2014年7月まとめ

2014年7月の読書メーター
読んだ本の数:21冊
読んだページ数:2748ページ
ナイス数:122ナイス

DVD付き よんでますよ、アザゼルさん。(11)限定版 (講談社キャラクターズA)DVD付き よんでますよ、アザゼルさん。(11)限定版 (講談社キャラクターズA)感想
ふあぁぁぁぁあああ女体の神秘ゴイスー男にも負けられない戦いがDVDにある
読了日:7月5日 著者:久保保久
遠浅の部屋遠浅の部屋感想
間違ってポチッてしまった感は否めないが読みたかった作品なのでまぁいいかな。 前から名前は知っていたが手に取らずに奥田亜紀子繋がりで読む決意をした。何でこういう自堕落な青年はボクシングやバンドに走るのだろう。ともあれ、静かに寄せては引いて行く中でふつふつ湧き上がる漫画に対する想いが低温ながらも熱がよく伝わってきた。上手くいかない現実に挫けたり、憤りを覚えたり、毒ずいたり、とりあえず自慰をしたりと青々しい青臭さが立ち込められていて、それが自分に返ってきて読み終わった後、しばらく、ぼぉーとしてしまいましたよ。
読了日:7月8日 著者:大橋裕之
おのぼり物語 (バンブー・コミックス)おのぼり物語 (バンブー・コミックス)感想
最初は独り暮らしの中でひた走る奇行や中年に差し迫ろうかといういい年齢にもなる著者の独り言、1人遊びが痛々しく感じた(1人を楽しんでいるとも言える)が、その行動や自虐、何も築けていないおぼつかなさが親の死に目に立ち会ってから一変した意味合いを持ち始めて、哀愁ある切なさになって迫るものがあって私も色々と思うところある心境になった。しゃんとせなあかんな。
読了日:7月8日 著者:カラスヤサトシ
変態生理ゼミナール変態生理ゼミナール感想
金脈ですよ。このテーマは。変態性欲、異常性癖なんて人の数だけあり、その細部まで分岐し、別れに分かれた多種多様な数多ある題材は尽きることもなく、湧き続ける泉ですよ。語り尽くすなんてとてもとても。その多様性に慄き、打ち震えながらも歓喜に包まれるこの感じ。ビバ人間!広大だよ。とりあえず、松隆が本編よりグイグイくる。
読了日:7月12日 著者:TAGRO
Mary BanksMary Banks感想
発行者:県文緒(森薫ヒラコーもそうだがこの方も趣味に対してフルスロットに突き進んでいるのにそれが興醒めに成らずにかえって作品に巧く料理されているものだから素晴らしい作家性だよ。イタズラ好きの大旦那様と毒づくメイドとの仲にニヤニヤし、しんみりとする短いながらも緩急の突いた関係性には満足。買っておいてよかったよ。
読了日:7月13日 著者:LadyMaid
Shirley Medison 2Shirley Medison 2感想
巻末に載っているメイド侍が面白い。なんだよ、キャピーって(笑)鳴き声なんですねという森薫の解説にまた吹き出してしまう。っていうかシャーリー読んでなかったのね。読まなければ。
読了日:7月13日 著者:LadyMaid
僕とネリーとある日の午後僕とネリーとある日の午後感想
熱い、熱すぎるぜ‼︎そのメイド愛!その熱さに感化されそう。でも、改めて考えると女性漫画家なのに中身が完全におっさんだよ。でも、そこが素晴らしい。
読了日:7月13日 著者:LadyMaid
名探偵マーニー 8 (少年チャンピオン・コミックス)名探偵マーニー 8 (少年チャンピオン・コミックス)感想
マーニーは純粋な推理ものを読んでいるというよりはヒューマンドラマを見ている感覚に陥る。推理から生まれる副産物ではなくて、延長線上に人の多面的なドラマが隠されていて、それを明るみに表された瞬間、推理と合わせられた物語は奥深い面白味として読者を楽しましてくれる。しかし、この刊行ペースで創り出せるものなのか。正直凄いな。ほんと早くて追い付けない。
読了日:7月14日 著者:木々津克久
世界鬼 6 (裏少年サンデーコミックス)世界鬼 6 (裏少年サンデーコミックス)感想
う〜ん、残念ながら心がこの作品から離れつつあるのは否めない。10巻以内に纏めて欲しいですね。ワガママですけど…。
読了日:7月14日 著者:岡部閏
ミスミソウ 完全版(上) (アクションコミックス)ミスミソウ 完全版(上) (アクションコミックス)感想
旧版は持っているけど新装版には描き下ろしがあるということで手に取りました。本編については気が滅入る話なので流し読みで感想は省くが、こんな些細な描き下ろしでより絶望に塗り潰しますか。もう、あの日々には戻らないし、帰れないし、もう最初から歯車は狂い始めていたのね。
読了日:7月14日 著者:押切蓮介
ミスミソウ 完全版(下) (アクションコミックス)ミスミソウ 完全版(下) (アクションコミックス)感想
ちくしょう、くそ、まじクソ。あああああ、完全に終わってしまっただろう。潰えてしまっただろう。馬鹿野郎。クソ、マジかよ…。もう良いだろうよ。充分だっただろうよ。あんまりだ。あんまりだよ。どうするんだよ、この気持ちどうするんだよ。あああ、あ、でもこんなに気持ちを揺さぶられるなんて凄い才能じゃね。それを含めてクソ。こんな少ない描き下ろしでここまで質高めてくるか。でも、胸糞じゃねぇかよ。畜生。
読了日:7月14日 著者:押切蓮介
ラタキアの魔女 笠辺哲短編集 (ジャンプコミックス)ラタキアの魔女 笠辺哲短編集 (ジャンプコミックス)感想
Amazonから知る。たまに尼さんは働くね。ふざけているのか、真面目なのか。この作品は。皮肉が効いていて吹き出してしまった。戦争がゲームの盤上化した世界で原住民との戦争に使用される銃にtwitterFacebookに繋がる機能とか笑うしかない。これで寂しくないとかなんだよ。寓話的な話もあるが、SFが目立っていて星新一のブラックユーモアの重さまではいかないけど、皮肉はちゃんと込めれていて軽く読み進められるのが癖になる。短編集として良いよ。あと、振り撒かれるエロスね。これ、重要。
読了日:7月14日 著者:笠辺哲
アイアムアヒーロー 15 (ビッグコミックス)アイアムアヒーロー 15 (ビッグコミックス)
読了日:7月16日 著者:花沢健吾
白黒❤ロワイヤル (エンジェルコミックス)白黒❤ロワイヤル (エンジェルコミックス)感想
何て言うかな、このお肉の余り具合が堪らないですよね。肉付きの素晴らしさと言うか。たぽたぽのたぷんたぷん具合がそそりますし、抱き心地が良さそうですもん。黒ギャルと清純な女性との行為ものですけどギャップも押さえるとこは押さえていてツボを得ているのではないでしょうか。あと、管理人はさぞ立派なものをお持ちのようで(ゲス顏)
読了日:7月16日 著者:もずや紫
海街diary(うみまちダイアリー)6 四月になれば彼女は (フラワーコミックス)海街diary(うみまちダイアリー)6 四月になれば彼女は (フラワーコミックス)感想
鎌倉の風景に重なる情感たっぷりの情景が映え渡る物語は読者に問い掛けられる重さ、深さが呼び水として掻き立てられるものがありますね。人の生き死に絡む諸事や人生に訪れる様々な悩み、苦しみ、迷い、大人も子供も平等に経験し、季節は移ろいながらも時は進み成長していく。苦悩だけがある訳ではなく、撫で下ろす優しさや新たに見えてくる光景や出会いが、よりじんわりと染み入る。漫画ではあるが、登場人物たちの息遣いが直ぐそこまで聞こえてきそうな臨場感は途轍もなく凄いことだと感じた。
読了日:7月16日 著者:吉田秋生
春風のスネグラチカ (F COMICS)春風のスネグラチカ (F COMICS)感想
ソ連の次はドイツですね。もし描かれるのなら楽しみに待っております。作者も後書きに書いている通りで禿げたオッサンのツンデレ話で感想は特段述べることはありません。歴史物で辻褄が合致し、矛盾なく、破綻もしていないストーリーに昇華された足跡は新たな歴史として刻まれ、そのifは想像を越境し、時を通り越した醍醐味があるのではないでしょうか。
読了日:7月18日 著者:沙村広明
ドリフターズ 1 (ヤングキングコミックス)ドリフターズ 1 (ヤングキングコミックス)感想
うそ…カバー下の恒例の悪ふざけが無かった…。あれ込みでヒラコーの漫画やろうが‼︎これはマイナスですね。何で入れないんですかね?残念。内容はやはり最高という他ない。どうしょうもなく血湧き肉躍り、居ても立っても居られないエキサイティングな最高峰の漫画だよ。サイコー。それとエルフの言語が読みやすくなっていて所々平仮名を崩したものだと分かった。何かしらの法則性があるのか?濁点や三点リーダーがおっぱいに見えるがその認識で良いかな?違うとは思うが。早く4巻出んかな。待ち遠しい…
読了日:7月26日 著者:平野耕太
乙嫁語り 1巻 (ビームコミックス(ハルタ))乙嫁語り 1巻 (ビームコミックス(ハルタ))感想
中央アジアで暮らす人々の営みの描写を楽しむのかなと思うたら違くて、おねショタに萌えるのかなと思うたら違くて、結果BBAでした。まじ、BBA良い所をかっ去る格好良さにニヤリとしてしまう。結婚してくれと思ったが…手に負えないし、ご老体だし…無理だし…何か御免なさい。電子版は細部まで描き込まれた装飾品や衣装が拡大して見れるから素晴らしいけど、見開きのシーンの繋ぎ目が目立って居て改善して欲しい。同じ出版社の「ハクメイとミチコ」は遺憾無く発揮された綺麗な見開きだったけど…何上に乙嫁はこんななんだ?
読了日:7月28日 著者:森薫
よるくも 5 (IKKI COMIX)よるくも 5 (IKKI COMIX)感想
ファッ⁉︎まさかのグルメ漫画⁉︎安いグルメ漫画なんかより食すということに心血を注いだ食すということへ崇高さ、尊厳を描いていると感じた。卵のシーンは。壊れようが、狂っていようが辿り着いたよるくもの真理は当たり前のようでいて認識するのは難しい。消失と連鎖と継続。特によるくもにとっては尚更に。物語は終わりを迎えて、よるくもはようやく歩み出したのかな。
読了日:7月28日 著者:漆原ミチ
森薫拾遺集 (ビームコミックス)森薫拾遺集 (ビームコミックス)感想
森さんは人生を楽しでいる。漫画を楽しでいる。自分の漫画を。描くという行為そのものに喜びを感ずる。物書きとしてはこれ程羨ましいことは無いだろうな。好きなものを好きなように描いて、それが評価を受けるなんてどれだけ幸せなことなんだろうか。それがどれだけ限られた人にしか出来得ないなんて知っているのだろうか。抑えきれない情熱が受け取る側として興醒めに成らず、推進力になるなんて素晴らしい才能だな。ええのぅ、これええのぅ
読了日:7月28日 著者:森薫
となりの関くん 5 (MFコミックス フラッパーシリーズ)となりの関くん 5 (MFコミックス フラッパーシリーズ)感想
机上のマンネリズム。横井さんがもう関くんの遊びに大分介入するようになったのとやはりと言うか予想出来たというか作者のネタ切れではと思えるバリエーション乏しさが目立ってきた。この手のものは巻数重ねる度先細りになると思うので何かしらの処置か決断を。
読了日:7月31日 著者:森繁拓真

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