2015年9月まとめ

2015年9月の読書メーター
読んだ本の数:34冊
読んだページ数:4551ページ
ナイス数:210ナイス

侵略!イカ娘 17 (少年チャンピオン・コミックス)侵略!イカ娘 17 (少年チャンピオン・コミックス)感想
今までのキャラクター性を壊すことで新たな価値観、新鮮味を生み出そうとする絶え間ない努力が感じられる今巻。あとがきで苦しさを嘆いているが、キャラクター同士のパス回しが巧く立ち回っているのでまだまだ大丈夫な風格すらあるが、無理のない範囲で著者には行けるなら行けるとこまで頑張って貰いたい。
読了日:9月1日 著者:安部真弘
クロス・マネジ 5 (ジャンプコミックス)クロス・マネジ 5 (ジャンプコミックス)感想
スポーツは勝負事だ。いつだって残るのは勝ちか負けかの結果だ。じゃあ、スポーツは勝ちと負けだけしか残らないものなのか?それだけなのか?確かに勝ち負けは重要だが、それだけではない心から楽しめなければそれはあまりにも窮屈で無味乾燥で勝負の喜びも悲しみもなく、ただ虚しいだけじゃないのか?純粋に、ひたむきに、下手でも才能がなくとも駆けずり回り無様でも不恰好になろうとも次に繋げようと駆け回る。辛さも苦しみも立ち向かう怖さも上手くなれた嬉しさもみんなとともに乗り越え、分かち合えたからこそ得られた喜びを噛み締めれる
読了日:9月1日 著者:KAITO
おしえて! ギャル子ちゃん 2おしえて! ギャル子ちゃん 2感想
粉砕骨折しようが肉子に轢かれたい。そして、満身創痍そのままに保健室の先生に介抱されたい。切実に、そう切実に、そう思いました。そういう風に思わせるのは3人組以外にも増えつつあるサブキャラもたいへん魅力に溢れていて引けを劣らないままに関係性が絡み合って話も膨らませてくれるので読んでいて面白い。あと、そのキャラクター性の特色にあった擬音もまた個性的で非常に面白い。それとだが、カバー下の色指定した奴誰だよ!蛍光オレンジって…目がチカチカして読み辛いのなんので目を細めて読みましたよ。
読了日:9月1日 著者:鈴木健也
魔法自家発電 (フラワーコミックスアルファ)魔法自家発電 (フラワーコミックスアルファ)感想
読メで知る。短い物語ながら構成にミステリアスな謎解きから打ち明けに向かいみせる展開と驚きが用意されおり、ファンタジックな描写やSFの設定を跨って著者のセンスと工夫が随所に散りばめられて、また締め括りの心に響くハートフルな目線が心地よくそのセンスオブワンダーに惹かれつつ陶酔とした。最後に収録されている「2人時間」のギミックには途中で勘付いたものの、また精読し直すことで、あぁあれはこういうことで、あぁ、これはそういう事なのかとまだ残る余韻とともにしみじみと唸った。アプローチの仕方が巧いなぁー
読了日:9月2日 著者:谷和野
惰性67パーセント【期間限定無料特別版】 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)惰性67パーセント【期間限定無料特別版】 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)感想
3話まで試し読みのやつ。やだー漫画で男性器を画像検索するなんてもこっち以来じゃないですかーやだーーー。ポコチン戦車やディルドーはYJ的にはOKなんだな。いやしかしジャンプは一体全体何処に向かおうとしているんだ?こんちきも確かジャンプだったけどなにを掴もうとしてるんだか。
読了日:9月4日 著者:紙魚丸
少女とギャングと青い夜 (セラフィンコミックス)少女とギャングと青い夜 (セラフィンコミックス)感想
レオンって意識しすぎじゃ…とは感じたがそこ迄気にする必要は無かった。少女と強盗犯の逃避行を丸々一冊描いた作品。リアティは薄くてシリアス展開よりはどこかコメディチックで軽やかにスピーディーな展開で行われつつ、その状況下から育まれ深まる二人の関係性から最終話に繋げられたヒロインのキリコがあい見せるエロ可愛さのボルテージの昂まりに絵柄が洗練された事もあり非常に濃密的な絡みだった。全体的に駆け抜ける疾走感が多分に含まれていたが、最後の最後に余韻を持って〆かつエピローグのキリコの笑顔がまた最高にキュートで印象が残る
読了日:9月5日 著者:ドバト
楽屋裏-貧乏暇なし編- 3巻 (IDコミックス ZERO-SUMコミックス)楽屋裏-貧乏暇なし編- 3巻 (IDコミックス ZERO-SUMコミックス)感想
前の担当・小柳と比べて影の薄い感じを受けていた覆面小林だったが、最後のある意味のサプライズを残して去って行く辺りやタイプミスの「おさせになっております エロサム小林です」のネタを提供する働きぶりときめ細かな対応は担当者として鑑だった。そして、いつもの楽屋裏で幕閉じると思ったらまさかの切なくも泣かせる話を用意しているとは…!読んでいる間、創造主に頭いじられたのかと思って何度か読み返しても楽屋裏で魔神ぐり子だった。著者は働きたくないとは思いますが次回作も楽しみにしています。
読了日:9月5日 著者:魔神ぐり子
ヲタクに恋は難しい (1)ヲタクに恋は難しい (1)感想
全く合わなかった。Amazonで苛評されてるのはどう考えてもタイトルが悪い。[ヲタクに恋は難しい]って掲げておきながら何の気苦労も無くイケメンの彼氏が出来るという。それな。オタクを扱うのは良いが扱い方をどうにかして欲しかった。オタク趣味と恋愛という水と油の対極的な存在をいとも容易く成立させ、かつオタク趣味が如何に恋愛をする上で枷となる事を謳いながらも繰り広げられる恋愛至上主義には違和感と嫌悪が込み上げてきた。オタクである事への辛苦や葛藤がなく、おざなりでそれに伴う現実感との乖離が甚だしくて理想化された世界
読了日:9月5日 著者:ふじた
ヴァン・ヘルシング 2 (ヤングジャンプコミックス)ヴァン・ヘルシング 2 (ヤングジャンプコミックス)感想
表紙がアメコミ調なのはアメコミでも好評を博したからなのかな?にしてもこの方の描くボケ要員は作中でもツッコミで語られているが、クドイ、古臭い、何なのコイツと言われるがキャラクター性が素晴らしく立っていて最高。一応、ヒーロー的な立ち位置なのに話を重ねるごとにダークヒーローからダメ人間を通り越して人として良いのかと言わざる終えない酷さに墜ちるとこまで堕ちるとこがほんと好き。
読了日:9月7日 著者:行徒
メガネ画報 (芳文社コミックス)メガネ画報 (芳文社コミックス)感想
これはおバカなメガネミステリー漫画。物語はミステリー中心だが殺人事件以外にも眼鏡にまつわる相談事や話も出てくるが、どちらかというと私はそちらの方が好みだった。初めて眼鏡をかけることになる少年の戸惑いや不安を優しく諭す話が特に印象的。あと、主人公のメガネ探偵以外のキャラが弱いのでもう少しキャラ立てをして欲しかったかな。
読了日:9月7日 著者:松本救助
美千代~Femme Fatale~ (リュウコミックス)美千代~Femme Fatale~ (リュウコミックス)感想
歪み帯びる支配する方と支配される側から生じる関係性の百合具合がなかなかなだった。自分にはない強さからの憧れや尊敬が徐々に依存や心酔に変わり、どんどん深みにハマり縋るように美千代にそれを求めるが、それを良しとしない状況下にある美千代の寂しさと気品薫る気高さが最後まで格好良くも麗しい女性であった。しかし、えらいレトロチックでロリータチックな絵柄なこと。もう作品は出さないのかね。
読了日:9月7日 著者:森二きゑ
男子トイレで待ち合わせ 水あさと短編集 (MFコミックス フラッパーシリーズ)男子トイレで待ち合わせ 水あさと短編集 (MFコミックス フラッパーシリーズ)感想
安里か。ナチュラルに変態や残念な人が出てくるがそんなこと御構い無しで軽妙洒脱に進む。陰毛が至るとこから顔を出すのは妖怪陰毛散らしの仕業だからどうしょうもないね。それと、男女間で体操着の貸し借りが出来る学校ってマジかよ。
読了日:9月7日 著者:水あさと
恋は雨上がりのように 1 (ビッグコミックス)恋は雨上がりのように 1 (ビッグコミックス)感想
前から気になってはいたもののどうにも食指が動かずにいたが表紙の女子高生あきらの目力にとうとう根負けして読む。最初から一方的に片想いをするあきらには正直、なぜ?としか思えない相手の店長は冴えない中年男性でしかないのだが、徐々に明らかになる人柄とあきらのぬけた好みのセンスも合わさって、他の人がどう思おうとも真っ直ぐに突き進む初々しい恋路を見ていたらついつい応援したくなり、控え目なあきらがついに内に秘めた想いを思わず出てしまうシーンや出会いの恋に落ちるシーンで幕引きされたらこりゃ2巻読むしかないでしょう。
読了日:9月7日 著者:眉月じゅん
バーナード嬢曰く。 2 (IDコミックス REXコミックス)バーナード嬢曰く。 2 (IDコミックス REXコミックス)感想
3冊同時販売の時には此処まで反響になるとは思いませんでしたがこの勢いで「オンノジ」も読まれることを願いますよ。2巻です。ド嬢が1巻と比べ読書家もどきから読書家になりつつあると同時に神林との間に深まる友情が感慨深い。読書は元来孤独な行為である。まぁ孤独な故に誰にも束縛されず自由にその世界に触れられ、新たな発見と出会い、また新たな見方と価値観の創出の体験に繋がるが、其処にはどうしてもその人がもつパーソナル由来の凝り固まってしまう癖や側面が存在するが、
読了日:9月7日 著者:施川ユウキ
睡沌氣候睡沌氣候感想
装丁も味わい深くていいが内容も引けを劣らず良い。物語を跨ぎ柔軟に縦横無尽に駆け回るワクワクした高揚と宝物を詰め込んだキラキラした宝箱を眺めているような心持ちで入り込める楽しさがとても好い。探る限り佐々木マキ鴨沢祐仁ますむらひろしたむらしげる鳩山郁子の系統か。
読了日:9月7日 著者:コマツシンヤ
けんもほろろ 3 (バンブーコミックス)けんもほろろ 3 (バンブーコミックス)
読了日:9月8日 著者:ハトポポコ
その娘、武蔵(2) (KCx)その娘、武蔵(2) (KCx)感想
このスポーツ漫画を描くことで通すことで著者が何処に行こうとするのか気になる今日この頃。顧問・宮史郎に激似の山田監督が下すアタック禁止令はバレー部監督としての立場ではない武蔵その人を見て成長を導く教育者な目線で、その展開を用意することでまだ不慣れなスポーツ表現の描写にもメリハリの効いた見せ場をつくって補っていながら展開も面白くしている。でも、まだまだ人間関係の構築が中心な為、スポーツ部分の描写は少ないが、次巻の重要となる試合展開をどう描くのかが期待も膨らむが予断ならぬ動向。2月か、長いなぁ〜
読了日:9月9日 著者:田中相
新世紀エヴァンゲリオン (9) (カドカワコミックス・エース)新世紀エヴァンゲリオン (9) (カドカワコミックス・エース)感想
ロールシャッハテストだとしたらトリガーとなったのはアスカ。共感はしないが共鳴はする内在化した存在。典型的な自己愛性人格障害。認められたいという承認欲求に基づいた言動とも見受けられたが、それ以上に見捨てられることへの不安に伴う抑うつという表出。「自分が他者から受け入れもらえる」と信じることができない。自分のようなものは誰にも愛してもらえないだろうから自分のことさえ嫌っている自分など嫌われて当然だという、根源的な自己否定に繋がり、自己愛性を抱きながらも自己嫌悪を持つ歪な自己矛盾を抱えたアンビバレンスな精神構造
読了日:9月10日 著者:カラー・GAINAX
恋は雨上がりのように 2 (ビッグコミックス)恋は雨上がりのように 2 (ビッグコミックス)感想
若いっていいなぁ…とつい呟いてしまった。いや〜〜〜あきらちゃんがはちゃめちゃに可愛くて、ほんと恋する乙女の何たるかをまざまざと魅せてくれる。普段はクールで朴訥としているのだけど店長の事になると頬を染めたり、店長を想ってバタバタしたりと一挙手一投足の挙動にはどうやってもにやけてしまう。そんな中に水を差すように新キャラが出て来るのだが、これが嫌悪感しか湧かないので正直居ない方が良いとは思うが店長とは違う塩対応から店長に向けられる差から生まれるギャップが素晴らしかった。店長も躊躇いながらも汲み取ろうする姿もいい
読了日:9月12日 著者:眉月じゅん
おね僕とろとろ沼セックスおね僕とろとろ沼セックス感想
全体的に粘性の溢れる粘質の高いタッチで描かれたおねショタもの。ショタとおねえさんの身長の高低差をもっとつけてもいいような感じもせんではないが、おねえさんの肉圧迫る圧迫感感じるむちむちのむっちり具合と埋もれるショタの塩梅は勿論のこと、白眉だったシーンは理性がショートして本能赴くままに貪るように行為に及び、逆種付けプレスを決め込み、最後の一滴まで搾りとらんとするばかりに襲い掛かるおねえさんの圧倒的な搾精する痴態には思わず絶景かな絶景かなっと。あと、ハートマーク多いな
読了日:9月13日 著者:ひまわりのたね
好きだらけ (WANIMAGAZINE COMICS SPECIAL)好きだらけ (WANIMAGAZINE COMICS SPECIAL)感想
う〜〜〜〜ん良くも悪くもなタイプのやつ。情念が無いから取っ掛かりも引っ掛かりもしないが癖のなさが良いという良さがあるというすっきりあっさりな作風。絵柄は嫌いじゃないので化けることを願って次作に期待。
読了日:9月13日 著者:なぱた
濡れる瞳、ぬめる蜜壺 (エンジェルコミックス)濡れる瞳、ぬめる蜜壺 (エンジェルコミックス)感想
Loctek - LLLL Mix 【Ayase Chihaya Radio Ensemble】を聞きながら。一つだけ言いたいのは寝取られは別に構わない。でも、女性の心情の移り変わりを丁寧に描いて欲しい。それほど抵抗することもなく見せることなく、ほいほいと他の男に体を許してしまうから背徳感も征服感もないからグッとこないのです。こんな、貞操という観念が存在しない単純な世界の女性ならダメなのです。描くなら葛藤や二律背反をしっかりと肉付けして下さい。こう書きましたが好きな漫画家なので編集そこんとこ方向性頼む。
読了日:9月14日 著者:風のごとく
VictimGirls15 腹パンデモニウムVictimGirls15 腹パンデモニウム感想
漫画で見受けられるトンデモ理論は数多に存在するが、この漫画も御多分に漏れずぶっ飛んだ理論を振りかざしてくる。『性器を使わずに子宮を犯すセックス、腹パンチ。子宮・脊髄・脳が、全ての内臓が、腹パンという刺激による脳内麻薬で痛みを快楽に変えられ、脳と内臓を侵し続けられ堕ちていく!』という理論を元にねじ伏せ、突き進むぶっ飛んだ世界っていうかイっちゃってる世界は凄惨の一言。相変わらずのマゾヒストとサディストのくっきりと分かれた徹底された男尊女卑の世界はフェミニストが読んだら卒倒もんだよ。
読了日:9月14日 著者:Fatalpulse
ぐちょぐちょさかりちゃん (WANIMAGAZIN COMICS SPECIAL)ぐちょぐちょさかりちゃん (WANIMAGAZIN COMICS SPECIAL)感想
おっぱいデケェなおい、おっぱい(ry 胸もそうだがケツもデカくて基本的にずんぐりとした重みを感じさせるウェイト感ある肉肉しさはむっちりというよりはぽちゃり寄りでそんな肢体をぶるんぶるん、ばすんばすんと揺らし、積極的に行為に勤しむ女の子の圧はなかなかの迫力。内容も陵辱ものからイチャラブの和姦まで取り添えており、絵柄も端麗で作品としては高クオリティな出来栄え。お気に入りは「めざパクッ☆」での布団の中での口淫からことの終わりで布団から顔を出した際の蒸れに蒸れた湿りっ気に滴る汗だく具合が最高に素晴らしいかった。
読了日:9月14日 著者:メメ50
JUNK LAND (メガストアコミックス)JUNK LAND (メガストアコミックス)感想
吊り目、ジト目+眼鏡=最強の生き物。電子版はフルカラーみたいなので、おぉっとなりましたが謎の分割販売、レビューの酷評によりそっ閉じ。あと、アニメ化もされていてそのメディアミックス展開には、また謎。そんなに爆売れした作品だったのだろうか。
読了日:9月14日 著者:紙魚丸
ハイパーウェポン 2008 狂気の現風景−そして真実ハイパーウェポン 2008 狂気の現風景−そして真実感想
B5判118頁 本なんだがAmazonでは何故かホビー&おもちゃに分類されていて読書メーターで弾かれていたがサルベージしました。たぶん絵もあるが模型や写真も多く含まれる為か。基準が判別できませんね。にしてもこういった商品の値段設定の異常さよ。
読了日:9月16日 著者:
ヒナまつり 9 (ビームコミックス)ヒナまつり 9 (ビームコミックス)感想
過去最高の衝撃でしたね。まさかヒナが高校生になるとは思いませんでしたけど、ギャグ漫画で流行っているんですかね。日常もそうでしたけど。ってかこのまま高校生のまま続けるんですかね、それとも戻すのか。どちらにせよ新田の受難は続きヒナは身体以外は成長せずと変わらない日常なのが不憫で不憫なままなのが笑える。あと、高校生の瞳さんも見たいですけど…たぶん女皇、女王と呼ばれる地位に就いていると思うの。前回のアンケートもそうでしたけど娘にしたい登場人物は誰ですか?にはこれまた愚問ですね。アンズ以外の選択肢は無いでしょ。
読了日:9月17日 著者:大武政夫
ゴーゴーダイナマイツ 1 (バンブーコミックス)ゴーゴーダイナマイツ 1 (バンブーコミックス)感想
熱くなり過ぎず冷め切らずの分量で構成された部活動ものでいてチアリーディングという珍しいモチーフ。最初、人物紹介で登場人物多いなとは思ったものの読んでいるうちにしっくりと入り込める丁寧に程された個性的な人物とその各々が抱える悩みや葛藤をチアリーディング部を通して成長を促し、解いていてゆく柔らかさが好い感触。まだ1巻の為に部員集めに終始しているので試合模様はまだ拝めずだが、キャラクターの一人一人を人として描いているので退屈にはならないのは著者の力量かな。2巻も期待。
読了日:9月19日 著者:小池定路
富士山さんは思春期(6) (アクションコミックス)富士山さんは思春期(6) (アクションコミックス)感想
ほら、僕の青春時代ってドブでドブ浚っているだけに終始したまま終わっていたんですよ…そう、終わっていったんですよね…だから二人が歯痒くも眩い。初々しいもどかしさというよりは体験出来なかった、共有出来ない歯痒さが憎いほど微笑ましいんですね。となるとこれはいい作品という事です。今、何とか心の均整を保つ為に二の腕を揉んでいるんですけど、揉めども揉めども我が心は安穏にならず…どうしてなの…?私、これからも、ずっとこのままなの?だったらいっそ、死んだほうがいいよ…死んだ方が良いかな…そう、死んじゃえばいいんだよ
読了日:9月19日 著者:オジロマコト
ペンギン王国 学園初等部先生係のおしごと (TENMA COMICS LO)ペンギン王国 学園初等部先生係のおしごと (TENMA COMICS LO)感想
これあかんやつや
読了日:9月20日 著者:西安
ハルモヤさん 1 (BUNCH COMICS)ハルモヤさん 1 (BUNCH COMICS)感想
いや〜〜〜キツイっす。冗談きついですよ〜まんしゅうさん。笑えないっす。あと、調べたらこの人の活躍の影に清野とおるの働きがあったのか。なるほどね。それと深夜ラジオ→サブカルチャーに傾倒するルートはこの人種に一定数量存在するのかね。
読了日:9月24日 著者:まんしゅうきつこ
櫻井大エネルギー (WANIMAGAZINE COMICS SPECIAL)櫻井大エネルギー (WANIMAGAZINE COMICS SPECIAL)感想
ネジは外しているけど全体的に飛んではいないから話的に弱く感じる。絵柄が非常にコミカルポップなのでカラーでやりなさい。フルカラーで。あと、気になったのは「貧乏と犬と女」のきたねぇ泣き顔に既視感があってまんまクソヤザと気付いた時に笑った。ウゴウゴルンガガガンダ教の元ネタ的なやつはウゴウゴルーガかな。「主人公クエスト」のモブの中の影の新シリーズは殺人事件の匂いしかねぇ。
読了日:9月28日 著者:櫻井エネルギー
だいたいめる子 (WANIMAGAZINE COMICS SPECIAL)だいたいめる子 (WANIMAGAZINE COMICS SPECIAL)感想
メタフィクション発言が飛び交ったりする話があるかと思えば何気ない日常風景を描いた話があったりと飛び越えているようで一定のラインから逸脱しない姿勢が作品全体を通して生真面目さを感じさせる。この界隈で散漫する妙ちくりんな漫画と日常マンガのエキスを掬い取って濾した中間点な作品かな。なにはともあれ食い意地の張った時のめる子の可愛さが普段にましてましにました可愛さが良い。あと、ヒマージョって言葉流行らなそう…
読了日:9月29日 著者:縁山
ホーリータウン (モーニング KC)ホーリータウン (モーニング KC)感想
相対性理論/ミス・パラレルワールドを聞きながら。2010年代を牽引する逸材として注目を集めるとしたら九井諒子阿部共実ふみふみこなどに宮崎夏次系は含まれていくと思うが、この作品は5〜10年経ったときにどういう位置付けとして語られるのかは楽しみではある。今までと比べかなり異色に感じ、なかなかの実験作品になるのではないだろうか。著者本人は真面目に描いているのかギャグで描いているのか気になるところだが。読み切りの体裁を整え砕いて連載形式に繋げ、また自身の他作品の登場人物を絡まさせる並行世界。
読了日:9月30日 著者:宮崎夏次系

読書メーター