2014年10月まとめ

2014年10月の読書メーター
読んだ本の数:49冊
読んだページ数:4053ページ
ナイス数:208ナイス

彼とカレット。 (―)彼とカレット。 (―)感想
暇なときにネットでちょくちょく読み返しているので何の感慨もへったくれもないのだが、安くなったのと色褪せることも、損なうこともしない作品の耐久性の高さにライブラリに入れて置いても後悔はしないだろうと踏んで購入したが、変態紳士にくるまれた日常はやはりええじゃないか。これなら購読しても後悔はしないな。余談だが、tugenekoが描く変態ほむらがイケダじゃないかwww
読了日:10月2日 著者:tugeneko
彼とカレット。2彼とカレット。2感想
変態と変態紳士が戯れる日常の物語は流れからしてワンパターンのお決まりになっているので飽きそうなもんだが、読んでいて飽きない魔力がこの漫画の魅力だな。其れとは別にカレットさんの可愛さがチラつく可愛さが可愛い。カレットさん可愛いよカレットさん。
読了日:10月2日 著者:tugeneko
犬マユゲでいこう かんたん いぬまゆげ (Vジャンプブックス)犬マユゲでいこう かんたん いぬまゆげ (Vジャンプブックス)感想
キャラ弁みたいな料理本しているだろう。ウソみたいだろう。ゲーム漫画なんだぜ。これで。表紙からもう漂う相変わらずの犬マユですが、内容も相変わらずのフリーダムばんざいの状態で石塚さん自身2→6になっていたとは(笑)そして、24もいつの間にか25 になって居たけど話が抜け落ちてる訳でも無いよね(笑)やはり石塚さんはマジパネェっす。この方からはゲームの上手さではないゲームの楽しみ方、嗜み方のなんたるかをまざまざとまた突き付けられましたよ。モンハンのplayの仕方すげーな。
読了日:10月2日 著者:石塚2祐子
巴マミの平凡な日常 (1) (まんがタイムKRコミックス フォワードシリーズ)巴マミの平凡な日常 (1) (まんがタイムKRコミックス フォワードシリーズ)感想
契約社員(意味深)…生き急ぐように逝ったマミさんの行き遅れてしまうこのあったかもしれない日常風景は理不尽で不条理だよ。とりあえず、ソウルジャムの穢れを洗って落としたところで爆笑したが、設定的に良いのか?と思わずには居られなかった。
読了日:10月3日 著者:あらたまい
わかば*ガール (まんがタイムKRコミックス)わかば*ガール (まんがタイムKRコミックス)感想
他の2人が霞むほど若葉が異様で柴さんが異常だった。
読了日:10月3日 著者:原悠衣
恋愛ラボ 8.5 (まんがタイムコミックス)恋愛ラボ 8.5 (まんがタイムコミックス)感想
ファンに嬉しいファンブック。寄稿されている中にあらたまいが居るのだが、作風が変わらずにまんま巴マミの平凡な日常過ぎてなんだかなぁと思いました。もうキャラ関係なくね。
読了日:10月3日 著者:宮原るり
僕の先輩 (ミリオンコミックス  CRAFT SERIES 40)僕の先輩 (ミリオンコミックス CRAFT SERIES 40)感想
Amazonからのおすすめで知る。絵柄と少々古臭さが漂う作風なので受けるもなのかと思ったが評価が高いようで何より。ぶっきらぼうな先輩との関係に色々と思い悩みながらも確実に着々と想いが膨らみ、それを押し通す飴宮はじめの実直さと次第に絆されていく先輩との距離感の縮まりが良い。最後の最後で繋がるのもまた良いが、同性で在ることに葛藤する描写が一切無いのはご愛嬌か。
読了日:10月3日 著者:羽生山へび子
アニメ公式ガイドブック 日常大百科アニメ公式ガイドブック 日常大百科感想
五十音順に網羅されたアニメのエトセトラを読んで思い返すものは、私はこんなにも好きだったこと。大切な思い出としてちゃんと奥の奥に仕舞われていることにこそばゆさを覚える。アニメの凄さを知ったなー。何気ないことに驚いたりしていたな。喋ることに、動くことに、挿入される音という音に、合間合間を繋げる演出に、アニメなんだから当たり前と言えば当たり前なんだが、漫画とはまた違った感覚が刺激される新鮮さと作品本来としての面白さを再認識してえらく感動していたな。
読了日:10月5日 著者:
日常(1) (角川コミックス・エース)日常(1) (角川コミックス・エース)感想
アニメを観て久しぶりに読み返したいと思ってる折にカドカワ祭りで安く手に入るとなったので1巻〜最新刊まで購入。アニメを鑑賞した後だとどうしても物足りなさがあるのは否めないが、アニメとは違って連続性のある動きからのオチの昇華にない断片的から来るシーンシーンから後を引くインパクトの強さが印象として目立って受けた。
読了日:10月5日 著者:あらゐけいいち
日常(2) (角川コミックス・エース)日常(2) (角川コミックス・エース)感想
所々、絵のタッチが今と比べるとまだ定まっていない印象を受けるが世界観はそれほど変わらずにシュールであったり、ほのぼのするひと時があったりと読んでいて楽しい。そして、キャラの方向性も確立されてきて面白さが加速しそうだ。さあロックンロールのはじまりだ
読了日:10月5日 著者:あらゐけいいち
日常(3) (角川コミックス・エース)日常(3) (角川コミックス・エース)感想
きたきたきたきたきた、ついにきた、焼き鯖きた。どうしょう好きすぎて困る。どうしょう。この畳み掛けるように展開する怒涛のツッコミやば過ぎる。アニメも良いが漫画版も捨てがたい。っていうかちゃんみお覚醒したな。この巻で。それと、ゆっことなのとの重要となる交流を描いたシーンは結構あっさり目でアニメは全体的に丁寧な再編していていたのか。グッジョブだよ。あ、あとはかせが「…けど」「…かも」を使い始めて完成形に近づいている。
読了日:10月6日 著者:あらゐけいいち
日常(4) (角川コミックス・エース)日常(4) (角川コミックス・エース)感想
4016円きた‼︎!日常の見所の一つにヴァリエーション豊かに変化する顔芸があるが、この一言では形容し難いゆっこの顔はある種の到達点ともいえるな。表情のみでこうも腹の底から笑かすか。ほんとに参ったね。この巻から顕著になったのかは分からないが、一つエピソードに他の日常風景が忍び込んでいて探し当てるのが面白い。みさとに追われて笹原が隠れていたり、麻衣ちゃんがカラスを手なずけていたり、中村先生が大工カフェに入店しようとしていたりなどなど細かいとこまで趣向が凝らされていて好感触。
読了日:10月6日 著者:あらゐけいいち
危ノーマル系女子 (2) (メテオCOMICS)危ノーマル系女子 (2) (メテオCOMICS)感想
すげーGOTHくさい。どうなってんだ。狂ちゃっている方が安全なんて笑っちゃうよねー
読了日:10月6日 著者:真田ジューイチ
くまみこ 1 (MFコミックス フラッパーシリーズ)くまみこ 1 (MFコミックス フラッパーシリーズ)感想
私もOIOIをマルイって読むことに対して今だに納得いってませんね。
読了日:10月6日 著者:吉元ますめ
日常(5) (角川コミックス・エース)日常(5) (角川コミックス・エース)感想
ヒヤシンスでた‼︎インパクトありあまり過ぎだぜ。読み返して感じたことは自身の読み込みの甘さには辟易した。漫画で始めて音楽記号を用いた話を読んだわ。日常の85でゆっこの勉強をやりたくないと捏ねる中、最終的に母親から怒られる日常のなんてことない一コマにセーニョ、ダル・セーニョを入れるこの表現方法は意味が分かった瞬間面白いが、何ていう回りくどさ。まあ、日常らしいのか?あと、麻衣ちゃん何で「武士道シックスティーン」読んでんだ。接点あるのか?そして、中村先生の家に置かれた坂本製薬の箱とカップラーメンにニヤリとした。
読了日:10月6日 著者:あらゐけいいち
日常(6) (角川コミックス・エース)日常(6) (角川コミックス・エース)感想
みおちゃん…ちゃんみお!!!みおちゃんの失恋話はアニメが断然に良い。ブラッシュアップすげーな。京アニいい仕事してますね〜。巻数を重ねてどんどんと沸いて来るのはキャラたちへの愛着で可愛くて可愛くてしょうがないなぁ。桜井先生、中村先生、フェっちゃんのサブキャラもいい具合に成長していて関わる話は和みますなー。そして、東雲家は癒ししかない。ロボ、喋るネコ、天才幼女と日常とはおおよそかけ離れている人物たちなのに順当に日常をこなしているな。「よつばと!」を観ているようだが、はかせ全然成長しないんだよな(笑)
読了日:10月7日 著者:あらゐけいいち
日常(7) (角川コミックス・エース)日常(7) (角川コミックス・エース)感想
初期の頃より尖った分からなさからくるシュールさが時とともに鳴りを潜めているが、様々なエピソードが要約される日常の表紙だが、今回は囲碁サッカー部が飾っているがこの囲碁サッカーは巻数が進めば進むほどほんと度肝を抜かす意味の分からないスポーツになってきたな。スポーツなのか、これ?今巻は爆笑よりじわじわくる笑いが多かった。変な芸人に間違われるゆっこ、カボチャ、安中さんの「今日はすごく楽しみだ」の話の数々が印象的。ゆっこのどのキャラと絡んでも遜色しない窓口の広さ、親和性の高さ、扱いやすさは著者に愛されておるな。
読了日:10月7日 著者:あらゐけいいち
日常(8) (角川コミックス・エース)日常(8) (角川コミックス・エース)感想
あれ、始めて時系列が歪んだ。前後したのか?安中さんと中之条の仲が噂になる前に黒板に2人の相合傘が書かれていたが、これ田中の仕業だよな。う〜ん、まあ良いか。作風の幅が拡がりながらも新たなものを取り入れようと模索しているのかなという印象。今巻はノリが一昔前の漫画みたいのがあり、みさとの話はより顕著に表れていた。読んでいて昔懐かしいドタバタラブコメを思い出す。麻衣ちゃんとみおの姉・よしのの絡みは混ぜてはいけないものをみているようでハラハラドキドキしたが、麻衣ペースが崩れた瞬間はお気に入りのシーンです。
読了日:10月7日 著者:あらゐけいいち
日常(9) (角川コミックス・エース)日常(9) (角川コミックス・エース)感想
最後の話には驚きを隠せない。日常系の構造上に置ける歪みを示唆しているようで感慨深い。変化や成長を描くことでストーリー展開を進める漫画と違って成長=物語の終焉を言い表しているようで「非日常」と「日常」の並行線を辿っている日常にしか描けないストーリーとして感じた。この巻ではいままではひっそりと繋がっていた日常風景が表立って出てきて、一つ一つのエピソードを拾い集め、繋がりを持たすことで小さな笑いから大きな笑いをもたらす構成の妙味が抜群 に光っていた。とりあえず、安中さんどうしてこうなった。噂のせいでグレたのか?
読了日:10月8日 著者:あらゐけいいち
Helvetica Standard (角川コミックス・エース)Helvetica Standard (角川コミックス・エース)感想
あちらこちらに描かれた漫画やらイラストやら一部文章が執筆されていたりとあらゐけいいちのアートワークを辿る本。「日常」からは、はかせとなのが多い為に終始和む。イラストは黄色と水色の発色具合が好き。温かみのある淡い感じも好き。あと、電子版では紙の本よりは判型が大きかったのでより堪能出来たが、字が潰れているのがちょいちょいあるのでそこは残念かな。
読了日:10月8日 著者:あらゐけいいち
シャーリー 2巻 (ビームコミックス(ハルタ))シャーリー 2巻 (ビームコミックス(ハルタ))感想
力の抜け具合がいいなぁ。請け負っていないし、気取ってもいない上に飾ってもいないけど描こうとしているものが芯に伝わってくる。創作物なのにごくありふれた自然体として描かれている。二人の関係性が良い。いや、憎いね。相変わらず作者が描かずにはいられないフェチや趣味の情熱が空回りせずに、読者の方にも歯車を噛み合わせられる手腕には脱帽。そうですねぇ〜森さんの健康の為にも末長くメイドさんを描いて貰いたいですね。次巻もまた長くなるとは思いますが楽しみにお待ちしております。
読了日:10月9日 著者:森薫
それでも町は廻っている (13) (ヤングキングコミックス)それでも町は廻っている (13) (ヤングキングコミックス)感想
個々の作品として評価を感想にてしたためる際に悩ましくも難しいのが「それ町」だな。やはり。ストーリー本来の安定した面白さと、読み込む度に窺い知る事になる新たな驚きと新鮮さ。1巻1巻、1話1話が係わり合いを帯び、それが綱らり、数珠つなぎのように繋がって行く様、圧巻であり、ジグゾーパズルの1ピース1ピースが埋まって行く達成感もあるが、完成してしまう心寂しさもあって胸に詰まるものがある。段々と終わりに近づいているんだろうな。何よりもやむやむ漫画を手放さなくてはならない時に困るのも「それ町」だな。また、読み返すか。
読了日:10月11日 著者:石黒正数
ファイトじじいクラブ (ビームコミックス)ファイトじじいクラブ (ビームコミックス)感想
良かった。表題作は何度読んでも損なうことなく、心が温まると共に生きる糧を戴くな。こう、私も頑張らなくてはと、襟を正される思いだ。間の抜けた顔をした主人公に対して言葉ではなく、拳で、背中で語る父方、母方の爺さんの格好良さにもシビれたし、闘うその姿を受け子供にはどうしようもない立ち行かない現実に立ち向かう勇気与え、動かされるのだけではなく、自らの意志で動く迄に成長した主人公にはやはり惚れる格好良さがありますな。他の短編にも弱さを見せつつ、それに向かう為にプロセスがちゃんと描かれていて読み応えがあった。
読了日:10月11日 著者:山本健太郎
ギャグマンガ日和 15 増田こうすけ劇場 (ジャンプコミックス)ギャグマンガ日和 15 増田こうすけ劇場 (ジャンプコミックス)感想
最初コースアウト気味でしたが、終盤にかけての加速が良かったです。昔と比べるとキャラのインパクトある造り込みで笑う量が減ってはいるが、インパクトのあるフレーズやのちのちになって地味に笑いが込み上げてくる笑いの量が増えた気がする。「おつかれさまでーーーす」「ヘリが旋回して戻ってきた!」が思い出した様に浮かんでは消えてツボに入る。あ、「ツボに入ってねーよタコじゃねんだから!」が襲ってきた。アダヒィーーーーーッ
読了日:10月13日 著者:増田こうすけ
乙嫁語り 6巻 (ビームコミックス(ハルタ))乙嫁語り 6巻 (ビームコミックス(ハルタ))感想
綺麗事だけでは済ませれない実情があるからこその平穏あるいつもだった日常風景がより愛しく、美しい光景だったことに気づかされる6巻。不穏な空気だったものを漂わせていた種が、ついに芽吹き、吹き出すことになった争いは悲惨さよりは悔しさの方がより心に残る。ああなってれば、こうなってればと避けられたかも知れないが、世の常人の常が拒む儚さよ。親の一存が、一族の存続に直結する大地の厳しさは相応の報いを持ってして幕を閉じる。婆様の掻っ攫っていくのに相応しい威厳を身に纏った山羊にお乗りになされたお姿がやはり恰好良くて象徴的。
読了日:10月14日 著者:森薫
宇宙怪人みずきちゃん 1 (少年チャンピオン・コミックス・タップ!)宇宙怪人みずきちゃん 1 (少年チャンピオン・コミックス・タップ!)感想
ぬたぬたぬとぬとぬるぬるぐちゃぐちゃべちゃべちゃべとべとどろどろさればインモラルイン
読了日:10月15日 著者:たばよう
メイドインアビス(1) (バンブーコミックス)メイドインアビス(1) (バンブーコミックス)感想
テラリアにハマっている私にはタイムリーと言えばタイムリーな漫画だった。2巻購入を控えていたがこれは買わざる負えない。これでもかと詰め込まれた設定、背景描写にデフォが効いた愛くるしいロリショタのキャラたちが動き回り、包み込むのは際限なく広がり見せる世界観で胸が高鳴り、それでいて、まだ見果てぬ大冒険にまだ旅立っても居ないにもう既にまっとうに面白いという。これは期待。でも、これ物語の面白さの遜色より完結まで辿り着けるのか?の方が心配。刊行ペース落としてもいいので著者には末長く存分に描いて貰いたいですね、今後とも
読了日:10月16日 著者:つくしあきひと
メイドインアビス(2) (バンブーコミックス)メイドインアビス(2) (バンブーコミックス)感想
緩まない。収まりきらない。俄然に面白くなってきましたね。子供らしい特有な怖いもの知らず、向こう見ずだったリコとレゴの前に早くも立ち塞がる度し難い現実。明かされるリコの出生の秘密に、希望を易々と打ち砕くオゼーンの圧倒的な強さ。その裏に隠される思慮深い思いやりが隠されていようともオゼーンのそのキャラ立ちが余りにも強烈でその意義が霞み、薄気味悪いもの怖さが纏わりつく後味とリコの母親・ライザとの仲に複雑な心境になった。これは良いな。なんて良い冒険ものだ。久しぶりに思い出すな。この感じ。良い。
読了日:10月17日 著者:つくしあきひと
ミミクリミミクリ感想
それでは、読みますぅ。……ッアーOC。口の中に…名も無き少女の…風味が、広がり、OCです。…ゾウ、臓物の生臭い、カオ、香りと、響き渡る悲鳴の、えぐ味が、口の中に、広がり、OCです。 今日は、ここまでに、しておきますぅ。それでは、皆さん、さよならーー。書いてみたが気持ち悪いな。うん。只のエログロ漫画に呈さない凝らされた工夫がイイね。テーマ性もあって、それでいて堪らなく悪趣味でいて、食べることへの支配から逃れることは決して出来ない欲望を、命を奪うという行為を表像した刺激的なグルメ漫画であった。ご馳走様でした。
読了日:10月18日 著者:ai7n
史群アル仙作品集 今日の漫画史群アル仙作品集 今日の漫画感想
必要以上に引け目を感じ、負わなくてもいいのに必要以上に負い目を背負い、其れらにビクビクし、申し訳なくヘコヘコと謝り卑屈にやり過ごす。救いも助けもなくただただ闇雲に過ぎ去るのを息を殺してじっと待つ。決して叶いもしない恋に、成就しない愛に打ち拉がれるしかなく、苦しみ悩ましくのたうち回り、手に入れた幸せも手の隙間からポロポロと零れ落ち、拾おうにもやはりポロポロと零れ落ちていってしまう。あぁ、救いはないのか、愛はないのか。愛を、愛を下さいという感じで一気に読むもんじゃないね。でも、息苦しくもなるがつい読んじゃうね
読了日:10月20日 著者:史群アル仙
ラブラブエイリアン 1ラブラブエイリアン 1感想
面白いけどえげつないわー初っ端なに描かれる宇宙人の設定説明の〇〇の秘密みたいに体裁を繕ったチープさの掴みに毎話の差し込まれる「〇〇だね☆」のとってつけたような教訓の煽りの文の締めに繰り広げられるガールズトークの明け透けない下衆な下ネタ、取り繕った皮一枚を捲った下に蠢く女の本音、実態を生々しく描いた漫画で怖いわー。女怖いわー。面白くて可笑しいけど、笑うたびに何か女性に抱いている大切なものが音を立てて崩れていくのは請負いなので女性に幻想を抱いている男子にはキツイぞ!注意だぞい!でも、本当に怖いものはナサが怖い
読了日:10月22日 著者:岡村星
悪戯せずにはいられない (TENMAコミックス LO)悪戯せずにはいられない (TENMAコミックス LO)感想
サークル名:HJUKISM ハードコア系だけど其処まではぶっ飛んだ所まではいかなくて、かといってヌルいかといえば其処まで生易しくはない優しさがいい塩梅で駆り立てるものがありますね。まる。
読了日:10月23日 著者:彦馬ヒロユキ
プールで出会ったおねえさんとエッチな関係になっちゃうお話プールで出会ったおねえさんとエッチな関係になっちゃうお話感想
発行者:野良ヒグマ 頑張るショタもそれを包み込むお姉さんの母性もこう、駆り立てるものがありますね。幸せそうでなにより。
読了日:10月23日 著者:ひぐま屋
任侠沈没 1任侠沈没 1感想
なんだろうな、この安ぽっい造りの中で所々噴き出すポテンシャルの高さを感じさせる牽引力は。全体的に漂う頭の足りなさといい、展開といい、色々と足りないはずで購買意欲は無くなるはずだが、期待している自分が居る。変な魅力を持った漫画だな。
読了日:10月24日 著者:山口正人
セトウツミ 1 (少年チャンピオン・コミックス)セトウツミ 1 (少年チャンピオン・コミックス)感想
手塚治虫文化賞「読者賞」の記事で知る。低体温の掛け合いが居心地よく、ついつい吹き出してしまう。劇的な出来事も動きも全くていい程なくて、ただ川べりの近くで男子高校生2人で駄弁っているだけなのに引き込まれるこのセンスの凄さ。会話だけで物語を成り立たせ、動きを産み出す言葉選びとか間の取り方とか読んでいて感心する。あと、関西弁の擬音語、擬態語やイントネーションの軽妙なリズムが促す心地よさがまた読ませるからこの舞台設定も良いね。
読了日:10月24日 著者:此元和津也
昇天コマンド (ワニマガジンコミックス)昇天コマンド (ワニマガジンコミックス)感想
絶版から。時代を感じるな。ニッチでフェチを詰めるだけ詰め込んでおかしくしたエロ漫画家が減った様な気がするな。私の触手が伸びなくなったからなのか、細分化したのかは知らんが。
読了日:10月25日 著者:西川魯介
セトウツミ 2 (少年チャンピオン・コミックス)セトウツミ 2 (少年チャンピオン・コミックス)感想
ネームセンスがあれだな。瀬戸と内海で自分ら瀬戸内海やないか、な、自分ら、瀬戸内海やないか〜と感じていたが、一期一会に大吉小吉って、名前に特色持たせまくりだな。二巻も緊張と緩和を織り交ぜた間のテンポでサクサクと読めたが、ゴリラの件のゴリ押しは笑ったけど、面白かったけどしっくりしない違和感が残った。あと、この人なんでか知らないけどちょいちょい影を落とすよな。家庭の事情やら青春時代の軋轢の軋みやら特に田中真二のムカつく顔とといい、立ち位置が古谷実を思い起こしてしまう。
読了日:10月25日 著者:此元和津也
空が灰色だから 5 (少年チャンピオン・コミックス)空が灰色だから 5 (少年チャンピオン・コミックス)感想
たくさんの漫画を読むわけですよ。すると私のちっぽけでつるつるの脳みそでは全てが全てを留めて置くことなんて無理な話なわけなんですよ。忘れ去ったり、消化し、過ぎ去って行ったりするそんな中で、鮮烈にして痛烈に今もなお決して消化もせずに居残り続け、消えることもなく忘れられることもなく、反復運動をし続ける「歩み」は心の奥底に深く深く根ざし、しこりとして、鎮座し、蠢き続けるのであろうな。改めてこの最終回の懺悔にその意志固く、確固たるものとし、焼き刻まれ続けるのであろうとその想いを重々に再認識しました。
読了日:10月26日 著者:阿部共実
任侠沈没 2任侠沈没 2感想
すげー頭わりーでもそれでもなお読ませてしまう勢いは半端ないものがあるな。この頭の悪さは溶ろけるな。これ、狙って描いているのか?しかし悪ふざけが過ぎますぞ。
読了日:10月26日 著者:山口正人
任侠沈没 3任侠沈没 3感想
おいおい、ストーリーが破綻したってレベルじゃねーぞ‼︎彼方へ行ってしまったじゃねぇか。なんだよこの漫画。清々しい程のどうしようものなさがもういっそ気持ちいいな。あの見開きは漫画業界に名を残す程の屈指の名シーンとして傷を残したと思う。電子版で読んでいるが他の見開きの繋ぎ目が雑だったの対して「一生の不覚」だけは割と綺麗にしてあるという優しさにゴラクの愛を感じた。説明責任を果たさないまま説得を果たした稀有な作品として燦然と輝き続けるであろう。しかし本当に酷い作品だったww
読了日:10月26日 著者:山口正人
こいのことばこいのことば感想
孤独は怖いよーぱくっと食われちゃうからね。誰も本心ではそれを望んでないからね。そんな中で無条件に受け入れて貰える人が居るだけで、どれだけ助けられて、どれだけ救われるか。でも、そのような存在が居るからこそ…。メタ表現で物語を多層的に拡がらせ、抽象的にして結末を読者に委ねる演出は上手い構成だなぁーと。彼が示め指すバットエンドがどれを指して居るのかが気になるが、不思議と読後感はそんな感じになっていないのもまた上手く躱されたなと。あと、悠里ちゃん可愛い(小並感)
読了日:10月26日 著者:緑のルーペ
尾崎放哉選句集尾崎放哉選句集感想
「咳をしても一人」に感じる淋しさを詠った俳句だと思っていたが、ちゃんと読んでみてみるとどうも違う側面も含まれているなと感じた。病床に伏せ、身体が衰弱して行くに従い、放哉から見える風景は研ぎ澄まれ、削ぎ落とされていき、縛り付けるものは消え失せ、わずらしさも疎ましさも一切合切が過ぎ去って行き、その眼からみた何の変哲もないとって取るに足りない些細な情景だったものが、此方にも風情として想い浮かばされた。でも、やっぱり歪曲しているのだろうな。それでも、幾ばくかほどでも受け取れたのではないかと思えるだけでも芳しい。
読了日:10月28日 著者:尾崎放哉
月刊少女野崎くん(5) (ガンガンコミックスONLINE)月刊少女野崎くん(5) (ガンガンコミックスONLINE)感想
あぁ素晴らしき間違い勘違いすれ違いの彼彼女らの青春は何処へ。アニメのお陰でより一層と千代の「あのね野崎君、それでね野崎君」と野崎に向かってのLOVE一直線に向かっていく姿の愛くるしいこと。そして、振り向いて欲しくて失敗するもめげない姿がまた愛おしい。野崎君野崎君と言う千代に対してのもう分かったから辞めてと言わしめる野崎に対する溢れる想いが同級生にはただ漏れなのに肝心な人に届かない関係には慈しみすら覚える。うん、この距離感を維持して欲しいではあるな、可哀想だが(笑)周りも主人公達に劣らず間違えておる。面白い
読了日:10月28日 著者:椿いづみ
UNTITLED アンタイトルド (カドカワデジタルコミックス)UNTITLED アンタイトルド (カドカワデジタルコミックス)感想
現代を切り取って描いた作品があるとするならば今、この時にこの作品に出会い、読むミスマッチぐあいに妙な擽ったさを感じた。黒電話、テレカ、公衆電話、すれ違い、こういったドラマはもう読めることは無いのだろうな。何も読む人の年代によって感じ方が変わっていくだけじゃなくて、作品も時を経て感じられ方が変わってくるのではないかなと感じたが、何そんな当たり前ことを思ってんだろうとぼんやりと思った次第。
読了日:10月29日 著者:岡崎京子
私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い! (7) 初回限定特装版 オリジナルアニメDVD付き (SEコミックスプレミアム)私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い! (7) 初回限定特装版 オリジナルアニメDVD付き (SEコミックスプレミアム)
読了日:10月29日 著者:谷川ニコ
瓶詰地獄瓶詰地獄感想
読み終わった後に後悔する作品だということが分かった。腹立たしいほどもやもやする。作者の掌で惑わされ、転がされているこの感じ。謎が謎を呼び、憶測が憶測を呼んで掻き毟りられる。こんなもんとらわれ続けられるに決まってますやん。読むんじゃなかった。
読了日:10月29日 著者:夢野久作
キチガイ地獄キチガイ地獄感想
メダパニに掛けられるような奇妙奇天烈頓痴気ちんな作品を産み出すな。いやー判別も付かないままに終わらされるので狐に化かされたがよく似合う物語でしたよ。どこからが妄言でどこまでが真実なのか、そもそも真実はあるのか、もう何にが何だか分けが分らないよ。
読了日:10月30日 著者:夢野久作
君と僕。(14) (ガンガンコミックス)君と僕。(14) (ガンガンコミックス)感想
家族に触れた話が多かった14巻でしたね。千鶴とお婆ちゃんの物語はじーんとするお話でヤバかったです。ちずる〜〜〜〜〜ほんと良い奴。成長して失うものもあれば、得るものもある。大きくなることで知るものもある。当たり前に居た存在が、より大切な存在へと変わることもある。高校生活ももうすぐ終わりを告げますが飛び立つ彼らをちゃんと見届けたい気持ちがより強くなってきました。千鶴は卒業出来るのか危うそうだけど(笑)あと、普段学校では見られない意外な一面にはニヤニヤしてしまいました。
読了日:10月30日 著者:堀田きいち
聲の形(6) (講談社コミックス)聲の形(6) (講談社コミックス)感想
表紙から驚きを隠せないものがあるが…それ以上に将也不在に様々の視点で語られる話は色々と思うことがあり過ぎて気持ちがぐちゃぐちゃとして何から書いて良いか正直わからない。書きようがないのかもしれない。思えば読み切り時に「聾唖」を扱った作品として取り出されていたが、第51話西宮硝子の視点を読んだ時に作者の意欲とそれを表そうとする勇気にまたひどく感嘆とした。それと同時に辛かった。きつかった。抉られた。彼女の世界はこう映っているのだと。
読了日:10月31日 著者:大今良時

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