡村星
誘爆発作(4) (シリウスKC)誘爆発作(4) (シリウスKC)感想
「何 その巨乳………モビルスーツ?」 相撲に熱い視線を送る女岡村星、ポスト内館牧子
読了日:12月10日 著者:岡村星
JCマニュアル (TENMA COMICS LO)JCマニュアル (TENMA COMICS LO)感想
関係性で生じる背徳感溢れる事の成り行きは薄味なものの出て来る女の子たちは基本的に明朗で無邪気な為に作品全体としてライトな仕上がりで読んでいて嫌な思いはせずに心地よく読み進められる。無知ゆえの純情さに輪を掛けて従順ながらも好奇心旺盛に積極的に行為に傾け、そして次第に心身とともに解れ、快楽に身を預けていき、とろっとろっに溶かした表情を浮かべる少女の様は非常にエロくて可愛い。「夏色苺飴」で浴衣姿で描かれた女の子が顕著だったが、うなじのラインの描き方が妙に艶めかしくて素晴らしい。ほつれた髪の余り具合がとても好い。
読了日:12月10日 著者:雪雨こん
ギャグマンガ日和GB 1 増田こうすけ劇場 (ジャンプコミックス)ギャグマンガ日和GB 1 増田こうすけ劇場 (ジャンプコミックス)感想
チャンピオンのギャグ漫画に多い印象の装い新たにリスタートさせる手法ではあるが、集めている方からしたら統一感が無くなるのであんまり芳しくは思わないが、内容的には特段の変更はないのでいいかなっと思った。話の突飛さやキャラクター性よりはワンフレーズで大いに笑った感じかなぁ。「おし黙って」「ママのおっぱい」「兵隊の足音がきこえるんだ」がお気に入り。特におし黙っての天丼と物語の調和にオチが幾分良かったので「フィアンセは夢追い人」が一番。あと、捲って背に載ってるクマ吉君の乳首の自己主張の強さ。
読了日:12月9日 著者:増田こうすけ
モデルグラフィックス 2016年 01 月号 [雑誌]モデルグラフィックス 2016年 01 月号 [雑誌]感想
模型誌ガルパン特集らしく読んだけど模型キットが意外と充実していて驚いた。作例は私にもうそのような趣味は無いので参考にはならないが出来上がっていく過程は面白く読ませて貰えた。
読了日:12月9日 著者:
アイアムアヒーロー 18 (ビッグコミックス)アイアムアヒーロー 18 (ビッグコミックス)
読了日:12月9日 著者:花沢健吾
ヤンデレ大全 (INFOREST MOOK Animeted Angels MANIA)ヤンデレ大全 (INFOREST MOOK Animeted Angels MANIA)感想
ヤンデレに殺されたい。撲殺 刺殺 絞殺 殴殺 斬殺 扼殺 ありとあらゆる手法をもってして殺されたい。全身隈無く受ける鈍痛を骨身に沁みいて、幾度となく行き交い突き刺さる刃に鮮血を吐き出し噴き出し直走る激痛に襲われ、苦痛に歪み悶え苦しみの末に。体温奪われ冷たくなっていく中で君の体温の温かみを感じながら死んでいきたい。遠退く意識、死にゆく安らぎの中君だけを見詰めて死んでいきたい。夢心地の中やがて訪れる約束された安息の微睡みに死んでいきたい。狂おしいほどの愛で狂おしいほど狂ってしまった寵愛を一身に受け殺されたい。
読了日:12月6日 著者:
放課後Initiation (メガストアコミックス)放課後Initiation (メガストアコミックス)感想
成年コミック通算100冊。私的には待ちに待った著者の初単行本。初単行本ではあるが同人でならしている為に絵柄は波なく確立されたデジタル線画にはない鉛筆線画の温かみが残る柔らかいタッチで描かれた肉質感のあるボディラインの女性が艶かしい。そして、物語の構成もレベルが高い水準で構築されており、内容はソフトなものはほぼ無しに等しくてハードで重めな話が多いが、気にならなければ献身愛、歪愛、略奪愛、狂愛と様々な形が読める読み応えのある作品である。毎回読んでも「蟷螂の巣」のEDの旦那に向けられる千尋の冷めた表情に毎回笑う
読了日:12月5日 著者:荒井啓
れずちゅ〜らいふ〜いけない。女の子同士なのに・・・〜 (GL★オトメチカ)れずちゅ〜らいふ〜いけない。女の子同士なのに・・・〜 (GL★オトメチカ)感想
百合ではなくレズもん。途中からか描き慣れてきたようで絵柄の向上と違和感なく読み進められるようになるが、やはり最初の稚拙が目立つ。あと、キャラクターをもう少し深めてくれたら嬉しかった。でも、後半の方を読むと感じがいいので今後の作品をチェックしていきたいと思う。最近は同人誌から再編して電子化の出版やTwitterなどのネット公開から書籍化または複合的な出版の仕方が増えてきて色んな形態の出版形態が出来つつあるな。
読了日:12月5日 著者:左カゲトラ
地獄変地獄変感想
表現者としての業か人としての業か。何方がよりとして優るか。何処までも残忍に残酷になれるか。良秀と大殿様により遺された屏風絵「地獄変」その過程から炙り出される狂気の狭間に見える人から外れた人の形をした畜生。私の場合は大殿様の方がより狂った人と思える。まだ良秀の方が芸術家の矜持や作品に傾ける崇高さを感じさせるが、大殿様の私利私欲を満たす為に起こす行動の方が恐ろしさを臭わせる。いやはや人の浅ましさよ。怖い怖い。
読了日:12月5日 著者:芥川竜之介
君の膵臓をたべたい君の膵臓をたべたい感想
周期が巡ってきたかセカチューを思い起こさせる作品であった。アウトサイダーで観察者で傍観者のスキゾイド気質を持った斜に構えた青年が彼女とある出会い方をすることで知り、選択する図らずもな「他者との共感」。彼女との過ごす日々を滑らかにそれでいて軽やかな読み易い文体で伝えてくる主人公の感情の起伏による心情の変化と共に成長する鮮やかな収束は湿っぽい哀しみだけが覆い尽くすのではない後味の清涼感をもって去っていく様子は桜良を見送るには相応しい終わりと言える。あと一つ、帯は大仰に飾るものではない。それだけに作品が泣くぞ
読了日:12月5日 著者:住野よる
よつばと! (13) (電撃コミックス)よつばと! (13) (電撃コミックス)感想
ジャンボだけがいない巻。そして、ランボルギーニみうら分も不足してきた巻ではあったが、それを補い余るキャラの濃いばーちゃんの登場となる前巻から間が空いた13巻はその刊行ペースの遅延と絵柄の変遷に批判がよく挙げられるが、それだけによつばと!に傾けられた待ち望んで止まない熱い想いが感じられる。今巻は何よりもばーちゃんとよつばとの交流が見所だった。よつばの成長してずる賢さを身に付けるが子供らしいボロも出る幼さにそれを凛々しく諭したり、剽軽に受け流したり、またしっかりと受け止め教える愛情深い交流に思わずほろり。
読了日:12月2日 著者:あずまきよひこ
COMIC LO (コミックエルオー) 2016年 01月号 [雑誌]COMIC LO (コミックエルオー) 2016年 01月号 [雑誌]感想
マコちゃん絵日記100回おめでとう。クジラックス先生は791日振りに帰還。お務めご苦労様でした。
読了日:12月1日 著者: