2015年7月まとめ

2015年7月の読書メーター
読んだ本の数:41冊
読んだページ数:5440ページ
ナイス数:204ナイス

人工知能は人間を超えるか (角川EPUB選書)人工知能は人間を超えるか (角川EPUB選書)感想
ログで知る。kraftwerkないしAutechre聞きながら。人工知能の歴史のあらましから特徴表現学習、深層学習(ディープラーニング)を獲得した先に待ち受けるAIの未来が今後どうなるのかを平易な文章で明瞭に語った本書は知的好奇心を満たしてくれるものであった。今、AIは人の手から離れ出し特徴表現学習を獲得し歩き出そうとしている。まさにこれからなのである。読んでいて胸が高鳴るものがある。未来が描けるというのは面白い。途方がなければ無いほど膨らみ募った想いの先にある未知との遭遇。 もう夢物語ではない未来予想図
読了日:7月30日 著者:松尾豊
空が灰色だから 2 (少年チャンピオン・コミックス)空が灰色だから 2 (少年チャンピオン・コミックス)感想
Very important beepあるいはRhubarb-Orc-1953-Revを聞きながら。分かり合える不幸か分かり合えない幸福か。信じ合える幸福か信じ合えない不幸か。差分と亀裂。偏執的に文字、文章に対してこだわっているのは分かるが、フォントだけであぁ阿部だなーと判別できるカラーを持った漫画家も珍しい。背景に浮かぶクラシック明朝などを見ただけで滲み出てく心の波風を荒立てる薄気味悪さと絵の相乗的に揺さぶる気持ち悪さが独創的だよなぁーと改めて。特に大多数の人が騒いでいるシーンに多いのかな?
読了日:7月30日 著者:阿部共実
CD付き よんでますよ、アザゼルさん。(12)限定版 (講談社キャラクターズA)CD付き よんでますよ、アザゼルさん。(12)限定版 (講談社キャラクターズA)
読了日:7月29日 著者:久保保久
オトメの帝国 1 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)オトメの帝国 1 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)
読了日:7月29日 著者:岸虎次郎
ニッケルオデオン 青 (IKKI COMIX)ニッケルオデオン 青 (IKKI COMIX)感想
次は黄色だったのかなぁ。ポケモンかなと思ったが三原色の方がまだしっくりくる。互いに独立していながら重なるところがあって最初の発端となる物語から最後の収束するお話まで美味しうございました。
読了日:7月29日 著者:道満晴明
マイ・フェア・ネイバー (KC デザート)マイ・フェア・ネイバー (KC デザート)感想
前哨戦。年の差ラブものかつ恋愛ものから少し砕けた少女漫画。良いやん。恋以前に生まてしまった愛着や情からどんどんと恋愛に結び付いて愛が育まれる様子が、不器用ながらも丁寧に寄り添い優しく深くほどけてくお互いの気持ちの確かめ合いは読んでいていてほっこりとしつつ微笑ましい。そして、カバー下の未来の話で昔の心境を語る事のなかった佐久良の心情の告白には思わず、にまにましてしまう。
読了日:7月27日 著者:森野萌
西遊奇伝大猿王 (1) (ヤングジャンプ・コミックス・ウルトラ)西遊奇伝大猿王 (1) (ヤングジャンプ・コミックス・ウルトラ)感想
漫画というよりは良くも悪くもアート集な印象。続きは出ないだろうと踏んでいたら出てた。
読了日:7月27日 著者:寺田克也
神主さんと僕の彼女 (マーガレットコミックス)神主さんと僕の彼女 (マーガレットコミックス)感想
少女マンガ然としてるといえばそうだけれどもふみふみこ然とはしてないのが微妙であり残念。
読了日:7月27日 著者:ふみふみこ
ぷらせぼくらぶ (IKKI COMIX)ぷらせぼくらぶ (IKKI COMIX)感想
売れないなぁ。この一冊で終わらすのには実に惜しい存在。宮崎夏次系は認知され、阿部共実は大々的に取り上げられ、そして、奥田亜紀子未だにこの作品のみと。山田花子における「人間の暗部・残酷さ・偽善・エゴイズム」「人間関係における軋轢・抑圧・欺瞞・不条理・差別意識」「孤独と疎外」「本音と建前」など露悪的ともいえる描写で人間の善悪やモラルを問い続け、一貫して描き続けた共通のテーマは、「人間のエゴイズム」と「不器用な人間が抱えている闇や苦しみ」の系統分化した漫画家の1人として今後も描き続けて欲しいのだが…無理なのか
読了日:7月25日 著者:奥田亜紀子
わんぴいすわんぴいす感想
少女を犯すことでロリコンの罪と性をも犯す悪魔の囁きを描いた稀代な作品。退くことなく、ゆるむことなく、怯みなくロリコンの疚しい情欲を描き切れる才能には右に出る者はないだろう。字数があまったのでうたいます。だだっぴろい世界見渡してみても これだけのレイパー見つかんないぜ 一流の愚者 乗り込んだHIACE それまでの常識捨ててから来いよ エブリディハンティング!ヤったもん勝ち 一番のお宝を捕まえるHIACE 最低のヤツらって最高に笑うんだ ありったけの夢をかき集め探し物を捜しに行くのさ これがぼくらのわんぴいす
読了日:7月21日 著者:クジラックス
みだらなけもの (WANI MAGAZINE COMICS SPECIAL)みだらなけもの (WANI MAGAZINE COMICS SPECIAL)感想
黒目が強い胸のデカイ女性が全体的に強く印象に残る。えー余談ではありますが、残念なことながらオナニーの日に1日平均冊数0.72とするいってみようやってみようでいきましたが0.69ということに相成りました。慙愧に堪えませんがこの悔しさをバネに精進してまいります。以上、解散
読了日:7月21日 著者:石川シスケ
少女は今日、 (TENMAコミックス LO)少女は今日、 (TENMAコミックス LO)感想
Hなことに興味津々な少女の凶悪なる可愛さたるや。絶妙のふにゅふにゅぷにぷに感も合わせて掴んで離さない。
読了日:7月21日 著者:雪雨こん
天然恋色アルコール (TENMAコミックス)天然恋色アルコール (TENMAコミックス)感想
描かれる女性がむっちりともちっとした肉付き、腰付きでやらしい体つきと赤らむ赤面が素晴らしのなんの。そんな女性とショタが絡むおねショタものは埋もれ、埋めるショタが女性の肉体に沈みゆく様が女性の豊満さ、柔らかさを存分に表し、活かしていて非常にエロくて良い。そして、物語もある程度割かれていて心理描写も描かれており、ひょんなことからやきもちを妬くショタとそれを優しく包み込むお姉さんの渦巻く展開の関係性は甘酸っぱくも甘々の胸キュンで読んでいて終始微笑ましくて抜群の可愛いさ。ほんと群を抜いて好きな話。
読了日:7月21日 著者:有馬侭
ナマイキ少女 (TENMA COMICS LO)ナマイキ少女 (TENMA COMICS LO)感想
たまにデジタル絵が進み過ぎて気味悪さを感じることがあったときに無性に読みたくなるのがこういった絵柄なんだけれど、主流じゃないからあんまり存在しないのよね。らいむみんと先生然り。貴重な存在。身体のラインから肌の質感に妙な艶があって唆る色香が全体を通して素晴らしい。女子高生ものも収録されているがこれまた良しの出来。
読了日:7月21日 著者:ポンスケ
だらしなオッパイとあそぼー (WANIMAGAZINE COMICS SPECIAL)だらしなオッパイとあそぼー (WANIMAGAZINE COMICS SPECIAL)感想
やはりケモミミ率高し。タイトルに書いてあるだらしなオッパイとあるが、重さを感じさせる重量感ある巨乳から慎ましくも奥ゆかしい貧乳までときちんと描き分けられておりあまり選り好みしなくて良いかと。大きい子が多いけど。特色を挙げるとしたら内容は万人向けで毛に対する執念を感じさせる。整えられ描き込まれた眉毛とかボーボーの腋毛とかもじゃもじゃの陰部とかの描写から滲み出る熱さがその嗜好の人には堪らないのではないでしょうか。あと、意外に男が可愛い所ある。私の中で「田舎の女」「猫っかわいがり」が白眉。
読了日:7月21日 著者:もじゃりん
むちプリ (TENMAコミックス RiN)むちプリ (TENMAコミックス RiN)感想
感想書いてる場合じゃねぇ!そんなことよりオナニーだ!#マッドマックス怒りのデスオナニー
読了日:7月21日 著者:有馬侭
BRUTUS特別編集合本・本屋好き (マガジンハウスムック)BRUTUS特別編集合本・本屋好き (マガジンハウスムック)感想
様々な本屋の形。その本屋でしか出会えないもの。ただ本を並べ連ねるのではなくその場所の中で持ち得る空間をプロデュースした本屋を眺めるように訪れるように読んだ。言うまでもなく東京強し。地方だとお目にかかれない本屋が目白押しなのでわくわくしながら一端を触れられた気がする。それ故にネット書店の大きさも感じた。身近にあるのはどうしょうもなく便利だ。あと、本に関するイベントで「みんなで黙読する、DJイベント」なるものが楽しそう。でも、集中力無いし、強制的な雰囲気であれだがコンセプトは面白い。
読了日:7月20日 著者:
アマリリス (ヤングジャンプコミックス)アマリリス (ヤングジャンプコミックス)感想
倒錯、劣情、破滅的衝動、隔絶された世界で、拒絶された世界で、狭間に揺れ動く胸間が抉り、突き刺す衝撃。
読了日:7月18日 著者:福島鉄平
亜人ちゃんは語りたい(1) (ヤンマガKCスペシャル)亜人ちゃんは語りたい(1) (ヤンマガKCスペシャル)感想
天然たらしデコ助野郎と亜人(デミ)が語る漫画。亜人という生い立ちから社会的立ち位置の特殊性から生じる葛藤や悩みを先生が優しく精神的にも物理的にも包み込む様は微笑ましい軽さと切実な重みが混在したメリハリが効いた展開。悩みにフォーカスが当てられているが、先生が今後どう外の世界と折り合いを付けて成長を促していくのかが気になる。そして、その先の展開性も。でも、根本的な解消は、たぶん、難しい。社会に出たインキュバスの佐藤先生から受けるに。何だかんだ書いたが亜人はかわいい。
読了日:7月18日 著者:ペトス
少女終末旅行 2 (BUNCH COMICS)少女終末旅行 2 (BUNCH COMICS)感想
ユーリ、能天気のおっぺけぺーなやつと思われたが侮れないやつだな。作中の「もっと絶望と仲よくなろうよ」に見受けられる能動的にこの荒廃した世界を飲み込んで取り込んであっけらかんと流す達観した姿勢は興味深い。荒涼とした無常観ある侘しさ寂しさ残る中でそんな彼女が居ればほんわかするでしょうし、ハトポポコフェイスの脱力感がゆるゆると終末を緩めている。いいね、この終末日常感。当たり前の日常で享受しているものが喪失した世界で装いも新たに写る新鮮味とどうしてこう成ったのかという謎と妄想膨らみ入り交じる旅中が楽しい。
読了日:7月16日 著者:つくみず
とよ田みのる短編集 CATCH&THROW (ゲッサン少年サンデーコミックス)とよ田みのる短編集 CATCH&THROW (ゲッサン少年サンデーコミックス)感想
心洗われるね。ていきてきに読みたくなる。澱んだしみったれた感傷の発露を一蹴する胸間の奥から今にも溢れ出んばかりの熱い想いが偽りなく溢れ出した瞬間を捉えたときの気持ち良さは何もにも代えられない。清々と凛々しく向き合い、立ち向かう困窮さと賛辞。逃げたい気持ちを否定したい気持ちを見捨てたい気持ちをそれでも信じてみようと思わせてくれ繋ぎとめてくれるこの気持ちも、それを大切に仕舞い込んでおきたくなる気持ちも、シャキッと活を入れる想いも、素敵が詰め込まれた短編集。
読了日:7月16日 著者:とよ田みのる
孤独の価値孤独の価値感想
私のシゾイド気質がそうさせるのかは分からないが、言うほど孤独に対して恐怖心を抱いているか?世間も人も。タイトルの「孤独の価値」という提議よりはその場が産み出す空気と同調圧力への警鐘の方がしっくりくる印象が残る読後。あと、読んでて孤独である事への価値観を高める余りに取り巻かれる事像を咎める面(部屋の明るさなど)は少し客観性が欠け、そこまでの絶対悪ではない筈が扇情的、感情的に書かれているので疑問符も残るが、データを取った書物では無いのでそこはご愛嬌か。却ってデータ無しでここまで持論を拡げられる事に感服した。
読了日:7月15日 著者:森博嗣
怪談えほん (1) 悪い本怪談えほん (1) 悪い本感想
悪い子だ〜れだ………おまえだあああぁぁぁぁあああ、みたいな、感じで、人形やぬいぐるみがある日を境に得体の知れないものに変貌する薄気味悪さは誰のせい?の漂う気持ち悪さはある種子供から大人の通過儀礼でもある。寧ろ悪いことも悪いと露程にも思わなくなること、善意の押し売りの方が大人になった今では厄介である。
読了日:7月14日 著者:宮部みゆき
トクサツガガガ 3 (ビッグコミックス)トクサツガガガ 3 (ビッグコミックス)感想
逸らしつつ、良識ある話に繋げるのが巧いなと思いました(小並感)好きが高じたゆえの盲信というか下手をしたら血を血で洗うことになりそうなオタクの取り巻く環境や議題をどちらが是が非ではなく、どちらも尊重し、敬う姿勢が心地好く読ませて貰える。作中に出て来る通り「突き放すではなく歩み寄って…変わった先は、いいものだなと伝えなくては。」が全体的によく表せれている。で、北代さんが此れにどう関わってくるかは、楽しみだ。
読了日:7月13日 著者:丹羽庭
さよならトリガー(2) (講談社コミックス)さよならトリガー(2) (講談社コミックス)感想
米兵はフランクに話してくるぞ!気をつけろ!
読了日:7月12日 著者:千田大輔
姉のおなかをふくらませるのは僕 1 (ヤングチャンピオンコミックス)姉のおなかをふくらませるのは僕 1 (ヤングチャンピオンコミックス)感想
食欲は性欲
読了日:7月11日 著者:恩田チロ坂井音太
わがままちえちゃん (ビームコミックス)わがままちえちゃん (ビームコミックス)感想
気持ち悪いものやら薄気味悪いものを煮詰めてそのものをふんわりとデコレーションで包んでみせても確実に息の根を止めに来るエグみやモヤモヤと心に残す後味の底意地の悪さが天才的だなぁと。酷いおひとだ、志村さんは。
読了日:7月11日 著者:志村貴子
ちおちゃんの通学路 2 (MFコミックス フラッパーシリーズ)ちおちゃんの通学路 2 (MFコミックス フラッパーシリーズ)感想
やべぇ、1巻より面白くなっていて笑った。それと引き替えにゲス度が増してるけど清々しい程のちおちゃんの汚い笑顔見れたから良し。炎上ネタに自身の同人誌ネタを自虐して武器にするあたり好印象。その心意気嫌いじゃない。これは続きも期待。
読了日:7月11日 著者:川崎直孝
びゅーびゅーびっち (SANWA COMICS No.)びゅーびゅーびっち (SANWA COMICS No.)感想
男女のパワーバランスが逆転したものでこうも軽妙さを有してしまったロリビッチものはないのではないかと感じるほどの勢いで埋め尽くす少女たちは旺盛な性欲、緩い貞操観念そして素敵な何もかもで出来ていて、男性はチンカス、金玉で成り立っており、少女を恍惚な悦びへ、快楽の渦に誘う為だけの棒切れまでコキおろされ、搾取され、ヤリ捨てられる男性がこれまで産まれた既存のエロ漫画を分解し、反転化させたような可笑しみと哀愁漂う男の後引きが素晴らしい。でも、あまりにも突き抜けてる為に実用性は人によりけりである。
読了日:7月10日 著者:五月五日
ロリ乳牧場 (オークスムック 334)ロリ乳牧場 (オークスムック 334)感想
「a乳牛life」を読んだ時に既視感があって何だろうと思ったがこれだった。あちらは乳牛の一生を擬人化してみせるエグさだが、こちらは人間性を排して快楽漬けにする鬼畜もののエグさである。って言うかAmazonでまだ売られていて驚いた。
読了日:7月10日 著者:
のぞえもん (1) (ニチブンコミックス)のぞえもん (1) (ニチブンコミックス)感想
アウトだよ!?それ余裕でアウトだよ!?と読者の声を代弁した如く、自身が此処に居てはいけないことを察して溶鉱炉に沈んで未来に強制送還となりましたが…のぞえもんがもう少し過去に誕生していたらまだ居場所の余裕はあったかもしれない。それでも堂々と暈すことなく立ち向かっていったのぞえもんの勇姿を忘れられることは出来ないよ。ありがとうのぞえもん。そして、さよならのぞえもん。また逢う日まで逢える時まで別れのわけは聞きたくないよ。
読了日:7月10日 著者:藤崎ひかり
うせもの宿 2 (フラワーコミックスアルファ)うせもの宿 2 (フラワーコミックスアルファ)感想
ああしたいこうしたいと最後まで意地汚くも縋り付くように未練を抱いてまだまだやり足りないことを夢想し残して死するより全てにおいて満足しきって死んでいくのとではどちらがより生きたのか、幸せだったのかと判断し、いえるのだろうか。
読了日:7月10日 著者:穂積
無能の人・日の戯れ (新潮文庫)無能の人・日の戯れ (新潮文庫)感想
どこにでもないどこかに連れ立ってゆく瞬間のゆわんと押しつぶされる感覚が良くも悪くもダウナーに浸れる漫画だった。p357〜始まる山井との会話が突き刺さる。「ようするにあんたはなんの役にも立っていない 存在価値がない」「ひどいことを言うね結果はどうあれオレは一生懸命やっている 努力しているんだ」「ふりをしているだけでしょう」「誰も相手にしてくれません 誰からも期待も依存もされません 役立たずとして社会から捨てられます 捨てられた私は存在してないも同然です 「いながらにしていない」ということです」
読了日:7月9日 著者:つげ義春
どぶがわ (A.L.C. DX)どぶがわ (A.L.C. DX)
読了日:7月9日 著者:池辺葵
俺物語!! 9 (マーガレットコミックス)俺物語!! 9 (マーガレットコミックス)感想
君届みたいになるんだろうな。猛男にはどっしりと構える強さであり続けて欲しいけど、普通の高校男子として思い悩む男になったか。弱さも抱えてそれを踏まえての強さもあるが、猛男にはそんなものでは靡かない屈しない規格外で少女漫画をぶち壊す男性像であって欲しかった。その為に出させたパティシエも痛い上に今までに無かったキャラクターで読んでいて不快を催すし、当て馬としても魅了に欠け、ハラハラもしない。それをまだ引っ張るのか。残念ではある。あと、猛男と砂川に流れるBLな空気の顕著化すごいな。これ、砂川の方がライバルじゃね?
読了日:7月9日 著者:アルコ
GODSPEED 1 (ヤングジャンプコミックス)GODSPEED 1 (ヤングジャンプコミックス)感想
提示は完了。で、次に…と感じでどんどんと広がっていくはずだけど次巻で完結となると盛り上がらずに振るわなかったのかな。短編から見ると表情が弱く、荒っぽさが残る絵柄になっていたが連載に合わせてマイナーチェンジさせたのだろうか。
読了日:7月9日 著者:高畠エナガ
メイドインアビス 3 (バンブーコミックス)メイドインアビス 3 (バンブーコミックス)感想
電子版で購読しているがどうしてもこの巻だけでも手元に置きたくついぞ購入。遍く優れた冒険譚。アビスの穴をめぐる、直撃するそこに転がっているシビアな生と死の残酷で非情ゆえの煌めく美しさ、悲愴が少女少年を通してこれでもかと突き付ける事実には暫し打ちのめされ、震える。そんな容赦なく襲い掛かるエグ味がグツグツに煮詰め込まれる中でも、それでも尚、朽ちる事なく、尽きる事のないひとのあくなき好奇心、探求心には此方も心惹かれ、心を奪われ、引きづり込まれる。
読了日:7月8日 著者:つくしあきひと
クイック・ジャパン (Vol.23)クイック・ジャパン (Vol.23)感想
読む音楽で知る。「ナードコア・テクノの夜明け」の記事につられて。その当時の様子を窺わせる。あなたはノストラダムスの大予言って信じていましたか?オカルトブームと相まって盛り上がり見せ、UFO,UMA、超能力、新興宗教などなど出て来て流行りました。で、今現在も更新しているという事は予言は外れました。あたしの人生は1999年の夏で終わっていたはずなのに終わらなかった。それまで囚われていた観念は乙一のZOOに収録されている落ちる飛行機の中でに出てくる
読了日:7月7日 著者:
メイドインアビス(3) (バンブーコミックス)メイドインアビス(3) (バンブーコミックス)感想
ぼろ泣き。感想書いてる途中でも思い出しただけで涙が溢れ出てくる。あんまりだ、エグい、本当にエグい。こんな非情なものなのか。ここまでなのか。キツイ、こんなん。あああちくしょう、くそ。ダメだ。正常でいられない。人の存在ではなくなったミーティに対するせめてものの餞にナナチの「ミーティを殺してくれ」の懇願に込められたその決意と意志、決断、それらをつぶらな瞳で見つめるミーティ、別れを告げ、大切なものを喪った後に慟哭するナナチの姿がもう思い出しただけでもダメだ。こんな残酷で優しい救いなどあるのか。切な過ぎるよこんなの
読了日:7月3日 著者:つくしあきひと
あの娘にキスと白百合を 3 (MFコミックス アライブシリーズ)あの娘にキスと白百合を 3 (MFコミックス アライブシリーズ)感想
永遠なのか本当か時の流れは続くのか いつまでも経っても変わらないそんな物あるだろうか 変わってしまうものと変わらないもの…いつまでも変わらない気持ちがあることを知った時に訪れる祝福。侵してしまった拭いきれない過ちを洗い流すように赦し赦された契り交わされる主従関係。そして、誓い合うように交わされるくちずけと。その風景はあまりにも危うくも辿り着いた甘美で眩い光景でした。あと、番外編の白黒コンビの白峰さんの簡単に騙されてキスしちゃうちょろカワイイ性格どうにかなりませんかね。悶え死にそうなんですけど(半ギレ)
読了日:7月2日 著者:缶乃
マリさん (モーニング KC)マリさん (モーニング KC)感想
読メで知る。後半からラストスパートに掛けてのえーーなんじゃこれのぶっ飛んだ展開が白昼夢を見ているようで傷を残して去っていく犯された感漂う読後が跡を引く。序盤はただのサークルクラッシャーかと思ったがそんな次元に収まる話じゃなかった。彼女は平等に愛を与える天使でした。それ故の主人公の童貞故の視野の幻想、葛藤、苦しみが痛々しいほど迸り、砕かれる神聖化された女性像、穢れを知らない純潔を願う願望を純情で仇なす仕打ちの数々と鈍痛。
読了日:7月1日 著者:矢寺圭太

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