2015年8月まとめ

2015年8月の読書メーター
読んだ本の数:40冊
読んだページ数:5179ページ
ナイス数:207ナイス

僕らの境界 (TENMA COMICS JC)僕らの境界 (TENMA COMICS JC)感想
3100冊目登録本。抜け出せない閉塞が覆い被さなる暗澹たる倦怠が漂う日常から抜け出すように遁れるように人の目を盗み憚り重ねる刹那的な甘い欲望に溺れる情事。身を委ね、身悶え、身を焦がし、身を預ける。一時の発散と優越が支配する時間。それを優しく包み込むかのように隔絶と突き離すかのように淫靡にころころと表情を変え、愛くるしさをみせる少女の気持ちが解け溶け合いおこなわれる行為が素晴らしく可愛くてエロくて良いです。表情がまた凄く良い。甘さもあるけど苦味もあるビタースイートな哀切がまた程よい余韻を残す口溶けもまた格別
読了日:8月1日 著者:関谷あさみ
わすれられないおくりもの (児童図書館・絵本の部屋)わすれられないおくりもの (児童図書館・絵本の部屋)感想
生きとし生けるものに平等かつ確実に訪れ逃れられない死。だからこそ、何を残し、残せるのか。意外と身近な死に直面すると感情の動きもあるが衝撃の方が強く、またそんな余裕少なく、後々になって色々と思い返し揺さぶれる事が多少なりにある。教わった事であったり、一緒に連れ立って見せて貰えた情景だったりとその人、方を通して感じた思い。そして、思い出に……移り変わる。アナグマのように多くの仲間の心の中に残れるような生き方は出来ないかもしれないが、1人ぐらいたまに思い返してくれる人が出来ればそれだけでも御の字かなと思いました
読了日:8月5日 著者:スーザン・バーレイ
ちょっとだけ (こどものとも絵本)ちょっとだけ (こどものとも絵本)感想
これは子供に読み聞かせるというよりは2人目の子供がもし産まれたのなら親御さんが読むべき絵本ですね。お姉ちゃんだから、お兄ちゃんだからという甘えたいけど甘えられない心情の葛藤や我慢が短いお話ながら綺麗に落とし込められている。そして、その健気に頑張っている態度にきちんと気付いてやれるお母さんの素敵な温かい優しさに笑みが零れる。なっちゃん良かったね。
読了日:8月5日 著者:瀧村有子
りとる・けいおす(1) (アクションコミックス)りとる・けいおす(1) (アクションコミックス)感想
この漫画は打ち切りとなる漫画ですが、 読んでいる最中は、 打ち切られないようにと思って読んでいたので、 打ち切られる漫画のようにおもしろくなくはないと思われます。かしこ
読了日:8月6日 著者:涼川りん,八頭道尾
新世紀エヴァンゲリオン ピコピコ中学生伝説 (2) (カドカワコミックス・エース)新世紀エヴァンゲリオン ピコピコ中学生伝説 (2) (カドカワコミックス・エース)感想
Qまで鑑賞済み。北斗の拳はアニメ化決定しましたけど此方はないんですかね?2巻目にして初号機が出てきたけど一応、出すんだなという印象しか浮かばなかった(笑)1巻に負けず劣らずどのキャラもぶっ飛んでいてカヲル君はもうしょうがないとして、リツコは原作との反動からよりはっちゃけてる感じがしてより笑う。でも、太鼓叩いていた人物ですからありえ……ないか。内容はもう原作とはほぼ掛け離れた仕上がりだけど「気をつけて アスカ 含みをもたせつつ何もないパターンだよ絶対‼︎」など揶揄する台詞が大好きです。ドミノ回で真希波は出ず
読了日:8月7日 著者:河田雄志,行徒
りとる・けいおす(2) (アクションコミックス)りとる・けいおす(2) (アクションコミックス)感想
1巻との表紙の落差が凄いけど著者の真骨頂となる強みが表されている。どの絵柄が正しいのではなく何方も正しくて武器である。デフォルトの効きまくったキャラクターたちから写実的に寄せたキャラクターたちを使用してコマとコマでの間を取る緩急から狂気じみたキャラの造形と抱え込んだ闇や毒が吐き出され、垣間見える笑いが癖になるギャグ漫画でしたが…2巻で終了という非常に残念至極。まだまだ物足りないので著者の作品をこれから追っていきたいと思う。まきちゃんの血走った目玉がたまらなく好きでした。
読了日:8月7日 著者:涼川りん
マコちゃん絵日記(8) (FLOW COMICS)マコちゃん絵日記(8) (FLOW COMICS)感想
Amazonの商品説明にある内容紹介はLO編集部が記入しているのか?だとしたら脱線してジャ●プ黄金期について語るあたりさすがだなと思いました。他の作品も書いているっぽいので今後消される前にチェックしておこうと思う。奇しくも此方も一切この作品について触れずに感想を書いていないワケだが、もう言うことなく今まで築き上げてきた礎がブレなく発揮された安定していて読める安心設計。成長を温かい目線で見詰める姿勢も、たまに入る邪な目線も、もれなく詰まっていてもれなくいい。10巻までもうすぐ。突き抜けろ‼︎
読了日:8月8日 著者:うさくん
とりきっさ! 1 (リュウコミックス)とりきっさ! 1 (リュウコミックス)感想
ガラス戸に張り付いて見詰めてくるシーンとぴやーーぴやーー言う擬音がいい仕事している。今後、ハシビロコウやタチヨタカみたいな風変わりなトリビトも出てくるのかどうなのか。
読了日:8月10日 著者:ノブヨシ侍
進撃の巨人(17) 限定版 (プレミアムKC 週刊少年マガジン)進撃の巨人(17) 限定版 (プレミアムKC 週刊少年マガジン)
読了日:8月11日 著者:諫山創
とりきっさ! 2 (リュウコミックス)とりきっさ! 2 (リュウコミックス)感想
変わらずほんわかーしてるけどトリビトが増えて喫茶店が店らしく賑やかになってきた。三羽雀が出てきたら大体オチだな。私的には四コマの方がより楽しめたのだが今後も描いて貰えると嬉しいのだが描いて欲しいのう。
読了日:8月11日 著者:ノブヨシ侍
おぞましい二人おぞましい二人感想
ムーアズ殺人事件を元に構想された絵本。猟奇的な狂気じみた顛末ではなく、平坦に淡々と描かれる行状には薄ら寒い、非常に冷酷で深い深い奈落の暗い底から這い出た悲しみが蠢いては叫び声を上げ覗かせる。それに対してあなたが抱くのは嫌悪か?それとも憐憫か?それとも……
読了日:8月12日 著者:エドワード・ゴーリー
ギャシュリークラムのちびっ子たち―または遠出のあとでギャシュリークラムのちびっ子たち―または遠出のあとで感想
AからZまでの頭文字に由来した名前が付いた26人の子どもたちが登場と同時に次々と死に遭ってしまう話。起こっていることは子供の死という惨状なのにあっさりとあっけなくも終わりを告げるのと同時に韻を踏んだリズミカルな文章の余韻と合わせて読んでいるうちの何処と無く笑うものではないのに可笑しくなる。生と死の隣り合ったあまりにも軽薄でファニーな残酷がユーモアに富んだ絵本。
読了日:8月12日 著者:エドワードゴーリー
統合失調症 その新たなる真実 (PHP新書)統合失調症 その新たなる真実 (PHP新書)感想
精神分裂病と呼ばれていたが、語弊を生む為に呼称変更に伴い統合失調症となった精神病を解説した良書。この病で起こる症例を解説しながらこれまでどういった扱いを受けてたのかを歴史からその背景を汲みながらもそこに至るまでの病理となる脳、神経、遺伝、環境因子、社会因子と様々な複合因子に渡り発症するという事とそれに影響を与える問題は個人間だけで抱えた病ではないものである事、治療していく為には外からの支え無くして成り立たない観点から非常に完治するのには根気と時間を要する病だというのが何とも暗澹とした気持ちにさせるが、
読了日:8月13日 著者:岡田尊司
マコちゃんのリップクリーム(10) (シリウスKC)マコちゃんのリップクリーム(10) (シリウスKC)感想
この二桁巻数に到達することは漫画家にとっては小さな一歩だが、尾玉なみえにとっては偉大な飛躍である。打ち切りという打ち切りの不名誉を欲しいままにしてきた尾玉なみえ。そんな烙印を押された彼女に与えられた名誉ある称号の打ち切り女王という名は今、まさに瓦解したのだ。この眼で、そして、時代を先取りし過ぎた作風に時代が追い付いてきたのを肌で感じる(ただ集英社と合わなかっただけである)。いやはや尾玉なみえ先生おめでとう御座います、赤飯炊きましょう。そして、この世に解き放ってしまった編集者の英断または凶行に有り難う。
読了日:8月13日 著者:尾玉なみえ
満月エンドロール(上) (イブニングKC)満月エンドロール(上) (イブニングKC)感想
暑いって言っているのに、全裸になっているのに、添い寝をするたえちゃんが可愛すぎて……。緩やかに重苦しく切ない展開にシフトチェンジしながらも堅苦しい空気にならないバランスの妙が良い。
読了日:8月13日 著者:野村宗弘
満月エンドロール(下) (イブニングKC)満月エンドロール(下) (イブニングKC)感想
走馬灯に垣間見得た幸せと不幸せの寄せては引いていく塩梅と押し付けがましさのない程よく心に残る余韻が良かった。
読了日:8月13日 著者:野村宗弘
にゃん天堂 (2) (電撃コミックスEX)にゃん天堂 (2) (電撃コミックスEX)感想
残念だけど笑いだけでいったら読み切りの方がやはりパワーがあって面白い。社長のツッコミと新一のヒドさが際どっていてより焦点が当てられていてアクもまた強くて良い。読み切りや他の作品もそうだが、主婦にも向けられるエロがうさくん先生のアクティブで貪欲な姿勢に磨きがかかって光っていた。主婦の格ゲーで駒沢花が居るんじゃないかと思って食い入るように見た人は素直に前に出て来なさい。もっと読みたかったが致し方なしか。あと、社長の奥さんの意外な過去に絡むにゃん天堂の…おっとこれ以上は言えない。この先は君の目で確かめてくれ‼︎
読了日:8月16日 著者:うさくん
東京タラレバ娘(2) (KC KISS)東京タラレバ娘(2) (KC KISS)感想
前巻の引きから夢オチかと思ったら本当にセックスしていたんですよ。なぁ〜にぃ〜⁉︎ヤっちまったな‼︎だが、これは恋愛ではない模様。繰り返すこれは恋ではない模様、繰り返すこれは愛ではない模様。男の魔が差した模様。女の子なら黙って泣く。アラサー女子なら黙らなくても女子会。ネタが古過ぎだよ〜。2巻になり各々の恋愛戦線異常有りで、各々のしがみつきたいけどしがみつけない現状といっそ手放せれば楽なのに手放す事も出来ない未練がグサグサと突いてくる。あと、あとがき読んで思ったけど東村アキコって漫画家って言うより業界人みたい
読了日:8月16日 著者:東村アキコ
クロス・マネジ 1 (ジャンプコミックス)クロス・マネジ 1 (ジャンプコミックス)感想
読メで知る。これはいい。少年漫画らしく熱血ものだがワンクッション設けているからただの熱血ものに留まらずに人の再生と成長ものとして過不足なく描かれているので人間ドラマを観ているようでとても好い。起点となる竹を割ったような明るさを持ち、ラクロスに並ならぬ情熱を傾ける豊口深空とある出来事をキッカケに現実に挫折している櫻井玄哲とのやり取りに見られる豊口の熱くなる言葉、真摯な行動に徐々にだが感化され、向き合っていく展開は胸熱くなり、そして、スポーツ漫画として今後の成長にも否応なしに胸が高鳴る。いや〜青春してんなぁ〜
読了日:8月16日 著者:KAITO
ダンジョン飯 2巻 (ビームコミックス)ダンジョン飯 2巻 (ビームコミックス)感想
ダンジョンを知ることは生と向き合うこと。生命を食べるということはダンジョンを知ることになる。最初の話で普通の食材で作られた料理が出て来て逆に驚くという珍奇な読書体験をしたと思ったら食材元のゴーレムを活用した営農方法には舌を巻いた。そして、発想、奇想もさることながら世界観を見せるだけではない創意工夫を凝らした提示の仕方にも感心する。1巻ではモンスターを食材にする驚きと料理として成り立たせる工程の斬新さがあったが、2巻ではそういった要素が薄いもののファンタジー内における種族間での交流を盛んにし、
読了日:8月16日 著者:九井諒子
オトメの帝国 8 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)オトメの帝国 8 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)
読了日:8月19日 著者:岸虎次郎
クロス・マネジ 2 (ジャンプコミックス)クロス・マネジ 2 (ジャンプコミックス)感想
表紙どうした⁉︎ちょっと怖いんですけど…。前巻もそうだが著者近影下の文から滲み出る燃え尽きた感や内面に背負い込む繊細さが漂っていて著者について要らぬ心配が出てくる。大丈夫なのでしょうか?内容についてはラクロスのマネージャーという設定といい、恋愛要素といいジャンプのカラーとしたらかなりの異色作ではないでしょうか。挫折や失敗、現実を知ってしまう恐怖や絶望などを抱えた負の一面から這い上げる豊口の持ち前の明るさ、情熱と櫻井の冷静な分析力と豊口に押して貰った想いが部のみんなに伝わり、波及して成長していく姿は熱い。
読了日:8月20日 著者:KAITO
クロス・マネジ 3 (ジャンプコミックス)クロス・マネジ 3 (ジャンプコミックス)感想
試合のテンポが畳み掛けるように終了したのであ……(察し)となりましたが、面白い作品と売れる作品は違ったのかと。櫻井のきめ細やかな配慮、不器用ながらもエスコートの巧さがハーレムものに直結してフラグを立てまくっているが、鈍感という才能で台無しにする様には天は二物を与えずか…と。スポーツ漫画で、そこには競争があり、必ず生じる勝ちと負けがあり、才能も確かにある。努力しても報われなかった踏み滲められた想いや努力しても得られるものも掴むことものもなかったであろうと決め付け、無駄なこととして切り捨てしまう悲しみも喜びも
読了日:8月20日 著者:KAITO
歯車歯車感想
統合失調症の流れから知る。未来に対する底知れぬ不安、拭いても決して零れ落ちることなく拭い落ちることのできぬ漠然とした不穏、埋め尽くされ覆い尽くされていく塗り潰される不快な憂欝、逃れよとも隠れようとも消し去ろうとも付き纏い迫ってくる影と囁かれる被害妄想。疎外。孤独。分断された溝、壁。狂ってしまったのは私なのか?私?それともこの世の中がおかしいのか…。思い浮かび踊るは死。死死死死……希死念慮。終わり無き針の筵。先が見えない煉獄。狂気との狭間から紡ぎ出された蝕まれる苦しみがありありとしていて息苦しかったです。
読了日:8月21日 著者:芥川竜之介
天沢君とカムナちゃん (IDコミックス REXコミックス)天沢君とカムナちゃん (IDコミックス REXコミックス)感想
読メで知る。人造人間だった……ビビったすたひろおかしくなちゃったのかと思ったよ。
読了日:8月22日 著者:すたひろ
チチチチ 1 (ヤングチャンピオン烈コミックス)チチチチ 1 (ヤングチャンピオン烈コミックス)感想
適当教典で高田純次が「おっぱいの中には何が入っているの?」という4歳の子からの質問に「おっぱいの中には希望が入っているの。みんな希望を吸って大きくなっていくんだよ。でも、もんだりしたらだめだよ。"希望"が"欲望"に変わっちゃうからね。」と答えていたが、この漫画には男の願望という名のロマンが入っていました。それと胸は90%は脂肪だから水に浮くけどDカップ以下は浮かないのでそこから導き出される真実はいつもひとつ、いやふたつ、彼女のカップ数はD以上‼︎あと、体格差が凄くてあって、おねショタみたいになるのも満足。
読了日:8月22日 著者:クール教信者
オニクジョ (ヤングジャンプコミックス)オニクジョ (ヤングジャンプコミックス)感想
作者の蛇口に対する並みなならぬ偏愛を感じる。絵柄も独特で話も何処か変だけど寂寥を残して去っていく侘しさが堪らなかった。最後の最後での後日談でがっつりホラーで落としたのも少し捻りがあって良かったかと。あと、集英社で描かれる日が来ようとは思いもしませんでしたよ。
読了日:8月22日 著者:阿部洋一
みだらぶ (TENMA COMICS LO)みだらぶ (TENMA COMICS LO)感想
ヤンマガでレビューして幾月も経ちましたが今更ながら読了。過程が非常に練られていて巧い。その最もたるのがH描写での男女間に生まれる戸惑いや拙さを携えながらもお互いの気持ちが解けていき、たどたどしくも優しくお互いの気持ちが触れ合い、確かめ合って、結ばれていく丁寧に描写される様子は物語の盛り上げにも登場人物たちの想いの高ぶりにも付与していて読んでいて思わず幸せな気持ちに。そして、ユーモアの無駄使いから創り出される女性キャラ造形の可笑しみからハッとする表情やドキッとさせられる表情が垣間見える瞬間が本当に素晴らしい
読了日:8月23日 著者:大塚麗夏
とろけあい (WANIMAGAZINE COMICS SPECIAL)とろけあい (WANIMAGAZINE COMICS SPECIAL)感想
Amazonで6月4日に情報が上がって2〜3日後に消失して音沙汰が無かったから、フライングかと嘆いていたら発売の一週間前後にまた情報出て無事発売されたけどAmazonでの発売までの変な軌道は一体何だっんだろうな。最近じゃワニでも消すし。えろまんがかんそうぶんが休止してから久しいがエロ漫画のレビューを参考にする場所が少なくなるのは心苦しいぜ。前作にあった「犬耳」「職業」といったまるまると括った題材で描かれてきたが、三冊目にして初となるテーマ縛りのないコンセプトらしくシュチュエーションに若干幅が出ているかなと
読了日:8月23日 著者:いぬぶろ
影感想
嫉妬に駆られ、妄執に囚われた男の悲愴とそこに入り混じる男女の憎悪劇から急転直下を迎えるミステリに富んだお話で纏まりはあるが、少し分かりづらいとこがあって面食らった。
読了日:8月24日 著者:芥川竜之介
あばばばばあばばばば感想
少女嗜好の崩壊。至る所でネタとして使われる「あばばばば」がこういう形でくるとは思いもしませんでしたよ。初々しいくも可憐で何処かほっとけない感じのするはにかみ屋の生娘に悪戯心に好意を寄せる主人公が或る日、行方をくらましていた娘の突如の変化に受けた衝撃、戸惑いと、もう其処にはない娘の面影を探り、失ってしまったあの日の頃の娘へに想いを馳せ、また女性に変貌した事への物憂げの残滓を残して去っていく〆が最高にキマっていて良かったです。
読了日:8月24日 著者:芥川竜之介
私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!(8) (ガンガンコミックスONLINE)私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!(8) (ガンガンコミックスONLINE)感想
特別編4で電マネタ〜然りげ無く野々村ネタを入れてきてめちゃくちゃ笑った。私モテ小ネタやパロネタ多いけどこれは流石に耐えられなかったよ。本編は修学旅行に突入とぼっちには避けては通れない大きな試練という苦行だが班決めシーンが目を覆いたくなる惨状で公開死刑に等しかったので、いざ始まった修学旅行では意外に班メンバーとなんだかんだの擦った揉んだ(寧ろ摘んで捻った模様)でヤンキーとも仲良くなって痛々しい空気にならずに安心しました。でも、もこっち人脈が広がっていくとゲスクズ度も増すから彼女の評価にとっては良いことなのか
読了日:8月28日 著者:谷川ニコ
ゴールデンカムイ 4 (ヤングジャンプコミックス)ゴールデンカムイ 4 (ヤングジャンプコミックス)感想
尊重し、魂を懸けて奪い、奪われる命のやり取りから信念、信条を傾けた生と死の先にある煌めきがある中で、辺見という新キャラの快楽的に、一方的に搾取を犯す様がこの漫画では非常に気持ちの悪いものとして映って、その異常性と相合わさって本当に気色悪さが漂う不穏なキャラ。そして、脱獄王こと白石がギャグ要員として君臨して止まらない状態で新キャラも既存キャラも今後、物語にどう絡み、躍動するのかまだ先の見えない謎とともに注視していきたいが、これかなり長期戦になりそうな感じがするが打ち切りだけは御免被りたい。マジ頼みますよ。
読了日:8月28日 著者:野田サトル
侵略!イカ娘 18 (少年チャンピオン・コミックス)侵略!イカ娘 18 (少年チャンピオン・コミックス)感想
表紙とは裏腹に内容は相変わらずなので特段として感想を書くことがイカちゃん可愛いしか浮かばない。
読了日:8月29日 著者:安部真弘
侵略!イカ娘 19 (少年チャンピオン・コミックス)侵略!イカ娘 19 (少年チャンピオン・コミックス)感想
オチがあれで終わった感じをさせない事で何気ない日常を壊さずに安定した日常感を生み、忘れた頃に良いオチで落とす事により鮮明な印象づけを行う手法をイカ娘効果といわないか?穴抜き看板のオチがほんと良かった。とうとう20巻、遂に此処まできたかと感慨深い。
読了日:8月29日 著者:安部真弘
みつどもえ 15 (少年チャンピオン・コミックス)みつどもえ 15 (少年チャンピオン・コミックス)感想
可愛い絵柄で描かれた小学生たちに意中の人の陰毛を吸い込ませる話にはみつどもえの格としての違いがまざまざとあらわれていた。今までのこぼれ話でほぼ週刊が収録されるようになったが、長期休載で単行本を売った人は涙目なんだろうなと思いました。
読了日:8月29日 著者:桜井のりお
ヴァン・ヘルシング 1 (ヤングジャンプコミックス)ヴァン・ヘルシング 1 (ヤングジャンプコミックス)感想
端麗な人物イラストなのにそのヴァン・ヘルシングの中身は、完全におふざけでふざけてふざけ倒してもはや再起不能な倒壊しまくったキャラ造形で絵のギャップから終始何言ってんだこいつと思わす言動、珍妙奇天烈な行動の数々にはイラッとするのは請け負いで兎に角酷い。何よりもまぁーーー下らない。下らな過ぎて愛想をつかれそうですが私はそこがとっても大好きです。
読了日:8月30日 著者:行徒
クロス・マネジ 4 (ジャンプコミックス)クロス・マネジ 4 (ジャンプコミックス)感想
青春、恋、スポーツと詰め込んでいるがどれも遜色なく絡まって輝いていくから読み進めるうちにぐんぐんと読む面白さが増して物語の過熱に引きずり込まれる。強豪相手・蝶蘭との試合で一矢報いる為に編み出された秘策が成功するシーンには此方ものめり込むようにその試合の顛末を仰ぎ、そして、試合の中で違う火花散る恋愛模様もまた良い。櫻井が思わず洩らす形になる相手への賛辞に豊口の「見てて」宣言には思わずにやにやしつつも、試合の先がますます気になる展開に。それと、調べたら声優の名前で色々あったんですね。なるほどねぇーそうですか。
読了日:8月30日 著者:KAITO
ラブやん(22)<完> (アフタヌーンKC)ラブやん(22)<完> (アフタヌーンKC)感想
途中から流れはもう出来上がっていたので来るべくしてきたという締め括りで奇をてらった終わりではない最後には素直に良かったなと。そうかぁ…15年という時が流れていたのですねぇ(遠い目)お疲れ様でした。
読了日:8月31日 著者:田丸浩史
をのころん (マンサンコミックス)をのころん (マンサンコミックス)感想
知ればあなたの生活に彩りを与えることはないが無駄な知識は増える知らざれる男の世界を描いた作品。シモが多いかなと思ったが、後半からは世界というよりは中年の生態に近い。オナホと個室ビデオの話が特に印象的。あと、高本ヨネコはもう恋忍を描く気はないのだろうか。
読了日:8月31日 著者:ルノアール兄弟

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