2016年4月まとめ

2016年4月の読書メーター
読んだ本の数:34冊
読んだページ数:3990ページ
ナイス数:142ナイス

殺戮にいたる病 (講談社文庫)殺戮にいたる病 (講談社文庫)感想
正直、最後の1ページを読んでもまんまと騙されたという風にならず心の中では「????」で埋め尽くされ、その謎を解消する為に掻い摘みつつ読み返すとそのミスリードが露わに色彩を帯び始め、心に埋め尽くされた疑問符はいつの間にか「!!!!」によって塗り替えされていき、今まで見ていた風景は一変した。注意深く読み進めると色々と張り巡らせている、それを紐解く楽しさもある。叙述トリックにおける最高作の一つとして名が挙げられるのも頷ける。
読了日:4月3日 著者:我孫子武丸
毒どく猟奇図鑑 (EXコミックス)毒どく猟奇図鑑 (EXコミックス)感想
大体基本的にどの話も内臓ぐちゃぐちゃの肢体ズタズタの心身ボロボロに。「マテリアル」は文字通りに肉便器にされるコマはやはりインパクト大。3人の浮浪者においての内臓(モツ)から先に食す事への想像へ誘導する余白がまんまと作者にやられたなと思いました。腐敗の懸念に対する現れからなのかな?っと想像し、させてしまうぬっとりとした気持ち悪さが後味悪い。行為を肯定するための薀蓄もまたね、いやはやですよ。
読了日:4月3日 著者:氏賀Y太
富士山さんは思春期 : 7 (アクションコミックス)富士山さんは思春期 : 7 (アクションコミックス)感想
電子版に移行したけど見開きの繋ぎ目が目立たず丁寧な仕事をされている双葉社。そして、見開きを効果的に使っているのもわかる。動作を大胆に表すためのダイナミズムだったり、何気ない日常の富士山さんの仕草を表すものであったりと効果的に働いている。そして、何よりも効果的に効いていた上場と富士山さんの抱擁は青春1ページとして甘酸っぱい恋愛としての空間作りは巧く至高。この巻で終わりでも良いぐらい完璧で其処はとなく漂う寂寥感にはただならない才覚を作者に感じる。学生時代のノスタルジックと甘酸っぱさの触れ合い、素晴らしいの一言
読了日:4月3日 著者:オジロマコト
まほろばきっさ 2 (バンブーコミックス)まほろばきっさ 2 (バンブーコミックス)感想
15杯目であんずが溶接面被ってるけど手に持ってるのがハンマーで違和感を感じるが視線を逸らす為なのな。まほろばきっさにまた1人メイドさんが働く事になったが、経営難にならんのかと思ったが、謎の水推しで乗り切るシオリさんの経営に脱帽。100P(100円で1P)で水とは、800円水も吃驚。のちに修正はするが…。出て来る女性キャラどの子も可愛いが今巻はマリさんが抜群に可愛かった。
読了日:4月4日 著者:tugeneko
富士山さんは思春期 : 8 (アクションコミックス)富士山さんは思春期 : 8 (アクションコミックス)感想
最初は富士山さんの可愛さを愛でる、健やかで溌剌とした振り撒かれる健全な色気を思春期の男子目線で覗く物語の要素が強かったが、巻数を重ねるごとに上場は成長していき富士山さんと釣り合う関係性を築いた。恥ずかしがらずにさらりと格好良い台詞を言えるようになったり、富士山さんを想って立ち向かったりと本当に良い男になったなぁと染み染みと思う。富士山さんは言葉少なだが、表情や挙動で伝えられるのは作者の手腕だったなぁとこれまた染み染みと思う。1巻での「集合場所」発言から季節は巡り、また花火大会で締めくくられる。憎い演出だよ
読了日:4月4日 著者:オジロマコト
富士山さんは思春期 : 1 (アクションコミックス)富士山さんは思春期 : 1 (アクションコミックス)
読了日:4月4日 著者:オジロマコト
がいがぁかうんたぁ2がいがぁかうんたぁ2
読了日:4月4日 著者:クジラックス
娘の制服娘の制服感想
父と娘のソフト調教とあったけど、ハードな身体的な服従は無いにしても精神的支配はやはり凄いね、巧いというのもあるがいやらしいよね、ねっちこい。岡田コウ先生ロリものという枠より加虐的な男性像と被虐的な少女像から派生する男性とのインモラルな関係性、そして、少女に芽生える罪悪感と快楽との葛藤に差し込み責め立てられて生み出される情欲が非常に卓抜としている。で、出て来る永愛は商業誌でも掲載されているみたいなので今後、物語として絡むのだろうか。
読了日:4月5日 著者:おかだ亭
Girls Aloud!! Season1 総集編Girls Aloud!! Season1 総集編感想
素晴らしい。ある事情から妹の自慰を手伝う事になった兄が出て来るが、ペッティングからセックスまでの移行に至る迄にかなりのページ数が割かれていてこの割き方は商業誌ベースでは難しいからこそ非常に丁寧で丹念に触れ合いが進んでいくから心地好い。兄妹故の一線を越えてしまう事への躊躇、苦悩、抵抗を描き、理性と本能の鬩ぎ合いをしっかりと踏まえ、好きで愛おしいが為に自分の手で汚し、傷つけたくないと妹を想うが故に居る兄とそれでも飛び越えてくる妹ととの相思相愛っぷりは最高でした。服飾もきっちりと描き込まれていてこれも好い。
読了日:4月6日 著者:アレクササンダー
ナンバーガール (3) (電撃コミックスNEXT)ナンバーガール (3) (電撃コミックスNEXT)
読了日:4月6日 著者:谷川ニコ
無慈悲な8bit 1 (ファミ通クリアコミックス)無慈悲な8bit 1 (ファミ通クリアコミックス)
読了日:4月6日 著者:山本さほ
トクサツガガガ 6 (ビッグコミックス)トクサツガガガ 6 (ビッグコミックス)感想
物語の構成上グッとくる台詞や共感する事柄が多かった6巻。巻数が進むにつれ仲村さんに仲間が増え、垣根を越えたオタクの性と集い繋がることで悲喜交々なオタライフに新たな見地と広がり見せる世界の幅は面白くも指針ともなる。そして、最終的な戦いはやはり母親との決着であろう。あと、吉田さんがどんどんと遠慮なしになっていくのが最高。映画の感想を言いたいが為にいの一番に仲村さんに電話をする傍らに飲みかけの紙コップを握りつぶしているのをみて盛大に吹いたわ。此奴只者ではない。
読了日:4月7日 著者:丹羽庭
オタクの逝き方オタクの逝き方感想
オタクが死して遺された遺品についての身辺整理を述べた本ではあるが、オタクにも色々あり多岐にわたっており、所持しているコレクションの価値は一般ピーポーにはそれがわからんのです。それを踏まえて遺書の書き方から贈与に掛かわる税金、遺産相続のあらましの説明からPC、携帯などデジタル機器の処分方法、ネット銀行、SNSなどのネットに残存するデータ、パスワードデータの管理について言及し、
読了日:4月9日 著者:エックスワン
milk/in the milk総集編milk/in the milk総集編感想
家宝になりましたありがとうございます。家宝になりましたありがとうございます。家宝になりましたありがとうございます。家宝になりましたありがとうございます。家宝になりましたありがとうございます。家宝になりましたありがとうございます。家宝になりましたありがとうございます。家宝になりましたありがとうございます。家宝になりましたありがとうございます。家宝になりましたありがとうございます。家宝になりましたありがとうございます。家宝になりましたありがとうございます。家宝になりましたありがとうございます。家宝になりました
読了日:4月9日 著者:不可不可
ドリストア (メガストアコミックス)ドリストア (メガストアコミックス)感想
成年漫画の体裁ですがエロありのラブコメに近い。エロ漫画には余り無い台詞の多さとその飛び交う台詞から始まる勘違いで生じるHやズレた登場人物たちの掛け合いからおかしな方向へとどんどんと雪崩れ込みそのままHへ突き進む他では拝めないような勘違いネタから生じるシチュをふんだんに活用された物語は嵌る人には嵌るし、嵌らない人には全く嵌らないでしょう。話はクセがありますが、絵柄は掲載年数にばらつきはあるものの一定していて表紙の水準を保っております。
読了日:4月10日 著者:縁山
だがしかし 3 (少年サンデーコミックス)だがしかし 3 (少年サンデーコミックス)感想
駄菓子プレイ……いや、何でもない忘れくれ。何ですか、私、そんな過った発言はしてはいないじゃないですか、何ですかその目は、ほんと何なんすか
読了日:4月11日 著者:コトヤマ
だがしかし 4 (少年サンデーコミックス)だがしかし 4 (少年サンデーコミックス)感想
作者とたぶん年齢が近いのだろうな。全体はうすた京介ティストの作風に元ネタとなる作品にドラゴンボール漫☆画太郎ジョジョとジャンプのパロネタが多いのだが、掲載紙サンデー的に良いのかこれは。そして、駄菓子のチョイス、駄菓子以外の玩具にソフトグライダー、アーケードゲームにジャンケンマンと童心を擽るものばかり。今、掲載紙で活躍しているのが、80年代、90年代生まれが出て来たからだろうか。気になるのは読者はその下の世代が購読層になるが、読んでいて伝わるのだろうか?ほたるさんやサヤ師が可愛いから無問題。
読了日:4月11日 著者:コトヤマ
ハーモニー (1) (カドカワコミックス・エース)ハーモニー (1) (カドカワコミックス・エース)感想
原作→映画→コミックの順で読了。キャラデザは映画版のままでコミカライズによって見劣りはせずに魅せる表情が印象に残る。物語は想定していたより進展していて下手したら次巻、長くても3巻までだろう。映画版は時間枠の為に情報を詰め込め過ぎによる過多を感じたが、コミックは雰囲気と共に巧く掬い取ってベースラインを細やかに往なして落とし込められているので読んでいて煩わしさは感じず、読み進め易い。あとは、今後の展開をどうするかというよりもラストをどうするかに興味がある。コミックも百合色は高めかな。
読了日:4月11日 著者:三巷文
エヴァンゲリオン展 図録エヴァンゲリオン展 図録
読了日:4月12日 著者:朝日新聞社
スペシャル 1 (torchi comics)スペシャル 1 (torchi comics)感想
平方イコルスンの著作の中では割りかしマイルドな風味ではあるけど、其れでも変は変である。一般常識人かつツッコミを担う転校生である葉野と常人を逸した怪力を持ったヘルメットを常時被った伊賀を中軸に描かれた日常風景は一癖二癖もあるクラスメイトによって瓦解するかにみえるが、そうはならず日常の平行線上の上に成り立っているのが、どこかおかしくも面白味もあり、一癖二癖もあるキャラ達の掛け合いが著者の研ぎ澄まされた独特の言語センスによってより磨かれよりおかしくより面白くなっており、読んだ後暫くは変な余韻に浸れる。
読了日:4月15日 著者:平方イコルスン
進撃の巨人(19)限定版 (プレミアムKC 週刊少年マガジン)進撃の巨人(19)限定版 (プレミアムKC 週刊少年マガジン)
読了日:4月16日 著者:諫山創
AIの遺電子(1)(少年チャンピオン・コミックス)AIの遺電子(1)(少年チャンピオン・コミックス)感想
バイナリ畑でつかまえて」ではショートショートな話作りの体裁であった為に残る余韻というよりはどちらかといえば短いながらも切り込まれる心情が印象深く残され惹かれたが、此方の作品は話自体の頁数が前作と比べると含みが増えた分、より味わい深くなっており、何より余韻がまた心を揺さぶってくる心地の好い巧さが良い。ヒューマノイド、ロボットと人ととの間に生じる境界線や差異を提示し、人の心、テクノロジー、社会から浮き彫りにされる未来想像図に一頻りの想いを馳せる。
読了日:4月16日 著者:山田胡瓜
或る少女の死まで或る少女の死まで感想
小川洋子さんのラジオを聞いていたら「蜜のあわれ」について取り上げられていて尻についての素晴らしさを滔々と雄弁に語る描写やそのロリコン文学さにこの作者はとんでもないものを持ってるに違いないなと思い立ち、さっそくこの作品を手に取るにあたった訳だが、見事であった。
読了日:4月18日 著者:室生犀星
東京防災東京防災
読了日:4月19日 著者:
ミルク*クラウン (TENMAコミックス G4M)ミルク*クラウン (TENMAコミックス G4M)感想
睾丸をサッカーボールキックしちゃう系女子が多く登場する驚愕なタマヒュン漫画。女性はサディスティック、男性はマゾヒスティックな方々のみで構成される女尊男卑を見事に表した拘った世界観で読者である男性はその惨状に思わず内股になり縮こまるが、その服従関係から生まれる性的倒錯にある関係性は無いものを求め、無いものを埋め合わせるかのようにピースが組み合わさったかのような人の複雑怪奇な面白味がある。この世界では男性は女性に対し身も心も捧げる、供物である。
読了日:4月21日 著者:
百足 2 (少年チャンピオン・コミックス)百足 2 (少年チャンピオン・コミックス)感想
屠る!そしてまた屠り屠る!主人公の圧倒的圧巻な強靭さをもってして敵・百足をいとも容易く倒す主人公の勇姿は痛快であり、ジェットコースターのようなスピード感ある展開でテンポの良さは爽快で気持ちがいい。そして、その強さ故に緊迫感は薄まるかとはいえばそうとはいかず単身で100人を相手に戦ってきた身に陰りが見え始めた所で更なるピンチの追い討ちが!という緊張感を保ちつつ次巻へと恙無い〆。良質なエンターテイメントな漫画。
読了日:4月22日 著者:フクイタクミ
ゴールデンカムイ 7 (ヤングジャンプコミックス)ゴールデンカムイ 7 (ヤングジャンプコミックス)感想
やっぱりまたホモネタじゃないですか(歓喜) すまない、ホモ以外は帰ってくれないか!ここ数巻におけるホモネタ推しは誰向けなんだ。然し、2人の濃厚な純愛に思わず男泣き。週刊ペース所以の為に作者のネタの抽出し幅に物語の質が掛かってくるが、それをパロネタ、モデルにしたキャラ付けで急場を凌いでいる印象も受けない事もないが、それが鼻につかず熟れてきて面白味に昇華されているので仕方ないね。当初のグルメ漫画要素はそこそこの配分になったものの囚人を巡るびっくり人間大集合な変態が集う濃密なキャラ達の絡みで飽きは来ずに面白い
読了日:4月23日 著者:野田サトル
ヴァン・ヘルシング 3 (ヤングジャンプコミックス)ヴァン・ヘルシング 3 (ヤングジャンプコミックス)感想
ヘル兄ぃーーー行っちゃやだよーーー行かないでーーーって言って実際に戻ってきたら心の中であ、うん………ってなる。数ページでもういいわーもういいってなるクドさで読者の心を打ち続け、浴びせ続けたせいか、ガールズジャンプ→ジャンプ改→ジャンプ+→ヤングジャンプとなりのヤングジャンプという驚異の島流しを受けつつも此処まできたけど、やはり一般には受けずこれにて完。そのクドさ嫌いではなかったよ。続きは正直、胃もたれするのでもういいが、1年に一回ぐらいの頻度で新作は読みたいです。お疲れ様です。ヘル兄ぃはフォーエバーだよ
読了日:4月27日 著者:行徒
(成)ボコボコりんっ!: MDコミックスNEO(成)ボコボコりんっ!: MDコミックスNEO感想
3400冊目登録本。女性でエロ漫画家というのは今では然程珍しい事では無くなっているが、この作品に至っては少しの驚きと得心するとこはあった。因果応報な話は心情的な負担は少ないが、どうしょうもない母親によって置かれる境遇や生活環境、貧窮が絡む社会的地位が疎まれ、嬲られ喰い物にされる子どもが犠牲になっていく話はただの単純な暴力表現だけに終わらず、
読了日:4月27日 著者:知るかバカうどん
ぜんぶまとめてボコボコりんっ!ぜんぶまとめてボコボコりんっ!
読了日:4月30日 著者:ChemicalJanky
ゆーあい(1) (メテオCOMICS)ゆーあい(1) (メテオCOMICS)感想
相沢あいに一目惚れをし、直向きに恋慕を募らせる勇介なんだがその募らせた想いの過重が愉快でありながらも初めて恋愛をすることへの手探りな戸惑いやらその想いをどの様にして伝えら良いのかという思案する暴走の初々しさが詰まったラブコメで、好きな人の細胞レベルまで愛する勇介の姿は可笑しくもつい応援したくなる一途さがある。その想い人のあいのスタンスも嫌がる訳でもなく、勇介の好意を飄々と受け取りつつ受け流すヒロイン像で癖になるキャラクターである。そのお陰か周りがツッコミ役にまわらずに負えない事になっているのもまた面白い
読了日:4月30日 著者:とこみち
さばげぶっ!(1) (講談社コミックスなかよし)さばげぶっ!(1) (講談社コミックスなかよし)感想
サバゲー漫画なのにサバゲーしてない漫画。アニメは未視聴ではあるが主人公がゲスと伝聞いていたのですが、今の所腹黒さは滲み出ているものの他の登場人物に圧されている印象。とりあえず、なぜ連載に踏み切ったのか、なかよし編集部。「さばげぶっ!」が口火となっているので、今後田丸浩史サバゲー漫画描けばいいんじゃないかな、少女漫画でよ。
読了日:4月30日 著者:松本ひで吉
美柑を好き放題しちゃうほん美柑を好き放題しちゃうほん
読了日:4月30日 著者:みくろぺえじ
美柑を好き放題しちゃうほん2美柑を好き放題しちゃうほん2
読了日:4月30日 著者:黒本君

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