2014年間まとめ

2014年の読書メーター
読んだ本の数:377冊
読んだページ数:54596ページ
ナイス数:2000ナイス

性本能と水爆戦 (ワニマガジンコミックス)性本能と水爆戦 (ワニマガジンコミックス)感想
ひょんなきっかけで手に入ったった。2014年見始め漫画。今の作風しか知らなかったが、根底には脈々と流れる道満晴明が居るが、昔の方が乾いた空気、不謹慎な殺伐さ、エロが強くてとても好み。でも、絵柄は今の方が好き。
読了日:1月2日 著者:道満晴明
続・性本能と水爆戦  ワニマガジンコミックス続・性本能と水爆戦 ワニマガジンコミックス感想
勃起は許されるが射精は許されない漫画だった。大変美味しゅうございました。
読了日:1月2日 著者:道満晴明
偉大なる、しゅららぼん偉大なる、しゅららぼん感想
初読みの作家さん。滋賀・琵琶湖を舞台に巡る棗家、日出家との対立と歴史。両家に受け継げられた「力」が齎す事で巻き起こる囚われ、縛られる葛藤、苦悩に駆け巡る青春に壮大なファンタジーが纏わりつく話は、奇想天外奇妙奇天烈な奇々怪々とも云える何ともハッタリの効いた法螺話だとことよ。「しゅららぼん」という言葉じり、その意味しかりして独創ある作家だと感じました。そして、読み終わった後に知った「しゅららぼん」に偉大なると付けるアホらしさにも笑いました。
読了日:1月3日 著者:万城目学
ごきチャ (2) (まんがタイムKRコミックス)ごきチャ (2) (まんがタイムKRコミックス)感想
ある少女の放浪記。健気なしおらしいいじらしさによる愛おしい可愛らしさ。でも、でも、その正体がゴキブリなんです。カサカサ動くし、速いし、壁も歩きます。何よりも人に嫌われてます。それでも、人間の友達を求めてさ迷い続け歩きます。そこで受ける受難、待ち構える苦難、そこから逃れるための避難、そこからの相次ぐ遭難。タスケテ−−それでも、真摯に挑み続けます。ただ、ただ、人の友達が欲しくて〜その一心で〜その姿に揺らぎますぅ〜現実で殺しにくくなりますぅ〜でも、大嫌いなので私は躊躇なく殺しますね。はい。
読了日:1月5日 著者:るい・たまち
となりの関くん 5 DVD付き限定版 (フラッパー)となりの関くん 5 DVD付き限定版 (フラッパー)
読了日:1月7日 著者:森繁拓真
『行け! 稲中卓球部』20周年メモリアルBOX「おめでたい。」 (講談社キャラクターズA)『行け! 稲中卓球部』20周年メモリアルBOX「おめでたい。」 (講談社キャラクターズA)感想
後にも先にもこれほど笑かして貰ったギャグ漫画はない。久しぶりに稲中の面々を見れたので嬉しかったです。20周年誠におめでとうございます。
読了日:1月7日 著者:古谷実
みどりの星 3 (ビッグコミックス)みどりの星 3 (ビッグコミックス)感想
「転」ともいえる大きな転回点。平和だった日々は、唐突に終わりを告げるとともに、高市の自覚と覚悟が冴え渡っていて、みどりを巡る攻防から高市の心に占めるみどりに対する想いが、大きな存在として、大切な存在として膨らみを持っていることを悲劇的に表しながら引き裂かれる運命が惹きつけるねぇ。高市の成長物語であり、冒険譚でもあり、恋愛ものでもある。色んな要素が複合的に含まれていていろいろ読ませる作品だな。
読了日:1月8日 著者:真造圭伍
ダンガンロンパ1・2 Reload 超高校級の公式設定資料集 -再装填- (ファミ通の攻略本)ダンガンロンパ1・2 Reload 超高校級の公式設定資料集 -再装填- (ファミ通の攻略本)感想
超超超ド級のボリューム。デカい、重い、場所を取る。かさばる圧倒的存在感。だがそこが良い。資料集1は買わず、2は見送ってこの本を買った身からしたら大満足でした。その大きさから細部まで明瞭に堪能出来、かつ、重いだけあって網羅された資料の数々は非常に堪らない豊富な量。収録内容はAmazon読めば良いので言及は放棄するが、読んでいてわかったのは、こうも様々な感情を起こし、色んな想いを思わせ、体験させたゲームであったかと。ゲームを時間の無駄だとか言う方々に対して、諸手を挙げて言えるのは、決して無駄では無い
読了日:1月8日 著者:週刊ファミ通編集部
最後の性本能と水爆戦 (WANI MAGAZINE COMICS SPECIAL)最後の性本能と水爆戦 (WANI MAGAZINE COMICS SPECIAL)感想
Don't,think.Feel!なにこれえぇぇぇ、しゅごいしゅごいよぉおぉお、え何これ、なんにゃのらめえぇぇぇぇなんだか…切ない気持ちになちゃうよぉぉぉぉぉ頭がおかしくなりそうだよおっっくりゅう!くりゅうよおぉぉ!ひぎぃ!!んっおほっクルクル○ーになっちゃうよおおぉぉぉぉんほぉおおおおおっっ!!
読了日:1月10日 著者:道満晴明
八日目の蝉八日目の蝉感想
人は、馬鹿で、間抜けで、醜くて、愚かで、弱くて、脆くて、どうしょうもなくて、だからこそ、引かれ、求め合い、埋め合おうとし、寄り添い、守ろうとし、取りこぼさないように、取り逃がさないに、零れ落ちないように、ただただ想って…幸せを願って、間違いを犯し、自身の人生すら失ってでも未来を思い描いて…それを愚かしい行為とするかは、誰にも決められない。
読了日:1月11日 著者:角田光代
坂本ですが? 2 (ビームコミックス)坂本ですが? 2 (ビームコミックス)感想
ツッコミを入れたら負けなのに突っ込み所しかない漫画。ただ、スタイリッシュに物事をこなす坂本君と、その一挙手一投足に痺れるギャラリー達の恍惚した様や、時には大袈裟に心酔していく様は本当にくだらなくてふつふつと笑えた。爆笑というよりは、本人達はいたって真面目に取り組んでいるのに、斜め上な結末になってしまう展開は笑っていけない中に生まれる笑いのようだ。あと、落とし穴とか手押し相撲とかやっている事が小学生並みだよ(笑)
読了日:1月15日 著者:佐野菜見
きんいろモザイク (2) (まんがタイムKRコミックス)きんいろモザイク (2) (まんがタイムKRコミックス)感想
綾の可愛さが良かった。綾の不器用なツンデレ具合に陽子の何気なく綾を立てる言動や意識をさせてしまう行動で引き立てられるこの2人の破壊力ある可愛さよ。シノもアリス、カレンとの絡みがまた素晴らしい。もぅ、みんな可愛すぎだろ。この本の前では、どんないざこざも争いも無意味に思える。Love&Peace
読了日:1月17日 著者:原悠衣
ひばりの朝 1 (Feelコミックス)ひばりの朝 1 (Feelコミックス)感想
うわわわ、これ、駄目。本当に駄目なやつ。見たら駄目。ヤバい。人の取り繕った表面の下に覆い隠される悪意とか歪みとか言語化出来ない暗部を明るみにさらけ出した数々のあれやこれやは泥深泥していて……う〜ん、駄目だ。気持ち悪い。共感出来る部分もあるから尚更、余計に駄目だ。この先に救いはあるのかよ…
読了日:1月17日 著者:ヤマシタトモコ
ひばりの朝 2 (Feelコミックス)ひばりの朝 2 (Feelコミックス)感想
なにが悪い訳でもない早熟してしまった肉体、目を惹くふっとした仕草に宿る未成熟な年相応の心。その容姿から周囲が晒す様相は、男を狂わせ、女を怯えさせ、退けさせ、あらぬ噂を掻き立てさせ蔑む。明確な救いはない。確かな助けもない。僅かな踏み込みもなく、関わることもなく素通りしていった主人公にならなかった見せ掛けの脇役達。心を殺し、息を止め、時を過ぎゆくすべしか持ち得なかった理不尽な現実。現実に明快で明瞭な正解はない。だから、私はこの漫画を読んで何を言った良いのかが浮かばない。ただ、ただやり切れない。
読了日:1月17日 著者:ヤマシタトモコ
暗殺教室 6 (ジャンプコミックス)暗殺教室 6 (ジャンプコミックス)感想
「このマンガがすごい!」オトコ編一位心よりお祝い申し上げます
読了日:1月18日 著者:松井優征
きんいろモザイク (3) (まんがタイムKRコミックス)きんいろモザイク (3) (まんがタイムKRコミックス)感想
世界が汚物のように穢れた不浄なディストピアに感じられるのは「きんいろモザイク」が剰りにも美しいからなのか、それとも、「きんいろモザイク」は何処までもユートピアで在るからこの世は、この世界が荒廃したディストピアなのかを求めることは、人類に課せられた大きな命題であろう。あぁきんいろモザイクは美しい。
読了日:1月18日 著者:原悠衣
きんいろモザイク (4) (まんがタイムKRコミックス)きんいろモザイク (4) (まんがタイムKRコミックス)感想
安定感のある面白さと有り余る可愛さで相も変わらず癒される楽しさ。高校二年の夏も終わりに差し掛かってきたので、卒業式に近付いてきている事を考えてしまい少し憂鬱になる。願わくばずーっとこの日々が続いて欲しいなぁ。
読了日:1月18日 著者:原悠衣
ちはやふる(23) (BE LOVE KC)ちはやふる(23) (BE LOVE KC)感想
名人位・クイーン位挑戦者決定戦。猪熊遥が先にクイーンへの挑戦権を勝ち取り、残るは名人への挑戦権だが、新か原田先生か…今巻は違う方向で息を呑む展開の連続だった。この漫画が少女漫画だったのを思い出させる恋愛要素が大きく動いて面食らってしまった(笑)新の今日まで積もり重なった想い、かなちゃんに対する内に秘めた想いを募らせる机くんと色々絡み合ってきたが、ほんとどうなるのだろう?太一達はかるたで決着でも着けるのか?先が読めない。
読了日:1月19日 著者:末次由紀
少年ノート(6) (モーニング KC)少年ノート(6) (モーニング KC)感想
表現の仕方も素晴らしいが思春期の不安定なバランス上の内情を丹念に掬いとった話は読み込ませてくれる。体の成長だったり、心の変化だったり変わっていくもの、変わらないもの。それを是か非かの答えを導き出すには一概には言えない難しさがある。その過程には行き着くための様々な苦悩、葛藤、痛みがあり、それぞれの道があり、答えが待っている。勿論、苦しみもあるが、もがき苦しんで乗り越えた先に広がって見える満ち足りた光景が眩くも美しく、力強く訴えかけてくる。うん、素晴らしい作品だ。
読了日:1月20日 著者:鎌谷悠希
ぼくらのへんたい 4 (リュウコミックス)ぼくらのへんたい 4 (リュウコミックス)感想
内容もさることながら、コマ割りの視覚的効果が活きていて紙面に引きずり込まれる魅力に溢れた漫画やな〜。遺伝的に芽吹き始めたな。確実に。真造圭伍、市川春子田中相、西村ツチカ、宮崎夏次系、ふみふみこetcと高野文子の根ざされた影響力よ。ある体系から枝分かれし、個々がまた新たな局面を迎え、進化を遂げる様は読んでいて愉しいな。内容については、歪んで、軋んで、曲がっていながらもそこに対して、どう折り合いをつけいくのかが気になるとこ。
読了日:1月21日 著者:ふみふみこ
乙嫁語り 6巻 (ビームコミックス)乙嫁語り 6巻 (ビームコミックス)感想
アミルのカルルクを思慮深く思いやる優しさが垣間見える夫婦の営みから一転、明暗分ける父・ベルクワトの襲撃には、今までにない緊迫感が生々しいまでにあって固唾を呑んで動向を見守った。遊牧民である矜持を、他部族、他人種に委ね解決しようとする父親の愚鈍さが兄・アゼルの誇り、雄々しさとお婆様の凛々しい格好良さを際立たせていた。生きていくのは厳しく、争いも起きる。だから、その中で成り立っているありふれた日常が掛け替えがなく愛おしいものだとより一層と強く感じられた。
読了日:1月22日 著者:森薫
君に届け 20 (マーガレットコミックス)君に届け 20 (マーガレットコミックス)感想
チョコを渡せなかった後悔が残っていた想いが募るバレンタインを迎えて爽子は…考えすぎてしまいうわーうわーと堂堂巡りしてにっちもさっちもゆかなくなる不器用さ。何でも上手くこなせて自身の枠組みの範囲に収まってしまう不器用さ。踏み出そうと意気込むあまり後込みしてしまう不器用さ。不器用ながらも少しずつ進もうとするみんながきらきらしてますなー。(不穏な空気もあるが…)あと、ピンは良く生徒を見ているなとまた再確認。良い先生だよ。
読了日:1月22日 著者:椎名軽穂
同人音楽を聴こう! (三才ムック VOL. 167)同人音楽を聴こう! (三才ムック VOL. 167)感想
DJ TECHNORCHのログで知る。同人だから出来ること、同人でしか出来ないことは大きい。ワールドミュージックの様々なジャンルの要素を複合させ確立していった音楽性が在るように、同人音楽は、更に日本固有のアニメ(漫画)、ゲーム文化のエスニックからも吸収し、形成し、変化を遂げて形作られる独自なる音楽である事が分かった。07年発行と情報としては、古いが現在も活躍するサークルはそれだけ力を持ったサークルともいえるし、歴史、成り立ち、サークルを知るに色々と捗る本と重宝しそうだ。こういった情報誌あまり無いからね。
読了日:1月25日 著者:
聲の形(2) (講談社コミックス)聲の形(2) (講談社コミックス)感想
惑い迷わされ、戸惑い困惑し、悩み苦しみ、へこんだり落ち込んだりとあちらへこちらへと行ったり来たりと忙しく動くのに、ふわふわのぐにゃぐにゃとした覚束ない足取り。未成熟で何とも頼りない痛々しい青春時代。そんな時代に戻りたいと言ったらめんどくさいので、私は遠慮しますよ。大人となったいまでは。けれども、愛おしく思えるなぁ。不器用でも不格好が出来て必死に突っかかって何かを変えようとする。将也は第一歩を踏み出しているので安心はするが…問題は他の同級生なんだよな…見るのが怖いよ。
読了日:1月26日 著者:大今良時
現代漫画博物館現代漫画博物館感想
参考までに
読了日:1月27日 著者:
あずまんが大王 全3巻 完結セット (少年サンデーコミックススペシャル)あずまんが大王 全3巻 完結セット (少年サンデーコミックススペシャル)
読了日:1月27日 著者:あずまきよひこ
宝石の国(2) (アフタヌーンKC)宝石の国(2) (アフタヌーンKC)感想
積み重ねられた幾重の層をゆっくりと捲り解きほぐすように少しずつ解明していく戦う宝石のお話は、まだまだ窺えもしえない濃く、深遠なる深部に包まれていると言うのに計り知れない娯しみが待っていると感覚に訴えかけられる。こぼれ落ちる「市川春子」の才覚の雫が紙面に広がりみせる感性には、艶やかな色っぽさに当てられ、軽妙洒脱な台詞回しに酔いしれ、表現、構図の連なりに震える。ただ…打震える。つまるつまらないじゃなくて、彼女は一線を超えまくっている。
読了日:1月28日 著者:市川春子
名探偵マーニー 4 (少年チャンピオン・コミックス)名探偵マーニー 4 (少年チャンピオン・コミックス)感想
ホームランもあれば三振もある。ホームランばかりではお話になりませんからね。宿敵登場で今後どう引っ掻き回すか。
読了日:1月30日 著者:木々津克久
げんしけん 二代目の伍(14) (アフタヌーンKC)げんしけん 二代目の伍(14) (アフタヌーンKC)感想
呼ばれた気がして…斑目に...うん…。私の中でげんしけんは初代で終結しており、二代目を読む事はしなかった。迷いを残しながら見送り続けてきたが…この表紙!この表紙を見たときにざわめきしか感じ得なかった。こんなもの手に取るしかないよ。斑目の言葉には何も言うまい。というよりは、何も言えない。ただ、ただ受け止めるしかなかった…ヘタレで最低な告白だったが、この目にしかと焼き付けたよ。一区切りつけ、終わらすことで次のステージに進めるつもりか著者は。しかし、知らない顔増えたなぁ。う〜ん斑目の為だけでも読みたくなってきた
読了日:1月30日 著者:木尾士目
8月のソーダ水8月のソーダ水感想
短文投稿サイトにて知る。地元が沖縄なので親近感を持って読み進められたが、濃淡色濃く残す海というよりは、どこまでも淡く澄み渡った清涼感溢れる青という印象が強く残った。この街が、この場所が、遠く離れた場所に存在しているというよりは、水平線の向こう側に繋がっていて、ここではないどこかにある場所であって、そこに吸い寄せられ、留まる居心地の良さと、不思議な話でありながら読者を置き去りにさせない世界観が、すっーと染み込む気持ちよさで味わい深い感触だった。とりあえず、夏に読んだ方がより一層楽しめたかも(-з-)プゥー
読了日:1月30日 著者:コマツシンヤ
Candid GirlCandid Girl感想
ひげなむちのなら余裕で抜けるっしょと勇ましく立ち向かったが無理だった。わたしも老いたものだ。非常に残念だ。
読了日:1月31日 著者:まいまいまい!
月刊少女野崎くん (4) (ガンガンコミックスONLINE)月刊少女野崎くん (4) (ガンガンコミックスONLINE)感想
普通に面白い。笑いが随所に用意されていてちゃんと笑わして貰える。こういうギャグ漫画は貴重だなとしみじみ感心していたが、この漫画よく考えたらラブコメだったね。皆がみな、自由気ままに想い想いな所にズレたままにあらぬ方向に向かって突っ走っしているから面白く笑えるけど…恋愛方面に向かうことは、果たしてあるのか?そして、ヒロイン達に付き合える日は訪れるのでしょうか(笑)
読了日:1月31日 著者:椿いづみ
ハイスコアガール (5) (ビッグガンガンコミックススーパー)ハイスコアガール (5) (ビッグガンガンコミックススーパー)感想
ゲームはゲームを超えて人生を揺るがすものと成りうる。ゲーム媒体を巧みに使った憎い演出、それに被さるキャラ同士の掛け合い、甘酸っぱい距離感、恋愛。その根底にあるゲームに対して敬意を表した真摯でひたむきな姿勢に、研ぎ澄まされた純粋で情熱溢れる想い。やはり、何であれ何かに対して心血注いでる姿は映える美しさがあるなと。「次も読みたい!!」と心の底から渇望させる本当に小憎たらしい引きの置き方がいつも神がかっていて悶える。もうね、いつも読み終わった後、呻っていますよ。次巻の日高との決着が楽しみです。
読了日:2月1日 著者:押切蓮介
レンアイサンプル (WANIMAGAZINE COMICS SPECIAL)レンアイサンプル (WANIMAGAZINE COMICS SPECIAL)感想
良くも悪くもワニマガジン。くせがなくあくもないが、その分、端麗な絵柄で魅せながらも入り込みやすい話は、どの層からも支持を受けやすい造りではないでしょうか。決して揶揄して、いっている訳ではなく、エロの趣味嗜好は際限なく広いので、その中で堅実に仕事をこなすオールラウンダーの姿勢は好感が持てますね。しかし、昨年頃からのワニマガジンは、コミックゼロス創刊、石恵の商業本を発刊と話題を提供してきたが、今年はどんな話題を提供してくれるか楽しみですよ。
読了日:2月2日 著者:ホムンクルス
かくかくしかじか 3 (愛蔵版コミックス)かくかくしかじか 3 (愛蔵版コミックス)感想
痛々しくも後悔が残る誰しもが通る青春時代。今だから言えること。今だからわかったこと、思えること。振り返ってみて痛感するもの。かえれない過去をペーソスたっぷりに染み込ませながらも、笑いを巧みに滑り込ませる語り口は、情緒豊かな語りで、どこか儚くも鮮烈に迫るものがある。先生の「描け」という真っ直ぐな想いは言われたら怯むし、迷いがあったら、尚更、重苦しく感じることも…まぁ、あると思う。だけど、その言葉がどれほど尊く有り難いことか身に沁みるよなぁ。今では。
読了日:2月3日 著者:東村アキコ
正しい魔術の遊び方 (ヤングコミックコミックス)正しい魔術の遊び方 (ヤングコミックコミックス)感想
まず、この作品が成人向け漫画で無いことに驚いた。だって、めっちゃエロいんだもん。何よりも「物質交換」というたった一つに絞った題材をバリエーション豊かに広がりみせる妄想シチュエーションの話は、ギャグとエロが絶妙に融合していて、馬鹿馬鹿しくちょっぴりエッチで、どころか下手なエロ漫画よりエロ漫画しているので、表紙の絵柄、商品説明にビビっと来るなら買って損はないでしょう。オススメです。
読了日:2月5日 著者:八尋ぽち
名探偵マーニー 5 (少年チャンピオン・コミックス)名探偵マーニー 5 (少年チャンピオン・コミックス)感想
人間の業の深さを良心で諭すわけではなく、悪意をもって晒すわけでもなく、持って生まれた本来ある姿を映し出す人の有り様には様々な感情が往来してくる。うん、戻ってきた。
読了日:2月5日 著者:木々津克久
新黒沢 最強伝説 1 (ビッグコミックス)新黒沢 最強伝説 1 (ビッグコミックス)感想
福本伸行は思うに生粋のギャグ漫画家じゃないだろうか。そう感じずには居られない帰還でした。
読了日:2月6日 著者:福本伸行
ヒロイン失格 7 (マーガレットコミックス)ヒロイン失格 7 (マーガレットコミックス)感想
利太への想いがなかなか断ち切れないはとりは思い悩む中で、利太が動き出す…掛け違いが此処まできたか。みんながいっぱいいっぱいで、余裕が無さ過ぎて、読んでいて痛々しく、その痛々しさも作品を牽引するではなく、空回りしていて「なんだかなぁー」という一言に尽きる。ギャグもあまり笑えなくなってきたし…。短編もそうだが、なかなか想いを告げられないで気持ちに鈍感なキャラが好きなのか。著者は。
読了日:2月6日 著者:幸田もも子
ヒロイン失格 8 (マーガレットコミックス)ヒロイン失格 8 (マーガレットコミックス)感想
バイトを始めた弘光との距離が開いてしまったほとりに利太の猛追が迫るが…この作品巻数重ねるごとに駄目になっているのは、タイトルからしたら良いけど…話としたら魅力が無くなっているよね。弘光は余裕ある器量もなくなり、只の浮ついた男性になっているし、利太は弱みに付け入るハゲタカみたいで気味が悪い。でも、それ以上に気持ち悪いのがヒロイン・ほとりなんだよな。それが始末に負えない。また、そこにるなが加わり、安達の装い新たな再登場とこの作品何がしたいんだよ。
読了日:2月6日 著者:幸田もも子
WORKING!! (12) (ヤングガンガンコミックス)WORKING!! (12) (ヤングガンガンコミックス)感想
帯の「おめでとう」って言えばいいよが今考えるとかなり意味深だということを知りました。佐藤のヘタレから放たれる男らしい告白は抉り込む破壊力を持っていたが、八千代の「私 佐藤君が好きです」の一コマは突き抜けるような破壊力だった。八千代…恐ろしい子っ!!(白目)とりあえず、佐藤おめでとう。これからは、目も当てられない状態になるという期待感と終わりに向かっている心寂しさを携えながらも先を楽しみに待っているよ。
読了日:2月6日 著者:高津カリノ
ヒロイン失格 9 (マーガレットコミックス)ヒロイン失格 9 (マーガレットコミックス)感想
弘光とキスしたるなと一緒にいる所を出会わせたはとりは口論になって別れる事になったが…安達いくら何でも変わり過ぎだろ。それに輪をかけて利太の優柔不断の煮え切らない態度よ。そして、はとりは自分の事しか考えられない自己中心的で思いやりもなく、成長もしないので嫌な空気しか生み出さないな。弘光だけは、まだ成長の兆しが垣間見なくはないが、この先どうも報われるような展開が待っているとは到底思えないのが残念で仕方ないな。
読了日:2月7日 著者:幸田もも子
ヒロイン失格 10 (マーガレットコミックス)ヒロイン失格 10 (マーガレットコミックス)感想
弘光とも別れ、利太との未練を断ち切ろうとするはとりの前に弘光が現れるが…良いんじゃないでしょうか。ヒロイン失格らしい終わりで。良いと思いますよ。はい。これ以上の感想は差し控えさせていただきます。
読了日:2月7日 著者:幸田もも子
海月姫(13) (KC KISS)海月姫(13) (KC KISS)感想
え!!東村さん再婚していたの?おめでとう御座います。で、13巻の内容は話の軸が完全に変わった印象。天水館の死守から月海を巡る話へと変わったのは、まぁ…良いとしても尼〜ずの面々があんまり関係なくなっていくのはどうなんだろう。今後関わってくるのだろうか。この進展で進むなら、終盤に向けて色んな方向に手を出さずにキチッと締めて欲しいではあるな〜。あと、思った事は、知らない世界は異形のものにしか見えないよな。どうしても。珍妙奇天烈な布切れがウン万円って!!何ガンプラ分だよ!って毒づきますからねぇ。私は。
読了日:2月7日 著者:東村アキコ
名探偵マーニー 6 (少年チャンピオン・コミックス)名探偵マーニー 6 (少年チャンピオン・コミックス)感想
おい、Amazon!感想・レビューが「みつどもえ」の13巻になっているぞ。おっぱい、チクビって書かれていたからビビったぞ。直しとけよ。それは置いといて名探偵マーニーの感想は、宿敵・メカニックが登場してからは物騒になってきたが、一つのスパイスとしていいかなと感じた。あと、若島津ゆりかがどんどんダメになっている(笑)
読了日:2月8日 著者:木々津克久
青い鱗と砂の街 1 (マーガレットコミックス)青い鱗と砂の街 1 (マーガレットコミックス)感想
また素敵な漫画家に出会えたな。読ませるというよりは引き込ませる魅力がある個性が味わい深い。柔らかいタッチと不思議な視点、表現が存在感を表していて、話は淡く物静かに寄せては引いていく静謐でありながらも、芯がある力強さがうねっていて見応えのある読み応えでした。何か知らんけど、松本大洋の「GOGOモンスター」が思い浮かんだ。懐かしい感じ。
読了日:2月8日 著者:小森羊仔
暗殺教室 7 (ジャンプコミックス)暗殺教室 7 (ジャンプコミックス)感想
ジャンプらしく「友情、努力、勝利」が漲って行き渡っている。その三原則を忠実に沿う形で王道な学園ティストがありながらも、殺せんせーの教育、暗殺が加わって展開されるひと捻りが更に物語に奥深さを生み出しているのではないでしょうか。その暗殺を通して生まれた生徒たちの個々の成長、経験から得た自信に、何よりも生徒に対する信頼を寄せる引率である殺せんせーの追い詰められた姿が印象的でした。あと、ギャグが効いているのも相変わらず素晴らしい。
読了日:2月9日 著者:松井優征
日々ロック 5 (ヤングジャンプコミックス)日々ロック 5 (ヤングジャンプコミックス)感想
駆けめぐる衝動と衝撃を描いてきたが、難しい局面に入ってきたな。そこにやはり行くか。地位を築いたり、成功を掴んでいくと魅力は目減りしていくだよな。円熟を迎えて洗練された魅了もありはするが、勢いに任せたままの衝迫を残した荒々しさは身を潜める。僕は、どちらかというと荒々しさが残るのが好きでして。壊して、壊されて、壊して壊して壊した先にある心の奥底にある魂の咆哮は、技術なんかには出せないと思うから。地位を築いてからその先を描くのはしんどいとは思うが越えて欲しい。
読了日:2月10日 著者:榎屋克優
ねこむすめ道草日記(8) (リュウコミックス)ねこむすめ道草日記(8) (リュウコミックス)感想
何気なくふらっと入り込める空気が好きです。
読了日:2月11日 著者:いけ
彼とカレット。彼とカレット。感想
カレットの横暴な幼稚さとイケダのめげなさに全て詰まっている。勢いとテンポって大事。
読了日:2月11日 著者:tugeneko
高速回線は光うさぎの夢を見るか? (F×COMICS)高速回線は光うさぎの夢を見るか? (F×COMICS)感想
早く切り離して、忘れてさもなければ保たない感受性が多感な時じゃなくてよかった思考が爆発的に枝化し処理が追い付かず停止あなたは何を気にしているの何を窺っているのみんな死んじゃえばいいんだよ。それがいそ楽チンで簡単な解決方法。「乖離と反映」そんな権限あなたにあるの?うるさいだまれ億劫だ支離滅裂だが一つ一つがフラッシュバックする引きずり込まれる持って行かれる。価値ある存在はあるの?誰が決めるの?知らないよ勝手にしろめんどくさい内向的が永くなるとこうなれんだね。ほんと病気だよ。おまおれ、違う!
読了日:2月11日 著者:華倫変
夜とコンクリート夜とコンクリート感想
「青いサイダー」のポリゴンで絞り込まれたテクスチャが無機質で薄ら寒い不気味さを持って感じられたが、合間からあらわれる温もりの佇まいにぎゅっと締め付ける話だった。どの作品も寂寞を抱えて居ながらも、体温が感じられる余韻にひたれる読後感には、しんと静まり返った寒く感じられる夜に読むのに相応しい作品だったと思いました。今日は読むのにちょうどいい日だった。
読了日:2月12日 著者:町田洋
ダ・ヴィンチ 2014年 03月号 [雑誌]ダ・ヴィンチ 2014年 03月号 [雑誌]感想
文芸誌なのでランキングは、王道、集英社からの輩出が多いだろうと思いパラ見。ふみふみこの対談はあんまり惹かれず…。で、期待していた漫画☆太郎のババアに対する記事は…多くを書くとババアにやられるので多くは言えないが…有意義な時を過ごせた。思い付く限りの私のヒーローは、アキラ、斑目、少佐、奈良重雄、シロさん、国木、宮本、秋津。ヒロインは、もこっち、びんちょうタンキャノン先生、灯里、美羽、汐田先生(しょたせん)、田井中律、ふらん、ヒナ、ザイアー、姉さん、妲己、嵐山歩鳥、真木夏緒かな。
読了日:2月12日 著者:
世界鬼 4 (裏少年サンデーコミックス)世界鬼 4 (裏少年サンデーコミックス)感想
今、謎が解けました。なるほどね。著者は、ポケモンのことでゴタゴタあったんですね。それを照らし合わせると巻末に描かれた漫画家、漫画に対する話が自虐を通り過ぎてシュールな笑いになっていて面白かった。前巻も時勢や流行を切り取っていたから狙って描いたのかな(笑)本編の内容は、終盤戦に向かって大きく動き出し始めて期待が膨らむが、あづまの笑顔の衝撃は2巻と比べるとそれ程では無くなっているのが少し残念。
読了日:2月13日 著者:岡部閏
絶望名人カフカの人生論絶望名人カフカの人生論感想
2500冊登録本。充たされない、受け入れて貰えないという烙印を押された自己否定、自己不全感に覆われた身体は罪悪を抱え、辛苦を与え、自身を責め続ける。でも、そこから生まれる葛藤、苦悩から見いだせること、苦悶の末に辿り着いては見せる弱さを受け入れた先にある力強さが、生きるという事への活力として湧き上がってくる。この上なく後ろ向きなのに軽妙洒脱なコミカルさに昇華された絶望の淵から這い上がってくる生への意志を感じさせる言葉の数々は深く勇気づけられた。だから、隣りにある解説が小煩くて鼻につきました。
読了日:2月14日 著者:フランツ・カフカ
世界鬼 5 (裏少年サンデーコミックス)世界鬼 5 (裏少年サンデーコミックス)感想
ふえぇ…もう「ぼくらの」の世界観に近づき過ぎだよ…。みんなの仲を急接近させているのは布石ですかねぇ。
読了日:2月14日 著者:岡部閏
だいじょうぶ だいじょうぶ (講談社の創作絵本)だいじょうぶ だいじょうぶ (講談社の創作絵本)感想
「だいじょぶ」は魔法の言葉だね。でも、限界があることを知った時にまたひとつ大人になる気がする。その時には、気になる人、見守らなければならない人が側に居たなら「だいじょぶ」と声をかければいい。
読了日:2月14日 著者:いとうひろし
セックスのち両想い (真激COMICS)セックスのち両想い (真激COMICS)感想
いーよいーよ松本伊代。純愛もアブノーマルも選り取り見取り備えていていいーよ。あと、名前の表記変えたのね。それと初版では無かったので売れ行きがいいのかしら。それともあんまり刷らないのかねえ。成年漫画で久しぶりに2版みた。
読了日:2月14日 著者:doumou
マコちゃんのリップクリーム(9) (シリウスKC)マコちゃんのリップクリーム(9) (シリウスKC)感想
二桁に突入したらどうなるのかがコワい。只でさえクセだらけのキャラクター達が所狭しと居るのに巻数を重ねた今、更にクセまみれになっていて末恐ろしい。打ち切り漫画家の奇跡というやつをタイムリーに追えている事に喜びを感じてますよ。
読了日:2月14日 著者:尾玉なみえ
私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い! 公式ファンブック (喪) (ガンガンコミックスONLINE)私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い! 公式ファンブック (喪) (ガンガンコミックスONLINE)
読了日:2月14日 著者:谷川ニコ
博士の白衣女子攻略論 (2) (まんがタイムコミックス)博士の白衣女子攻略論 (2) (まんがタイムコミックス)感想
まぁ、地味だからなぁ…。長く続けるには向かないか。
読了日:2月14日 著者:香日ゆら
KEYMAN 3 (リュウコミックス)KEYMAN 3 (リュウコミックス)感想
いろいろと魅せてくれる漫画だな。絵で引き込ませ、ストーリーで読ませ、キャラクターで語る。やはり何よりも描き込まれたアメコミ調の絵柄が圧巻な迫力を携えて迫り来る凄みが素晴らしい。筆圧強く、圧倒的黒さで埋め尽くされた一コマ一コマを以てして展開されるアクションは、特撮・怪獣映画のワクワク感・ドキドキ感を味わえ単純に楽しく、それだけでも魅力される。それに加えて、各々の組織・人物に錯綜する思惑、駆け巡る謎、背後に蠢く闇がぐいぐいとこの世界観に誘われ、話を読み込ましてくれる。あと、所々振り撒く色気も良かったです。はい
読了日:2月14日 著者:わらいなく
エムブリヲ奇譚 (幽ブックス)エムブリヲ奇譚 (幽ブックス)感想
まだ誰にも知られてない温泉を求めて旅をする和泉蝋庵と荷物持ちの耳彦を巡る9編の短編集。先ず装丁が凝られていて手元に置いておきたくなる造りが嬉しい。そして、内容は大切に残して置こうと思えるホラーというジャンルばかりに捉えられた物語を越えて、人のおどろおどろしさ、浅ましさ、儚さを曝した話がありながらも、人がもっている愛おしさに、切なさを掬いとって見せる話はやはり見事と言うしかないです。あと、蝋庵の迷い癖に呆れながらも付き添い育む2人の仲、掛け合いも気持ち良かった。
読了日:2月19日 著者:山白朝子
村上海賊の娘 上巻村上海賊の娘 上巻感想
歴史小説の妙味をふんだんに拵えられた物語は、複雑に絡み合った思惑が思惑を呼び込み、どこに転がるかは分からぬ人が生きる人生の醍醐味に、蠢くうねり、うなりに翻弄される人を書き、そこに息づく人たちが躍動し、歴史が動き出す瞬間には此方も生き証人になった心持ちで面白くてしょうがない。そして、今とは違う風俗、価値観の違いに驚きと新鮮さを感じ、物語ではなく人そのものを感じ、その時代に生きていた人達に思い馳せ、人間性に触れ、物思いに耽る。何よりも個性豊かな面々のキャラが堪らなく人間臭くて良い。
読了日:2月23日 著者:和田竜
村上海賊の娘 下巻村上海賊の娘 下巻感想
“自家存続“これに込められた様々な形の想いに何を思うか?戦に華やかさ、綺麗ごとなどない。浮き彫りに滲み出る人間性がありありと表す模様が痛快で、どの人物も魅惑的なのだが、敵対する眞鍋七五三兵衛を取り巻く泉州のあっけらかんとしたしたたかな強靭さと信念に、現実に対する甘さを噛み締め合戦を通じ成長を見せる村上海賊の娘・景に、影親の姿が映えていた。怒涛に次ぐ怒涛の展開で書かれた木津川合戦は、一大スペクタルでありながらも多様なテーマが含みをもっており有意義な一時を過ごせる読み心地でした。一言、面白い奴らでした。
読了日:2月25日 著者:和田竜
少年コレクト (MDコミックスNEO 134)少年コレクト (MDコミックスNEO 134)感想
サークル名カンナビス 可愛いではなく、美少年。腐女子の方にもいけるのではないかな。

(´∀`){星☆☆☆いただきましーた!
読了日:2月26日 著者:しまじ
flat(8)(完) (アヴァルスコミックス) (マッグガーデンコミックス アヴァルスシリーズ)flat(8)(完) (アヴァルスコミックス) (マッグガーデンコミックス アヴァルスシリーズ)感想
らしい締め方なんだけど…なんなんだけど…胸をすくう最後のシーンはやられたーーゆったりとふわっと淡々と流れていた日々だった分、唐突に訪れた最後に用意されたお別れにはぎゅーっと掴まされる思いだった。あっくんが見せる我が儘も平介の台詞も、大切に心へ仕舞い込みたい。今、この瞬間にしか分かち合えないものの喜び悲しみ、この時にしか言えないことってありますよね。そして、ころころと様変わりするあっくんの表情が可愛くて、最後に見れて良かったなぁ。
読了日:2月26日 著者:青桐ナツ
誰も懲りない誰も懲りない感想
良し悪しで語られるようなものではなく、やるかやられるかの真剣でやり合う殺すか殺されるかに近い鬼気迫る作品で閉口してしまう。明け透けに赤裸々に、これでもかこれでもかと突きつけ、斬りつけ、殴りつけ、それでも生半可な優しさは許さずに緩めない様はもう殆ど暴力と言ってもいい。それは生易しいものではなく読者に傷を負わせ、傷から迸る血が、傷跡が疼いてしまう生々しさが、それだけ忘れられないものとして深々と刻み込まれる。普段、漫画を読まない人に是非とも読んで貰いたいですね。
読了日:2月27日 著者:中村珍
俺物語!! 5 (マーガレットコミックス)俺物語!! 5 (マーガレットコミックス)感想
どうやら世間様では少女漫画を4冊も持っている男性はおかしいという時代になりましたが…購読はしているが、後悔はしてないです。そして、ほら、「俺物語」は表紙が少女漫画っぽくないから…大丈夫だし(震え声)えー内容は、猛男の人間的な器の大きさに惚れるし、実直だから拗れることもなくてすがすがしさが残るから気持ちいい。「心はいつもおまえはこの子が好きなんだと言っている」の気づきの吐露は、積み重ねられてきたお互いの気持ちを尊重し配慮し合える仲が、分かち合える理解に繋がって更に深まる仲が良かった。あと、砂川は本当に良い奴
読了日:3月3日 著者:アルコ
アイアムアヒーロー 14 (ビッグコミックス)アイアムアヒーロー 14 (ビッグコミックス)
読了日:3月6日 著者:花沢健吾