2016年4月まとめ

2016年4月の読書メーター
読んだ本の数:34冊
読んだページ数:3990ページ
ナイス数:142ナイス

殺戮にいたる病 (講談社文庫)殺戮にいたる病 (講談社文庫)感想
正直、最後の1ページを読んでもまんまと騙されたという風にならず心の中では「????」で埋め尽くされ、その謎を解消する為に掻い摘みつつ読み返すとそのミスリードが露わに色彩を帯び始め、心に埋め尽くされた疑問符はいつの間にか「!!!!」によって塗り替えされていき、今まで見ていた風景は一変した。注意深く読み進めると色々と張り巡らせている、それを紐解く楽しさもある。叙述トリックにおける最高作の一つとして名が挙げられるのも頷ける。
読了日:4月3日 著者:我孫子武丸
毒どく猟奇図鑑 (EXコミックス)毒どく猟奇図鑑 (EXコミックス)感想
大体基本的にどの話も内臓ぐちゃぐちゃの肢体ズタズタの心身ボロボロに。「マテリアル」は文字通りに肉便器にされるコマはやはりインパクト大。3人の浮浪者においての内臓(モツ)から先に食す事への想像へ誘導する余白がまんまと作者にやられたなと思いました。腐敗の懸念に対する現れからなのかな?っと想像し、させてしまうぬっとりとした気持ち悪さが後味悪い。行為を肯定するための薀蓄もまたね、いやはやですよ。
読了日:4月3日 著者:氏賀Y太
富士山さんは思春期 : 7 (アクションコミックス)富士山さんは思春期 : 7 (アクションコミックス)感想
電子版に移行したけど見開きの繋ぎ目が目立たず丁寧な仕事をされている双葉社。そして、見開きを効果的に使っているのもわかる。動作を大胆に表すためのダイナミズムだったり、何気ない日常の富士山さんの仕草を表すものであったりと効果的に働いている。そして、何よりも効果的に効いていた上場と富士山さんの抱擁は青春1ページとして甘酸っぱい恋愛としての空間作りは巧く至高。この巻で終わりでも良いぐらい完璧で其処はとなく漂う寂寥感にはただならない才覚を作者に感じる。学生時代のノスタルジックと甘酸っぱさの触れ合い、素晴らしいの一言
読了日:4月3日 著者:オジロマコト
まほろばきっさ 2 (バンブーコミックス)まほろばきっさ 2 (バンブーコミックス)感想
15杯目であんずが溶接面被ってるけど手に持ってるのがハンマーで違和感を感じるが視線を逸らす為なのな。まほろばきっさにまた1人メイドさんが働く事になったが、経営難にならんのかと思ったが、謎の水推しで乗り切るシオリさんの経営に脱帽。100P(100円で1P)で水とは、800円水も吃驚。のちに修正はするが…。出て来る女性キャラどの子も可愛いが今巻はマリさんが抜群に可愛かった。
読了日:4月4日 著者:tugeneko
富士山さんは思春期 : 8 (アクションコミックス)富士山さんは思春期 : 8 (アクションコミックス)感想
最初は富士山さんの可愛さを愛でる、健やかで溌剌とした振り撒かれる健全な色気を思春期の男子目線で覗く物語の要素が強かったが、巻数を重ねるごとに上場は成長していき富士山さんと釣り合う関係性を築いた。恥ずかしがらずにさらりと格好良い台詞を言えるようになったり、富士山さんを想って立ち向かったりと本当に良い男になったなぁと染み染みと思う。富士山さんは言葉少なだが、表情や挙動で伝えられるのは作者の手腕だったなぁとこれまた染み染みと思う。1巻での「集合場所」発言から季節は巡り、また花火大会で締めくくられる。憎い演出だよ
読了日:4月4日 著者:オジロマコト
富士山さんは思春期 : 1 (アクションコミックス)富士山さんは思春期 : 1 (アクションコミックス)
読了日:4月4日 著者:オジロマコト
がいがぁかうんたぁ2がいがぁかうんたぁ2
読了日:4月4日 著者:クジラックス
娘の制服娘の制服感想
父と娘のソフト調教とあったけど、ハードな身体的な服従は無いにしても精神的支配はやはり凄いね、巧いというのもあるがいやらしいよね、ねっちこい。岡田コウ先生ロリものという枠より加虐的な男性像と被虐的な少女像から派生する男性とのインモラルな関係性、そして、少女に芽生える罪悪感と快楽との葛藤に差し込み責め立てられて生み出される情欲が非常に卓抜としている。で、出て来る永愛は商業誌でも掲載されているみたいなので今後、物語として絡むのだろうか。
読了日:4月5日 著者:おかだ亭
Girls Aloud!! Season1 総集編Girls Aloud!! Season1 総集編感想
素晴らしい。ある事情から妹の自慰を手伝う事になった兄が出て来るが、ペッティングからセックスまでの移行に至る迄にかなりのページ数が割かれていてこの割き方は商業誌ベースでは難しいからこそ非常に丁寧で丹念に触れ合いが進んでいくから心地好い。兄妹故の一線を越えてしまう事への躊躇、苦悩、抵抗を描き、理性と本能の鬩ぎ合いをしっかりと踏まえ、好きで愛おしいが為に自分の手で汚し、傷つけたくないと妹を想うが故に居る兄とそれでも飛び越えてくる妹ととの相思相愛っぷりは最高でした。服飾もきっちりと描き込まれていてこれも好い。
読了日:4月6日 著者:アレクササンダー
ナンバーガール (3) (電撃コミックスNEXT)ナンバーガール (3) (電撃コミックスNEXT)
読了日:4月6日 著者:谷川ニコ
無慈悲な8bit 1 (ファミ通クリアコミックス)無慈悲な8bit 1 (ファミ通クリアコミックス)
読了日:4月6日 著者:山本さほ
トクサツガガガ 6 (ビッグコミックス)トクサツガガガ 6 (ビッグコミックス)感想
物語の構成上グッとくる台詞や共感する事柄が多かった6巻。巻数が進むにつれ仲村さんに仲間が増え、垣根を越えたオタクの性と集い繋がることで悲喜交々なオタライフに新たな見地と広がり見せる世界の幅は面白くも指針ともなる。そして、最終的な戦いはやはり母親との決着であろう。あと、吉田さんがどんどんと遠慮なしになっていくのが最高。映画の感想を言いたいが為にいの一番に仲村さんに電話をする傍らに飲みかけの紙コップを握りつぶしているのをみて盛大に吹いたわ。此奴只者ではない。
読了日:4月7日 著者:丹羽庭
オタクの逝き方オタクの逝き方感想
オタクが死して遺された遺品についての身辺整理を述べた本ではあるが、オタクにも色々あり多岐にわたっており、所持しているコレクションの価値は一般ピーポーにはそれがわからんのです。それを踏まえて遺書の書き方から贈与に掛かわる税金、遺産相続のあらましの説明からPC、携帯などデジタル機器の処分方法、ネット銀行、SNSなどのネットに残存するデータ、パスワードデータの管理について言及し、
読了日:4月9日 著者:エックスワン
milk/in the milk総集編milk/in the milk総集編感想
家宝になりましたありがとうございます。家宝になりましたありがとうございます。家宝になりましたありがとうございます。家宝になりましたありがとうございます。家宝になりましたありがとうございます。家宝になりましたありがとうございます。家宝になりましたありがとうございます。家宝になりましたありがとうございます。家宝になりましたありがとうございます。家宝になりましたありがとうございます。家宝になりましたありがとうございます。家宝になりましたありがとうございます。家宝になりましたありがとうございます。家宝になりました
読了日:4月9日 著者:不可不可
ドリストア (メガストアコミックス)ドリストア (メガストアコミックス)感想
成年漫画の体裁ですがエロありのラブコメに近い。エロ漫画には余り無い台詞の多さとその飛び交う台詞から始まる勘違いで生じるHやズレた登場人物たちの掛け合いからおかしな方向へとどんどんと雪崩れ込みそのままHへ突き進む他では拝めないような勘違いネタから生じるシチュをふんだんに活用された物語は嵌る人には嵌るし、嵌らない人には全く嵌らないでしょう。話はクセがありますが、絵柄は掲載年数にばらつきはあるものの一定していて表紙の水準を保っております。
読了日:4月10日 著者:縁山
だがしかし 3 (少年サンデーコミックス)だがしかし 3 (少年サンデーコミックス)感想
駄菓子プレイ……いや、何でもない忘れくれ。何ですか、私、そんな過った発言はしてはいないじゃないですか、何ですかその目は、ほんと何なんすか
読了日:4月11日 著者:コトヤマ
だがしかし 4 (少年サンデーコミックス)だがしかし 4 (少年サンデーコミックス)感想
作者とたぶん年齢が近いのだろうな。全体はうすた京介ティストの作風に元ネタとなる作品にドラゴンボール漫☆画太郎ジョジョとジャンプのパロネタが多いのだが、掲載紙サンデー的に良いのかこれは。そして、駄菓子のチョイス、駄菓子以外の玩具にソフトグライダー、アーケードゲームにジャンケンマンと童心を擽るものばかり。今、掲載紙で活躍しているのが、80年代、90年代生まれが出て来たからだろうか。気になるのは読者はその下の世代が購読層になるが、読んでいて伝わるのだろうか?ほたるさんやサヤ師が可愛いから無問題。
読了日:4月11日 著者:コトヤマ
ハーモニー (1) (カドカワコミックス・エース)ハーモニー (1) (カドカワコミックス・エース)感想
原作→映画→コミックの順で読了。キャラデザは映画版のままでコミカライズによって見劣りはせずに魅せる表情が印象に残る。物語は想定していたより進展していて下手したら次巻、長くても3巻までだろう。映画版は時間枠の為に情報を詰め込め過ぎによる過多を感じたが、コミックは雰囲気と共に巧く掬い取ってベースラインを細やかに往なして落とし込められているので読んでいて煩わしさは感じず、読み進め易い。あとは、今後の展開をどうするかというよりもラストをどうするかに興味がある。コミックも百合色は高めかな。
読了日:4月11日 著者:三巷文
エヴァンゲリオン展 図録エヴァンゲリオン展 図録
読了日:4月12日 著者:朝日新聞社
スペシャル 1 (torchi comics)スペシャル 1 (torchi comics)感想
平方イコルスンの著作の中では割りかしマイルドな風味ではあるけど、其れでも変は変である。一般常識人かつツッコミを担う転校生である葉野と常人を逸した怪力を持ったヘルメットを常時被った伊賀を中軸に描かれた日常風景は一癖二癖もあるクラスメイトによって瓦解するかにみえるが、そうはならず日常の平行線上の上に成り立っているのが、どこかおかしくも面白味もあり、一癖二癖もあるキャラ達の掛け合いが著者の研ぎ澄まされた独特の言語センスによってより磨かれよりおかしくより面白くなっており、読んだ後暫くは変な余韻に浸れる。
読了日:4月15日 著者:平方イコルスン
進撃の巨人(19)限定版 (プレミアムKC 週刊少年マガジン)進撃の巨人(19)限定版 (プレミアムKC 週刊少年マガジン)
読了日:4月16日 著者:諫山創
AIの遺電子(1)(少年チャンピオン・コミックス)AIの遺電子(1)(少年チャンピオン・コミックス)感想
バイナリ畑でつかまえて」ではショートショートな話作りの体裁であった為に残る余韻というよりはどちらかといえば短いながらも切り込まれる心情が印象深く残され惹かれたが、此方の作品は話自体の頁数が前作と比べると含みが増えた分、より味わい深くなっており、何より余韻がまた心を揺さぶってくる心地の好い巧さが良い。ヒューマノイド、ロボットと人ととの間に生じる境界線や差異を提示し、人の心、テクノロジー、社会から浮き彫りにされる未来想像図に一頻りの想いを馳せる。
読了日:4月16日 著者:山田胡瓜
或る少女の死まで或る少女の死まで感想
小川洋子さんのラジオを聞いていたら「蜜のあわれ」について取り上げられていて尻についての素晴らしさを滔々と雄弁に語る描写やそのロリコン文学さにこの作者はとんでもないものを持ってるに違いないなと思い立ち、さっそくこの作品を手に取るにあたった訳だが、見事であった。
読了日:4月18日 著者:室生犀星
東京防災東京防災
読了日:4月19日 著者:
ミルク*クラウン (TENMAコミックス G4M)ミルク*クラウン (TENMAコミックス G4M)感想
睾丸をサッカーボールキックしちゃう系女子が多く登場する驚愕なタマヒュン漫画。女性はサディスティック、男性はマゾヒスティックな方々のみで構成される女尊男卑を見事に表した拘った世界観で読者である男性はその惨状に思わず内股になり縮こまるが、その服従関係から生まれる性的倒錯にある関係性は無いものを求め、無いものを埋め合わせるかのようにピースが組み合わさったかのような人の複雑怪奇な面白味がある。この世界では男性は女性に対し身も心も捧げる、供物である。
読了日:4月21日 著者:
百足 2 (少年チャンピオン・コミックス)百足 2 (少年チャンピオン・コミックス)感想
屠る!そしてまた屠り屠る!主人公の圧倒的圧巻な強靭さをもってして敵・百足をいとも容易く倒す主人公の勇姿は痛快であり、ジェットコースターのようなスピード感ある展開でテンポの良さは爽快で気持ちがいい。そして、その強さ故に緊迫感は薄まるかとはいえばそうとはいかず単身で100人を相手に戦ってきた身に陰りが見え始めた所で更なるピンチの追い討ちが!という緊張感を保ちつつ次巻へと恙無い〆。良質なエンターテイメントな漫画。
読了日:4月22日 著者:フクイタクミ
ゴールデンカムイ 7 (ヤングジャンプコミックス)ゴールデンカムイ 7 (ヤングジャンプコミックス)感想
やっぱりまたホモネタじゃないですか(歓喜) すまない、ホモ以外は帰ってくれないか!ここ数巻におけるホモネタ推しは誰向けなんだ。然し、2人の濃厚な純愛に思わず男泣き。週刊ペース所以の為に作者のネタの抽出し幅に物語の質が掛かってくるが、それをパロネタ、モデルにしたキャラ付けで急場を凌いでいる印象も受けない事もないが、それが鼻につかず熟れてきて面白味に昇華されているので仕方ないね。当初のグルメ漫画要素はそこそこの配分になったものの囚人を巡るびっくり人間大集合な変態が集う濃密なキャラ達の絡みで飽きは来ずに面白い
読了日:4月23日 著者:野田サトル
ヴァン・ヘルシング 3 (ヤングジャンプコミックス)ヴァン・ヘルシング 3 (ヤングジャンプコミックス)感想
ヘル兄ぃーーー行っちゃやだよーーー行かないでーーーって言って実際に戻ってきたら心の中であ、うん………ってなる。数ページでもういいわーもういいってなるクドさで読者の心を打ち続け、浴びせ続けたせいか、ガールズジャンプ→ジャンプ改→ジャンプ+→ヤングジャンプとなりのヤングジャンプという驚異の島流しを受けつつも此処まできたけど、やはり一般には受けずこれにて完。そのクドさ嫌いではなかったよ。続きは正直、胃もたれするのでもういいが、1年に一回ぐらいの頻度で新作は読みたいです。お疲れ様です。ヘル兄ぃはフォーエバーだよ
読了日:4月27日 著者:行徒
(成)ボコボコりんっ!: MDコミックスNEO(成)ボコボコりんっ!: MDコミックスNEO感想
3400冊目登録本。女性でエロ漫画家というのは今では然程珍しい事では無くなっているが、この作品に至っては少しの驚きと得心するとこはあった。因果応報な話は心情的な負担は少ないが、どうしょうもない母親によって置かれる境遇や生活環境、貧窮が絡む社会的地位が疎まれ、嬲られ喰い物にされる子どもが犠牲になっていく話はただの単純な暴力表現だけに終わらず、
読了日:4月27日 著者:知るかバカうどん
ぜんぶまとめてボコボコりんっ!ぜんぶまとめてボコボコりんっ!
読了日:4月30日 著者:ChemicalJanky
ゆーあい(1) (メテオCOMICS)ゆーあい(1) (メテオCOMICS)感想
相沢あいに一目惚れをし、直向きに恋慕を募らせる勇介なんだがその募らせた想いの過重が愉快でありながらも初めて恋愛をすることへの手探りな戸惑いやらその想いをどの様にして伝えら良いのかという思案する暴走の初々しさが詰まったラブコメで、好きな人の細胞レベルまで愛する勇介の姿は可笑しくもつい応援したくなる一途さがある。その想い人のあいのスタンスも嫌がる訳でもなく、勇介の好意を飄々と受け取りつつ受け流すヒロイン像で癖になるキャラクターである。そのお陰か周りがツッコミ役にまわらずに負えない事になっているのもまた面白い
読了日:4月30日 著者:とこみち
さばげぶっ!(1) (講談社コミックスなかよし)さばげぶっ!(1) (講談社コミックスなかよし)感想
サバゲー漫画なのにサバゲーしてない漫画。アニメは未視聴ではあるが主人公がゲスと伝聞いていたのですが、今の所腹黒さは滲み出ているものの他の登場人物に圧されている印象。とりあえず、なぜ連載に踏み切ったのか、なかよし編集部。「さばげぶっ!」が口火となっているので、今後田丸浩史サバゲー漫画描けばいいんじゃないかな、少女漫画でよ。
読了日:4月30日 著者:松本ひで吉
美柑を好き放題しちゃうほん美柑を好き放題しちゃうほん
読了日:4月30日 著者:みくろぺえじ
美柑を好き放題しちゃうほん2美柑を好き放題しちゃうほん2
読了日:4月30日 著者:黒本君

読書メーター

2016年3月まとめ

2016年3月の読書メーター
読んだ本の数:41冊
読んだページ数:4247ページ
ナイス数:235ナイス

トーキョーエイリアンブラザーズ 1 (ビッグコミックス)トーキョーエイリアンブラザーズ 1 (ビッグコミックス)
読了日:3月2日 著者:真造圭伍
河童河童感想
芥川龍之介が抱えていた諸問題や苦悩のバックボーンを解説した記事を合わせて読んだお陰か小説というより死に向かっていった彼の半生を表された資料としての方がしっくりとくる読み心地。故に自殺を遂げた河童の骸の側で悲しみに暮れる雌の河童を気遣い、何も知らずに笑う子どもをあやし、唯一そこで涙する描写は何とも言えない。親の姿だ。
読了日:3月2日 著者:芥川竜之介
ききみみ図鑑 (ビームコミックス)ききみみ図鑑 (ビームコミックス)感想
3333冊目登録本。3月3日は耳の日。いい機会だという事で読みました。勿論紙からは音は出ない。でも、音色を表すことも響かすこともマンガによって表現すことは出来る。音を一つとって様々でこの作品はそれを逃さないよう繊細に注意深く研ぎ澄まし傾け、時には音の躍動を大胆に掻き鳴らし掻き乱す。情感を鼓動する音に乗せ、コマがリズムを刻み、コマの動きがグルーヴ感を生み出し、音を奏でだす。また擬音、台詞を排することでイマジネーションを刺激する趣向を凝らした表現もあり。聞こえないからこそ試しみ見えた漫画。HelloMusic
読了日:3月3日 著者:宮田紘次
エロマンガノゲンバ 作家特別インタビュー ゴージャス宝田編エロマンガノゲンバ 作家特別インタビュー ゴージャス宝田編感想
漫画家が語る影響を受けた作品、漫画家の話は何でこうも興味を唆るのだろう、ほんと大好き。少女漫画から影響を受けたみたいだが、エロ漫画家に女性が多いのはこうした土台が強みに働いて台頭へと繋がっているのかも知れない。あと、推論ではあるが鬼畜系はプライベートが充実している人の方が描けるや読者もその傾向が強い印象は意外である。
読了日:3月4日 著者:ゴージャス宝田,URAN,御免なさい,ドルリヘコ
フランダースの犬フランダースの犬感想
アニメは観たことは無いが最終回のシーンは余りにも有名で最終回のシーンだけを知っている作品ですが、原作は微妙に台詞が違っているが悲壮を伴った終わりには変わりなかった。困窮した貧困の苦しみというより少しの掛け違いにより、徐々に狂いだし、その重荷が1人の青年ネルロと忠犬パトラッシュを覆い潰していく見捨てられた息苦しさは社会的な貧しさが酷く物悲しい。その中でルーベンスの絵画に傾けるネルロの信仰は荘厳で気高く美しい。それがたとえ死してもなお。
読了日:3月5日 著者:マリー・ルイーズド・ラ・ラメー
八尺八話快樂巡り 異形怪奇譚 (ムーグコミックス)八尺八話快樂巡り 異形怪奇譚 (ムーグコミックス)感想
都市伝説、怪談、オカルトをモチーフにしたエロ漫画が存在するということを皆さんはご存知であろうか。そんな馬鹿な与太話あるかという声が聞こえてきそうだが、Jホラーの金字塔とも言える貞子を萌え化する国。容易の所業である。古今東西集められたそれらは異形、異界に見初められ、妖艶に魅入られた者たちの意に反して訪れる抗えない悦楽の乱舞で、そこへ身を溶かし呑み込まれてく様は、蠱惑的な色欲に溺れ、逃れられない恐怖が入り交じる魅惑的で不思議な世界が広がるエロ漫画であった。故に抜けるか抜けないかはあなた次第(`・ω・´)キリッ
読了日:3月7日 著者:叙火
A Beautiful Greed Zトン人外総集編A Beautiful Greed Zトン人外総集編感想
2009年に「equus」があり、SHISとしてのケンタ薄い本が2010年か。当時、人外娘は地下と呼ばれており、そこから2011年九井諒子のデビュー、雑誌リュウの人外ヒロインの牽引でブームと成り、一つのジャンルとして世間に認知され始めたという感じの流れかな。更に精査したら面白そうではあるな。総集編とあってケンタウロス、オクトフォルグ、河童、座敷童子、シャチ娘、商業誌にも掲載されていたイエティと豊富なバリエーション。人外娘のエロに挟まれる人外娘に向けられた機知に富んだ生体考察や触手の体系化にみる生物学分類、
読了日:3月7日 著者:SHIS
あそびあそばせ (ジェッツコミックス)あそびあそばせ (ジェッツコミックス)感想
前作もそうだが、涼川りんの持ち味の一つは何と言ってもキレッキレの切れ味抜群の顔芸である。それを表せる異様な表現力は感嘆しかない。可愛らしい美少女たちの戯れを描いてると思えば、南極1号の顔やおっぱいを見詰める真に迫る真顔、ダリの時計顔などのデフォルメが効きまくったものから写実的なものまで豊かな表情が活き活きと自由自在に闊歩し、一癖二癖もあるキャラクターと組み合わさってカオス。単行本だと編集部の煽りが無くて少し残念かなと思ったが、帯にズック飛ばしの遊戯があるが1巻には載っていない。ちゃんと仕事しろ編集部。
読了日:3月8日 著者:涼川りん
ヒナまつり 10巻 (ビームコミックス)ヒナまつり 10巻 (ビームコミックス)感想
ヒナまつりも10巻の2桁台に突入し、高校生編が本格的に動き出すが、時が経て成長した者も居ればまるで成長していない者も居るというリスタート。何年経とうがやはり新田が不憫なのである。ヒナの弁当に巡り、バイト先でまさか初めて呼ばれるお父さん発言がそういう風に実る残念さよ。そして、完全にギャグ漫画から逸脱したハートフルに描かれるアンズとの親子像とヒナとの親子像の落差に苦悶する新田には憐憫の情しかない。あと、超能力が殆ど使われなくなったが今後もこんな感じに進むのだろうか。
読了日:3月8日 著者:大武政夫
あの娘にキスと白百合を (4) (MFコミックス アライブシリーズ)あの娘にキスと白百合を (4) (MFコミックス アライブシリーズ)感想
至高。誰かを想い、誰かそれの為に想うのではなく、誰かを想い想われる。それだけで世界は輝いてみえる。それはなにもにもかえられない幸福。眼福である。
読了日:3月9日 著者:缶乃
ひとり暮らしのOLを描きました 1 (ゼノンコミックス)ひとり暮らしのOLを描きました 1 (ゼノンコミックス)感想
ダメでも日々は続く……
読了日:3月9日 著者:黒川依
ばらかもん(12) (ガンガンコミックスONLINE)ばらかもん(12) (ガンガンコミックスONLINE)感想
普段明るいなるから想像できない父親を恋しく想う吐露なんてされたら、そりゃ涙腺にグッときてしまうよ。なるを含め島での先生の存在が日増しに大きくなっているのを巻数を重ねるごとに感じるが、最終的には島を離れてしまうのだろうか。そうなったらふつーに泣ける。それぐらいまでに今巻は島民と先生の繋がりを強く感じさせる温もりがじんわりと心に沁みた。
読了日:3月9日 著者:ヨシノサツキ
equus (Feelコミックス オンブルー)equus (Feelコミックス オンブルー)感想
読メで知る。BLなので同性愛を謳っているが、ケンタウロスと人の種族間の関係性までに言及が更に及ぶが、同性愛ないし種族愛のそこにある俗世を超えた先にある心の奥底に掬い残る想いの発露は、どこまでも透き通る純粋な想いで、その愛念に崇高な美しさを見、人より長命な特性が殊更に儚さや切なさを生み、それに身悶える。大胆に余白を取り、そこに台詞をぽつりぽつりと浮かび上がらせるコマ割りも印象的だが、ケンタウロスの背に乗って駆けるシーンが好き。人に背を赦すということはどういう気持ちなのだろうとこの作品ならではの思いに駆られる
読了日:3月10日 著者:えすとえむ
団地魔女 (IKKI COMIX)団地魔女 (IKKI COMIX)感想
童夢、ちーちゃん、団地妻などなど創作には直接的、間接的に舞台装置として表される団地。蠢めく得体の知れない生き物としての団地の不気味さに少年が突然現れたムチムチで淫靡なお姉さんによって精通を遂げる得体の知れない成長は意外や清爽。出し切った感。 あと、この作品よりPixivや同人誌の方が評価を得ていて其方の方に興味がわく。
読了日:3月11日 著者:派手な看護婦
駄能力JK成毛川さん 1 (ビッグコミックススペシャル)駄能力JK成毛川さん 1 (ビッグコミックススペシャル)感想
リモコンが行方不明になって意外な所から出てくるのも何でこんな所に?っていう所に陰毛が見つかるのも妖怪のせいでオチンロンの皮がお毛けをまきこんでもどるのも…これは事故だ。表題に駄能力JKとあるが、正確には妖怪陰毛散らし、リモコン隠し、雨女とマイナー中のマイナーな妖怪が織り成すラブコメディ。成年出という事で描かれる女の子は頗る可愛いしエロいのだが、ヒロインがその能力故に残念でしかない。サブヒロインに押されがちだが、1番おっぱいが大きい。1番おっぱいが大きい。大事なことなので2回言いました。成毛川さん頑張れぇー
読了日:3月11日 著者:菅森コウ
三色ボールペンで読む日本語 (角川文庫)三色ボールペンで読む日本語 (角川文庫)感想
三色ボールペンは、「読書の身体感覚」を技化する方法で、本を読み進める時に感覚は微妙に揺れ動いている。微かな微候を捉え、形にして刻みつけるのである。 読書は、他者の思考に寄り添う訓練であり、読書は、他者を自分の中に住み移らせる行為でもあり、また自分と異なる他者のものの見方に、一度、自分の身を浸してみるという行為である。 これらを線を引くという肉体的な刻みつけによって、自分の感覚が視覚的に捉える事ができるものとしてより本と関わりを強くさせる。
読了日:3月13日 著者:齋藤孝
カガクチョップ(2) (メテオCOMICS)カガクチョップ(2) (メテオCOMICS)感想
カヅホ先生のリョナ漫画が読めるのはメテオコミックだけ。カヅホの闇は深い。テレビCMを長倉蓮が田村陸心、鈴園沙衣を赤崎千夏の配役で実質キルミーなので盛本雨柚をあっ・・・
読了日:3月13日 著者:カヅホ
アウシュヴィッツ収容所―写真ドキュメントアウシュヴィッツ収容所―写真ドキュメント感想
生産という言葉、文の舌触りの悪さ。総死者400万人とあるが、現在は改められ、人によって諸説があるが150万人〜100万人となっている。戦争は人が人を殺めるという蛮行もあるが、1人の人間が大多数の人を任意に容易に殺す事が出来ることの恐ろしさを教える。人の狂気というより心の鈍化に冷ややかさを覚える。効果的に効率よく処分し、如何に成果を上げるか、如何に数字を計上できるか、如何に生産出来るか。夥しい数の装飾品が転がる写真、堆く重なり合った義手、義足の写真は物を言わなくも語る。家族に宛てた手紙が数字の裏で人を語る。
読了日:3月13日 著者:国立オシフィエンチム・ブジェジンカ博物館,グリーンピース出版会
銃座のウルナ 1 (ビームコミックス)銃座のウルナ 1 (ビームコミックス)感想
これは何なんだからこれからどうなるんだと吞み込まれる世界観は見事。ただ、これからどうなるのかが未知数ともいえるので評価し難い。然し、未だ解き明かされない謎、思惑、舞台となる雪降る静寂とした中で繰り広げられる蛮族ヅードとの白熱した銃撃戦の緊迫あるストーリーの吸着力はやはり見事。あと、装丁が凝った仕掛けで製本されているので電子版よりは紙媒体の購入をお薦めする。
読了日:3月15日 著者:伊図透
FLIP-FLAPFLIP-FLAP感想
最初は好きな娘を振り向かせる為という不純な動機から始まったピンボールが徐々に帯び始める熱気や意識の変化から遂にその熱量は沸点を超え、昂揚感に訪れる静粛と迎えられる何処にでもない自由な世界へ到達する主人公の変化と共に語られる成長する姿は、心が、魂が、震える。無意味だろうと、見返りがなかろうと、不格好だろうと、夢中になれる、本気になれる。その答えは単純明快、好きだから、楽しいから。其れを見出すのは何者でもない自分自身。無意味だった筈のピンボールが好きだからこそ心の底から楽しむ主人公の姿には胸を焼き尽くされる。
読了日:3月15日 著者:とよ田みのる
甘々と稲妻(1) (アフタヌーンコミックス)甘々と稲妻(1) (アフタヌーンコミックス)感想
電子無料版。この作品を評するにあたり正当な論じ方ではないので世間一般とはズレるが、TVだったか子ども、食事シーンを入れると視聴率は上がるとあった気がするが、正にこの作品はそれであり、売れている漫画として頷ける。話もハートフルで読んでいて心地が良い。だが、私の中でそういった食事風景や環境が無かったので共有出来ないのである。綺麗事な虚構でしかないとあげつらう自分が居て素直に楽しめなかった。
読了日:3月16日 著者:雨隠ギド
ガルパンFebriガルパンFebri感想
ガルパンはいいぞ」に含まれる想いや含蓄が十人十色で表される各々に関わった方々にインタビューしたガルパン愛は、自分とは違った見方や感じ方の新たな発見や驚きがあり、また、そうそう、そうなんだよと思わず相槌を打ってしまうような同じ視点の共感もありつつ、各人のガルパンに対する楽しみ方も好き好きで、そして、アニメに携わったスタッフ、キャストによる作品に込められた想いやアニメとして表し、表現することへの奮励努力と伝える為の惜しみ無い尽力に一層とガルパンが好きになった。語り尽くせない魅力に溢れた作品。ガルパンはいいぞ
読了日:3月16日 著者:
オトメの帝国 9 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)オトメの帝国 9 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)感想
これまでの登場人物の交流が盛んになるが、やはり見所は観覧車の話だろう。今迄で積もった想いをあーちゃんに向けて精一杯に一生懸命に伝えるちえのあーちゃんを労わる慈愛に涙し、観覧車という密室に満ち満ちに満たされる甘い百合空間に吐血しました。本当に有難う御座います。そして、新たな交流でのマスク先輩が加わるが、これは趣がガラリと変わり、冷徹と言える拒絶の表情、不穏な空気に目が離せない。この二つ表情、心情にしろ、一旦時が止まったような一拍を置いてから動きに転じるモーションが引き込ませつつ魅せるから印象深く刻まれる。
読了日:3月21日 著者:岸虎次郎
蟲笛蟲笛感想
内容もさることながらまえがきと共に寄せられた「夢で見た顔の絵」の薄気味悪いこと。実際にあった事件をモチーフに構築された作品集で、人が陥る狂気ではなく、人の欠落、欠陥を表した漫画であると受ける。其れらの暴虐に曝され、蝕まれる不可解な現実に引き裂かれていく残酷さと助けを求める声なき声も届かず、救いの手も不躾に振り払われる悲惨な日常がキリキリと心を締め上げてくる。
読了日:3月21日 著者:円山みやこ
アニウッド大通り 2アニウッド大通り 2感想
「僕らの職業は…子供の大切な時間を奪う仕事だからこそ…奪うなら出来るだけ良い時間を与えるんだ」名言ですよ。物語としては作者が何を描きたいのか掴み損ねている。アニメについて描きたいのか、親と子について描きたいのか、人情話を描きたいのか、要素が色々と分散して、弛みを感じるので引き締めて貰えると読みやすい。
読了日:3月22日 著者:記伊孝
四丁目の夕日 (扶桑社文庫)四丁目の夕日 (扶桑社文庫)感想
救いも助けもないただただ鬱屈とした不運の積りに積もった不幸の坩堝を最後の最後で呆気なく台無しにしてしまうエンドには漫☆画太郎のトラックオチとしての近さを感じて、えーとなりながらも思わず苦笑い。然し作者の何においてもせせら笑う一貫としたシニカルな姿勢が悪趣味とも底意地の悪さが最悪とも才能とも言える。あと、目。目なの。キチガイの目。此れの描写の克明さが素晴らしい。虚ろな目だったり、何処にも据わってない目。これが画面から伝わる迫力と淀んだ風景や小汚いおじさんおばさんと漂う仄暗い底の底は一度覗いたら忘れられない。
読了日:3月23日 著者:山野一
ゴールデンカムイ 6 (ヤングジャンプコミックス)ゴールデンカムイ 6 (ヤングジャンプコミックス)感想
物語の質は変わらないが変質を遂げた今巻。第51話のタイトルでうん?となったが、その殺人ホテルでの話で更に不安に。そして、出版がYJとなっているので今後、作品として食い潰されるか、踏み留まるかは作者の腕次第だろう。シリアスとギャグ、緊張と緩和。この二つをバランスとって天秤に掛ける難しい作業だ。そして、何方も無くてはならない。
読了日:3月23日 著者:野田サトル
アニウッド大通り3アニウッド大通り3
読了日:3月24日 著者:記伊孝
RE TAKE 全年齢版 第参集RE TAKE 全年齢版 第参集
読了日:3月24日 著者:きみまる
ダンス・マカブル 〜西洋暗黒小史〜 1 (コミックフラッパー)ダンス・マカブル 〜西洋暗黒小史〜 1 (コミックフラッパー)感想
Tout Petit Moineauを聞きながら。ニッチな歴史物を描いている方と作者を認識していたのですが、この作品も歴史物で欧州史に残る暗黒時代に使用された拷問、処刑に纏わる話をオムニバス形式で纏めた漫画である。拷問に掛ける人の狂気や残虐性もあるが、そこに辿り着くまでの葛藤や人間性を垣間見せる中に信仰に対して盲信的に熱狂的に呑めり込んでおかす狂いや狂った末の孤独や哀愁を見せる情景がより人を浮き彫りにさせ、そして、影を落とした闇が訴えかけに成功している。拷問が詳細に描かれているので興味がある方には良いかも
読了日:3月26日 著者:大西巷一
ダンス・マカブル 〜西洋暗黒小史〜 2 (コミックフラッパー)ダンス・マカブル 〜西洋暗黒小史〜 2 (コミックフラッパー)感想
Moldy Eyeを聞きながら。1巻より話一つ一つが長めで拷問道具や処刑器具そのものより関わった人の内面をより深く丁寧になぞっていて重苦しい読み応え。ジルドレは正にペドショタリョナ鬼畜の性癖四重苦の歩く青少年条例違反っぷりで突き抜けた狂人。こいつ頭おかしいよ。温情を携えた死刑執行人サンソンはその人柄からこの時代の膿をより鋭利に抉るキャラとして映えていた。魔女狩りを行うマシュー・ホプキンスの小物感漂う人物像から私利私欲で行われる暴虐、暴挙は読んでいてただただ胸糞。これが氷山の一角というのもまた胸糞悪くなる話
読了日:3月26日 著者:大西巷一
北斎漫画早指南北斎漫画早指南
読了日:3月26日 著者:葛飾北斎
戯姉弟 (ヤングコミックコミックス)戯姉弟 (ヤングコミックコミックス)感想
ダ・ヴィンチで知る。成年指定でもないのにやりっぱなしのしっぱなしでどの話選び取ってもSEXしているという(笑)基本エロエロなんだけど、出会った行き摩り男は果たして会い待ち焦がれた弟なのかそれとも…とその男の正体について終始ミステリアスに描きつつも、愛欲に溺れ、背徳感を覚えながらも快楽の深みに沈んでいく未夏が大層にエロい。そして、ただのエロい話だけで終われせず、ストーリーにも含みを持たせちゃんと男女の恋愛ものとして読み応えもあるエロエロ漫画であった。でも、一般誌なので修正はキツめ。
読了日:3月26日 著者:陸乃家鴨
アノコトイイコトアノコトイイコト感想
今後、エロ漫画も電子化しようかと思っていたが、う〜ん、Kindle版ダメかもしれないね。男性器に対しての消しが紙媒体より強めで萎える。若生出版だけかと思ったら茜新社もそうなのか。
読了日:3月26日 著者:獲る猫
バイナリ畑でつかまえてバイナリ畑でつかまえて感想
竹馬の友という古事成語から生まれたことわざがあるが、今や竹馬に乗る子どもは余り居ないだろう。この言葉の意味は時代と共に受け取り側が受ける意味合い、風味を変えてしまったが、この作品に出て来るIT技術が20年、30年先へと進み、デッドテクノロジー化したそれらを見た未来の人にこの漫画はどのように映るのだろうか。
読了日:3月26日 著者:山田胡瓜
月刊少女野崎くん(7) (ガンガンコミックスONLINE)月刊少女野崎くん(7) (ガンガンコミックスONLINE)感想
あえて言おう。若松と結月の展開が至高であると。
読了日:3月27日 著者:椿いづみ
少女フィリア (TENMA COMICS LO)少女フィリア (TENMA COMICS LO)感想
少女の夏日本の夏。健康的に焼けた小麦色の肌に真っ白と映える日焼け跡のコントラストが麗しい。そして、水泳着、浴衣が良く合う。アダム徳永のアダムタッチや加藤鷹の口淫時に耳を塞ぐという性テクニックが漫画の表現としてふんだんに活用されているが、目障りというより微笑ましい。
読了日:3月27日 著者:佐々原憂樹
ふしだら日和 (WANIMAGAZINE COMICS SPECIAL)ふしだら日和 (WANIMAGAZINE COMICS SPECIAL)感想
内容紹介で「美マダムのマンダムが決壊する1冊です。」って言われましてもチャールズブロンソンしか浮かばねぇ。此方の感想としては熟女ものが多くかつ風呂場で致すシチュエーションが多くて飽きるかと思えばそんな事あらず。流石のかるま龍狼先生、夜這い申請、光る衣服やベット、冷ホール、裸空間などとぶっ飛んだ設定、小物から産まれる独特な空間は凡百あるエロ漫画の中でなかなか見受けられない世界観。そして、エロさも損なわれずにエロいのも妙々たる作家性。でも、人によってはギャグにしか見えないので人は選ぶエロ漫画家だ。
読了日:3月27日 著者:かるま龍狼
犬マユゲでいこう 犬まゆ~げコミックス (Vジャンプコミックス)犬マユゲでいこう 犬まゆ~げコミックス (Vジャンプコミックス)感想
今回はぶ〜けコミックティストの表紙(笑)最近はゲームを余りやらないがテラリアが出て来たのが嬉しい。馴染みのあるゲームが組まれた漫画は何倍にも面白いし、石塚さんのフリーダムが良く伝わる。牧場物語シリーズのジャンル説明で自営業と過労死について深く考えずにはいられない牧場生活ゲームは間違いではない。その為か、ポポロクイスシリーズとコラボしたゲームのプレイ漫画でHP(ハッスルポイント)とMP(マゾポイント)とルビ振りされていて爆笑。あとは、森のタヌキに対する積年の憎しみがおかしな方向に進むゲームスタイルは最高です
読了日:3月29日 著者:石塚2祐子
こころと脳の相談室名作選集 家の中にストーカーがいます “こころの風邪”などありません、それは“脳の病気”です (impress QuickBooks)こころと脳の相談室名作選集 家の中にストーカーがいます “こころの風邪”などありません、それは“脳の病気”です (impress QuickBooks)感想
症状は目に見えるものとして発症するものの目に見えない触れることも出来ない精神。そんな精神を罹患した方との距離を取ることへの難しさを感じさせるが、この本はあくまでも相談者に事実は事実として述べ、決して曖昧にせず論理的に導き出される解いは、端的でいて痛快であり、時に含蓄を含んだ人の不思議さであったりとただの精神病の問答に収まらずエンタメ的な読み物としても読めてしまう面白さもある。興味本位だけで覗くのは…と抵抗のある方に言うと本書にも書いてある通り「興味本位は無関心に勝ります」である。知らない勇気より知る勇気を
読了日:3月30日 著者:林公一
私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い! (9) (ガンガンコミックスONLINE)私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い! (9) (ガンガンコミックスONLINE)感想
八ッ橋のやわらかさは小学生のおっぱいと同じ…まじかよ、そうだ 京都、行こう。って僕の場合はなったの。ぼっちネタは影を潜めたが、違う面白さが出て来た巻であった。あと、LINEが学生生活に出て来るので、現代のぼっち学生はそういった面も大変だろうなぁ…っと。もうぼっちネタで心を抉られることは無くなったが、「…………だがあのブックオブの客はどうだろうか?」「クリスマス一週間前の平日なのに立ち読みしているような連中……クリスマスなんて悲惨の一言だろう……」って見下す独白には、もうやめてよ、私のライフはゼロよ。
読了日:3月31日 著者:谷川ニコ

読書メーター

2016年2月まとめ

2016年2月の読書メーター
読んだ本の数:31冊
読んだページ数:4200ページ
ナイス数:198ナイス

キャノン先生トばしすぎ ぜんぶ射精し!! (エンジェルコミックス)キャノン先生トばしすぎ ぜんぶ射精し!! (エンジェルコミックス)感想
3300冊目登録本。あの先生が帰ってきた!漫画家のまんが道は数多あるが、エロマンガ道においてエロ漫画史に燦然と起立する傑作中の傑作。この作品を読まずにしてエロ漫画読み、エロ漫画描きは死ねない。エロ漫画に対する情熱を、葛藤を、勇気を熱せられた情念溢れる魂が込められた確かな愛で突き抜け掛け走っていく疾走感に残る清々しい解放感は心地よくも感動せずにはいられない。「Hなのは悪いことですか?」の少女の問いに「あの頃のオタク」の主人公が応え、迸り、滾る。エロ漫画で闘う人が居る。だから、僕はエロ漫画を読み続ける。
読了日:2月2日 著者:ゴージャス宝田
MAKA-MAKA Vol.1MAKA-MAKA Vol.1感想
オールカラーコミック。読みたかったものの2巻がプレミア価格だったので様子見をしていたが、電子版が出ることになったのでようやくという感じ。2人の日常風景を綴った漫画なのだが、笑ったり、泣いたり、怒ったり、落ち込んだりとする中で直ぐイチャイチャとするんですわ、それがまたエロエロなんですわ。眼福眼福。ビアンかと思ったが、彼氏が居たりするのだが、男性が悉く虚仮威しな為に2人の繋がりがより深く密接にして濃密に繋がっていく作用として働いている。
読了日:2月3日 著者:岸虎次郎
MAKA-MAKA Vol.2MAKA-MAKA Vol.2感想
自分にないからこそ、相手にあるからこその羨望であり、嫉妬であり、独占欲である。ないからこそ求め合い、抱き合い、撫で合い、弄り合って、確かめ合って、溶け合っていく。そして、やがて一つに結ばれていく。その信頼の証が深爪っていうのが何とも。これで完結かと思いきゃ完結していない……。
読了日:2月3日 著者:岸虎次郎
マルスのキス (ピアニッシモコミックス)マルスのキス (ピアニッシモコミックス)感想
切なくも届かない悲恋……だけれどもそれは眩くも美しい。「自分がたまらなくイヤなくせにそこから出ていく勇気もない」と独白する由佳里の取り巻く環境における干渉的な母親に身体だけを求める彼氏などと苛立ち募るドロドロとした沈殿する感情に相反するものと重なるものが綯い交ぜに見つめられた美希に魅入らされた純粋無垢さ、差し伸べられた優しさ、私だけに向けられた誰にも見せない顔が離れていく口惜しさの中にせめての抵抗で交わされる夕陽差し込む図書室でのキスシーンが甘く切ない。
読了日:2月4日 著者:岸虎次郎
三ツ星カラーズ (2) (電撃コミックスNEXT)三ツ星カラーズ (2) (電撃コミックスNEXT)感想
ギャグ要素より日常要素に大きく取り舵を振ったような印象。可愛いさ健在無敵の姦しい上野三人娘の日常は好奇心に溢れており、騒々しくも賑やかで明るくてその日常風景に癒される。子どもは「うんこ」好き。無邪気な愛くるしげたクソガキっぷりがいい。少し上の目線でのももか、ののか姉妹も個性的で可愛くて良い。代わりにお姉さんキャラでの伸恵は出て来ない模様。タバコ吸ってたから仕方ないね。最後に言わさせて貰うと、黙ってるさっちゃんより〜普通に〜〜うるさいさっちゃんが好きっ!
読了日:2月6日 著者:カツヲ
ニュクスの角灯 1 (SPコミックス)ニュクスの角灯 1 (SPコミックス)感想
道具屋「蛮」に溢れかえる当時、最先端だったが今やレトロを感じさせる品々の舶来品に色めき立つ人々に、大正浪漫〜明治モダンにかけての時代が大きく変革を遂げようと浮き立つ高揚を蛮に勤仕することになった少女・美世の瞳を通して見える世界に向けられる熱が徐々に帯び始める様子がぐいっと物語に引き寄せられていく。それと重なって自分の殻に籠りがちで不器用さを感じさる美世が道具屋の店主・モモに募らせる恋情のときめきと共に殻を打ち破り、外に向かって行こうととする健気で初々しい恋愛も併せて楽しみで今後も気になるところ。
読了日:2月8日 著者:高浜寛
ヤングマガジン 2016年 2/22 号 [雑誌]ヤングマガジン 2016年 2/22 号 [雑誌]感想
沙村広明が描く読み切りの剣客が繰り出す妙技のその謎に迫りつつ、一気にSFに飛躍してしまう驚きと、その内容の下らなさで笑わされ、最後にはちゃんと落ち着くところに着地していく転換の恙無い滑らかさにあれよあれよと進めていく構成がとても好い読み心地。ベテランを感じさせる、巧い。あと、監獄学園の騎馬戦が心底馬鹿なことをシリアスに取り組んでいて最高の盛り上がりを見せていてとっても酷かったです。おかかは終わるみたいなのでとっと読みたい。
読了日:2月11日 著者:講談社
放課後バニラ (WANIMAGAZINE COMICS SPECIAL)放課後バニラ (WANIMAGAZINE COMICS SPECIAL)感想
そこにある確かな存在としてのリアリティ。新人にしてホムンクルス、なぱたの純愛系譜において引けを取らないレベルにあると思う。でも、唆られる女性像の性的さより構築された人物像のデティールによる巧さを感じさせるので完全な男性向けというより女性向けとも言えるのでは。全体を通して情念を感じさせるのは陰毛に対する異様な拘り。女性のみならず男性まで此処まで描き込むエロ漫画は初めて読んだかもしれないぐらいの描き込みよう。
読了日:2月12日 著者:きい
はじらいブレイク (WANI MAGAZINE COMICS SPECIAL)はじらいブレイク (WANI MAGAZINE COMICS SPECIAL)感想
再読。読メで194登録という数字に驚いたが、鳴子ハナハル先生調べたら376登録という数字でその化け物さを痛感(2016年2月現在)年を取ったせいか初単行本のせいか久しぶりに読んだら女性の顔の描き分けに乏しさを感じるが、其れでも「ホームメイト」「ミルクの時間」は最高である。ホームメイトの花苗にはレズカップルとしてもう少し抵抗感は欲しい所だが、ちょろインとして折り合いをつけましたよ。
読了日:2月12日 著者:ホムンクルス
僕だけの夕闇 (メガストアコミックス)僕だけの夕闇 (メガストアコミックス)感想
前作より女性上位がかなり多め。好意的な女性というよりは好戦的、キツ目、ドS、童貞キラーな女性陣が大暴れするので綺麗なお姉さんにめちゃくちゃにされたい、罵声を受けたい、搾り取られたい、責め奪われたいという被征服感の願望を叶えてくれるのでそのような趣味嗜好な方には堪らない逸品。普段の態度や対応から行為中に紅潮したり、事後後の照れた表情を窺わせるギャップも抜かりなくあるのでそこも注目だ。あと、ギャグセンスがあるのでいずれ一般誌も行くだろうと思ったらアフタで作画していた。
読了日:2月13日 著者:井雲くす
偏愛ガールズ (メガストアコミックス)偏愛ガールズ (メガストアコミックス)感想
見たことのある絵柄と思ったら乃良紳二先生でした。Amazonのレビューでもあるが、消しのモザイクがヒドくて実用性は低い。乃良先生独特の潮吹き表現がモザイク仕様で完全に死んでいるのが残念でしかない。愚息もしょんぼり。
読了日:2月14日 著者:白野じん
Sweet Milk Parfait (TENMA COMICS LO) (TENMAコミックス)Sweet Milk Parfait (TENMA COMICS LO) (TENMAコミックス)感想
サークル名:アレクササンダー 内容はロリというよりペドで極め付けに3歳児が出てくる。細くて華奢で身体の薄さを感じさせ、かつ着ている服が子供服然としていて、尚且つ男性が変態チックな奴が多い所為でちょっとアレな感じ。でも、出て来る女の子はキュートで本当に可愛くてH。あと、口がふにゃふにゃした描写はみなすきぽぷり先生を思わすが、こういった表現を一つ取っても朝木貴行先生、井ノ本リカ子先生などに分化して現される表現の幅広さは改めて凄いと思う。
読了日:2月14日 著者:荒草まほん
私の友達がモテないのはどう考えてもお前らが悪い。 (ガンガンコミックスONLINE)私の友達がモテないのはどう考えてもお前らが悪い。 (ガンガンコミックスONLINE)感想
全く萌えない、ときめかないJC、汚ねぇ百合具合はある意味で貴重で凄いな。中学時代からもこっちの屑っぷりは変わらないのは本編と同じだが、この作品ではこみなんとかさんがクローズアップされており輝いていた。もこっちと近い境遇、性格、オタク同士なのだが、二人間に流れる絶妙に埋まらない微妙な距離感、溢れ出るロッテ愛、私服センスなど見所があるキャラクターになっていて魅力的なサブキャラとして仕上がってる。大人になると暴言や本音を気を遣わず吐ける友達はなかなか出来ない事に気付くよ。でも、もこっちはもう少し遠慮しろよなw
読了日:2月15日 著者:谷川ニコ
終電にはかえします (ひらり、コミックス)終電にはかえします (ひらり、コミックス)感想
表情、感情の機微が描けた良作揃いの百合絵巻だった。気になったのはBLを読みつつもこの作品も読んでいる層はどれくらい数いるのだろう。「甘々と稲妻」からの流れてきた読者数も合わせて気になる。
読了日:2月15日 著者:雨隠ギド
ちおちゃんの通学路 (3) (MFコミックス フラッパーシリーズ)ちおちゃんの通学路 (3) (MFコミックス フラッパーシリーズ)感想
成功したなぁ。鳴かず飛ばずな評価受けるよりはやっぱり嬉しい。今巻も安定なクオリティに面白く笑えて、出て来るキャラもメインからサブまでキャラが立っていて手堅い。このままいけばアニメ化も夢ではないのでは。然し、何度見ても腹立つ表紙だw
読了日:2月15日 著者:川崎直孝
セトウツミ 5 (少年チャンピオン・コミックス)セトウツミ 5 (少年チャンピオン・コミックス)感想
第33話が象徴的に二人を表している。両名の家庭環境に影を落とす陰鬱な重しをネタに笑ってとばせる友達と居場所があるという瀬戸と内海にはその当時、置かれた環境がどうあれ、良い青春してんじゃんと思う。今後、内海の複雑な家庭環境を切り込んでいくのか。
読了日:2月17日 著者:此元和津也
アノコトイイコト (TENMAコミックス)アノコトイイコト (TENMAコミックス)感想
とある一般誌のやつをちょぃと覗いてたらはかとなくエロ漫画家臭を感じ、探してみたらこの作品に行き着いたくらいなのでこの作家さんは知らなかった訳だが、これは良いエロ漫画。シュチュエーションやプレイの内容に対して野心的に幅を保たせつつ、どの話も被らないように果敢に攻める姿勢が素晴らしい。付き合っていく中で魅力的な女性キャラが徐々にエロい体に目覚めされていく進む性開発具合がより魅力的な淫欲さを携えた女性キャラとして引き締まってる。
読了日:2月17日 著者:獲る猫
メアリー・スーを殺して 幻夢コレクションメアリー・スーを殺して 幻夢コレクション感想
感慨深いものが残る読み応えであった。いちファンとして彼の作品は隈なく追ってきたが、彼は結婚をし、子も授かった。その状況の変化か、創作に対しての想いや作品を残すことへの意思、そして、綴られた言葉から滲み、浮かび上がる感情の機微の動きがよりとしてさざめきあい、揺さぶられた。息苦しい物悲しさに掬い残る清らかさも苦々しくも青々とした切なさは美しくてどこか寂しげ。あと、解説の安達寛高の他人のように語る語り口がどの作者も同一人物なせいか擽ったい気持ちになる。どの短編も甲乙つけ難いが「トランシーバー」が一番印象的である
読了日:2月20日 著者:乙一,中田永一,山白朝子,越前魔太郎,安達寛高
いいオークの日いいオークの日感想
11月9日は語呂合わせでいいオークの日なのだそうだ。この作品はそれを汲んだ物語。直ぐにヤられてしまう職業、種族にエルフが存在し、襲う側にオークが存在する。その原則をずらして出来たこの作品に登場するエルフは自らに襲われに行くスタイルで口を開けばエロいことしか言わないし、何かにつけて直ぐに脱ぐという淫欲に溺れまくった処女でありながらビッチという残念思考なエロフとしてオークを惑わすが、その度窘められる掛け合いが可笑しく面白い。もうちょい絵をブラッシュアップしてくれたら何処かの出版社が拾いそうだが…どうなんでしょ
読了日:2月20日 著者:コッパミジン
少女と裏路地【其ノ叄】少女と裏路地【其ノ叄】感想
卓越した絵によるエグさ。レイプ現場の尋常じゃない生々しい臨場感たるや
読了日:2月20日 著者:As109(新作见收藏)
山羊座の友人 (ジャンプコミックス)山羊座の友人 (ジャンプコミックス)
読了日:2月21日 著者:乙一,ミヨカワ将
カタミグッズ (KCデラックス Kiss)カタミグッズ (KCデラックス Kiss)
読了日:2月21日 著者:野村宗弘
みつどもえ 16 (少年チャンピオン・コミックス)みつどもえ 16 (少年チャンピオン・コミックス)感想
いやーかずみの小学生姿キツイっす。小学生勢も大概だが大人も大概だな。
読了日:2月21日 著者:桜井のりお
ギリシャ神話劇場 神々と人々の日々  2 (ヤングジャンプコミックス)ギリシャ神話劇場 神々と人々の日々 2 (ヤングジャンプコミックス)感想
性欲を持て余した神・エロスの空耳が好きです。本著を読んでギリシャ神話は一切学べませんが、エロスの並々なるぬギャル好きは学べます。
読了日:2月22日 著者:増田こうすけ
私は存在が空気私は存在が空気感想
帯の超能力者×恋物語とあるように超能力者を絡めた恋愛ものである。ドラえもんからの着想が多かったせいか中田版SF(少し不思議)な印象。超能力者は出て来るには出て来るが、その能力使っての暴れることはなく日常の中にひっそりと確かに存在する非日常が物語に、恋愛感情に及ぼし、絡め取られていく。どの短編も読み易く、結末も重く暗くもなく、温かみの残るものや淡い寂寥感に後ろ髪引かれるテイストであった。表題の「私の存在は空気」はまさかの展開には思わず、キマシタワー
読了日:2月23日 著者:中田永一
快楽ほりっく (メガストアコミックス)快楽ほりっく (メガストアコミックス)感想
エロいにはエロい。肉厚的な唇からのキスやねっとりしたディープキスは大層にエロいし、野生的なガツガツとお互いに貪るようにまぐわうのはエロいが、細かな所が気になる。エロ漫画特有の擬音があるのだが、偶に達筆で書かれた文字があって、これ、なんだ……うーーんあぁ、ばちゅッ、ズビッって書いてあるのかと…とか子宮がハートマークの形をしていたりとかである。あと、ランス01の話は原作付きで何とも言えんが、ファンタジーな世界観なのに電マが出て来るのはどうなんでしょうね。気にしなければ実用性高し。
読了日:2月24日 著者:夕霧
おはよう、いばら姫(1) (KC デザート)おはよう、いばら姫(1) (KC デザート)感想
帯に惹かれて。一筋縄では終わらない少女漫画。最初はコメディタッチの純愛を描いた少女漫画と思わせつつ、恋をした相手の秘密を巡って二転三転とするミステリアスな謎に先へ先へと引き込まれ、その秘密に絡まってくるホラー要素やシリアスな展開に変貌を遂げる物語の緩急の付け方や二人の抱える事情に関わってくる見え隠れする謎もまた気を誘う展開の広がりで息もつかせぬ構成は見事。今後、二人の恋愛感情や関係性の変化も含めて次巻も期待。
読了日:2月24日 著者:森野萌
蝉丸残日録(1) (モーニング KC)蝉丸残日録(1) (モーニング KC)感想
相変わらず面倒くさいキャラが多い。蝉丸の自意識が思い浮かべる理想の死に際と待ち受ける現実とその周りの受け止める反応の落差が進むにつれて薄まっていくのは致し方ないが、蝉丸が日常風景に溶け込んでいくのがシュールで笑う。あと、今作は女性キャラが多く、可愛くて輝いておる。
読了日:2月24日 著者:ツナミノユウ
少女終末旅行 3 (BUNCH COMICS)少女終末旅行 3 (BUNCH COMICS)感想
心地よい安寧が揺蕩う失われた文明後の終末旅行。何も無い、無くなってしまったからこそ想い募ったものを撫でる未知との遭遇や痕跡を辿ることで湧いて出て来る疑問、質問、生まれ出てくる真理の探求への旅路は機知に溢れていて相変わらず魅力的である。巻数を経て世界の奥行きが広がりを見せる中で酔い気分で月夜の光を浴びながらチト、ユーリが踊る姿は美しくも尊さ、愛おしさを覚えた。失われ、終わり後に存在し、残っているものは本当の意味での消滅か、創出なのかは、いずれ終わり、見つけるであろうその時まで追っていきたい。
読了日:2月25日 著者:つくみず
波よ聞いてくれ(2) (アフタヌーンKC)波よ聞いてくれ(2) (アフタヌーンKC)感想
前巻の各話タイトルより語尾を「ない」「たい」に統一し、文法的意味の否定と希望が入り交じる 女 おんな 女ごころの 怨み節が表される二巻。そうなってしまったのもこうなってしまったのも誰のせい?そう、光雄。まさかの仇敵・光雄が登場するのだが、果たして光雄は殺されるのか、生きて帰れるのか…それは読んでの楽しみということで。光雄が登場しても尚、何処に突き進んでいくのか分からない無軌道で無鉄砲なんだけど、軽妙洒脱な台詞回しやキャラ同士の立ち回りだけで物語に引っ張られていくグルーヴ感が最高。細かいネタも健在で痛快。
読了日:2月28日 著者:沙村広明
ッブラジャー!! (WANIMAGAZINE COMICS SPECIAL)ッブラジャー!! (WANIMAGAZINE COMICS SPECIAL)感想
ラブやんでも描いってあったが、ロリコンに立ち塞がる壁として「法」と「アグネス」があり、大々的に登場するのはこの作品ぐらいではないだろうか。「表現の自由」を取り締まる検閲官としてアグネスとエロ漫画家の闘争を描いた「アグネスファイト!」は途中で端折られていて不完全燃焼に終わらされているのが実に惜しく勿体無い。いずれ何然しらの補完望みたい。他の話もブッとんだシチュ、設定に行われる正直、抜きどころに困惑する怒涛のド変態な行為からオチを付けて着地させる手腕は流石と言える。いい意味で最高な馬鹿である。
読了日:2月29日 著者:ゴージャス宝田

読書メーター

2016年1月まとめ

2016年1月の読書メーター
読んだ本の数:34冊
読んだページ数:5173ページ
ナイス数:265ナイス

みすでぃれくしょん (WANIMAGAZINE COMICS SPECIAL)みすでぃれくしょん (WANIMAGAZINE COMICS SPECIAL)感想
2015年の大本命も大本命のひげなむち先生の3冊目は期待を裏切らない仕上がりだった。エロ漫画には「くやしい…でも…感じちゃう!」「絶対チンポなんかに負たりしない!→チンポには勝てなかったよ…」の原則が存在するが、これは女性が反抗心や葛藤などを抱えながらも悦楽に抗う術なくして快楽の坩堝に溺れ堕ちてしまう事を端的に表したものであるが、これを最大限にして効率的に活用し、最上級の効果が尽くされあげてているのがひげなむち先生の根底にある作家性ではないだろうか。
読了日:1月2日 著者:ひげなむち
ゴールデンカムイ 5 (ヤングジャンプコミックス)ゴールデンカムイ 5 (ヤングジャンプコミックス)感想
謎のホモ展開に爆笑。杉元の「おまえの煌めき忘れないぜ」の意味深な台詞には素でどっちの煌めきだよとツッコミをせざるを得なかった。ヒソカ並みに股間の光る辺見との攻防もつかの間に訪れる谷垣と二階堂の手汗握る熱い攻防にも思わず勃起!キャラ達は濃厚で個性的であるが、出し惜しみすることなく散っていく姿を描き切る潔い姿勢がよりキャラ達を際立たせている。シリアス展開で食傷気味にさせる事なくユーモラスを設けて洗い流す緩急の味付けは変わらず。あと、汁物が中心であったがここにきて料理のレパートリーを広げる采配は恙無い腕前だ。
読了日:1月2日 著者:野田サトル
臆病の穴 1 (少年チャンピオン・コミックス・タップ!)臆病の穴 1 (少年チャンピオン・コミックス・タップ!)感想
主に手塚治虫のタッチを田中圭一史群アル仙が並行して使われていることに漫画の懐の深さを感じる。基本というか大体が鬱蒼とし鬱々とした病的で狂気的な話が多いので読んでいてエネルギーが吸い取られ、酷く気が滅入る。その仄暗い底から産まれるものを愛おしいものと思えない人には読んでいて苦痛しかないだろう。あとがきを読む限り支える人に出会えた様なので今後もその繋がりを大切に今後の創作にも紡いで欲しい。しかし、どの年代にも負のエネルギーを抱えた人が一定数居てそれを変換装置として表現する培養は興味深い。
読了日:1月3日 著者:史群アル仙
うせもの宿 3 (フラワーコミックスアルファ)うせもの宿 3 (フラワーコミックスアルファ)感想
イイハナシダナー(AA略
読了日:1月3日 著者:穂積
宝石の国(5) (アフタヌーンKC)宝石の国(5) (アフタヌーンKC)感想
Ravel-arr.Grainger:La Vallée Des Cloches(1914)を聞き流しつつ。のそのそそわそわイチャイチャ。やったぜーー!構わん続けろ。
読了日:1月4日 著者:市川春子
制服少女の取扱い方 (TENMA COMICS 高)制服少女の取扱い方 (TENMA COMICS 高)感想
初単行本で絵柄に波はあるもののそれ程気にするほどの落差を感じないのは嬉しい。表紙から分かるように眼鏡っ娘率高し。物語は軽めから重めな内容な為に読んでいてどういうスタンスで読み進めれば良いか時折悩む。それ故に一番、自分の好みにフイットした絵柄の話が母親の病気のために身売りをするというヘビーな展開だったのはキツかった。もうスコッティをハンカチに持ち替えました。その他にも包帯女子の痛々しさが残る子や影のある子とか薄幸な少女も多く登場し、心情的にそこは実用性は目減りするかな。報われない子が好きな方にはオススメ
読了日:1月4日 著者:まきお
メガネの処方箋 (セラフィンコミックス)メガネの処方箋 (セラフィンコミックス)感想
右の方からきました。Holonです。好きな女性のタイプは清純無垢のようでいて内に抱えた大胆なエロさを持ち得たメガネっ娘が好きです。宜しくお願いします。あれですね、カレーでも毎日食っていたら流石に飽きるように飽きるね。違う味わい欲しくなってきちゃう。絵柄の好みもあるが嵌ってしまえば、メガネしか愛せない重篤なメガネスキーには家宝となる作品ではないですかね。まだ悩む方は安心して下さ…駄目だ、もう傷んでやがる。出て来る登場人物は漏れなく着用していて眼鏡外しません。
読了日:1月5日 著者:ばーるん
ばらかもん(11) (ガンガンコミックスONLINE)ばらかもん(11) (ガンガンコミックスONLINE)感想
変わりゆくものもあれば変わらないものもある。去る者居れば来る者も居る。島にゆったりと刻々と流れる時間を嚙み締め体感する移り変わる空気や半田と川藤のエピソードに見られるほっこりとはするが、胸にグッと込み上げるものがある話の構成が印象的な巻であった。やはり良いなこの空気。
読了日:1月5日 著者:ヨシノサツキ
良いコミックデザイン良いコミックデザイン感想
掲載されている漫画程よく読んでいた。しかしまぁークルミくんNO FUTUREと犬マユも載っているとは露ほども思わずにおったので驚いた。マイナーどころも押さえるところは抑えており、見識の深さと愛情が感じられる。そして、偏らず様々な漫画のレーベルから輩出し網羅している点も好感触。こういう装丁はビーム系が強い印象があるのでね。電子書籍版も色々と利便性があるが、技巧や趣向を凝らされた紙媒体としての漫画があることにはワクワクするし、遊び心ある漫画は触れては面白いし、また読む際の楽しむ要素の一部としてやっぱり胸が躍る
読了日:1月5日 著者:KT.
有害都市 下 (ヤングジャンプコミックス)有害都市 下 (ヤングジャンプコミックス)感想
正しさと見えない敵。子供に見せないように臭いものには蓋は言い換えれば子供を信じていない、それを守ってやれない親や社会的な弱さの露呈ではないだろうか。流石に全てを与えることは正しいとは思わないが、選択肢を狭めて奪うのは一つの世界を握り潰すということでこういう世界が広がっているはずが作為的に隠蔽する事で価値観の多様性を消失させるのと同義だと思う。そして、正しさが一般多数から一部の人の権力による健全化という大義名分を得た価値基準によってすげ替えらていく未来予想図は閉鎖的で排他的な悍ましい社会で吐き気を感じる。
読了日:1月6日 著者:筒井哲也
HOLY ROLLYHOLY ROLLY感想
同人誌の画集を始めて買ったが、装丁はまぁ同人誌だなぁという率直な感想で製本は期待していたレベルを超えてきたのでなかなかに嬉しい。これからどう経年劣化するかは分からないが2年経って其処までの紙質に遜色は見受けられない。内容は言うまでもない、ただただ満足である。読んでいて思ったが、この方のサイバーパンクな世界観を観てみたいし、描いて貰いたい。
読了日:1月11日 著者:70年式悠久機関
罪×10(4)(完) (ガンガンコミックスONLINE)罪×10(4)(完) (ガンガンコミックスONLINE)感想
最終巻らしく最終話のはちゃめちゃでめちゃくちゃな投げぱなしな勢いある終劇はある意味笑った。この軽妙なテンポのまま長く続けても作者さんも辛いし、読者も途中でダレ始めると思うで良いのでないでしょうか。そして、婦人警官さんの可愛いさが最高に盛り上がる巻でもあった。
読了日:1月11日 著者:山内泰延
ゴーストライター(1) (ヤンマガKCスペシャル)ゴーストライター(1) (ヤンマガKCスペシャル)感想
キャラクター性は文句無しというか成年漫画の「おこなの?」と言うていた子にほぼ近いキャラなのでなんとも。キャラ以外になると設定や舞台がありきたりな為に他で魅せないといけないが、キャラ達の動きだけでは物語を引っ張り切れずにいてつまらなくは無いが面白くもないという印象。あと、致命的に痛いのが引きの弱さ。引きが余りにも弱い故に次巻まで惹きつけられないままで終わるのはとても痛い。これはテコ入れしないとこのままでは非常に微妙なパティーンのやつで終わるやつなので頑張って欲しい。それと紙袋の人がきんどうに見えた(小並感)
読了日:1月11日 著者:御影夏
トミとチエリ (アクションコミックス)トミとチエリ (アクションコミックス)感想
開いて直ぐ米国の有名なアニメのオマージュだと分かります。軽く読めて最終的にはほっこりとした心持ちに浸れるので肩肘張らずかる〜〜い感じの漫画が読みたい気分の時にオススメ。ほんとうさくん先生は小学生と主婦好きですなぁ。
読了日:1月11日 著者:うさくん
マコちゃん絵日記(9) (FLOW COMICS)マコちゃん絵日記(9) (FLOW COMICS)感想
コミックLOは大変エロいので18歳未満の方はマコちゃんの最新話が読みたくても掲載誌を探さないで下さいや諦めて下さいの作者注意が通例だがな、それで良いのだろうか。どうしても読みたくても読めず本屋の前で泣いて、つらい思いをしてる少年が居るかもしれない。そんな時、大人なら何がしてやれるのか。それは『さーて』『マコちゃん読むかぁ』『よし』『もう読み終わったから』『捨てるか‼誰か拾うだろうきっと‼』と言いながらマコちゃんの部分だけ切り取って放り投げてやる。そういう気遣いの出来る人間でありたい、いや、なりましょう
読了日:1月12日 著者:うさくん
トクサツガガガ 5 (ビッグコミックス)トクサツガガガ 5 (ビッグコミックス)感想
詰まるところ好きなものを好きであると言える拭い捨てることの出来ない大切な想いの詰まった心根に帰結する。またはオタクの業の深さとも言える(笑)その業に踏ん反り返って威張り散らすのではなく、世間体や一般の認識が押し付ける価値観や差異を否定的に捉えずに目線を少し変えて見たり、学んだオタク趣味で自身を振り返ったりと好きだからこそ譲れないところも好きだからこそ葛藤してしまうところもあるが、杓子定規で測らずに特撮(好きなもの)を架け橋に新たな道筋に導く。その原点とも言える物語が次巻に…待ち遠しい。
読了日:1月13日 著者:丹羽庭
おばぁタイムス2おばぁタイムス2感想
沖縄本屋大賞おめでとう御座います。ノミネート作品に「ムシヌユン」が選出されていないのは気になったけど内容が内容なのでたぶん厳しいのでしょうね。1巻から間の空いた2巻となったせいなのか、3巻も同時販売という嬉しい悲鳴。登場人物は増えるているが、内容は変わらずゆったりした空気が流れており気軽に読める。そして、今巻はおじぃのおばぁに対する愛が溢れ出ていた。テレビCMのパロディネタも多いのでヒロ墓工事社と上間不動産のCMパロディを是非にやって欲しい。
読了日:1月13日 著者:大城さとし
おばぁタイムス3おばぁタイムス3
読了日:1月15日 著者:大城さとし
ハクメイとミコチ 4巻<ハクメイとミコチ> (ビームコミックス(ハルタ))ハクメイとミコチ 4巻<ハクメイとミコチ> (ビームコミックス(ハルタ))感想
たまにその世界に飛び込んでみたいと心底と思えるものが存在するが、この作品はほんとうに訪れたい食べたい触れてみたいと随所に散りばめられた魅力が詰まっていてむずむずと刺激される。食べ物が出て来れば、喉を鳴らし、思わず涎が零れ落ちそうな空腹感を誘う堪らなく美味しそうな食べ物たちで彩られ、賑やかな祭り事、愉快なからくり工作などには胸躍る。そして、その中で暮らす人達が生きとし生けるものとし一生懸命に生活しているのが狂おしいほど好き。それが、薄まらず浅くならずに巻数を重ねるごとに広がり深まっていく世界観が素晴らしい。
読了日:1月15日 著者:樫木祐人
岡崎に捧ぐ 2 (コミックス単行本)岡崎に捧ぐ 2 (コミックス単行本)感想
最近知ったんだが、出て来る杉ちゃんがナードコアテクノのDJやっていてビビる。この巻では出てこないゲームだが、ビーマニDDRからの影響があったのだろうか。85年は山本さほクジラックス、86年はサンカクヘッド諫山創、87年は宮崎夏次系などとエンタメ要素に割り振った作風と暗部を漂わせる作風がそれぞれの紙面で活躍しているのが面白い。いずれ更なる精査をしたい。その当時は子供で知る由もなかったけど振り返ると感じるノスタルジーな感覚がほぼ同世代としてグッとくる。岡崎と山本の2人にしか分かり得ない関係性もまた…。
読了日:1月16日 著者:山本さほ
(成)ガンギメJS撮影会: TENMA COMICS LO(成)ガンギメJS撮影会: TENMA COMICS LO感想
イチャラブ、和姦なんてクソ食らえ如くダークでハードコア系な凌辱女児もの。そして、男性の描き込みもクソ食らえ如く浅黒い似たような体格の男性しか出ない。まー反抗的な子や嫌がり、拒絶する子を催眠術、薬、おもちゃなどを駆使して幼気な少女たちを最終的には悦楽に溺れさせ、呂律も回らなく、蒸気した表情も覗かせしまう自ずからに懇願させる子にまでに聢と堕としまくる様はその変わりようの落差から征服感、背徳感、嗜虐性を最高に刺激する。彦馬ヒロユキ先生にはオイスター先生みたいにかっ飛び過ぎない様にこのままの按配で描き続けて欲しい
読了日:1月17日 著者:彦馬ヒロユキ
鉄風(7) (アフタヌーンKC)鉄風(7) (アフタヌーンKC)感想
二人ともいやらしいほどキラキラしちゃって。お膳立てはもう済んだ、決戦へ。
読了日:1月18日 著者:太田モアレ
鉄風(8)<完> (アフタヌーンKC)鉄風(8)<完> (アフタヌーンKC)感想
開いて初っ端の話タイトルがゲスの極み乙女ってタイトルで爆笑。才能がありあまることで他者の目や反応によって歪められていった夏央と努力の押し売りで格闘技に傾け続ける情熱の純粋さはヒロインだが、よく見りゃ薄情で他者を顧みない考えないゆず子の決戦は両成敗とはいかず、順当といえば順当な結末だった。物語全体としての畳み方は蟠りが残るので出来ればもう少しだけ読みたいが長期休載とかの問題を考えるとこの巻数ぐらいが丁度良いのかなぁ。取り敢えず、夏央は妹キャラとして萌えるか萌えないか朝まで徹底討論‼
読了日:1月18日 著者:太田モアレ
日々ロック BOOTLEG (ヤングジャンプコミックス)日々ロック BOOTLEG (ヤングジャンプコミックス)感想
若者の青臭いロックも良いがおっさんの泥臭いロックも熱く込み上げてくる。象徴さん…。
読了日:1月18日 著者:榎屋克優
恋は雨上がりのように 3 (ビッグコミックス)恋は雨上がりのように 3 (ビッグコミックス)感想
マンガワンで公開する事になったみたいなのでマンガワンにて読了。最後の店長の突き放すような言動には怒りが込み上げてくるが、実際問題として純粋無垢に一直線なまでに向けられる好意の眩さは齢を重ねて錆び付いた心身にはどうしょうもないだろうなぁ。それ以上に店長の抱える闇をあきらが照らし続けられるのか、店長は年の差や世間体を飛び越えられるのかとこの恋の行く末は読んでいて心臓に悪い。どちらに転ぶにせよ、前に進めるような結末を迎えることを祈る。あと、ジェラシーをみせるあきらがほんと可愛いんですわ。
読了日:1月18日 著者:眉月じゅん
恋は雨上がりのように 4 (ビッグ コミックス)恋は雨上がりのように 4 (ビッグ コミックス)感想
公開分の32話まで読了。あきらのJKらしからぬ華香る昭和レトロチックなエロチシズムは何だろうなと思ったが、上村一夫の描く女性を思い起こさせるからかも知れない。4巻でやっと友達としての関係性になるという超スローペース(笑)でも、性急に仲が進展してもそれはそれで違うと思うの。この距離感はもどかしくもあるが慎ましくていじらくて、そこがとても好い。店長の過去や破れた夢、あきらの挫折や若さ故の青さが混ざり合って重なり合ってほどけていく甘酸っぱさがいいんだわなぁ。尼の内容紹介の空前の【恋雨】ブーム降り止まず!って…。
読了日:1月19日 著者:眉月じゅん
しんそつ七不思議 1 (ヤングジャンプコミックス)しんそつ七不思議 1 (ヤングジャンプコミックス)感想
ぼたん先輩に叱られたい。兎に角だ、ぼたん先輩にダメ出しされたい。その後優しく諭されたい。
読了日:1月22日 著者:かふん
痴情の女 (メガストアコミックスシリーズ No. 211)痴情の女 (メガストアコミックスシリーズ No. 211)感想
サークル名:むうんるうらあ 年齢層高め。陥落していく女性の切実な情欲を描くねっちりとしたいやらしさが素晴らしい。欲情をひた隠しにしてた筈が、抑え込んでいてた筈の欲望が曝け出され、剥がされていく。それも年端も行かない子に。そんな子に手篭めにされる屈辱、羞恥に入り混じる快楽。威勢が弱々しい虚勢に変わり、溢れ漏れる吐息、溺れ堕ち肉欲に染まっていき、求め、縋る。そんな乱れ行く女性が艶かしくもエロエロ。それとエピローグが軽い官能小説。あとは、女性のアンダーヘアは殆どもさもさに生えているので嫌いな方には向かないだろう
読了日:1月22日 著者:月野定規
ハミでるキモチ (WANIMAGAZINE COMICS SPECIAL)ハミでるキモチ (WANIMAGAZINE COMICS SPECIAL)感想
サークル名:何かのあたま おねショタものの「教えて‼ねーちゃん!」目当てと言っても過言ではない。最近、結構な作品におねショタものが組み込まれていて嬉しい限り。その続きとなる物語があって驚いたが、意味深い〆括りに作者的にシリーズものにしたいのだろうか。女の子は基本的むちむちでむっちり感があって汁気が高く、作者のフェチなのか描き込まれた八の字眉毛が印象的な子が多かった。故に顔のバリエーションの幅がちょっと少なくもあった。絵柄は終始安定いるのだが、最後の話だけがドウモウ先生みたいな画風でなんで?ってなった。
読了日:1月24日 著者:ぴかお
海街diary 7 あの日の青空 (flowers コミックス)海街diary 7 あの日の青空 (flowers コミックス)感想
人の人生なんて選択の連続でその中での取捨選択に対して「ああしてれば、こうしてれば」の自責の念に駆られることや後悔を抱くことは生きてれば必ず訪れる。その後悔や岐路に対してどう向き合い、どう汲み入れ、どのようにして立ち向かってゆくかによってその人の生き死には形成されていくが、この漫画には噛み締められたほろ苦い苦しみも悩みもある分、思いやる想いや寄り添う優しい眼差しがしんしんと沁み渡っていく。時は流れ、季節も移ろい、四姉妹の恋路も移ろいでいく。ただただみんなの幸せを祈るばかりです。
読了日:1月25日 著者:吉田秋生
カタワレノワレワレ (IKKI COMIX)カタワレノワレワレ (IKKI COMIX)感想
よくもだましてくれたアアアア‼だましてくれたな‼ノッツよおおぉぉぉ‼23歳Dカップ女子大生ではないじゃないか。最近、素顔の写真が挙がってきたが、確認したら彫りの深い好青年って感じじゃないか。でも、23歳Dカップ女子大生は漫画を描く上での仮初めなカタワレな存在だったかも知れない。なら許すよ、許す。ただし師走の翁、テメーダメだ。一応、作品の感想を…食材を持ち寄り、溜まり場で男女みんなでひとつの鍋をつつき合いながらもモラトリアムな日々を過ごし、思ひ出に浸れるようなそんな学生時代を過ごしたいだけの人生だった
読了日:1月26日 著者:ノッツ
女子小学生はじめました P! 3 (ジェッツコミックス)女子小学生はじめました P! 3 (ジェッツコミックス)感想
シリアス展開がシリアスになっていない件。帯の20万部目前とあり、思えば雨蘭の「無邪気の楽園」も100万部突破してるし、どうなってるんでしょうね、この国。白泉社も転生ものとして無邪気の楽園とネタとしては被っている部分があるのにGOを出すなんてどうなってるんでしょうね、パンツだけに。某漫画家での感想・レビューで烈火の如く拒絶反応が示されているのを見受けられるが、ロリ魂はロリ魂でもどちら側に立っているのか。ロリになりたいのか、ロリコンでありたいのか。その心理機構に迫っているのかも知れない、この作品は(適当
読了日:1月27日 著者:牛乳のみお
フルチャージ!! 家電ちゃん 1 (ジャンプコミックス)フルチャージ!! 家電ちゃん 1 (ジャンプコミックス)感想
山田秀樹名義ではなくこんちき名義での掲載となる作品。恙無く巧くて面白い。古き良きドタバタギャグコメディの体裁を思い起こさせられる。主人公の元に送られてきた汎用型家電と言い張る少しドジどころか、かなりのドジを起こすも健気に奮闘するロボット・アイの愛しさを感じさせるポンコツ加減さやそれによって巻き起こるハプニングに笑いつつも時折まぜらるその日常風景にほんわかしたり、たまに入るお色気にドキッとさせられたりと話、話に色々な趣向が凝らされており、最後まで飽きずに楽しめる安心安定な漫画であった。
読了日:1月29日 著者:こんちき
ワイルド ファンシー ダイナマイト!(1) (講談社コミックス月刊マガジン)ワイルド ファンシー ダイナマイト!(1) (講談社コミックス月刊マガジン)感想
想像していたより何マン倍もバカで下らない漫画だった。でも、pixivで挙げてる作品の方が面白い。あと、ちょぼらうにょぽみ以上に名前が覚えられないので検索する時にめんどくさいのなんの、正確に覚えられる自信ないですわ。で、2巻の予告は無かったが出ないのかな?
読了日:1月31日 著者:フムアルヌクファムップアッファ

読書メーター

2015年まとめ


2015年の読書メーター
読んだ本の数:439冊
読んだページ数:63612ページ
ナイス数:2526ナイス

空が灰色だから 3 (少年チャンピオン・コミックス)空が灰色だから 3 (少年チャンピオン・コミックス)感想
人にはそれぞれ他者とを推し量るものさしを持っていて、それを当てがって自分を認識するが阿部氏の作品は「個」がない人物の描写が圧倒的に多いのかなと感じた。端的に書くとアイデンティティの崩壊、喪失を起こした人物とそれを取り巻く他者、社会との関わりの差異から生まれる軋轢から派生する軋みなり、歪みなりが噴出する感情やら情景が苦々しくも苦しく読者を包み込むが、何も特別なものではなく思春期に経験したもののはずだが、より先が息苦しい印象を受ける。私達に答えがなく、答えなどがない故に選べる道があり、何も持ち得ていないから
読了日:1月1日 著者:阿部共実
新世紀エヴァンゲリオン (2) (カドカワコミックス・エース)新世紀エヴァンゲリオン (2) (カドカワコミックス・エース)感想
使徒、襲来したわけでしてね。去年はアニメ鑑賞をしたインパクトを繋ぎ止めながらマンガ版をさらさらと読んだけど、今年は新劇に向けてじっくりと噛み締めて読もうと考えていたので再読。「家族」かぁ…BBA結婚してくれと言っても調べたらミサトさんと年齢が同じだった。もう、こういうときどういう顔をすればいいかわからない。同年代かぁー変な巡り合わせだな。一巻で変化、不適当とあったけど、主要の登場人物にパーソナリティ障害とも呼べる者を置き、幾千の物語で描かれてきた変化(成長)、葛藤はその先の先に惹かれ、興味深い作品だった。
読了日:1月3日 著者:貞本義行
青い花 5巻 (F×COMICS)青い花 5巻 (F×COMICS)感想
淡いけど濃い。淡い恋心に募る恋慕の想い。軽やかに繊細なタッチで描かれながらも描かれる切れ味鋭く鮮やかな瑞々しいまでさが物語に、紙面に揺蕩う様はひきずり込まれる。演劇祭の張り詰めた緊張感漂う場、空気を支配する息遣いと息を飲むその内容に重なる心情。そして何よりも前巻からのふみの告白からのあーちゃんの答えが気にして止まないかったが、とりあえず関係性は壊れなれなかったけど意識し始めるあーちゃんに此方もつられてどきまぎしてしまう。「きもちわるい」「そっちにいけない」の一文に漂わす切なさがまた沁みる。
読了日:1月3日 著者:志村貴子
富獄百景(1)富獄百景(1)感想
国会図書館が所蔵している古書をデジタルで電子書籍で読める時代が来たけれど変な感触。彼方を立てれば此方が立たずな利便性の恩恵を大いに受けるが神秘性が薄まるような。3Dプリンターで神棚を製作するような何とやら。魂の籠った念みたいなものみたいなって言ったら切りがないがそういうのが薄まっていくのかなぁー未来は。
読了日:1月6日 著者:葛飾北斎
ぼくが愛するロック名盤240 (講談社+α文庫)ぼくが愛するロック名盤240 (講談社+α文庫)感想
執筆者がピーター・バラカンなので信頼して購入。まぁ満足。これ電子版で読んでんだけど、こういう書評本なり商品を紹介している本はリンクなり貼り付けてAmazonの商品ページや購入ページに飛べるようにしたらいいんじゃないですか。この本書ならAmazonMusicのサンプル音源が聞けるようにしたらより楽しく活用出来るツールとして可能性が広がると思うんですげどどうんなんでしょう?あ、でも「買ってはいけない」シリーズ読んでいてその商品ページや購入ページに飛ぶってなったらそれはそれでシニカルな笑みがこぼれる。
読了日:1月7日 著者:ピーター・バラカン
サイコスタッフ (まんがタイムKRコミックス)サイコスタッフ (まんがタイムKRコミックス)感想
絶版から。才能や能力を持つ登場人物を描いた漫画なんて腐るほどあるけどこの著者がもつ斜に構えたというか俯瞰したものの見方というか、どこか他とは違う演出や構築の仕方はテンプレやマンネリに成りかねない設定、構成を巧く組みた立て直して組み立て上げるセンスがあるなと短編でも感じられた。パンチラがすごいなと思ったらそんな壮大なテーマが(笑)コンパクトでありながら読み応えはある良作でした。この作品を読んで面白いと感じたのなら「惑星のさみだれ」の一読をオススメしますよ。10巻ですが長く感じることなく読めると思います。
読了日:1月7日 著者:水上悟志
ジョジョの奇妙な冒険 第1部 カラー版【期間限定無料】 1 (ジャンプコミックスDIGITAL)ジョジョの奇妙な冒険 第1部 カラー版【期間限定無料】 1 (ジャンプコミックスDIGITAL)感想
始めて読んだが滲み出る唯一無二な独創的な圧がやはり凄いな。元ネタになるネタやパロネタになっているものを見られたので満足だが、ディオが石仮面を被った時の声はあれなのか?「ラブラブエイリアン」で気になっているんだが調べても出てこんかったし…多分あれで良いやろ。あと、意外とジャンプの名作と名高い作品をちゃんと読んでいないと気づく。スラダンもドラゴンボールも最後まで読んでないなー
読了日:1月7日 著者:荒木飛呂彦
ジョジョの奇妙な冒険 第2部 カラー版【期間限定無料】 1 (ジャンプコミックスDIGITAL)ジョジョの奇妙な冒険 第2部 カラー版【期間限定無料】 1 (ジャンプコミックスDIGITAL)感想
やはり圧が凄い。画面を制するこの世界観の圧が圧巻。最初は何やこれってなっていたがのみ込ませるパワーの求心力の高さたるや。平伏です。
読了日:1月7日 著者:荒木飛呂彦
土曜ランチ!(1) (バンブーコミックス 4コマセレクション)土曜ランチ!(1) (バンブーコミックス 4コマセレクション)感想
Kindle版無料本。包丁は使わず、火は少々と…包丁を使わずに料理出来るのかと思ったが代用品を使うことで難なくクリア。でも、これ逆にめんどくさいんじゃと感じられずにはいられないが、出来上がる料理の数々はレトルト、○○の素、冷凍物、あり合わせのものに一工夫、ひと手間加えたものが多くて実践して食べてみたいと思わせる魅力のある料理漫画であった。あと、みんなでワイワイしながら作り、食べるから美味しく感じられるのだろうなと思うし、これは重要な要素だと感じた。コンビニのおにぎりをお茶漬けにするやつは試したい。
読了日:1月8日 著者:イシデ電
BRUTUS (ブルータス) 2014年 12/1号 [雑誌]BRUTUS (ブルータス) 2014年 12/1号 [雑誌]
読了日:1月8日 著者:
揉み払い師 1 (少年サンデーコミックス)揉み払い師 1 (少年サンデーコミックス)感想
ジャンプの読み切りの流れから知る。文字通り乳揉んだり、摘まんだりするだけの漫画だった。土壌が悪い。エロ漫画家かエロ漫画で描かれた方がこの設定は存分に活きると思う。次作が多分尻相撲だったかな?だが、著者はおっぱい星人なのか尻フェチなのかかが気がそそられるとこ。
読了日:1月9日 著者:空詠大智
濃縮メロンコリニスタ (マイクロマガジン☆コミックス)濃縮メロンコリニスタ (マイクロマガジン☆コミックス)感想
これ、あれだわ、ネットでちびちびと読むからいいわけであって、単行本まるまる一冊をドバーッと読むと何が面白くて、どこが可笑しいのかが分からなくなってしまう。今日笑ったネタが明日には笑えなくなっていそうだし、今日笑えなかったものが、明日には爆笑してそうな感じがして読む時は用法用量を守って読みますわ。
読了日:1月9日 著者:ニャロメロン
僕らはみんな河合荘  6巻 (ヤングキング・コミックス)僕らはみんな河合荘 6巻 (ヤングキング・コミックス)感想
さやかの素顔はバッチリ見ているのに先輩の様変わり表情を見ていない宇佐が不憫を通り越して残念でしかない6巻。ここに来て油という名の当て馬キャラが登場するが、いい感じに揺れ動いてます。揺らいでいます。先輩が。これがですね、ついにきたかと感じで今後の展開を期待してニヤニヤしてしまうのはしょうがない。これ、しょうがないですね。二人の仲、これまでの経緯を鑑みても当て馬キャラは飾りでしかないが先の展開に期待が膨らむばかり。あと、最後らへんで登場した麻弓の顔が完全に何かに取り憑かれているので除霊に行きましょう。
読了日:1月9日 著者:宮原るり
スーパーエレガント (電撃コミックス EX 156-1)スーパーエレガント (電撃コミックス EX 156-1)感想
あ…ありのまま今起こった事を書くぜ!おれはこの表紙の漫画を読んでいると思ったがいつのまにか終わっていた。な…何を言ってるのかわからねーと思うがおれも何を読んでいるのかわからなかった…最後まで表紙のマスコットみたいな奴が一ミリも触れることもなく出ることもなく終わったがこいつなに?それを含めて絵柄も変則的に変わり、4コマという概念も無く、シュールとカテゴライズすれば聞こえが良いが全体的に雑で粗くセンスが尖り過ぎで、ほのかにあらびき団の空気を感じさせる漫画であった。もう、これアナーキーメディアワークスじゃん。
読了日:1月10日 著者:大川ぶくぶ
かのこちゃんとマドレーヌ夫人 (ちくまプリマー新書)かのこちゃんとマドレーヌ夫人 (ちくまプリマー新書)感想
あぁなんて儚いのかな。出会いも別れも生も死もあぁ儚きものかな。侘しさも寂しさも愛おしきものとして糧となりて大切に大切なものとして…ただ大切なものとして一切合財過ぎてゆく。過ぎ去りしき子供時代の情景に想いを寄せ、刎頚の友との別れに涙を浮かべ、長年連れ添った夫婦との別れに熱いものがこみ上げ、別れの哀しみに歯痒さを覚え、出会えた事への喜びを噛み締め、あぁ儚いからこそ尊く愛おしく美しく響くのだなと想う小説であった。万城目氏こういう小説も書くんやね。
読了日:1月12日 著者:万城目学
すみれファンファーレ 4 (IKKI COMIX)すみれファンファーレ 4 (IKKI COMIX)感想
出て来る登場人物が基本的に良い人で優しい世界なんだけど…子供にも子供なりの悩みや辛さがあって胸を締め付けるシーンや台詞がほんとに胸をぎゅっとするんだけど…やっぱり心洗われて心が温かくなる揺り返しがね、何かね、もう、こう何ていうかな、もう、こうグッときて年齢のせいかな、思わず号泣しそうになる。今巻から新キャラの転校生・ソンチェフが出るんですけど(これまた味のあるキャラ)その交流の中で主人公の菫が発する「24時間全部は悲しくなかったぁー…」に居ても立っても居られない気持ちであぁこの子は…となり、咽び泣きそうに
読了日:1月14日 著者:松島直子
すみれファンファーレ 5 (IKKI COMIX)すみれファンファーレ 5 (IKKI COMIX)感想
これ、あかん。あかんわ。泣かないように泣かないようにと我慢していたけど無理でした。最後のみんなとのお別れのシーンには此方も貰い泣き。嫌みたらしくなく泣かしてやろうという魂胆も責務も感じることなく、子供達が各々に想うソンチェフを想う純真な心、募った想いにはもうダメなんです。涙腺がやられっぱなしで堰き止められなかった。また花言葉がにくいな。そして、拡げて見えた表紙にまたほろっときそうになってヤバかった。ほんといい作品だ。もっと読まれてもいい作品だ。泣かすだけじゃない。ハラショー
読了日:1月14日 著者:松島直子
どぶがわ (A.L.C.DX)どぶがわ (A.L.C.DX)感想
読メで知る。世界一長い小説で「非現実の王国で」というのがあり、著者のヘンリー・ダーガーは誰にも見せることなく人との交流もせずに黙々と物語を書き綴り続けてきた彼の人生には果たして幸せと呼べるものであったのだろうか?と感じてはいたが、この作品に触れて人の幸せを他人が押し当てて測れるものではないなと理解した。おばあさんが夢想を巡らせる煌びやかな世界と現実世界とのコントラストに虚しさを覚えるよりは現実世界の些細でささやかではあるが、そこに存在する慎ましくも掬いあげた彩豊かな情景には心を揺り動かされた。良いな。
読了日:1月15日 著者:池辺葵
GROUNDLESS(1)-隻眼の狙撃兵- (アクションコミックス)GROUNDLESS(1)-隻眼の狙撃兵- (アクションコミックス)感想
読メで知る。表紙とは違うえらい癖のある絵柄にミリタリー漫画として付いて行けるものなのかと心配したが、それを覆い隠す細やかな武器に対する知識や組み立てられた戦略におぉとなり、争いに至るまでの経過やその為の発出した漂う空気感もまた練られていて、考察のある道筋がリアリティのあるものとしてこの舞台に惹きつけられる。そして、統率された軍ではなく自警団ということで今後緊迫した展開の戦闘が続くと思うがこれが見ものだな。ひりついた中で戦わなければならい劣悪な状況下に行われる戦場好きーー
読了日:1月15日 著者:影待蛍太
ハクメイとミコチ 3巻 (ビームコミックス(ハルタ))ハクメイとミコチ 3巻 (ビームコミックス(ハルタ))感想
セールで安くなる可能性があったかもしれないが…あえてね購入しましたよ。嘘です。我慢出来ると思ったが欲求を抑えられなかったです。ついポチッとしたが後悔はしてない。もう書くまでもないが面白いんすわ。息づく文化、息づく人々をこうも瑞々しく描けるものなのかと。小人、動物、昆虫、小物、風景に至るまで確固した筆致で微に入り細に入りに描かれた生活をただ眺めるだけでも面白く楽しく読み進められ、情緒あふれるシーンに感慨に浸れて、今巻も何よりも腹が減る(笑)夜中に読むもんじゃないね、読んでる途中お腹空いてしょうがなかったよー
読了日:1月16日 著者:樫木祐人
今日のあすかショー 1 (BIG SPIRITS COMICS SPECIAL)今日のあすかショー 1 (BIG SPIRITS COMICS SPECIAL)感想
「女子かう生」のAmazonのレビューでこの作品を引き合いに出され、批判されてたので読んでみる。批評は個人の自由なので良いんですが、あの光景思い出す。「かぐや姫の物語」を観に行った時に前に子供が居て少々騒がしいなとは思ったが、よく笑い、大きく泣いている姿見た時にどの観客よりもこの作品と向き合えているなと。ジブリだから、高畑監督だから、ではなくそこにある物語としてまっしろなままに堪能していることに羨ましくも自身に無くなっていることに悲しみを覚えましたよ。おい、感想書いていないぞ、あすかが可愛かった(小並感)
読了日:1月16日 著者:モリタイシ
さくらの園 1 (少年チャンピオン・コミックス・タップ!)さくらの園 1 (少年チャンピオン・コミックス・タップ!)感想
ふみふみこ飛ばしてはくれてんのねぇ。メーター振り切れんばかりの飛ばし具合が清々しいくて良い。初っ端にうら若き乙女にちんこを連呼させ、百合展開に走ったと思ったら男の娘も登場させるし、キャラの描き方も様々な形態を多用し、目まぐるしくも変化させてくらくらとする魅惑さをもって魅了する様も、背景も謎めいた世界にファンシーだけど毒々しさがある堪らない世界観が蠱惑的でまた目眩が…。
読了日:1月16日 著者:ふみふみこ
日常6巻オリジナルアニメDVD付き限定版 (角川コミックス・エース)日常6巻オリジナルアニメDVD付き限定版 (角川コミックス・エース)感想
BOX持っているけど限定版という響きにテンション上がって購入してしまった。つい観ちゃうんですよね、アニメ。他のアニメや他の作品に触れる時間を回せば新たな楽しみが発見出来るかもしれないし、増えるかもしれないけど…つい観ちゃうんですよね。観る度にどんどん好きになる自分が居て、やっぱりついつい観ちゃう。ほんとこの作品はいいものなのです。
読了日:1月17日 著者:あらゐけいいち
孤立死 あなたは大丈夫ですか?孤立死 あなたは大丈夫ですか?感想
ハッカ経由アスキーの記事で知る。人類最大にして最強の敵"めんどくさい"に勝てる大人にならなければとまた再確認。痛い話である。早く真人間になりたい!個人からその社会の背景に至り、そして、大家への警鐘とリスク対策まで漫画を交えサクッと読めながら将来について想うものが残る著書であった。孤立死の発端は個人、コミュニティに留まらず、労働環境が強く起因しているのではと感じた。一番の身近にある社会との接点であるからよりそう思う。
読了日:1月17日 著者:吉田太一
ミッドナイト・ウォークミッドナイト・ウォーク感想
日々ロックとは違う毛色の「夜半」「サラリーマンの死」は狂気や暗さが光っていてその異様な空気に呑み込まれた。あとは、著者の根底に流れるものなんだろうか、虐げられる弱者。反体制。反骨精神。抑圧からの解放。自由を求めて抗い、闘う。どんなに無謀でも、どんなにも野暮ったくダサくてもぶっ壊す。彷徨い歩いて今日も何かを探すんだね。生きているか死んでいるか分からない日々にお別れを告げる為に。この精神性ロックロール‼︎クソッタレの世界にファッキン「心探偵」は「僕の右手」を聴きながら読んでみたら作詞とシンクロしてヤバかった。
読了日:1月19日 著者:榎屋克優
あの娘にキスと白百合を 1 (MFコミックス アライブシリーズ)あの娘にキスと白百合を 1 (MFコミックス アライブシリーズ)感想
うわあああああぁぁぁぁニヤニヤが止まらない、止りやしないよ。意識したくないけど意識してしまう瞬間、変わらないはずのなかったものが変わり始める瞬間、認めたくないけど認めざる負えない気持ちを知った瞬間、瞬間瞬間を切り取った揺り動かしが堪らなく女の子たちをキラキラさせている。あと、距離が徐々に縮まっていき、発露する華やいだ表情、はにかむ表情もまた堪らなくいいなー。いいなー。いやはや、これはいいものを見せて頂きました。ありがとう。
読了日:1月19日 著者:缶乃
アイアムアヒーロー 16 (ビッグコミックス)アイアムアヒーロー 16 (ビッグコミックス)
読了日:1月20日 著者:花沢健吾
ダンジョン飯 1巻 (ビームコミックス)ダンジョン飯 1巻 (ビームコミックス)感想
ご飯が無ければ魔物を食べればいいじゃない。はい、ということでダンジョン飯の始まりです(笑)著者の才覚が遺憾なく嫌味なく惜しみなく腕を振るった妙味をたんといただきましたが、この著者の現実味からおよそかけ離れたものを現実のものとして考察し、成り立たせて、定着させた世界観は唸るのもそうだが何よりもそれがいちいち面白い。モンスターの薀蓄、モンスターを活かした料理方法にレシピと仕上がる料理には目から鱗。あと、ダンジョンに潜るパーティも個性豊かでその中で不憫な目になりながらもツッコミを入れるマルシルが愛おしい可愛いさ
読了日:1月20日 著者:九井諒子
寒くなると肩を寄せて (ビームコミックス)寒くなると肩を寄せて (ビームコミックス)感想
絵柄に対しては別段艶ぽっさは感じられないけど、髪をかき上げて見せるうなじとか耳とかが艶ぽっく見える不思議。フェチとコケティッシュが詰め合わせられた短編集であった。あと、この著者の四コマ漫画だけを集めた漫画を読んでみたい。
読了日:1月22日 著者:鈴木健也
岸虎次郎作品集 冗談だよ、バカだな岸虎次郎作品集 冗談だよ、バカだな感想
ちんちんがキュンキュンする漫画。まぁ、初読みの漫画家さんなんでなんとも言えないが、この方百合ものを描いている作家だと思っていたが、どうやら違うみたいだ。どうにも「いけないこと」を好んで描いているみたいだ。秘め事や大ぴらに言えないものを耽美的に官能的に誘うエロさが、なまじ絵が整っている為により一層と読者の性癖を刺激するか新た性癖に目覚めさせそうだ。
読了日:1月22日 著者:岸虎次郎
健康すぎるっ!! (ワコーコミックス)健康すぎるっ!! (ワコーコミックス)感想
電子書籍配信のみみたいだ。内容はこの著者の漫画を読んできた中では評価の低い方に入る。掲載した年数にもたせた幅にかなりの開きがある為に初期にいくほど絵柄は拙く感じ、また持ち味のギャクセンスとテンポがまだ突き抜けていなくてどうしても低い評価にならざる負えない。感じたことは目の変遷が見て取るように分かり、成長したことが窺われるのでファンなら購入すればいいと思うよ。
読了日:1月23日 著者:川崎直孝,ワコーコミックス,若生出版
おなぺこあくま (WANI MAGAZINE COMICS SPECIAL)おなぺこあくま (WANI MAGAZINE COMICS SPECIAL)感想
むーん、初期にかけての拙さは目を瞑るとしてもガツンとくるものがなかった。でも、相変わらず後期にかけてより巧くなるトロ顏は至高を通り越して国宝なんですけど。私の幕府では。出来としては好きな作家さんだけに残念な部分も残してはいるが、次作または茜新社から出る本の具合によってはこの界隈の筆頭とともなれるんじゃないかとも思える漫画家さんなので先を楽しみに待ってます。あと、黒本君も待ってます。
読了日:1月23日 著者:かにゃぴぃ
WORKING! ! (13)完 (ヤングガンガンコミックス)WORKING! ! (13)完 (ヤングガンガンコミックス)感想
大団円‼︎お疲れ様でした。素晴らしいニヤニヤをありがとう。そして、おめでとう。もう言うことはない。感無量です。
読了日:1月25日 著者:高津カリノ
新堂エルの文化人類学 (MUJIN COMICS)新堂エルの文化人類学 (MUJIN COMICS)感想
しゅごい…どこを切り取っても普通のH描写がない。ぶっ飛びまくったその内容に思わず手が止まり、常識や倫理について考えるが考えるだけ無駄であった。恋情だの純愛だのそんなのクソくらえが如く快楽を享受し、貪り溺れ喰らう女性の悦に入った痴態や相変わらずの弛緩しきったアヘ顏を晒す貞操観念は何処へやらのだらしない良い牝豚を描きますね。そして、何よりも大昔、葛飾北斎が描いていたタコ責めを時を経てアメリカから流れて着いた日本で日系アメリカ人がタコ責めを描いていることにロマンを感じる。エロは越えるね。素晴らしいエロマンガ
読了日:1月25日 著者:新堂エル
Helvetica Standard 絵 (角川コミックス・エース)Helvetica Standard 絵 (角川コミックス・エース)感想
四コマはシュールが枚挙を押してやってきた‼︎ものが多かったが、山ガ〜ルの一枚絵の天狗が世界一有名なネズミに見えてケラケラ笑う。アメリカ社会とも思った。絵の方は眺めていて安心する。ほんわかもする。ずっっっっと眺めていられるこの安堵感が堪らないし、びっしりと描き込んだ絵もまた眺めていられるこのえも言われぬ独自性のある世界観は一生浸っていきたい所存で御座いまする。
読了日:1月26日 著者:あらゐけいいち
行け!稲中卓球部(7) (ヤンマガKCスペシャル)行け!稲中卓球部(7) (ヤンマガKCスペシャル)感想
ラーメン屋にて。懐い。サンタ狩りが入っているのはこれかなと思ったらBINNGO‼︎これでした。中高生の時分に読んでいたけど、まだこれ超えるギャグ漫画に出会っていない。腹の底から腹抱えて笑い転げた作品であった。OKオラーイお前達の為に私のホットナンバー置いていくぜ。LOLIPO - Rensha Session 1 Set (R.I.P.Xmas) by LOLIPO http://soundcloud.com/lolipo/lolipo-rensha-session-1-set-ripxmas
読了日:1月27日 著者:古谷実
あの娘にキスと白百合を 2 (MFコミックス アライブシリーズ)あの娘にキスと白百合を 2 (MFコミックス アライブシリーズ)感想
やばい。読んでいて私の何かが決壊し、居ても立っても居られない。今巻は別れにフォーカスを合わせた話がメインの為に切なそうな表情であったり、苦悶する表情であったり、涙を浮かべる表情であったりと心情的な辛い場面が多いのだが、それが堪らなく堪らなく良いのである。別れが訪れる瞬間の狭間で動く心の揺らぎ、鬩ぎ合い、別れ際に顕い見せる気持ちが惚れ惚れするほど良い。そして、氷解した先にあるキラキラした笑顔が素晴らしく、照れた顔も慈しみ深く、また素晴らしい。
読了日:1月27日 著者:缶乃
【Amazon.co.jp限定】あの娘にキスと白百合を1-2巻セット 描き下ろしイラストカード付き【Amazon.co.jp限定】あの娘にキスと白百合を1-2巻セット 描き下ろしイラストカード付き
読了日:1月27日 著者:缶乃
ヒャッハーだよ♪ ふなっしー (てんとう虫コミックススペシャル)ヒャッハーだよ♪ ふなっしー (てんとう虫コミックススペシャル)感想
勢いwwwそして傷む速度も凄い速かったなwww内容のノリがハピツリみたいで気になっていたんだけど…最初はふなっしーの勢いそのままにキレキレであったが、段々とふなっしー縛りのために作品に対しての幅が狭まっていきあんまり笑えず。でも、小学生向けの作品なので期待するのも野暮か。小学生は同じ事でもずっとケラケラ笑えるからな。
読了日:1月29日 著者:まえだくん
宵待ちブルー―羽柴麻央選集 (マーガレットコミックス)宵待ちブルー―羽柴麻央選集 (マーガレットコミックス)感想
病気や死について触れた話は、そら泣くように出来ているけど…ただそれだけではないそれを越えてくるそれらは心を揺さぶり、撃ち破り、胸を打つそのものらは何者にも替え難いものがありますなぁ。恋愛ものでは「マブタノウラ」のもどかしいんだけど大切にしたいが故の思うように動けなくなってしまう不器用さを持った2人の関係性と固定電話という小道具のじれったさがすごく合っていて良い演出だった。
読了日:1月29日 著者:羽柴麻央
オトメの帝国 01 (ヤングジャンプコミックス BJ)オトメの帝国 01 (ヤングジャンプコミックス BJ)感想
鼻血が止まらん。ええ、ヤバかった。エロかった。シュチュエーションのエロティックが堪らな過ぎ。胸の小ささを気にする貧乳娘と関西弁の巨乳の娘の何気ないじゃれ合うから芽生える関係性がツボ。他人に弄られているの見て嫉妬を覚える貧乳娘のその実直な態度に徐々に絆され、意識し合う関係になる様にはキュンキュンするわ、エロいわで素晴らしい。あと、この人の描くボテッと厚めの唇が堪らなくそそるし、やはりエロい。あーもう、あーもう、堪らないな。
読了日:1月29日 著者:岸虎次郎
今日のあすかショー 2 (BIG SPIRITS COMICS SPECIAL)今日のあすかショー 2 (BIG SPIRITS COMICS SPECIAL)感想
あすかの可愛さで見れるし、読める。作品を追っていける。キャラだけの可愛さで読み込ませるのは簡単のようで難しい。可愛さだけなのか?可愛いさしかないのか?だけかもしれない、しかないかもしれないが…反発や否定的な意見をする邪念を払い覆いねじ伏せる力のある作品は総じて面白いなと感じる。2巻も健やかにかわいらしさを振りまくあすかが最高でした。あと、唐突に現れる藤森に吹く。あんなもん吹いてしまうわww
読了日:1月30日 著者:モリタイシ
+チック姉さん(8) (ヤングガンガンコミックス)+チック姉さん(8) (ヤングガンガンコミックス)感想
ギャグ漫画として笑えるか笑えないか以前に著者のモチベーションがあるのかないのかと思わずには居られない体を表した8巻でした。編集部の意向か著者の意向なのかどちらにせよ好きな作品だっただけに残念。国木のキャラ頼りばっかりで他がカスカスした漫画になってきている。ここまで来たら付き合いはするけど…残念だ。
読了日:2月4日 著者:栗井茶
今日のあすかショー 3 (BIG SPIRITS COMICS SPECIAL)今日のあすかショー 3 (BIG SPIRITS COMICS SPECIAL)感想
ええ子やなー。ズレてはいるがいい娘。この巻からパンチラというよりはモロパンの度合いが強くて男性諸氏が常夜灯に吸い寄せられる虫が如くだった。その一人に私も居るんですけどね。その中でもボクっ娘の後輩との絡みは眼福しかなかった。ありがとうございます。でも、そのお陰で親に内容を読まれた時恥ずかしかったとあとがきにあったが、大丈夫やで、クジラックス先生はもっとあれな目に遭っているから大丈夫やで。
読了日:2月6日 著者:モリタイシ
スニーキーレッド (Feelコミックス オンブルー)スニーキーレッド (Feelコミックス オンブルー)感想
顔面を殴るシーンは痛そうだったので顔はやめときな、ボディーにしなと感じるまでの描写でしたので、これはSMという分類ではなく、ただの暴力なのでDVではないかと思わなくもなかったが、愛情表現が出来ないそれでしか表現する事しか出来ない不器用さを持つ釧路とそれに相対するミサキも矛盾を抱えながらもお互い共に徐々に気付き、築き上げていき、解け合う関係性にまでに昇華した仲には惹かれるものがありました。
読了日:2月6日 著者:たなと
アニウッド大通り 1: アニメ監督一家物語アニウッド大通り 1: アニメ監督一家物語感想
読メで知る。個人出版で電子コミックか、道理で情報が上がってこないのか。この作品が何処に向かってるのかがまだこの段階ではなんとも言い難いので何を想い浮かべて書いて良いのか…それと私の世代的にもズレていて、この業界について精通してる訳でもないのでまた書くのが難しい。でも、雰囲気から感じ取れるあの時あの時代であの瞬間を過ごした人達の琴線に触れ、刺激するのではないのかな。
読了日:2月8日 著者:記伊孝
おしえて!  ギャル子ちゃん 1 (MFコミックス)おしえて! ギャル子ちゃん 1 (MFコミックス)感想
かぁーーー守ってやりてぇーーーーーギャル子の水着になって何にも守ってやれないペラペラの布切れだけど乳首だけは守ってやりてー副乳の持ち主ならその余りの無力さに嘆き、打ちのめされながらも守ってやりてーーチチガなら優しく包み込んでやりたい、そう、そういう水着になりたい(マジで何言ってんだこいつ)
読了日:2月10日 著者:鈴木健也
ゴールデンカムイ 1 (ヤングジャンプコミックス)ゴールデンカムイ 1 (ヤングジャンプコミックス)感想
滅鱈矢鱈に見掛けるのでネットで試し読みしたらまんまとやられましたね。アシリパさんの天真爛漫の容赦のなさとそのご尊顔にアイヌ食と対峙した杉元の言い知れぬ哀切溢れる顔に。けれども、ちゃんと完成して出て来る料理は美味そう。で、単行本で読んだらそれは本筋ではなくて、本筋は陰謀蠢く埋蔵金を巡り入り乱れる争奪戦であり、その心沸き立つかましかたにはシビれましたね。でも、この漫画が大成した作品になるかはバランスが大事だと思う。どちらを選び取っても主軸となり得る面白味があるから余分にそう思うし、見守っていきたいと思う。
読了日:2月10日 著者:野田サトル
穴、文字、血液などが現れる漫画 (リターンフェスティバル)穴、文字、血液などが現れる漫画 (リターンフェスティバル)感想
マン。ガひでぇ
読了日:2月13日 著者:駕籠真太郎
絶対☆霊域 (8) (ガンガンコミックスJOKER)絶対☆霊域 (8) (ガンガンコミックスJOKER)感想
「ロリの為なら水の中火の中幼稚園の中」「目の保養には保・育(保育、幼稚園)」「もう嗅ぎつけてくるとは…」「これから嗅ぐのさ」←コレ。この流れに凝縮された笑いのエッセンスと変態汁の四コマに私のスカウターがぶっ壊れた。
読了日:2月13日 著者:吉辺あくろ
絶対☆霊域(9) 完 (ガンガンコミックスJOKER)絶対☆霊域(9) 完 (ガンガンコミックスJOKER)感想
シリアスになりきらずにハッピーエンドとして収める辺りに好感の持てる完結でした。思えばそこまで爆笑はしないが…たまに切れ味抜群のネタが挟み込まれていたので心を離さない四コマ漫画としていられました。いい手腕でした。お疲れ様でした。楽しかったです。
読了日:2月13日 著者:吉辺あくろ
Aサイズ (セラフィンコミックス)Aサイズ (セラフィンコミックス)感想
ぼくねー岡田コウせんせいが好きで好きで、すきでしょがないのぉーおいしゃさんにいちにち3かいまでぬいていいっていわれているんだけどねーぼくいつっも7かいぬいちゃうのそしたらねーおいしゃさんがねーあしたはぬいちゃだめっていうのーでもぼくねーがまんできないからまたぬいちゃうのーそしたらおいしゃさんがねーあしたはぬいちゃだめって………………テクノブレイク‼︎‼︎‼︎‼︎Goodday Goobbye GoodLife
読了日:2月14日 著者:岡田コウ
乙嫁語り 7巻 (ビームコミックス(ハルタ))乙嫁語り 7巻 (ビームコミックス(ハルタ))感想
めいいっぱいのおっぱいいっぱいに夢いっぱいの胸いっぱいでお腹いっぱいの巻でした。やりたかったのかやっちゃったのかとうとうやってくれましたね森薫。今巻は刺繍や小物の微に入り細に入りの描写(氏曰く絵柄も少し変えたとか)はなく女性の裸体が所狭しと見せるは魅せるでおっぱいのことで頭がいっぱいになってしまって何を感想に書いていいやら。取り敢えず姉妹妻という百合薫る普段とは違った雰囲気には俺得でした。あと、スミスの結婚云々の所でタラスの姿が頭をかすめてしまい彼女の幸せは今後訪れていくのでしょうか……
読了日:2月15日 著者:森薫
ピコピコ少年SUPERピコピコ少年SUPER感想
ネガティヴな人にも面白くない奴と面白い奴が居るが…著者は圧倒的に後者な人間である事が良く分かる。負の経験を、負の感情を、物語に昇華し、読者に投げ打つそれらの物事には思わず唸ってしまう。巧いな〜本当に巧い。今に始まったことではないのだよな。そうだよな。著者のエッセイや自伝臭強い作品に訪れては苛む理不尽な「俺クオリティー」な出来事は押切蓮介こと神崎良太をもがき苦しめはするが、強くもする。何よりも無我夢中に前進しようとする姿には胸を熱くするものがある。
読了日:2月17日 著者:押切蓮介
さよならガールフレンド (フィールコミックス FCswing)さよならガールフレンド (フィールコミックス FCswing)感想
朝日で知る。読んで第一に感じたことはドライであること。乾いた目線、冷静に見詰める女性との対比に男性のどうしょうもない間抜けさ、無意識さがより際立たせた目線から生まれる其れは達観か?諦観か?それとも傍観か?だが、目線はドライであろうとも心に沈み淀み滞留するドロドロモヤモヤした振り切れずにいる傷や残渣残る想いの心境がズシリと響く。その為に読後は重く伸し掛かるがどこか軽やかな後味で悪くはなかった。これはたぶんおまけの1コマが起因もしていると思うが…全体的に良い読後感。
読了日:2月20日 著者:高野雀
その娘、武蔵(1) (KCx)その娘、武蔵(1) (KCx)感想
ぽんぽんと物事が決まっていくのは少しご都合主義かな〜とは思いはしたもののそれを帳消しにする訴えかけ、吸い寄せらるエネルギーがすごい。主人公をとってもサブキャラにとってしてもこの地を踏みしめ、生きているって感じが素敵。スポーツ漫画らしい熱さも内包して居るのも良いが、それだけではない留まらない癖がある独自性が今後の展開をワクワクさせる。あと、文字に対する表現的技法が冴え渡っていてこれまたスポーツ漫画にはないこの人らしさが目を惹きつける。文字のフォントの使い分け、配置、文字のデザイン性による演出ほんと面白いです
読了日:2月22日 著者:田中相
世界名作ファンタジー (13) 青い鳥世界名作ファンタジー (13) 青い鳥感想
マジかよねこ最低だな。
読了日:2月23日 著者:平田昭吾
父とヒゲゴリラと私 (1) (バンブーコミックス 4コマセレクション)父とヒゲゴリラと私 (1) (バンブーコミックス 4コマセレクション)感想
Kindle無料版。やっぱりいいなぁ〜切なさと愛しさが綯い交ぜに迫るストーリーテリングが巧みに此方の心を解きほぐし、やんわりとだがずしんと残る読み心地いい。沁み込む。
読了日:2月23日 著者:小池定路
けんおう!総集編けんおう!総集編感想
あずにゃんにゃん…
読了日:2月24日 著者:お嬢の浴室
マンガ家さんとアシスタントさんと2(ツー) (ヤングガンガンコミックス)マンガ家さんとアシスタントさんと2(ツー) (ヤングガンガンコミックス)感想
あーまたしょうも懲りなくパンツの話ばっか描いているのか…よし、ならば読もう。さらけ出してなんぼ。でも、愛徒そろそろぶん殴っても良いかな?殴っても許されると思うの。あ、でもマゾか…じゃあ、構わんよだな(迫真)
読了日:2月24日 著者:ヒロユキ
富士山さんは思春期(4) (アクションコミックス)富士山さんは思春期(4) (アクションコミックス)感想
あゝまただ…またしてもだ。己の矮小さを思い知らされる。可哀想な自分を客観的に見てるよな……僕は………何をしてたんだ………今まで何をやっていたんだ………拒絶が怖くて不安が怖くて見捨てられるのが怖くて避けることで自分を正当化してただけじゃないか。うっ…うらやましかったのか…?いや…そーだけど…そーじゃないさびしかったんだ…いろんな理屈並べて強がって…本当は全然こらえられてなかったんだよ……すごくさびしかったんだ…こんな青春を送りたかった。こんな青春を過ごしたかった。こんな…こんな…青春を感じたかったん……だ…
読了日:2月24日 著者:オジロマコト
富士山さんは思春期(5) (アクションコミックス)富士山さんは思春期(5) (アクションコミックス)感想
長髪姿の富士山さんの可愛さが天井知らずだった(小並感)
読了日:2月24日 著者:オジロマコト
あれよ星屑 1 (ビームコミックス)あれよ星屑 1 (ビームコミックス)感想
戦後日本で復興に向け息ずく人達の逞しさが却って落とす影の深淵さがより呑み込まれる。
読了日:2月24日 著者:山田参助
あれよ星屑 2 (ビームコミックス)あれよ星屑 2 (ビームコミックス)感想
お国の為お国の為……死ぬ為に生きて生きる為に殺し殺され死ねずに殺されずに生きて帰ってきて考えることは嫌なことばかり…はてさてどうしたものか。なんのため?誰のため?行き着く先は理想も糞もない。理屈は分かるが感情は理解出来ないものよ。勝てば官軍負ければ賊軍。
読了日:2月24日 著者:山田参助
ゴールデンカムイ 2 (ヤングジャンプコミックス)ゴールデンカムイ 2 (ヤングジャンプコミックス)感想
顔芸やめぃ。もう腹痛いわー。もう完全にアシリパさんに心臓射抜かれたわー。一応、ヒロインなんだよね、この方。表情の表現が豊か過ぎて顔芸レベルで笑いが止まらない。同じグルメ漫画で括ると「ダンジョン飯」のマルシルも表情豊かで可愛いかったけど、アシリパも負けてない可愛いさだけど…たまにしてはいけない顔しているww金塊を巡るシリアス展開とアイヌ食がマッチした緩急が素晴らしくて良い。でも、グルメの部分が次第に増えてきた印象だが面白いので気にならない。それから舞台が北海道なので鍋物が中心だが他の調理方法は無いのかな?
読了日:2月25日 著者:野田サトル
QUEENS GAME (メガストアコミックス)QUEENS GAME (メガストアコミックス)感想
わかってますよ、わかってますけど…あとがきのようなことは無いですよね。嘘ですよねチラッ本当にあるんですかねチラッもしそうであるならチラッ何でもします!雇って下さい‼︎お願いします‼︎お願いします‼︎やだーこの感想童貞臭い。君は馬鹿だなぁ、考えてみてくれたまえそんなこと現実的に常識的にある訳無いじ

2015年12月まとめ

2015年12月の読書メーター
読んだ本の数:25冊
読んだページ数:63612ページ
ナイス数:2526ナイス

日常(10)<日常> (角川コミックス・エース)日常(10)<日常> (角川コミックス・エース)感想
素晴らしき日々をありがとう。続くであろうと信じて願わなかった日常が終わる時、それはかけがえのない日々の名残り。原点回帰に戻り、殊更にカオスでシュールな幕引きであった。
読了日:12月30日 著者:あらゐけいいち
南極点のピアピア動画南極点のピアピア動画感想
Listen to Livetune - Tell Your World (Nor Remix) by Nor https://soundcloud.com/nor_sc/livetune-tell-your-world-nor-remix
読了日:12月30日 著者:野尻抱介
日常(10) 特装版 (カドカワコミックス・エース)日常(10) 特装版 (カドカワコミックス・エース)
読了日:12月17日 著者:あらゐけいいち
百足 1 (少年チャンピオン・コミックス)百足 1 (少年チャンピオン・コミックス)感想
読メで知る。痛快明晰。100人対1人との戦い。ただ恩人で好い人の救出の為に。100人相手に圧倒的、圧巻的に千切っては投げ、千切っては投げとする主人公の豪胆な強さに討ち取られていく密度の濃い敵・百足のスピーディーかつ止まりなき戦いの爽快感が堪らなく気持ちがいい。そして、合間に差し込まれるヒロインのお泉が振りまくぽわぽわした可愛さで緩急が出来上がっているのも好感触。このままのテンポ、濃度で完結にまで駆け抜けてしまえば大作になるのではないだろうか。
読了日:12月17日 著者:フクイタクミ
からかい上手の高木さん 3 (ゲッサン少年サンデーコミックススペシャル)からかい上手の高木さん 3 (ゲッサン少年サンデーコミックススペシャル)感想
こんな青春過ごしたかったこんな青春過ごしたかったこんな青春過ごしたかったこんな青春時代を過ごしたかったこんなこんなこんな……あぁ、せめて、一握りでもこんな甘酸っぱい青春時代を過ごしたかった…過ごしたかった過ごし…もうやだぁ…また劣情を抱かされた。もう嫌!イヤイヤイヤ他人と比べるのは嫌なのになんで私の隣に高木さんは居ないの私の青春はどうして私はこんな青春の一握も送れなかったのよ 怒り 羨望 否定 焦燥 穴 煩悶 空虚 反動形成 投影同一化 自己愛性 回避性 寂寞 接触 怯懦 喪失感 渇望 疎外 シ 憤死
読了日:12月16日 著者:死にたくなるしょうもない日々が死にたくなるくらいしょうもなくて死ぬほど死にたくない日々(2)(少年チャンピオン・コミックス・タップ!)感想
いやはやここまで来てしまうと寧ろ気持ち悪さを感じるな。紛うことなき天才と思えた。此処まで才覚を見せしめ、変貌を遂げ続ける漫画家も珍しい。然し何処に向かうのだろうなぁ、阿部共実。そして、如何にして辿り着くのか。また其処には何があり、どういう形が残るのか。デフォルメの効いたポップなキャラ造形も描け、高野文子を感じさせる蚊の視点(蚊瞰)の表現技法から持ち得る言語センスで詩的に散りばめれた台詞、独白に彩られた内面世界を情緒的、感傷的に映し出す描写が言葉でも言い尽くせない絵ですら語り尽くせない境地にまで昇華されてる
読了日:12月13日 著者:阿部共実
ダ・ヴィンチ 2016年1月号ダ・ヴィンチ 2016年1月号
読了日:12月13日 著者:
進撃の巨人(18)限定版 (講談社キャラクターズA)進撃の巨人(18)限定版 (講談社キャラクターズA)
読了日:12月13日 著者:諌山創
ポプテピピック (バンブーコミックス WINセレクション)ポプテピピック (バンブーコミックス WINセレクション)感想
POPOUTEPIPICK-THEME聞きながら。みんな〜ポプテピピックはっじまっるよ〜!わあいポプテピピック あかりポプテピピック大好き この漫画のなにが面白いって装丁を小石川ふにが手掛けてることでしょう。いい仕事してますねぇ〜手の凹凸が気持ち悪いほど表れています。内容に触れるとポプテピピックの半分はコピペで出来ています。そして、他は竹書房に対す怨念と恥知らずなパロネタ、風刺ネタ、趣味丸出しの訳がわからないよなシュールネタのとびきりのクソ4コマなんでこんなの読んでないでミッソンインパッセボーゥを読もう!
読了日:12月12日 著者:山本崇一朗
乙嫁語り 8巻<乙嫁語り> (ビームコミックス(ハルタ))乙嫁語り 8巻<乙嫁語り> (ビームコミックス(ハルタ))感想
来ました、待ってましたという訳で表紙からわかるようにパリア編に突入。根は優しくも率直なのだが、お転婆で感情表現を表に現すのが不器用で語弊を生みやすい為に周囲と自身の女性らしさを比べて気苦労を抱えたりとしながも不得意であった刺繍をチクチクと編むパリアの乙女チックさ!そして、前回描けなかった分、刺繍の描写には気合が入っていますね(笑)パリアの性格上、歯痒さやまどろっこさも覚えるが、辛いことも想う人が居ることで出来る。そして、前に進める喜びがぎゅぎゅっと伝わる。手間の掛かる子ほど本当に可愛くて去る時はいと悲しき
読了日:12月15日 著者:森薫
木曜日のフルット(5)(少年チャンピオン・コミックス)木曜日のフルット(5)(少年チャンピオン・コミックス)感想
ホラーテイストが多いものの何気ない日常の平行線上にあるって感じ。故に肩肘張らずに読めるというのは石黒正数では新鮮に思える。
読了日:12月15日 著者:石黒正数
大川ぶくぶ
こんな軆でいいのなら (キャノプリCOMICS)こんな軆でいいのなら (キャノプリCOMICS)感想
君は知っているか!九井諒子の「現代神話」「はたらけ、ケンタウロス」が持て囃されていた時、私の中でZトン(SHIS)のケンタウロスの薄い本も密かにきていた事に!そして、最近馬姦しようと68歳の米国人が逮捕されたことに!人間の飽くなき性欲!今後そのパトスを、経験をお馬さんではなく、紙の上にぶつけて欲しいと願う。閑話休題。今は前程では無いものの人外ものが流行っていたが、御多分に洩れずその時流に乗って来た本著だが、人外、亜人に対する直向きな情熱と綿密に練られた考察、設定のデティールから伝わる愛情が本当に素晴らしい
読了日:12月11日 著者:Zトン
宵山万華鏡宵山万華鏡感想
「きつねのはなし」のうすら寒さを覚えるホラーチックティストの宵山様を巡る闇の部分と著者お得意の無駄なことに全力を、無駄のことにも情熱を、これこそ青春と言わずとして何という滾る阿呆どもが練り歩くティストの明の部分が妙味一体となって宵山を舞台に展開する物語は宵山万華鏡の名の通りにコロコロとその様を変え、惑わし、ふっと気付いたらどっぷりとその幻想的リアリズムに誘われ浸かっていた。祭りの喧騒に胸躍る高揚感と終わり後のうら寂しい寂寥感残る読み心地、読後感であった。6年も積んでいたのか(愕然)
読了日:12月10日 著者:森見登美彦
誘爆発作(5) (シリウスKC)誘爆発作(5) (シリウスKC)感想
「オロナインない?」「それちょっとオロナインでは追いつかないんじないかしら…」「いや悪い悪い ちなみに俺はスラッガータイプで年56本打つけど どう?」「年棒いっさい払えないけど来てくれるなら…」
読了日:12月10日 著者:岡村星
誘爆発作(4) (シリウスKC)誘爆発作(4) (シリウスKC)感想
「何 その巨乳………モビルスーツ?」 相撲に熱い視線を送る女岡村星、ポスト内館牧子
読了日:12月10日 著者:岡村星
JCマニュアル (TENMA COMICS LO)JCマニュアル (TENMA COMICS LO)感想
関係性で生じる背徳感溢れる事の成り行きは薄味なものの出て来る女の子たちは基本的に明朗で無邪気な為に作品全体としてライトな仕上がりで読んでいて嫌な思いはせずに心地よく読み進められる。無知ゆえの純情さに輪を掛けて従順ながらも好奇心旺盛に積極的に行為に傾け、そして次第に心身とともに解れ、快楽に身を預けていき、とろっとろっに溶かした表情を浮かべる少女の様は非常にエロくて可愛い。「夏色苺飴」で浴衣姿で描かれた女の子が顕著だったが、うなじのラインの描き方が妙に艶めかしくて素晴らしい。ほつれた髪の余り具合がとても好い。
読了日:12月10日 著者:雪雨こん
ギャグマンガ日和GB 1 増田こうすけ劇場 (ジャンプコミックス)ギャグマンガ日和GB 1 増田こうすけ劇場 (ジャンプコミックス)感想
チャンピオンのギャグ漫画に多い印象の装い新たにリスタートさせる手法ではあるが、集めている方からしたら統一感が無くなるのであんまり芳しくは思わないが、内容的には特段の変更はないのでいいかなっと思った。話の突飛さやキャラクター性よりはワンフレーズで大いに笑った感じかなぁ。「おし黙って」「ママのおっぱい」「兵隊の足音がきこえるんだ」がお気に入り。特におし黙っての天丼と物語の調和にオチが幾分良かったので「フィアンセは夢追い人」が一番。あと、捲って背に載ってるクマ吉君の乳首の自己主張の強さ。
読了日:12月9日 著者:増田こうすけ
モデルグラフィックス 2016年 01 月号 [雑誌]モデルグラフィックス 2016年 01 月号 [雑誌]感想
模型誌ガルパン特集らしく読んだけど模型キットが意外と充実していて驚いた。作例は私にもうそのような趣味は無いので参考にはならないが出来上がっていく過程は面白く読ませて貰えた。
読了日:12月9日 著者:
アイアムアヒーロー 18 (ビッグコミックス)アイアムアヒーロー 18 (ビッグコミックス)
読了日:12月9日 著者:花沢健吾
ヤンデレ大全 (INFOREST MOOK Animeted Angels MANIA)ヤンデレ大全 (INFOREST MOOK Animeted Angels MANIA)感想
ヤンデレに殺されたい。撲殺 刺殺 絞殺 殴殺 斬殺 扼殺 ありとあらゆる手法をもってして殺されたい。全身隈無く受ける鈍痛を骨身に沁みいて、幾度となく行き交い突き刺さる刃に鮮血を吐き出し噴き出し直走る激痛に襲われ、苦痛に歪み悶え苦しみの末に。体温奪われ冷たくなっていく中で君の体温の温かみを感じながら死んでいきたい。遠退く意識、死にゆく安らぎの中君だけを見詰めて死んでいきたい。夢心地の中やがて訪れる約束された安息の微睡みに死んでいきたい。狂おしいほどの愛で狂おしいほど狂ってしまった寵愛を一身に受け殺されたい。
読了日:12月6日 著者:
放課後Initiation (メガストアコミックス)放課後Initiation (メガストアコミックス)感想
成年コミック通算100冊。私的には待ちに待った著者の初単行本。初単行本ではあるが同人でならしている為に絵柄は波なく確立されたデジタル線画にはない鉛筆線画の温かみが残る柔らかいタッチで描かれた肉質感のあるボディラインの女性が艶かしい。そして、物語の構成もレベルが高い水準で構築されており、内容はソフトなものはほぼ無しに等しくてハードで重めな話が多いが、気にならなければ献身愛、歪愛、略奪愛、狂愛と様々な形が読める読み応えのある作品である。毎回読んでも「蟷螂の巣」のEDの旦那に向けられる千尋の冷めた表情に毎回笑う
読了日:12月5日 著者:荒井啓
れずちゅ〜らいふ〜いけない。女の子同士なのに・・・〜 (GL★オトメチカ)れずちゅ〜らいふ〜いけない。女の子同士なのに・・・〜 (GL★オトメチカ)感想
百合ではなくレズもん。途中からか描き慣れてきたようで絵柄の向上と違和感なく読み進められるようになるが、やはり最初の稚拙が目立つ。あと、キャラクターをもう少し深めてくれたら嬉しかった。でも、後半の方を読むと感じがいいので今後の作品をチェックしていきたいと思う。最近は同人誌から再編して電子化の出版やTwitterなどのネット公開から書籍化または複合的な出版の仕方が増えてきて色んな形態の出版形態が出来つつあるな。
読了日:12月5日 著者:左カゲトラ
地獄変地獄変感想
表現者としての業か人としての業か。何方がよりとして優るか。何処までも残忍に残酷になれるか。良秀と大殿様により遺された屏風絵「地獄変」その過程から炙り出される狂気の狭間に見える人から外れた人の形をした畜生。私の場合は大殿様の方がより狂った人と思える。まだ良秀の方が芸術家の矜持や作品に傾ける崇高さを感じさせるが、大殿様の私利私欲を満たす為に起こす行動の方が恐ろしさを臭わせる。いやはや人の浅ましさよ。怖い怖い。
読了日:12月5日 著者:芥川竜之介
君の膵臓をたべたい君の膵臓をたべたい感想
周期が巡ってきたかセカチューを思い起こさせる作品であった。アウトサイダーで観察者で傍観者のスキゾイド気質を持った斜に構えた青年が彼女とある出会い方をすることで知り、選択する図らずもな「他者との共感」。彼女との過ごす日々を滑らかにそれでいて軽やかな読み易い文体で伝えてくる主人公の感情の起伏による心情の変化と共に成長する鮮やかな収束は湿っぽい哀しみだけが覆い尽くすのではない後味の清涼感をもって去っていく様子は桜良を見送るには相応しい終わりと言える。あと一つ、帯は大仰に飾るものではない。それだけに作品が泣くぞ
読了日:12月5日 著者:住野よる
よつばと! (13) (電撃コミックス)よつばと! (13) (電撃コミックス)感想
ジャンボだけがいない巻。そして、ランボルギーニみうら分も不足してきた巻ではあったが、それを補い余るキャラの濃いばーちゃんの登場となる前巻から間が空いた13巻はその刊行ペースの遅延と絵柄の変遷に批判がよく挙げられるが、それだけによつばと!に傾けられた待ち望んで止まない熱い想いが感じられる。今巻は何よりもばーちゃんとよつばとの交流が見所だった。よつばの成長してずる賢さを身に付けるが子供らしいボロも出る幼さにそれを凛々しく諭したり、剽軽に受け流したり、またしっかりと受け止め教える愛情深い交流に思わずほろり。
読了日:12月2日 著者:あずまきよひこ
COMIC LO (コミックエルオー) 2016年 01月号 [雑誌]COMIC LO (コミックエルオー) 2016年 01月号 [雑誌]感想
マコちゃん絵日記100回おめでとう。クジラックス先生は791日振りに帰還。お務めご苦労様でした。
読了日:12月1日 著者:

2015年11月まとめ

2015年11月の読書メーター
読んだ本の数:30冊
読んだページ数:3758ページ
ナイス数:159ナイス

マレ・サカチのたったひとつの贈物マレ・サカチのたったひとつの贈物感想
量子病を患った女性の数奇な人生と出会いの数々を書いた物語。人との出会いを書き、触れ合いを語り、物語を通して伝えるのは前作同様なストレートなテーマでしたね。資本経済の崩壊、暗澹たる社会情勢が立ち籠める中で人が何を求め、何処へ向かって行くのかという潮流が目まぐるしく変わって行く中で断片的に、刹那的に堆積したエピソードと蓄積された人との交流から導き出された稀の答えは混じり気のない嘘のつけない解は痛快そのものでした。
読了日:11月1日 著者:王城夕紀
リューシカ・リューシカ(10)(完) (ガンガンコミックスONLINE)リューシカ・リューシカ(10)(完) (ガンガンコミックスONLINE)感想
しまった、1〜3巻購入してない。いずれ追って。4巻が余りにも完璧だったから購読し始めたけどリューシカついに完結となりましたが、この最終巻は何処の本屋探しても見つからず通販を利用したけど安倍氏は何かやらかしたのか、出版社が絡む陰謀説まで邪推したけど何はともあれリューシカは龍鹿となり旅立っていった。寂しくなるがお疲れ様でした。あと、Special thanksに最後なんだから奥様だけじゃなく子供の名前をクレジットしても良かったのではなかろうか。
読了日:11月1日 著者:安倍吉俊
止まりだしたら走らない止まりだしたら走らない感想
漫画家でtwitterではユニークな着想と小粋なつぶやきをするダ・ヴィンチ・恐山とこれまた漫画家で独自なるつぶやきをするerror403が挿画を担当した小説だが、何気ない日常の風景が主としてあるのだが、どこかしら風変わりな人達の群像劇から絡まって捉えられていく何ともない風景は驚きと発見がありつつ、共感が駆け抜けたり、含み笑いを浮かべてしまったりする。奇抜さや派手さは無いものの控えめな余韻が心地好く寄せては引いく味わいがとても好い。群像劇を縫うよう織り込まれた先輩との高尾山への旅先の掛け合いも面白味がある。
読了日:11月3日 著者:品田遊
エロい娘って思われちゃうかな♡ (富士美コミックス)エロい娘って思われちゃうかな♡ (富士美コミックス)感想
レミングがアオカビのコンタミからペニシリンを偶然発見したように電気マッサージ機もまた素敵な偶然から見出された発見の産物ではないだろうか。電マに限らず大人のおもちゃが出てくる頻度が高く、それとおしりに対する著者のこだわりを感じさせるのだが著者のツボなのだろうか。話の箸運びに背徳行為、背徳感情を人物に乗せながら展開に繋げていく流れが滑らかでベテランの堅実さを窺わせる。そして、物語を単話で終わらずに地続きでストーリーに続けているので人物の心理描写を丁寧になぞることになっていることもまた効いている。全体的に良作
読了日:11月4日 著者:上乃龍也
鴻池剛と猫のぽんた ニャアアアン!鴻池剛と猫のぽんた ニャアアアン!感想
そんなにネコ漫画は読んでないけどここまで飼い主と猫に温度差が感じられる関係性もなかなかないでしょ。傍若無人を描いたように懐かない、ガジガジ噛んでくる、引っ掻りと日々何かしらやらかすぽんたに対して著者が翻弄されっぱなしなのが可笑しく、それでも献身的に奉仕するも全然報われなくて、それでもぽんたに振り向いて欲しくて構ってしまう猫の下僕と化した日常は大変そうではあるが、何よりも幸せそうなのが何よりである(笑)
読了日:11月4日 著者:鴻池剛
橙は、半透明に二度寝する(1) (講談社コミックス)橙は、半透明に二度寝する(1) (講談社コミックス)感想
独創性、オリジナリティを地で行く漫画家の一人じゃないでしょうか、阿部洋一は。内容は決して一般受けはしないと思うが、感想・レビューの評価から窺われる熱狂させる引力があるなーとは思う。その1人に私も含まれるのですが、惹きつける魅力があってつい読んでしまう漫画家であるのだが、その良さをいざ表すとなると骨の折れるような形容しがたい不気味とも不可解とも不条理ともとれる不可思議な世界観で、この作品も相変わらずでした。バニラスパイダー以来の帰還という事ででっかい女の子・房枝が見れて良かった。夢が可愛いな、ちくしょー
読了日:11月5日 著者:阿部洋一
干物妹! うまるちゃん 6 (ヤングジャンプコミックス)干物妹! うまるちゃん 6 (ヤングジャンプコミックス)感想
【PWS008】zekk-umaruを聞きながら。アニメ観終わったーわーー。漫画は雑誌で読んでいたけどこの作品は変わった経路でより深みに嵌りましたね。ナードコアテクノ→アニメOP→アニメ→漫画へまた立ち返るという。よく曲がアップロードされているので全世界にうまる大好きおじさんが居るということですね。出張の話はうまるのお兄ちゃん好きがしんみりとしながらもよく伝わる話であった。叶課長の可愛さも爆発しているし良いね。日常ものだが意外と引きや伏線が張られているのも見ものかな。
読了日:11月5日 著者:サンカクヘッド
干物妹! うまるちゃん 7 (ヤングジャンプコミックス)干物妹! うまるちゃん 7 (ヤングジャンプコミックス)感想
干物妹!うまるちゃん OP - (Jazz Arrange)を聞きながら。この巻では作品の根底を覆すほどのことが起きるが長期連載に合わさって作品、キャラクターを徐々に変化させ、成長を促してきた結果がある一つ到達点に繋がっている。それが読者によっては悪いか良いかはあるかも知れないが…。コンプレックスや未熟さ、弱さを友達や周りの人から影響を受け、克服しようと乗り越えようとする姿は素直に応援したくなるし、読んで心地よい。また基本的に善人しか居ないので心洗われる。新キャラが本格的に交流し始めたけど、どう絡んでいく
読了日:11月5日 著者:サンカクヘッド
CUSTOM LOVECATsCUSTOM LOVECATs
読了日:11月6日 著者:秘密結社うさぎ
CUSTOM LOVECATs 2ndCUSTOM LOVECATs 2nd感想
発行者:だんちょ こいつぁ今後要注目なエロ漫画家。絵柄がへんりいだ先生に似ているものはあるが、へんりいだ先生の劣化版とならず遜色劣らず描かれる女の子の可愛さが素晴らしい。表情も巧い。Blog読む限り商業媒体の活動は微々たるものだがほんとに頑張ってほしい。最近は関西オレンジも出版される予定で嬉しい限りだが黒本君と40010試作型の作品を拝めない内は死んでも死に切れん。この人この後死んだんだよね。そうなったら墓石にエロ漫画添えてくれ。後はエロ漫画は拾われ野となり花となり廻っていくんだね、人は、生命は。はい。
読了日:11月6日 著者:秘密結社うさぎ
脱がされ委員長脱がされ委員長
読了日:11月6日 著者:秘密結社うさぎ
変ゼミ(10) (モーニング KC)変ゼミ(10) (モーニング KC)
読了日:11月6日 著者:TAGRO
変ゼミ(11)<完> (モーニング KC)変ゼミ(11)<完> (モーニング KC)
読了日:11月6日 著者:TAGRO
やがて君になる (1) (電撃コミックスNEXT)やがて君になる (1) (電撃コミックスNEXT)感想
話自体だけで見れば淡々としているんだけど「好き」という特別な感情の機微を紙面に乗せ、好きを知ってしまった側と好きをまだ知らない側の対比により交差する眼差しで浮かび上がせる恋心が丹念に散りばめられていて引き込ませる魅力に溢れていた。想いや渦巻き始める哀歓な気持ちが入り組み揺らぐ心や特別な存在とそこにまだ飛び込めない侑の一歩引いた目線、先輩との距離感から見詰めるドキドキしてしまう胸高鳴る恋する気持ちを瞬間瞬間鮮やかな切り口の切り抜き方が鮮烈的でした。そして、どう紡ぎどういう結末が待っていようとも続きを正座待機
読了日:11月9日 著者:仲谷鳰
未完の恋 (まんがタイムKRコミックス つぼみシリーズ)未完の恋 (まんがタイムKRコミックス つぼみシリーズ)感想
百合だからか最初の話の絵柄がえらく志村に寄せたように見えたが、全体を通して読んでみると波のある絵柄だった。短いながらも好きな想いの葛藤を描いた「胸の炎」が私的に当たりだった。叶わぬ恋に募らせ積もらせる恋情と男性に対して渦巻く嫉妬、羨望、そして、幸せを願うことの出来ない懺悔の告白とともに訪れる体を重ね合わせることが出来ないからこそ心を重ねる想いは切ないながらグッと引き寄せられる物語であった。何よりも題名の「未完の恋」という題付けがまた沁みる。成年漫画より一般の漫画を読みたいと思える稀有な漫画家の1人です。
読了日:11月15日 著者:宮内由香
WIRED(ワイアード)VOL.14 [雑誌]WIRED(ワイアード)VOL.14 [雑誌]感想
知見が広がり知るが刺激される雑誌だった。最近読んだ小説で意識を量子コンピュータにバックアップするというので量子コンピュータ・D-Waveについて特集記事が組まれているが、量子コンピュータか否かの論争の最中ではあるがパラダイムシフトの真っ只中に居ることを肌で感じさせる先への期待を膨らませる特集で面白い。そして、死を取り巻く変革。GNR革命。生を超越し死を克服した未来はどうなるのだろう?人は有限だから何かしらの形を遺したがるもの。遺伝子情報であれものの形であれ。
読了日:11月16日 著者:
ENIGMA ロシアから謎の短波が聴こえる(WIRED Single Stories 006)ENIGMA ロシアから謎の短波が聴こえる(WIRED Single Stories 006)感想
UVB-76の謎に迫るコラムなのかな。短波ラジオは聞いたことがこれまでなかったが、ソ連時代からロシアと時を経てなお発信し続けるその音とやらを読んでいる途中無性に聴きたくなり聞いてみたが、チャンネル合わせている時にこんなのが聞こえて来たら度肝抜かすとともに好奇心唆るのは頷ける。ネットのない時代なら殊更に惹きつけて止まないだろう。だから、「インタ ーネットと企業の時代になって 、人生は計画され予測可能なものになってしまった」の文章が印象深く残った。あと、この音サンプリングしたら面白そうと思ったが居るのね。
読了日:11月16日 著者:PeterSavodnik
最近の赤さん (FUNUKE LABEL)最近の赤さん (FUNUKE LABEL)感想
まだよつばと!の出版を控えているが、読んだ後に圧倒的多幸感に包まれる漫画NO.1ですね、今年の。個人出版なのは何故なのかなと思ったらヒバナの連載分は少数なんでこの形を取ったんですかね。Twitterに挙げていた娘の育成記録を纏めた漫画なんですが、これが自然体に他の何よりも優しくストレートに伝えてくる子供に注がれる深い愛情が微笑ましくて、読んでいて本当に心が洗われていく。娘の挙動の可愛さの破壊力にやられ、それを見守る親の慈しみ深さにほのぼのとしつつも、その優しい世界に感動が込み上げてくる。これはいいものだ。
読了日:11月17日 著者:とよ田みのる
青春のアフター(1) (アクションコミックス(月刊アクション))青春のアフター(1) (アクションコミックス(月刊アクション))感想
うわぁ…鬱展開しか見えない。緑のルーペ先生だしなぁ。特段としてここが良いんだよとかここが面白いんだよではないじわじわと蝕んでいく全体を通しての後引きが今後の興味を唆る。あと、最初の方で鳥羽とさくらが一緒に昼飯を食べてる教室の窓が晴れ→雨→晴れと違和感の残るノイズが差し込まれたけど物語に関わってくるのかね。
読了日:11月17日 著者:緑のルーペ
アフターアワーズ 1 (ビッグコミックス)アフターアワーズ 1 (ビッグコミックス)感想
EDM×百合。IDMだったらライブ真っ暗で描くのが楽なのにね。オウテカのライブネタをイジった所で感想を。クラブカルチャーを扱った漫画では群を抜いて画力のある作品ではないでしょうか。比べると言っても私が知っているので「とんかつDJアゲ太郎」「クラブDJストーム」ぐらいしか浮かばないですが…。アバンチュールな一夜から訪れることになる恋のときめきと新たなことへ飛び込もうとする高揚感と共にスタイリッシュな雰囲気が酔わせてくれる非日常感とも浮遊感のあるとも取れる空気の佇まいと百合がリミックスした良き作品でした。
読了日:11月19日 著者:西尾雄太
働かないふたり 5 (BUNCH COMICS)働かないふたり 5 (BUNCH COMICS)感想
兄妹の交流が広がっていくにつれて話の幅も増えてきたか安定して面白く読めるのがいい。兄妹のゆーるくものびのびと謳歌するニートライフの話や倉木さんや友達が絡むコメディからそして、進むにつれて描かれる家族の絆のアットホーム路線もまたいい。2人働いていないだけであって家族像としてかなり理想的だよなぁ。父親の大らかさがデカイな。うまるちゃんの兄・タイヘイも高スペックだけど、守も劣らずだが流石に深夜のチャーハンは私的には重いぜ。あと、今気付いたけど表紙のみかん率高いな。
読了日:11月20日 著者:吉田覚
惰性67パーセント 1 (ヤングジャンプコミックス)惰性67パーセント 1 (ヤングジャンプコミックス)感想
YJかと思ったらUJじゃん。だったらディルドもポコチン戦車もOKだね。集英社はエロ漫画家から引き抜きが増えてきたけど、一誌に1人は置く気かね。tosh、横槍メンゴてりてりお紙魚丸シヒラ竜也、こんちきと思い浮かぶ限りこんな感じか。でも、最近は集英社に限らずだから需要と供給が増えたのかな。怠惰感漂う大学生活のセックスはしないけど、性に奔放というより性に対してのだらしなさが映える女性陣の生活感あるエロさにグッときたり、グッと(ry男性陣はもうしn(ry
読了日:11月20日 著者:紙魚丸
少女セクト まとめ版 (コアコミックス)少女セクト まとめ版 (コアコミックス)感想
評価・レビューが異様に高かったので手に取りました。コンビニの廉価版コミックなんて初めて買うけど、あんまり手元に置いておくには適さない感じ。でも、単行本で購入し直すかといえば初読だけでは何とも言えん。まず、話がザッピングしているか如く短く立ち替りで登場人物も多い上に顔の見分けも付きにくいという読み辛さはどうしても拭えない。でも、その中で連続的に描かれている思信と桃子の関係が最後に身を結ぶ事になる物語は助走が長かった分沁みる。おまけと雑誌掲載のままなので興味ある方は購入するのも手ではないでしょうか。実際安いし
読了日:11月22日 著者:アンソロジー
ヤコとポコ(2)(少年チャンピオン・コミックス・エクストラ もっと! )ヤコとポコ(2)(少年チャンピオン・コミックス・エクストラ もっと! )感想
じわっとじわじわと伝わってくる胸懐がねそっとね伝えてくる慎ましやかさがね。優しく触れ撫で下ろす温もりある情感がね「あぁ」と思わず唸る感慨が堪りませんよ。
読了日:11月22日 著者:水沢悦子
志村貴子イラストワークス (ビームコミックス)志村貴子イラストワークス (ビームコミックス)感想
アート集ではなく志村貴子の仕事遍歴をイラストで綴り、振り返るワークス集といった所か。放浪息子青い花で今のスタイルが確立していき、絵柄の遍歴から窺わせる水彩のほどける淡さが冴え渡っていく姿がよく味わえる。あと、この画集にもリレー漫画あるのか。
読了日:11月24日 著者:志村貴子
脳内ポイズンベリー 5 (クイーンズコミックス)脳内ポイズンベリー 5 (クイーンズコミックス)感想
いちこは主体性がなくて他人に気を遣い、合わようとするから足掻き苦しみ悩むのだが、それを脳内会議という葛藤の擬人化で現実や恋愛に対するぐちゃぐちゃとしたわずらしさや面倒くさい胸内を現しながらもアラサーという女性の立場にある恋愛か?結婚か?のいつまでも夢を見ることの出来ないシビアな恋愛事情も合わさって突き通して描き切った選択だった。その結果得たのは自分を偽るのでも自分を殺すのでもない自分の素直な気持ちを赦す事で、地に着いた幸せを掴むのは浮ついた幻想ではなく紛れもない現実だった。
読了日:11月24日 著者:水城せとな
蟷螂の巣蟷螂の巣感想
DMMで。調べていたらなんかあったんで。二日間読めるとか個室ビデオ並みに自慰を強いられる義務感煽られる形態じゃないですか。知ってる人は知っている人で絵柄が某有名漫画家にそっくりなエロ漫画家さん。基本的に話はNTR、ダウナー系なものが多く感じられる作家性なのだが、この作品もその路線ですね。題名の話はもうオチがオチだけにある種のホラーに感じる。いやしかし、変則的ではあるが意志を引き継いだと言えるのではないだろうか。今は亡き序ノ口譲……おやこんな時間に誰だろう…アイエエエ! ニンジャ!? ニンジャナンデ!?
読了日:11月27日 著者:荒井啓
優花里の頭をわしゃわしゃする本4(1+2)優花里の頭をわしゃわしゃする本4(1+2)感想
よくぞ、よくぞ描いて下さった。秋山殿をわしゃわしゃしたいと思っていたのは私だけでは無かったんだ…あゝ同志、同志よ。有難う。ヒヤッホォォォウ!最高だぜぇぇぇぇ!!わしゃわしゃわしゃわしゃわしゃわしゃわしゃわしゃわしゃわしゃわしゃわしゃよーしよーしわしゃわしゃわしゃわしゃわしゃあぁ^〜頭をわしゃわしゃするんじゃぁ^〜わしゃわしゃわしゃわしゃわしゃわしゃ秋山殿〜〜秋山殿〜〜わしゃわしゃわしゃわしゃわしゃクンカクンカhshsわしゃわしゃわしゃわしゃわしゃあぁ^〜心がわしゃわしゃするんじゃぁ^〜わしゃわしゃ………
読了日:11月27日 著者:有歯女陰
花のズボラ飯(3)(書籍扱いコミックス)花のズボラ飯(3)(書籍扱いコミックス)
読了日:11月30日 著者:久住昌之(原作),水沢悦子(漫画)
ギャルとかビッチとか色々。 (WANIMAGAZINE COMICS SPECIAL)ギャルとかビッチとか色々。 (WANIMAGAZINE COMICS SPECIAL)感想
黒ギャルがオタクに優しいって本当ですか?真しやかにネットで流布しているギャルはオタクに優しいという説だが真偽は分からないまでもそれを求めてる層がいるのでしょう。黒ギャルに優しく手解き施して貰える展開をよく表現した話でイノウエマキトの「そーゆーせかい」があるので興味ある方はどうぞ。さぁ、この作品であるが、ギャルにビッチとタイトルに盛り込んでるだけあって構成はビッチとギャルだらけ。故にノリがとても軽やかで明るくなっていてHに奔放な女の子がガツガツと暴れまくる。あと、ビッチにはアヘ顔とひょっとこフェラがよく合う
読了日:11月30日 著者:ぐじら

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