2014年6月まとめ

2014年6月の読書メーター
読んだ本の数:26冊
読んだページ数:3632ページ
ナイス数:154ナイス

レ研 (TSUKASA COMICS)レ研 (TSUKASA COMICS)感想
Jコミから。無料で公開されてるから感想は省いて好きな見解やら台詞やら。なんて軽やかでのびのびしたレイプ…!犯されるのが似合ってるよ…「和姦は緊張感がないからテクを鈍らせるんだ君のお父さんとお母さんも陸揚げされたマグロのようにふとんの上で醜くのたまっているだろう」あと、眼鏡っ娘に対して滔々と語る「地味でおとなしくてひっこみじあんで運動音痴でちょっとおっちょこちょいそして読書好きでまじめな優等生」
読了日:6月1日 著者:祭丘ヒデユキ
にゃん天堂 (1) (電撃コミックスEX)にゃん天堂 (1) (電撃コミックスEX)感想
表紙から笑みがこぼれてしまう。「ヤコとポコ」の表紙とこの表紙に近しさを感じてしまうのは気のせいなんだろう。装丁を手掛けた人が同じなんだろうよ。ただそれだけなんだろうよ。で、内容は連載作になって一つのゲームを掘り下げたり、短編集には居なかった人物が増えて賑やかになったりと、前作にはない変化に戸惑いと楽しさがありながらも、相変わらず妙にツボを刺激するゲームのラインナップの数々と社長の弄られまくるいじらしさは健在で安心して入り込める。でも、私は新一と社長との掛け合いが少し減ったのがちょびっと残念。
読了日:6月2日 著者:うさくん
少女病少女病感想
ラストの結末は倒錯したものの末路を示唆したような様が痛快な愉快さをもってして物悲しい性として後を引く。「肉と霊とがしっくり調和することができきんのだよ。」「実際、人間は本能がたいせつよ。本能に従わん奴は生存しておられんさ」が印象的に残った文でこの少女病に罹患したものをよく表しているのではないでしょうか。でも、これ、少女病に限らず百合、BL、二次元とかに及び、該当するから多岐に渡る症状群ですね。一つ気掛かりでならないのはこの小説執筆当時の背景と写真が合ってないのが致命的。モデルさんは可愛い。
読了日:6月5日 著者:田山花袋,藤牧徹也
そらいろのカニ (バーズコミックス スピカコレクション)そらいろのカニ (バーズコミックス スピカコレクション)感想
話は特段に惹かれるものはなかったのだが、人の営みに存在する明確な死というのが無いように何処かしらに繋がり、息づき、受け継がれるのは何も人の命だけではなく漫画にもいえることなんだというのが読んでいて当たり前といったら当たり前なんだけど、改めて想うと累々と積み上げられた上に研磨に研磨を重ねて進化を遂げてきた作品たちを読めている今この時が嬉しく感じられた。著者は色んな漫画に触れているのと漫画のことが大好きなんだなぁとしみじみ感じる作品でした。火の鳥とかガロとか様々な漫画が一部として各話に活きていてよろしかった。
読了日:6月9日 著者:ふみふみこ
ポケットモンスター4コママンガ劇場ポケットモンスター4コママンガ劇場感想
懐い。確かにこうだったわと思い出しながらも楽しめた。向水遙の描く黒いコイルシリーズの4コマは特に面白かった。本当に懐かしい。調べたら漫画家として活動していないのか。残念だなぁ。
読了日:6月12日 著者:エニックス出版局
ポケットモンスター4コママンガ劇場 (2)ポケットモンスター4コママンガ劇場 (2)感想
魔神ぐり子wwwこの4コマでも描いていたのか!流石といえるクオリティの笑いを提供するね、やはり。そして、安定の向水遙の出来よ。この巻で気になったのは藤凪かおるの謎のコイキングネタ押し。殆どの4コマがコイキングについてじゃないか。これ。あと、思い出したのは、自転車が100万円だったこと、越後屋サイバンの育て屋さんネタの「やっやあ レッド君 君のバタフリー進化してバタフライとフリースタイルの選手になったよ…」に大爆笑していたのを思い出しました。懐かしいわー
読了日:6月12日 著者:エニックス出版局
ポケットモンスター4コママンガ劇場 (3)ポケットモンスター4コママンガ劇場 (3)感想
久しぶりにやりたいけどGBは無いし、通信ケーブル無いし、交換する相手は居らんしダメやないか。漫画におけるルージュラの扱いは作家が変わっても同じ扱い方でキャラ立ち感が半端ない。最近のポケモンではルージュラ進化するのかね。でも見たくわないな(笑)ふじいたかしの4コマも面白かった。調べたら袖山リキと作風酷似とのこと。そして、この人もドラクエから来てるのか。エニックスだし、そこから流れて来てるのか。ナルホドね。
読了日:6月12日 著者:エニックス出版局
ポケットモンスター4コママンガ劇場 (4)ポケットモンスター4コママンガ劇場 (4)感想
前島聖美、白鳥ハト面白いが…漫画家として活動いていないのか。厳しいのぅ。
読了日:6月12日 著者:エニックス出版局
ポケットモンスター4コママンガ劇場 (5)ポケットモンスター4コママンガ劇場 (5)感想
全体的に意外にブラックネタが多かったのとコイキングネタの汎用性が高かった。ほんと懐かしいぜ。
読了日:6月12日 著者:エニックス出版局
めめんと森 (フィールコミックス) (Feelコミックス)めめんと森 (フィールコミックス) (Feelコミックス)感想
メメント・モリ、めめと森か。死と過去の呪縛。忘れてしまうのではなくそれも含めて今の自分が居て、それにどう寄り合い、沿っていけるか。そして、どう行動するか。めめと黒川の恋愛は少し普通とは違うけど、誰もが持ち得る感情は普遍で、人の暖かさに戻っていく姿はじんわりと響いた。
読了日:6月13日 著者:ふみふみこ
カガクチョップ(1) (メテオCOMICS)カガクチョップ(1) (メテオCOMICS)感想
生物はないの?ねぇ、生物系はないの?今後期待だわー
読了日:6月13日 著者:カヅホ
NHKにようこそ!(4) 【初回限定版】岬ちゃんお出かけ脱衣パック (角川コミックス・エース)NHKにようこそ!(4) 【初回限定版】岬ちゃんお出かけ脱衣パック (角川コミックス・エース)
読了日:6月14日 著者:大岩ケンヂ,滝本竜彦
ネガティブハッピー・チェーンソーエッヂ (角川文庫)ネガティブハッピー・チェーンソーエッヂ (角川文庫)
読了日:6月14日 著者:滝本竜彦
1+1は? (ビンゴコミックス)1+1は? (ビンゴコミックス)感想
Amazonのレビュー読んだがまぁ、だいたいそんな感じだよな。写真を題材に彩られた話の中でも過去から現在、そして未来へと繋がりをみせる家族を扱った話が好印象で、どこかしら歪んでいたり、傷ついていたり、何かしらのことを抱えいて、それに対してどのように立ち向かって行くのかが、時に滑稽でありながらも、突き動かさる感情の起伏と再生に向かって動き出す家族の姿に、家族の形の在りには、やはり切っては切り離すこのできない家族の存在への重大さと大きさに色々と込み上げてくるものがありましたよ。
読了日:6月15日 著者:さそうあきら
美童物語 (モーニングKC)美童物語 (モーニングKC)感想
誇りを失ってはならんど。誇りだけは決して失ってはならん。どんなに奪われ、失ったとしても、自負を持ち、挫けることなく、不遇な境遇に甘んじて嘆くことなく、喜びも、悲しみも忘れることなく、それを受け入れて、私の糧として忘れることなく刻んで今を噛み締めて生きていきたい。大切に。
読了日:6月16日 著者:比嘉慂
美童物語(2) (モーニングKC)美童物語(2) (モーニングKC)感想
沖縄の精神世界の構造を深く知るにはユタ、ノロの位置付けは重大であり、その意義は切っては離せないものであるということが真摯に丁寧に語られて分かり易かった。占いや祈祷師という分類にはなされるが、その身近な存在は魂の救済と心の安寧を齎すものとして重要な役割ではあるが、ほんと「医者半分、ユタ半分」だよな(笑)その存在は現代では弱まりつつあるが、ヤマトの文化も入り混じる今の沖縄にとって重要性が高まっていのではないかと再確認させられました。
読了日:6月18日 著者:比嘉慂
ハクメイとミコチ 1巻 (ビームコミックス(ハルタ))ハクメイとミコチ 1巻 (ビームコミックス(ハルタ))感想
こいつはいいぞ。一度、紙媒体で読んだが、この著者の描き込みの尋常ならず器量は大判でこそ活きると踏んだが、その醍醐味を存分に味わえる体験だった。素晴らしい。いい時代になったものだ。やはり細部まで見渡せる愉しさ、発見出来る喜びがあった。とりあえず、電子書籍に相応しい作家のリストアップをしなければ。こいつはいそがしくなってきやがった。あと、気になったのは見開きはぶっ切りなのと(これはどうにともなる)、値段は半値ぐらいで良くね?
読了日:6月18日 著者:樫木祐人
ハクメイとミコチ 2巻 (ビームコミックス(ハルタ))ハクメイとミコチ 2巻 (ビームコミックス(ハルタ))感想
描き込みだけではなく、その小人たちの営みが地で行く確固とした生活が確立されて居てそれを眺めるだけでも充足たるものがあるし、語られる物語には存在感を放つ風情に宿る細部に行き渡る活き活きとした生命だったり、社会があったり、歴史が脈々と流れていたりと、もぅ、ほんとこの世界観にうっとりする。そして、一枚絵が、一枚絵が素晴し過ぎて久し振りに画だけで感動してしまった。ええわーこれええわー今年のランキングに補正しないとな。
読了日:6月18日 著者:樫木祐人
俺物語!! 6 (マーガレットコミックス)俺物語!! 6 (マーガレットコミックス)感想
剛直な漢から繰り出される投げキスにはつい吹き出してしまった。あれは我慢出来んwww剛田家の表札に!!を添える小技を見せたり、ころころと様変わりする猛男のある種の顔芸には此方も口元が緩くなったり、実直に人のことを想う顔立ちに格好良さを感じ、弱さを見せる表情はまだ子供ではあるが、自分を顧みずに真っ直ぐに突き進む姿は成長した子供の姿であり、母親の出産が交差して感動するものになっていてラブコメとの混ざり合いで良い緩急のついた話になっていてた。あと、猛男の恋愛は揺るぎないので安心だが砂川はどうなるのでしょうね。
読了日:6月18日 著者:アルコ
くらしのいずみ (ヤングキングコミックス)くらしのいずみ (ヤングキングコミックス)感想
再読。何この素敵空間。様々な夫婦のオムニバスで語られる話は、夫婦の形は数あれど想いやる心根の根底にある深さをまぁ、愛とよぶんでしょうねぇ。その切り取りかたが瑞々しく、鮮やかさで一つ一つの話を読みを終わった後に訪れる爽快感と感慨深い心持ちにもさせる心地のよい気持ちに浸れる読後が心洗われていくというか読んで良かったと思わせてくれる。オムニバスの中で特に良いのは、今迄、ずうっと見守っていた愛する人が自分の手から離れていく時に往来する心情の揺さぶりからの過程を経て心許すまでの結末を迎える話は流暢で巧いなぁ。
読了日:6月20日 著者:谷川史子
聲の形(4) (少年マガジンコミックス)聲の形(4) (少年マガジンコミックス)感想
この漫画は理解することへの困難さを伝え、それから逃げずに向かい合い、理解した先に待ち受ける一変した光景の美しさを教えてくれるのだろう。そんな中でも今巻はヒリヒリと焼け尽くすようなひりつく痛みとじわっと沁みいる優しさが映えていた。そして、過敏と鈍感。過敏に反応してしまい苦しめたり、苦しんだり、もう片方では鈍感に上手く汲み取れない難しさが友達、家族、恋愛という関係に散りばめられ、複雑に絡み合ってきて目が離せない。これから西宮並びに他の人物たちにどのような福音を齎すかを期待しながらこの作品を見守りたいと思う。
読了日:6月23日 著者:大今良時
彼とカレット。 (2)彼とカレット。 (2)感想
登場人物は多いもののイケダと女性陣の関係性にはキルミーに似た空気を感じますね。やすなの煽りがセクハラに変わり、そして、ボコられる。流れるように乳を揉み、手を突っ込み、パンツを取る。こんなにスタイリッシュにセクハラをやり切る変態紳士はなかなか御見えしないよ。これアニメ化した暁にはDVDは686枚は売れますよ。
読了日:6月24日 著者:tugeneko
RANDOM.YO 妖姦婦災写真館RANDOM.YO 妖姦婦災写真館感想
発行者:西安、阿久多のえ 西安先生、描いてたのね。全然知らなかったわー読んでみたら思った以上にペドだった。
読了日:6月25日 著者:脱脂粉乳
秋のそら秋のそら感想
発行者:佐伯 あれだな、この感じあれだなと感じていたらやはり女性の方でしたか。いい感じに恋愛要素が含まれていて読ませるなと感じたが、商業誌と関係する話なのね。それはまたいずれ機会があれば読んでみたい。
読了日:6月25日 著者:よわみどり
メトロポリス (角川文庫)メトロポリス (角川文庫)感想
世界で1番有名なネズミが出てきて草、そして、ぞんざいな扱いにまた草生える。手塚治虫にしかできないよ。人造人間、陰謀、ロボットたちの人間への反逆などなどそれ程多くはないページ数に詰め込まれた情報量の多い濃縮された物語にスピーデイーに展開される情報処理の速さに戦後間も無く出版された漫画とは思えなかった。濃いな。破綻もしてないし。そして、発展する科学文明への警鐘に始まり、警鐘に締めくくられる終わりはペーソスが漂う飽きのこない締めくくりであり、著者の彗眼の鋭さに舌を巻く。流石、神様だよ。
読了日:6月25日 著者:手塚治虫
ジャングル大帝 (Volume 1) (小学館文庫)ジャングル大帝 (Volume 1) (小学館文庫)感想
後書きに書かれたちばてつやのエッセイで感想を書くのが野暮ったく感じられるが、才能が余りにもあり余りすぎてしまうのは道を指し示す希望ともなるが、絶望の奈落に突き落とされてしまう災厄にもなってしまう。ということですね。最終的に漫画はどうなってしまうのだろうねぇ。原っぱになっていそう。
読了日:6月27日 著者:手塚治虫

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