2013年12月まとめ

2013年の読書メーター
読んだ本の数:27冊
読んだページ数:?ページ
ナイス数:123ナイス

それでも町は廻っている 12 (ヤングキングコミックス)それでも町は廻っている 12 (ヤングキングコミックス)感想
2013年の見納め漫画。いいとも、あぶさんと色んなニュースがあったが、最後の最後にまさかね。驚きました。冒頭にプロローグ、最後にエピローグを持ってくるなんて何て憎い造り。時系列シャッフルで成せる連載作品でありながら、他で見ることが出来ないこの巻で完結させたような造りには、寂寥たる想いが湧き上がらないといえば嘘になるが、それ以上に心に穴が空くような喪失感があるんだよね。のめり込んで読んできた漫画ほど。私の中で一部分になり、生活の一部だったんだよな。それほどまでに。
読了日:12月31日 著者:石黒正数
ハイスコアガール(5) 初回限定特装版 「ナムコ」アレンジミュージックCD付き (SEコミックスプレミアム)ハイスコアガール(5) 初回限定特装版 「ナムコ」アレンジミュージックCD付き (SEコミックスプレミアム)
読了日:12月30日 著者:押切蓮介
ケトル VOL.00ケトル VOL.00感想
本屋好きなんですよ。何をするでもなく本屋を巡り、本屋内をゾンビのようにぐるぐると徘徊する。そんな私からしたら楽しめる特集号でした。
読了日:12月29日 著者:麻生久美子,内田樹,道尾秀介,小山宙哉,津田大介,河尻享一,下薗詠子
君は淫らな僕の女王 (ヤングジャンプコミックス)君は淫らな僕の女王 (ヤングジャンプコミックス)感想
ビッチ好き集まれーーー☆恐ろしい娘が表れたもんだ。容姿端麗で品行方正である昴が、幼なじみである主人公に対して辛辣な態度をとるが、本当の真意と、とんでもない変態性をひた隠した真相を、自制心をなくして吐露させるという設定が、何倍も昴を活かし、エロ面白くしてる。両想いなのになかなか素直になれない昴が、自制心をなくす事で現す発情した昴は、台詞、行動が完全にもうエロ漫画で落差の凄みが素晴らしい。でも、変態性を隠れ蓑にしていても、根底にはどちらも想い想われる一途な恋愛が根ざしているのが最高で良い純愛。
読了日:12月28日 著者:横槍メンゴ
續 さすらいエマノン (リュウコミックス)續 さすらいエマノン (リュウコミックス)感想
まさかこんなに早く出版されるとは思いもしなかった。寡作な鶴田謙二先生がねぇ…。内容は良かった。エマノンのどこかに行ってしまいそうな儚げな佇まいに、物憂げに煙草を吹かす姿にはぎゅっと胸を掴まされる。でも、フラッシュバックする途方もない過去とともに歩みだった雄大さを携えたそれは、確固たる存在感を放っていって、のめり込んでしまう吸引力を持った女性だ。そんな彼女と一緒に過ごす良三との止まり木的な生活が、本当に何とも言えない雰囲気と悲しみを背負っているが、それだけで終わらせない一時が良い。
読了日:12月28日 著者:鶴田謙二,梶尾真治
凍りの掌凍りの掌感想
シベリア抑留を描いた漫画。戦争というのは、忘れてはならないもの、忘れてしまうものではなく、こういう事実があったということに他ならない。人間は、どうしても忘れてしまうように出来ている。その事で、悲しみ、苦しみを洗い流し、前に進むための第一歩にも繋がる。だが、事実は消え失せることなく横たわる。それに、どのような想いを持ち、感じ、どう活かしていくかは体験していない私達、若者の課せられた務めだろう。
読了日:12月28日 著者:おざわゆき
風の中のマリア風の中のマリア感想
どう生きるかではなく生きる。生きる!生きる!!ただただ、生きることに、生き抜く為に生は迸り、使命を掲げ、死命を乗り越えた先にある漲った生命の輝き。栄枯盛衰の繁栄と衰退、世代交代を重ねて作り上げられ、紡がれてきたオオスズメバチの帝国。その世界に待ち受ける冷酷で残酷で過酷な自然界。しかし、そこには生きる活力、生きる喜びに充ちている。死屍累々と築かれたあらゆる尊い命達を犠牲に長らえた子々孫々と繋ぐ貴重な命。
読了日:12月28日 著者:百田尚樹
ダンガンロンパ霧切 2 (星海社FICTIONS)ダンガンロンパ霧切 2 (星海社FICTIONS)感想
う〜ん。別にミステリーを求める訳ではないんだよなぁ。仮にもスピンオフ的な位置付けですよね。霧切響子のネームバリューを借りてきたゲーム性を持たせたミステリーであった。そのゲームシステムはダンガンロンパを少し彷彿とさせるが、やはり出て来るキャラが如何せん弱すぎる。謎解きに魅力あっても、キャラの個性に求心力が無いためにゲームみたいな膨らみも含みもなくて物足りない。それと、挿絵が皆無なのも頂けない。一枚の扉絵のみなので、途中までキャラを照らし合わせるのに混乱した。
読了日:12月26日 著者:北山猛邦,小松崎類
私えっちですよ? (WANIMAGAZINE COMICS SPECIAL)私えっちですよ? (WANIMAGAZINE COMICS SPECIAL)感想
泣いた。でも、抜いた。そして、泣きながら抜いて笑った。いや、笑えって、笑えよ!笑えよおぉぉぉぉ!!!何やってんだよ!さだまさし「道化師のソネット」早く流せよぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!
読了日:12月24日 著者:こんちき
ダンガンロンパ霧切 1 (星海社FICTIONS)ダンガンロンパ霧切 1 (星海社FICTIONS)感想
すげー読みやすい。まず、そこに驚いた。遅読なのに2〜3時間足らず読めたのは嬉しい。内容は、ゲームほどアクの強いキャラは出ず、ぶっ飛んだ印象は受けないが、ミステリーとしての読み物になっていてそれ自体の側面でも充分に楽しめた。でも、霧切響子の過去には余り触れず、ダンガンロンパの要素で言ったら淡々としていて味気ない。良い意味でも悪い意味でも、正に序章な感触。とりあえず、シリーズ物になりそうなので主人公の眼鏡娘が、苗木君みたいに手ほどきを受けながらも成長し、過去は語られていくのかなと期待しております。
読了日:12月22日 著者:北山猛邦,小松崎類
ハイスコアガール(4) (ビッグガンガンコミックススーパー)ハイスコアガール(4) (ビッグガンガンコミックススーパー)感想
うわーまた、良いとこで終わったよ。引きもさることながら、続きが気になってしまうのはキャラの見せ方と演出が効いている作品だからかなと。ただゲーム史を辿っているだけではなくて、主人公のゲームに対する姿勢、その姿勢に絡まってくる日高。そして、両方に影響を与える大野。どちらも対等になりたく、肩を並べたい。でも、袂を分かち合うは、男女の仲であり、恋愛である。そこよ、ゲーセンになかったの。その無かったものが、乖離する事なく、根底にゲームがあり、ゲーム愛に溢れ、融合しているから、余計に面白く感じるんだわー。
読了日:12月22日 著者:押切蓮介
よるくも 4 (IKKI COMIX)よるくも 4 (IKKI COMIX)感想
ボーイ・ミーツ・ガールという類型のカテゴライズに当てはめると、この漫画ほど、腐臭が漂ったイカレタ世界はないなぁ…。誰もが孤独では居られないものの。失いたくないものの。傍にいて欲しいものの。
読了日:12月20日 著者:漆原ミチ
ミュージアム(1) (ヤングマガジンコミックス)ミュージアム(1) (ヤングマガジンコミックス)感想
まとめで知る。猟奇殺人事件を扱う漫画という事で殺されていくのだが、グロさに目が行くというよりはエスプリの効いた殺し方に目が行ったしまった(画鋲を鱈腹飲ましたり、ある目的を持った切断など)。こういう殺害の仕方が、犯人像を際立たせて宜しいかと。あと、話がテンポが良くてサクサクと進むので今の所は、楽しく読めるので良いが、題材が題材なので、このまま展開の速さで畳み掛けるように終わらせて欲しい。緊張感も緊迫感もなくなるので。
読了日:12月20日 著者:巴亮介
波打際のむろみさん(9) (少年マガジンコミックス)波打際のむろみさん(9) (少年マガジンコミックス)感想
あんまり書くことはないぐらいどのキャラも安定した立ち回りの安心した凪状態。今後、わざわざ荒波をたてるとしたら、イエティが歪みはじめるか乙姫が素直に改心するかぐらいしかないだろうな。巻数重ねても、イエティはこのまま純白な白さであり続けてほしい(あざとさも含めて)(ハーピーの嫉妬も含めて)(師匠のいじらしさも含めて)あと、この巻から表紙の画質が粗いのは、限定版に誘導する為の策略なのか。
読了日:12月17日 著者:名島啓二
波打際のむろみさん(8) (少年マガジンコミックス)波打際のむろみさん(8) (少年マガジンコミックス)感想
イエティ……
読了日:12月17日 著者:名島啓二
とべっ!!LUCK★ROCK★GIRL 1 (BLADE COMICS)とべっ!!LUCK★ROCK★GIRL 1 (BLADE COMICS)感想
朝日、読メから。頭のおかしいではなく、頭がおかしい漫画。どう収拾を着けるのかがわからない走った内容に、予想もつかない展開の嵐。迸るテンポとリズム。飾らない荒々しさの勢いが、グルーヴ感たっぷりに駆け出し始め、疾走し、駆け抜けていく。その敷かれたルール、縛りつける前提をクソくらえが如く破壊し、いいから見ろ、読め、聴けとねじ伏せるパワーで塗り潰す力量と熱量は、狂騒と共に夢中になって笑えて読み進められた。ただのオナニーにしかなり得なそうだが、それを押しのけてやってのける度胸と衝動の姿勢が最高でした。
読了日:12月17日 著者:丹羽庭
ダ・ヴィンチ 2014年 01月号 [雑誌]ダ・ヴィンチ 2014年 01月号 [雑誌]
読了日:12月16日 著者:
DVD付き 進撃の巨人(12)限定版 (講談社コミックス)DVD付き 進撃の巨人(12)限定版 (講談社コミックス)
読了日:12月16日 著者:諫山創
このマンガがすごい! 2014このマンガがすごい! 2014感想
「このマンガがすごい」そりゃあ、そうだろ売れてんだから、だから、何だよという感じのランキングに堕ちてきた印象を多いに受けるランキングになったな。期待もなければ、驚きもない。逆の驚きはあるが…。
何だろうな。目新しさも新鮮さも露ほども無いランキングに何を求めれば良いのだ。大衆に受けてる作品を当たり障りなく挙げれば、当たり外れの少ないもののになろう。だが、それで、本当に良いのか?漫画の懐の深さ、広さはこんなはずではなかろう。
読了日:12月14日 著者:
BRUTUS (ブルータス) 2012年 12/15号 [雑誌]BRUTUS (ブルータス) 2012年 12/15号 [雑誌]感想
さぁ、寄ってらっしゃい、見てらっしゃい。選り取り見取り彩り豊かな11人の作家陣がお贈りする文芸誌だよ。数多ある出版社から出版されてる文芸誌から選りすぐりに選び出された境界線を飛び越えて収録される壮観な創刊号だよ。お得な一冊だよーー。言葉が連なり、文章が脈々と脈を打ち出し、物語が綴られ、その創作物に自分自身では得られない新たな世界の広がりに、何を感じ、何を想い、何を心に残す。さぁ、さぁ、読んでらっしゃい、飛び込んでらっしゃい。
読了日:12月12日 著者:
ぼくらのゆくえは (マーガレットコミックス)ぼくらのゆくえは (マーガレットコミックス)感想
短編集と聞いて。誰かに似ていると感じたが、天野こずえに近い空気だな。キラキラして、真っ直ぐに伝えてくる物語。聞いている此方がこそばゆくなるような恥ずかしい台詞が、嫌に感じないのは、繊細なタッチの美麗な絵柄と変わろうと真摯に向き合い、もがく登場人物が美しいと思えるからだろうな。あと、男性の完璧な理想像では無い頼りなさやへたれ具合が、母性本能をくすぐる愛くるしさがありますなぁ。
読了日:12月5日 著者:渡辺カナ
アホガール(2) (少年マガジンコミックス)アホガール(2) (少年マガジンコミックス)感想
花畑よしこの底の抜けのアホさによる侵食が凄まじい。周りの人々を、次々と朱に交われば赤くなる如くアホに交わればアホになるでどんどんと同類にしてしまう様は、伝染病に近い。そして、私もやられそうだ。高一にして掛け算も出来なく、自身の名前の漢字を書くのすら危ういのにそんな関係なく「そんなこともあるさ」と言ってのける怖いの知らずの地で行く自信と前向きな姿勢は、楽観になる事の大切さを再考させられた。あと、「マンガ家とアシスタントさんと」のアニメ化おめでとうございます。乾が、編集長のキャラ性を受け継いでいて笑いました
読了日:12月4日 著者:ヒロユキ
天体戦士サンレッド (18) (ヤングガンガンコミックス)天体戦士サンレッド (18) (ヤングガンガンコミックス)感想
自身の倒す会議に居合わせ、考える限りの好敵手を選び出すサンレッドと、それに関心するヴァンプ一行の相変わらずさに笑い、対戦の結末にも、また笑った。カーメンマンの何だかんだ言って、和気藹々してる様子や、サンレッドとウサコッツとの仲もほっこりさせる仕様で、完全に癒やされるヒーローものになったな。
読了日:12月3日 著者:くぼたまこと
絶対☆霊域 (7) (ガンガンコミックスJOKER)絶対☆霊域 (7) (ガンガンコミックスJOKER)感想
写真がダメなら描けばいいは、ある意味真理をついている。ストリートファイターネタが非常に良かった。この著者の引きは、引きとして機能していないからなぁ…
読了日:12月3日 著者:吉辺あくろ
ひらめきはつめちゃん(4) (ブレイドコミックス)ひらめきはつめちゃん(4) (ブレイドコミックス)感想
相変わらずの通常営業。でも、あんまり笑えんかった。
読了日:12月3日 著者:大沖
放課後プレイHigh Heels (電撃コミックス EX 電撃4コマコレクション 127-5)放課後プレイHigh Heels (電撃コミックス EX 電撃4コマコレクション 127-5)感想
超絶完全にフェティシズムを多分に含んだエロ漫画になっていた。
読了日:12月3日 著者:黒咲練導
花蟲幻想 (TH ART Series)花蟲幻想 (TH ART Series)感想
絵柄は、変わらずに一定の絵柄なので評価には影響が無い。しかし、紙媒体に無理に載っけた感を受けた。浮ついて見える為に、PCから見た方が良い気がしたのは残念。いろいろと乗り越えなければならない問題はあると思うが、アニメーションDVDも付けて欲しかったかな。私は、別に値段は高くても良いので。
読了日:12月2日 著者:花蟲