2月まとめ

2013年2月の読書メーター
読んだ本の数:23冊
読んだページ数:3422ページ
ナイス数:90ナイス

月刊少女野崎くん(2) (ガンガンコミックスONLINE)月刊少女野崎くん(2) (ガンガンコミックスONLINE)感想
ガンガンONLINEのギャグ漫画の層が厚い分だけに、この4コマのギャグセンスはレベル高いな。終始笑いぱなしで面白く読めたな。キャラが更に深まってるのでその掛け合いが最高すぎる。担当の剣さんの迅速で的確なツッコミやリアルローレライの結月の暴れっぷりが最高。何よりも野崎君の少女漫画で培われた漫画の世界と現実に当てはめた瞬間に産まれるギャップによる笑いの爆発力が凄まじい。主人公のマミコになりきってみて思考して導き出し答えの「あいつら恋愛ばっかで全然勉強してねぇな…」から試行錯誤し行き着いた先が…
読了日:2月28日 著者:椿 いづみ
神さまの言うとおり(5) (講談社コミックス)神さまの言うとおり(5) (講談社コミックス)感想
ヒャッハー!!久しぶりだぜ!ボロカスに言いたくなる漫画のお出ましだぜ!まず、途中途中に差し込むギャグとも呼べないものや変な間を入れる事により張り詰めた緊迫感は薄まり沈滞化し、クソつまらないものに。緩急をつけた構成を作りテコ入れをやろうとしているのかはしらないが大失敗である。完全なる裏目もいいとこ。そして、ゲームの造形・戦略は地に落ち、ゾクゾクとするような展開は完全に失われ面白くない。あと、モブキャラもここまでくると死んでしまってもたいして何も思えないし、そういう作りでもないから何も残らない。
読了日:2月28日 著者:藤村 緋二
隠慎一郎の電気的青春 (KCx(ITAN))隠慎一郎の電気的青春 (KCx(ITAN))感想
石黒正数先生の推薦の帯で気になって読んだけどシュメール星人の方か!何か読んで納得する内容だ。人の目により放電する体質の為に目立ったない様に普通の生活を送りたいのに上手くいかずに苦悩する主人公・隠真一朗がいい味ですね。この著者の悶々と苦悩しながらも行動するがそれが裏目に入る様は、シュメール星人でもそうだったけどべらぼうに巧いですな。そして、序盤で苦悩する登場人物に笑わさせて貰い、終わりは哀愁感漂う切なさがグッと物語を締める。いゃ〜楽しかったです。でもこの人続かしてもらえないな。面白いのに…
読了日:2月28日 著者:ツナミノ ユウ
マンガ家さんとアシスタントさんと(10)(完) (ヤングガンガンコミックス)マンガ家さんとアシスタントさんと(10)(完) (ヤングガンガンコミックス)感想
第1部完だと…もう、これで終いにしろよ。いい具合にまとめたんだから(笑)まぁ、ラストの巻でもいつものノリとテンポで展開されるお話だったので安心安定で読めたのでよし。お疲れ様でした。あと、BBAにして一華の可愛さがヤバかったな〜
読了日:2月28日 著者:ヒロユキ
ゆるゆり 2 (IDコミックス 百合姫コミックス)ゆるゆり 2 (IDコミックス 百合姫コミックス)感想
ますます不憫な子・あかりの孤高さが凄いな。でも、存在感が薄いのにここまで主張してくるキャラも珍しいなw著者にも主人公扱いされて無いなんてwwギャグも百合も軽く、緩く差し込んできている日常だけど、それがかえって疲れた時などや余り深く考えたくない時にも読んでは癒されたり、軽い感じで日常を覗き見るみたいな感覚で読み進められるのでいい作りですなぁ〜
読了日:2月27日 著者:なもり
ゆるゆり 1 (IDコミックス 百合姫コミックス)ゆるゆり 1 (IDコミックス 百合姫コミックス)感想
なんてゆるゆるしい百合漫画なの。というか読者より著者の方が楽しんでいる印象を受ける。紙面からそんなの伝わってきたら読んでいる此方まで釣られて楽しくなっちゃうな。特にイベントもなければ行事すら発生しない茶道部もといごらく部を主戦場に展開される日常は本当にゆ〜るいのに面白く感じてしまう。そんな中でも赤座あかりは主人公でありながらも他のキャラにその座を取って食われているのでは無く、それだけ出て来るキャラ達が立っており濃い人選なだけであってアッカリーンの存在感薄いという理由では無い…と思うよ。
読了日:2月27日 著者:なもり
乙嫁語り 5巻 (ビームコミックス)乙嫁語り 5巻 (ビームコミックス)感想
前半は双子の結婚。後半は鷹の話。時代、風土、風習など違えども結婚という通過儀礼に交錯する親の想いと子の想いは普遍…別れと新たな生活。ライラ・レイリとサーム・サーミの新たな歩む道は読んでいて未来の展望は明るく、見ていて安心して見送れる姿。そして、後半の話へ。命を戴くという事。生きるという事。自然の摂理の厳しさ。これもまた人が営んできた道でありながら、忘れがちな事。根幹で根付いてきたものの話だけに心に沁みる。最後の方でロシアが出てきたのでグレート・ゲームかな?不穏な引きだな。
読了日:2月27日 著者:森 薫
せんせいと、わたしと。 下 (セラフィンコミックス)せんせいと、わたしと。 下 (セラフィンコミックス)感想
巧いな…上巻で和久井の心理描写を抑える事でこの下巻で和久井の想いを吐露させる事で素晴らしいものに。障害を乗り越えてからの繋がりたい、先生と触れ合いたい、気持ち良いということを先生に伝えなくちゃ、でも…恥ずかしいという事を丹念に想いを綴る事で重厚な恋愛作品にしつつ、大人しかった自分が卑猥な言葉を出すようになり、罪悪感を覚えながらも…でも、先生が好きでしょうがない気持ち。愛おしくなる気持ち。そして、愛おしみながらも物欲しそうな顔する和久井とそれを大切に扱い、汲み取りながら和久井に行動へ走らせる先生のセクロスは
読了日:2月27日 著者:岡田 コウ
せんせいと、わたしと。 上 (セラフィンコミックス)せんせいと、わたしと。 上 (セラフィンコミックス)感想
ぶきような人1話〜5話(2.5話)/花や蝶や/かきおろしを収録した上巻。著者が王道少女漫画と述べてるが、女の子の心理描写の機微が序盤の方は少なくて淡々としてる分、淡白な印象を受けるものの、2人の惹かれあう過程と深まる関係が物語っているのでなる程と頷け、その過程にぐっときました。話のタイトルとなってる「ぶきような人」の通り昔の出来事で女性不信に陥って生徒に心を閉ざし厳しく当たる篠田先生に引っ込み思案で上手く自分を前に出す事をしない和久井の不器用だけどもたどたどしくも次第に進む過程は恋愛少女漫画みたいだ。
読了日:2月27日 著者:岡田 コウ
かみのすまうところ。(1) (KCデラックス)かみのすまうところ。(1) (KCデラックス)感想
24歳の上乃みつきは宮大工の棟梁の孫に育ちながらも高所恐怖症のトラウマから宮大工の道を避け、逃げていたけれど木の神・ニキに出逢ったことで…出て来る木の神が可愛い。木の神と共に弟・光重朗とみつきの成長を描くのがメインになりそうだが、何だがあんまり先が気にならないのが何故だろう?主人公が掴み取ろうと必死なのは判るが、余りにも実体を掴みとろうとはせずに宮大工を見つめてないような避けているような印象を受けて軽くみえる。神に愛されているのは伝わるが…ファンタジー要素も入っているので厳しく言ってもしょうがないか。
読了日:2月25日 著者:有永 イネ
しあわせももりんご 2 (FOX COMICS)しあわせももりんご 2 (FOX COMICS)感想
1巻が絶版な為に入手出来ずに2巻から読んでいるけど面白いです。"エロス"それは男子を惑わしては狂わすもの。そしてそれは公に話せずに隠匿し奥に追いやられる存在。だが、しかし、しかしだ。切って離す事は出来ないものである。エロい事に興味ある事は、それだけ知的探究心に溢れて、飽くなき追究による探求者であり、心の深く根ざしたところからの叫びに耳を傾け、突き進みなさいとこの漫画を読む度に再認識させてくれる。純粋に真摯に時に笑いを入れつつエロスを語りかけてくれる作品。
読了日:2月24日 著者:うさくん
相羽奈美の犬(全) (ビームコミックス)相羽奈美の犬(全) (ビームコミックス)感想
猫の日なのであえて犬の話が描かれた漫画を。ホラー漫画雑誌に相応しく妬みや憎しみなどで醜悪に歪んでしまった風体で描かれる人達とその報いを受けて、ある意味で目を醒まさせられるブラックな話に相羽と粟生の甘酸っぱい青春の恋愛物が混在していて見応えのある作品でした。オンに咬まれて犬にさせられてしまう事で救われる「形」があるとしたらオンが最後に逆に目を醒ましてこの「形」として戻って来たのは救いのない悪夢なのか、救いのあるいい夢なのか…それは判らない。
読了日:2月22日 著者:松田洋子
サルチネス(2) (ヤンマガKCスペシャル)サルチネス(2) (ヤンマガKCスペシャル)感想
その人が持っている美学が他者から見たら滑稽だったり、異常だったりするのにそのストイックに突き進む姿を羨望の眼差しで見つめてしまう。そんな人達のバランス感が癖になる漫画です。特に達観した主人公が良い。ギャグで成長し、シリアス路線を書き続けてきたからこそギャグにすっと不安定なシリアスを入れ込む緩急による空間と独特な美学を持ったキャラ達により実を結んだ世界観は面白いし、この路線で突き抜けて欲しい。
読了日:2月14日 著者:古谷 実
羽衣ミシン (フラワーコミックス)羽衣ミシン (フラワーコミックス)感想
白鳥を助けた事により主人公・陽一の日常は変わる。陽一の元に助けていただいた白鳥で美羽と名乗る女性が訪れるが…鶴の恩返しの異類婚姻譚をベースにされており、最後の別れは切なくも物寂しいが決してそれだけではなく優しい心地よさの残る読後感。純朴だが自分に対する漠然たる不安が美羽との恋愛、日常生活を通して払拭されて成長していくのは、時は残酷であるけどそれだけでは無いのだなと感じた。良いファンタジーな恋愛物語でした。
読了日:2月13日 著者:小玉 ユキ
志乃ちゃんは自分の名前が言えない志乃ちゃんは自分の名前が言えない感想
吃音症の女子高生のお話。漫画は救いもしなければ、助けもしない。だが、教えてくれる。私にとってそういう作品でした。吃音症は、スキャットマン・ジョンで知っていてその時から自分もそうなんじゃないのかと感じてたぐらいどもり癖があるのでこの作品の主人公・志乃に凄いシンパシーを感じてかなり感情移入をして読みました。失敗を恐れる余りに身構えて、そして、取り返そうとして意気込んでみると、それが、かえって過負担となり上手くいかずに空回りする。上手くいかないことにより、その事がいつまでも小骨が引っかかったように後を引き
読了日:2月10日 著者:押見修造
地上の記憶 (アクションコミックス)地上の記憶 (アクションコミックス)感想
初めて触れる漫画家ですが、寄稿された共に生き、闘った豪華な漫画家陣から語られるエピソード・人柄は商業主義ではない著者の資質故に産み出された自分が納得出来る作品・6作の作品群は多彩でそれぞれ趣向が違い、本当に味わい深い作品達でした。寡作故に何十年前の作品も収録されてるが、古臭いと感じずに今も面白いと感じる。はやりすたれを越えた雰囲気漂う遺作集でした。あと、あとがきに代えてからの病床で呟いた著者の「俺たちは、新しいものが次々と出てくる時代に育ったから、創り出すものは、自分も含めて誰も見たことの無いものじゃ
読了日:2月8日 著者:白山 宣之
みそララ 2 (まんがタイムコミックス)みそララ 2 (まんがタイムコミックス)感想
穀物トリオ(麦田・米子・粟屋)のコンペの話で互いに刺激し合える仲間と余り突っ込み過ぎず、だからと言って見放すでは無い程よい距離で手助けをする上司が居る職場が良い雰囲気で羨ましいです。やっかみでこんな職場有り得ないよと思い現実の仕事に悲観してしまいそうだが、さらっと救いを差し込む話が憎い作りで良いね。主人公の前職の働きが、無駄に感じる心境に光を当てる事でマーム企画だけでは無い仕事に対する考えと深みと救いは、経験は無駄にはならないし、糧となり血肉になるのは著者が実際に経験し、糧にしたからこそこの作品に成り立
読了日:2月6日 著者:宮原 るり
みそララ 1 (まんがタイムコミックス)みそララ 1 (まんがタイムコミックス)感想
4年勤めた会社が倒産してしまい、何気なく見た求人誌に載っていたデザイン事務所・マーム企画に応募し、経理として採用されたが…恋愛ラボから存在を知ったのですが、爽快な仕事マンガですね。主人公の憧れだけで入った異業種になる仕事で戸惑いや不慣れからの失敗もしたりしますが、情熱と誠意で真摯に取り組む姿勢が好感も持てるし、何よりも社会人として社会を知った方達には共感できる部分やこの初々しさが忘れていたあの頃の思い出を可笑しくも優しくそっと思い出させてくれる良作。
読了日:2月6日 著者:宮原 るり
よるくも 2 (IKKI COMIX)よるくも 2 (IKKI COMIX)感想
キヨコと小辰は平穏な日々は過ごしていたが、ある事がキッカケにキヨコの日常は大きく変化する。真実を突きつけられたキヨコは何を思い、何を成すのか…中田から噴出するこの世界が膿みだした暗部が見所の巻。この階級社会の容赦を与えないエグみで生み出されたのが中田だとしたら異質に感じられず、それが正常に感じてしまうこの世界は何とも残酷で残虐なんだろう。差別、格差、貧富、この隔たりは何もかも人の尊厳を奪い、あざけ笑う。その中で何も知らない無垢な2人の方が異質に感じてしまう。でも、同じ純粋無垢な二人だが、本質的に意味がかな
読了日:2月5日 著者:漆原 ミチ
ユリイカ2002年7月号 特集=高野文子ユリイカ2002年7月号 特集=高野文子感想
市川春子を皮切りに高野イズムを影響を受けた作品を良く目にすると感じたので興味を惹かれて読取。30年の活動で6作とかなりの寡黙な作家さんではあるが、今も尚、影響を与える高野文子。その対談相手は、「大友以前 大友以後」と言わしめ大きく影響与え、同じく80年代のニューウェーブ漫画を牽引した1人である大友克洋。そんな両名による対談が……打ち震えるぐらい面白くて、見応えがあった。頭が刺激される読後感でしたわ−。
読了日:2月4日 著者:
キリキリ妹キリキリ妹感想
主催:よしろん

ムチムチやな。そうだな。うん。
読了日:2月1日 著者:鎖キャタピラ
雨のち姦々雨のち姦々感想
web漫画家。ブログ:笑顔が一番

リョナ作品で男の娘もの。四季姦々シリーズもそうだが、容赦のない力を持ち得てねじ伏せによる蹂躙される様はなかなか圧巻。何よりも最後の余韻の救いの無さによる鬱展開がある意味、徹底的で寧ろ潔さがある。この著者の作品は、「検索してはいけない言葉」にいずれ選ばれるだろうな〜と思ったら「妖精で遊ぼう」がそうなっているみたいだ。
読了日:2月1日 著者:つくすん
助けたろうか?ルキアちゃん助けたろうか?ルキアちゃん感想
手駒のように曝されていくルキアがただ、ただエロい……エロい。
読了日:2月1日 著者:もしゃもしゃ

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